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リーダーシップがひとかけらもない社長日記
編集部便り

ちいさな田んぼの水まわり①

 

 

みなさま、およろこびさまです!

 

あっ 「およろこびさまです! 」 は

小社の「おつかれさまです」にかわるあいさつことばです。

そのいきさつについては『うつくしい自分になる本』

(服部みれい=著、筑摩書房=刊)をご参照いただければさいわいです!

 

最近は田んぼに通う日々です。

もともと一反とちょっとの土地にちいさい田んぼをつくることになったのは

いきなり一反の田んぼをやる、というのは難しいんじゃないか、というのと

なによりちいさいサイズの田んぼがすきだから、という理由からでした。

 

これは子どもの頃、夏休みに父の実家に遊びに行ったときに

整備された大型の田んぼよりも棚田のほうが生き物がたくさんいて

遊んでいても楽しかった思い出がおおきく影響していると思います。

(なによりこんな風にやらせてもらえる環境に感謝です!)

 

「田んぼの中にうずまき池を作ったり、ちいさな田んぼで細かく区切っているのは

全国でもエムエムさんぐらいじゃないかな?」と

田んぼの師匠で

千葉県で耕さない田んぼを10年以上やっている50noenの五十嵐武志さん。

 

他にもいらっしゃるんじゃないかな? と思いつつも

こんな風に田んぼをやっている方がなかなかいないことは

じゅうぶん理解できます。

 

なぜなら、一反の土地を丸々使って、ひとつの田んぼを作るのと

ぼくたちのようにちいさな田んぼを区切って作るのを比べると

おおきなひとつの田んぼを作る方がメリットがおおきいからです。

おおきなメリットをあげると

 

①(ちいさく田んぼを区切るより、ひとつの田んぼにしたほうが)収量が多くなる

②( 〃 )管理が楽になる

 

①の収量については、育てたお米を売って生計をたてているわけではなく

あくまでお気楽な趣味の延長、アマチュアだから

「収量よりも自分好みに」なんてことがいえます。

 

②の管理について、特に大変なのが水回りです。

田んぼをちいさく区切ると、水が田んぼ同士を行き渡るようにしなくてはいけません。

これがなかなか難しく、ひとつの田んぼは水がたっぷりはれているのに、

もうひとつの田んぼには水がまったくない、なんてこともよくあります。

 

でもこの水回りの工夫、じつはとても勉強になることが多くて

素人ながらいろいろと試してみたことをみなさまにもシェアさせていただきたいと思います。

 

次回に続きます!

 

 

(福太郎)

 

 

編集部便り

みる

 

 

みなさま、こんにちは!

暑い日が続く美濃です。

「いまからこんなに暑くて、夏はどうなっちゃうんやろ〜」と

わが家の美濃柴犬まりもの散歩で街を歩けば、

いたるところでそんな声が聞こえてきます。

 

ところでこのまりもちゃん、いつ頃からか舌をよく出すようになりました。

仔犬の頃は全然舌を出さなかったのになぁ〜

 

犬が舌を出す理由は

体温調節から病気までいろいろな原因があるようですが、

仔犬の頃はどんなに走り回っても舌を出さなかったのに、

どうして大人になると舌を出すようになるんだろう?

これはなぞです、どなたかわかる方いらっしゃいますか??

 

いずれにせよ刻一刻と成長する姿を

よくよく見ておこうと思います。

 

でも仕事などで忙しくなってくると全然見られないんです。

もう残念なぐらい……

(自分のキャパシティがちいさいのに、すぐ越える仕事をしてしまう……)

 

 

わが家の雑種猫あたりくんのことも、日々見てあげたいと思いながら……

 

でもわが家は編集部と繋がっているので

普段からスタッフや来客の方々の目もあり、

ぼくたちでは気づけないことも教えてもらったりするから

とてもありがたいです。

たくさんの人のいろいろな角度からの目があるから

なんとかやっていけています。

 

でもでもやっぱり飼い主であるぼくたち夫婦の目というものが

なにより大事な氣がしています(当然ですね)。

 

これは会社にしても、田んぼにしても、何にでも言えますよね。

 

 

今年もはじまったエムエム・ブックスの田んぼ

水の管理や全体の微調整は

ぼくにしか出来ないこともあるんです。

 

「あ〜、なんかあの辺の水が滞っているかも」

とか

「あそこの溝をもう一回踏んだ方がいい感じかも」

とか

「あれ?おたまじゃくしけっこういなくなったな……」

とか

ほんとうにたいしたことじゃないんですが

見たり、感じたりしておくと、後々なにか問題が起こったときにも

すぐに原因がわかったりします。

これはたった1年しか田んぼをやっていなくてもわかることです。

そして10年やらなきゃわからないこともあると思います。

 

今は気づけないけれど、きっともっともっと深くて広い世界が

目の前には広がっているんだろうなぁ、と思います。

 

だからどんなに忙しくても一日一回は必ず田んぼに行って、

自分の目で見て、感じてみるのがほんとうに大切だなぁ、と思います。

 

 

(福太郎)

 

 

 

 

編集部便り

これぞ熱の効用!

 

 

 

みなさま、こんにちは!

 

出張から帰ってくると、寝込むことが多く

スタッフや周りの人にとって『福太郎の出張』と『出張帰りの体調不良』が

セットになりつつある、2018年春……。

 

つい最近の出張から帰ってきたときも熱が出てしまいました。

いつもは熱が出ても

めちゃくちゃ着込んで、掛け布団や毛布も多めにかけて

たくさん汗をかいて寝れば、翌日には熱も下がり、すっきりするので

約1日の休暇で仕事に復帰できていたのですが、

今回はそういうわけにはいきませんでした。

 

どれだけ着込んで、身動きがとれないぐらい掛け布団や毛布をかけて

着ている服がびしゃびしゃになるぐらい汗をかいても

体温は38度台をキープ……、すぐに39度近くまで熱があがってしまいます。

汗でびしゃびしゃになった服はベッドの横に蟻塚のように積まれていきました。

 

出張前からずっとお待たせしている仕事、出張帰りすぐに約束をしていた仕事、

待ったなしで成長していくお米の苗、そして田んぼの下準備を進めていかねばという

焦りとこれほど息が切れるほど熱い思いをしているのにいっこうに下がらない熱……

そんなのが重なって三日目に突入したあたりで

こころが折れそうになりました。

 

からだが休め、と言っているんじゃない? と

妻や周りもやさしくしてくれるのですが

からだが休め、と言っている、ということを

ぼくは全然わかっていませんでした。

 

そうしたらこころが(からだが?)

なぜ休んだ方がいいか理由をぼくに教えはじめました。

 

それは簡潔に言ってしまえば

「生活習慣、思考の癖を見直して!」ということなのですが

なぜ、今の生活習慣や思考の癖、ストレスがかかっているのかを

ぼくの今までの人生の場面場面を

夢のような感じで見せて教えてくれたのです。

それは

大学のできごと→中学のできごと→社会人になってからのできごと→

幼少期のできごと→美濃に来てからのできごと→浪人生のできごと→、と

時系列でいうとランダムなのですが、回を重ねるごとに

「……ん、そういうこと?」という具合にわかってきます。

 

自己責任

 

………………

 

自己責任ですよッ!

とはっきり教えてもらいました!!

 

そうなんです。

ぼくは毎回出張後に体調不良になることを完全に他へ責任転嫁していました。

スケジュールがタイトすぎる。接待が続いて、食べ過ぎ飲み過ぎ。

移動が多くて荷物が重い。慣れない場所で休めない。人酔いする。などなど

 

そしてさらなる発見は

その思い起こした過去の出来事たちが

ぼくの生活習慣、思考パターン、そして日々の言動に

多大に影響を与えているということです。

もっと深掘りしたら、もっと出てくると思いました。

 

これはインナーチャイルドケアの真髄かも……なんて思いました。

【インチャケアは『声のメルマガ』や

服部みれいの最新刊『うつくしい自分になる本』

(筑摩書房=刊、既に4刷が決定しています!)にて、より詳しく熱く語られております!】

 

 

自分の人生のハンドルは自分でにぎる

 

をうたっているマーマーマガジンの版元であるエムエム・ブックスの社長が

出張帰りの体調不良について、完全にハンドルをとられておりました。

ほんとうにお恥ずかしい……。

 

おそらくハンドルをとられていたのは

出張帰りの体調不良だけではないでしょう。

今一度、じぶんのことを振り返るおおきなきっかけとしたいです。

 

ハンドルをとられても生きていける人生ですが

ぼくは自分でハンドルを握って、

「起こることすべて自分の責任!」といいきって生きたいです。

 

 

夢なのか、高熱でもうろうとした頭がつくり出した幻想なのか……

高熱三日目に巡った過去のできごとたち、

途中で高校生の頃に落としてしまった、というか

生き別れた自分に再会したような、そしていまも一緒にいるような……

 

あたらしい自分(本来の自分)に戻っていけるように。

 

日々、生きていきます!!

 

 

これはあくまでぼく個人の話しです。

いい大人がいまさら自己責任と気づく……唖然ですよね……

個人的な話を長々と失礼いたしました〜!!

最後までお読みいただきありがとうござます!!

 

 

(福太郎)

 

 

 

 

 

 

 

編集部便り

写真でご報告

 

 

みなさま、こんにちは!

こちらのコーナーだいぶご無沙汰をしております。

大変申し訳ございません……。

 

これだけ期間があいてしまいますと

何から書いていいのか、なにをお伝えすればいいのか

まったくわからなくなってしまいましたので

ここは写真の力をかりて、最近のいろいろをご報告させていただきます。

 

 

 

まずはなんといってもこれ!

松岡一哲写真集『マリイ』発売いたしました!!!

もうこのことは「今日の編集部」や「今、注目の……」や各SNS等で

たくさんお知らせさせていただいております。

現在も東京原宿のBOOKMARC

東京銀座の森岡書店で写真の展示を行なっております。

いずれも明日13日までの開催です。

 

そして5月18日〜は東京代官山蔦屋にてあらたな展示がはじまります。

 

8月に東京学芸大の流浪堂、9月には高松と名古屋で開催が決まりました。

また詳細が決まり次第、みなさまにご報告いたします。

 

 

 

18日〜の代官山蔦屋の展示では、

『マリイ』のポストカードとポスターの販売もいたします。

小社のネットショップでも販売をいたします!

 

ポストカードはそのまま額に入れれば、かなりいい感じになるぐらいきれいです!

ポスターは気軽な感じを楽しんでもらいたいと、あえてとても薄い紙で作りました。

どちらも一哲さんとデザイナーの佐々木暁さんが

写真集をつくるのと同じ熱量で作りました。

自信作です! 数に限りがありますので、氣になる方はぜひ!

 

 

 

 

 

編集部の裏庭にある小屋づくりもゆっくりですが進んでいます。

岡山県在住の左官職人カイル・ホルツヒューターさん

籾殻消石灰、竹木舞と藁、そして日干しレンガで

壁の断熱材をつくるワークショップをしてもらいました。

 

すべて自然に還るもの、畑にそのまままけるもの、そういったもので

小屋を構成していけることがなによりうれしいです。

 

 

カイルさんのワークショップは終始調和的、

そしてみんなやることがたくさんあるんだけれど

てきとうな雰囲気が流れていて、さぼるのも自由みたいな……。

 

参加者全員が適材適所で役割を得る感じ、作業工程や雰囲気が

小屋を構築する素材と同じぐらい、大事だと思いました。

 

上の写真は、掃除道具として使われた縄。

縄は材料を結ぶのにも使われたり、掃除道具として使われたり、

なんだかカイルさんのワークショップを物語っているな、と思いました。

 

 

6月に出来上がった断熱材の上に土壁を塗っていくワークショップをおこないます。

またご報告いたします!

 

 

 

そして今年もエムエム・ブックス みのの田んぼにてお米を育てます。

やはりそのためにはこのお二人のお力添えなしには成立しません。

50noenの五十嵐さんご夫婦。

ご自身たちの田んぼでお忙しいところ、今年も美濃まで来てくださいました。

 

今年は岐阜県東白川村の月とたねさんからわけていただいた

東白川村に伝わるもち米「かっぱもち」と五十嵐さんからわけていただいた

「亀の尾」の2種類を種から育てていきます。

去年は苗をいただいてのお米づくりだったため、あたらしい取り組みです。

 

またこの取り組みも、これからみなさまにご報告していきます!

 

 

 

こちらは大好評をいただいている『きんいろのアファメーション帖』。

現在2度目の完売中で、たくさんのお取引先やお客様にお待ちいただいております。

まことに申し訳ございません。5月22日以降に3刷が仕上がり、お届けいたします!

 

 

 

妻・服部みれいのSELF CLEANING BOOKシリーズ最終巻の

『うつくしい自分になる本』も一時版元在庫がなくなるほど

たくさんの方々に読んでいただけているようで、とてもうれしいです。

 

ぼく自身もこのシリーズ第1巻の『あたらしい自分になる本』で

妻のことを知り、この本に載っているあらゆることを実践してみたら……

みるみる人生が動き出しました。

 

このシリーズが最終巻を迎え、感慨深いものがあるのと同時に

今度はどんなことを書いていくのか

作家としての服部みれいの今後がとても楽しみです。

 

 

 

最後に最近読んだ本の中で、ずっと残っているのが

リチャード・バックの『イリュージョン』です。

 

 

それでは、みなさま、よい1日を!

次回は書きづらくなる前に書かせていただきます!!

 

(福太郎)

編集部便り

草木萌え動く
不定期更新

 

みなさま、こんにちは!

今日から3月ですね。

3月1日は七十二候の「草木萌え動る(そうもくめばえいずる)」の頃。

美濃では昨晩から猛烈な雨が降ったり、かと思えば晴れ渡ったり

暖かいなぁと思っていると、冷たーい突風が吹いたり……

 

なんだか”季節”というおおきな生き物が

のそっのそっとお引っ越しをしているみたいだな、と思いました。

 

季節の移り変わり……

おそらくわたしたち人間にとっても少なからず影響はあるはず……

いや、影響大ですよね、きっと。

というのも、自分自身、今日はなんだかいまいち体調が良くなく

夕方に足湯を1時間ほどしました。

そして気持ち良すぎて、うとうと寝てしまいました。

 

足湯後はなんだか身も心もすっきり!

おなじく調子がいまいちな

わが家の猫ちゃんに

直伝霊気でお腹に手をあててあげたら

ぐるぐる言いながら、気持ちよさそうに

ぼくの腕の中で寝てしまいました。

 

 

うんうん、

だれもがあたたまって、うとうと眠りにつきたいよな、と

冬の間、動き続けてきた動物なんだもの……と思ったりしました。

 

今年の春はゆったりと過ごしたいなぁ〜。

 

 

明日からエムエム・ブックス みの では

『えみおわすの服 春展』がはじまります。

ぜひぜひ遊びにいらしてくださいねッ!

 

 

 

 

ゆるむなぁ〜、このメンツ!

 

 

(福太郎)