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マーマーなリレーエッセイ

#16 加藤祐里(郡上もりのこ鍼灸院・鍼灸師)

 

春にかけての養生法

 

今回のエッセイは、

第14回で「夏の養生」についてお話していただいた、

加藤祐里先生による「春にかけての養生法」です。

 

まだまだ寒さが続く2月ですが、

そろそろ春にむけての冷えとり、

こころやからだの準備をはじめていきませんか?

 

助産師でもある祐里先生。

婦人科のお話もおりまぜながら、

あらためて冷えとりの大切さを実感できる養生法をご紹介します。

 

(村井ふみ)

 

 

みなさま、こんにちは。

岐阜県郡上八幡(ぐじょうはちまん)という場所で

助産師&針灸師をしております、加藤祐里と申します。

ありがたいことに、リレーエッセイには2回目の登場になります。

 

今回のテーマは春にかけての養生法について。

 

わたしが住む岐阜・郡上八幡は4月ごろまで雪が降るので、

「春」といわれてもピンとこないように感じますが、

日の出の時間が早くなって、

朝陽が上ってくる位置がだんだんと北側に寄ってきて

部屋のなかに差し込む光が変わってくると

新しい季節がやってきていると感じます。

 

東洋医学では、春は肝臓の季節と言われています。

 

肝臓は血液を全身の臓器に分配する働きをします。

筋肉、目、髪、肌……。

 

特に「目」が最も血液を消耗する臓器と言われています。

 

今の人は携帯やパソコン、不規則な生活で

人類史上かつてなかったくらい目を酷使しているため、

血液を消耗しやすいし、肝臓への負担も激しいのです。

 

東洋医学的には血液が減ってくると、

筋肉の凝り、痛み、冷え、目のかすみ、かゆみ、

視力の低下、髪のパサつき、しみ、肌荒れ、

便秘、イライラ、クヨクヨ、不眠……

といった症状があらわれます。

 

さらに、マーマーガールに忘れてほしくないのは、

子宮は筋肉でできているということ。

 

女性は男性以上に毎月、生理もあるし、

妊娠・出産・授乳で血液を必要とします。

子宮を養う血液が減ってくれば、

子宮が硬くなったり冷えたりして、

生理痛や不妊、更年期でトラブルが

増えてきても仕方ありません。

 

また、肝臓は「怒り」の臓器。

 

わたしは「タッピング」という

アメリカ発の心理療法を治療に取り入れているのですが、

(からだのつぼを決まった順番にたたいていって、

問題の根本になっている過度の恐怖・不安・悲しみなどの

マイナスの感情をはずしていくような働きかけをしています)。

 

婦人科に問題があるかたにタッピングをしていくと、

 

◯過去に生理のときやブラジャーをつけなくてはいけなかったとき、

男性と同じようにできないことで「女なんて面倒くさい」

と自分の女性性を疎ましく感じた経験がある

 

◯小さいころにお兄ちゃんや親戚の服のおさがりが多くて、

男の子みたいな恰好をさせられていた

 

◯「あなたには女の子らしい色や服装や髪形は似合わない」

「男の子だったら良かったのに」と言われたことがある

 

というエピソードがある方の中には、

自分が「女らしく振るまうこと」に自信がなかったり、

「子宮がある自分」に怒りや悲しみを抱えている方がいます。

 

また、日本の女性に本当に多いのが

「自分のお母さんがたのしそうに生きていなかった」

という声です。

 

お母さんがいつもため息をついていたとか、

疲れてつまらなさそうな顔をしていたとか、

化粧もろくにしないで、いつも自分のことより家族優先で、

好きなことにお金を使うこともなく忙しくしていたなど、

自分の一番身近な女性のモデルが

女性であることをたのしめていないと

「女って損だな」と無意識に思ってしまうのです。

 

産婦人科医師で「胎内記憶」の研究をしている

医師の池川明さんによると、

 

お腹のあかちゃんはお母さんを喜ばせたくて、

幸せにしたくて生まれてくるそうです。

子どもとは関係のないことで悩んでいても、

お母さんがたのしそうでないだけで、

子どもは自分が役に立てていないのでないかと

自信がなくなってしまうそうです。

 

日本人は怒りや悲しみを

顔にはださないことを美徳とします。

最近は「あまり怒らないお母さん」のほうが

いいような風潮があります。

 

ですが、感情は「排泄物」です。

 

汗やおしっこと同様で

生きていれば自然に出てくるものです。

 

トイレで排泄するみたいに

適切な時期に適切なタイミングで出していれば、

内臓を傷めるほどからだの奥深くまで

溜めることはないのです。

それを無理やり出さないように、

「良い人」のふりして見ないふりして、

押さえつけていれば健康を害します。

 

誰かに昔の話を聴いてもらって

「よく頑張ってきたよね、その気持ちわかるよ」

と共感してもらえることも、感情の処理に効果がありますが、

何よりも大事なのは

「自分で自分に共感してあげる」こと。

 

本当は、わたしは怒っていたんだ、悲しかったんだ、

と感情を認めてあげてほしいのです。

 

自分が自分に厳しくして、

マイナスの感情を抱くことを許してあげないから、

人に慰めてほしいし、わかってほしくなる。

すると自分の思うようにしてくれない周りに対して

「八つ当たり」をするようになってしまいます。

 

では、今まで放置してきた感情をどうしたら、

自分で解消していくことができるか?

ホ・オポノポノやホメオパシーもおすすめですが、

それ以上に基本はやはり「冷えとり健康法」だと思います。

 

なぜなら感情は「思考」でなくて

からだの「細胞」が記憶しているからです。

 

例えば、交通事故にあったときに

ぶつかったケガ自体はたいしたことがないのに、

何か月も原因不明の痛みが続くことがあります。

 

「思考」では大きな事故ではなかったし

いのちに別状はなかったからと

理屈で起きたできごとを納得させることができますが、

からだの「細胞」で感じた恐怖の記憶は

からだへのアプローチでなければ癒すことはできません。

 

患部だけ治療していても意味がなくて、

「あのとき、怖かったよね。自分よしよし」

と、ゆっくりお風呂に浸かってからだを温めて、

靴下をたくさん履いて、自分に手間と時間をかけて、

からだに記憶した感情を癒してあげてください。

 

ところで、3月3日はひなまつりですね。

岐阜・郡上八幡では旧暦でひな祭りをお祝いする風習があり、

3月を過ぎてもひな人形をかざっています。

 

「福寄せ雛」といって、

八幡の城下町では、役目を終えたひな人形を集めて、

各店で自由にアレンジをして飾ります(4月3日まで)。

 

ひな祭りとは、おとなの女性になるための「いろは」を、

女の子に教えるような意味もあったとか。

今よりも昔のほうが何倍も「女であること」というだけで

悔しい想いをしていた女性がたくさんいらっしゃったと思います。

 

それでも、自分が自分を選んで生まれたことを

喜びに変えて生きるために、

「女の子のためのお祭り」が文化として

大切に残されてきたのではないでしょうか。

 



加藤祐里

かとう・ゆり|愛知県出身。年間1,000件以上のお産のある総合病院にて、助産師として務めたのち、東洋医学を学びはじめる。鍼灸マッサージ専門学校卒業後、結婚、出産、FMT自然整体の勉強、ふたたびの助産師としての勤務を経て、2012年4月、「自然の豊かな場所で子育てをしたい」という思いから、岐阜県郡上八幡へ移住。移住と同時に、自宅にて「郡上もりのこ鍼灸院」を開く。地元を中心にした多くの人々の健康相談にのっている。

Web Blog

マーマーなリレーエッセイ

服部みれい|わたしの手帖インタビュー連載 #6

 

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大好評発売中の「わたしの手帖」。

12月から、すでに使い始めている方は多いのではないでしょうか?

 

ぜひ、特別な手帖の使い方がありましたら、

メール:info@murmurmagazine.com

までご連絡いただけますとさいわいです!

使い方はぜひ、ブログ等でもご紹介させていただきます!

 

ご注文がまだという方、

マーマーなブックス アンド ソックス」や、

お取り扱い店でぜひ、チェックしてみてください!

 

それでは前回に引き続き、

『わたしの手帖』(わた手)の著者インタビューをお送りします。

 

「服部みれい|わたしの手帖インタビュー連載」は

今回で最終回です!!

 

(み=服部みれい、N=編集担当)

 

***

 

◎2016年版の手帖から変わったこと(付録編)

 

み 前回の流れで付録編のお話もしたいんですが。

付録編の冒頭に「浄化のためのホリスティックガイド」を入れていますよね。

 

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N はい、冷えとり健康法や瞑想、数秘術、塩浴や白湯など、

いろいろな知恵をダイジェストでご紹介しているコーナーですね。

 

み どのホリスティック医療でも言われていることですが、

浄化していくと何が変わるか、というと、

生命力が上がっていくんです。

そうやってこころもからだも状態がよくなっていくと、

人生のおもしろいことも起こっていく、

そういう順番が自然の法則なのかな、と思っています。

 

N 何か外側がうまくいっていない人は、

先に自分を浄化したほうがいい、

ということですか?

 

み わたしがよく言うたとえ話ですが、

こころもからだも状態がよくて、

機嫌がいい人が焼き芋を売っていたら、

その焼き芋屋さんには行列ができると思いませんか?

 

N そうですね……

逆にいくらおいしくても、

いつも怒っている焼き芋屋さんはいやですね……。

 

み 結婚が決まらないとか、

仕事がうまくいかないとか、

いろいろな問題があると思うんですが、

外側をどうにかしようとするのではなく、

自分自身のこころやからだをよくしていくことから

はじめるのが大事かな、とあらためて思っているんです。

そういう意味で、この『わたしの手帖』の付録は、

いろいろな知恵がまとまっているので、入門編としてもおすすめです。

 

N そこで興味をもってくださった方は、

あたらしい自分になる本』や関連書籍

読んでいただけるといいですよね。

関連書籍のブックガイドも付録に入っていますし。

 

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み わたしには冷えとり健康法がとても合っているんですけど、

人によって合うものは違ってくるから、

いろいろな知恵に触れて、

自分にフィットするものを見つけていただけたら、

と思っています。

 

N 2017年版では、このホリスティックガイドに

「顔深筋マッサージ」などあらたな知恵も入れて、

さらに充実した内容になりましたね。

 

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み 顔深筋マッサージ、わたしはよく移動中にやっています。

 

N わたしはお風呂でやっています!

顔をなでているだけでも癒やされますよね。

 

み 情報充実といえば、

「こころとからだを支えるイエローページ」、

ここも全面的にアップデートしましたね。

 

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N はい、お店の方にご協力いただいて、

最新の情報にしています。

マーマーな農家サイト」掲載のおすすめの農家さんをはじめ、

新規掲載のお店もありますし、

ぜひ2017年もお役立ていただければと思います。

 

み そのほかのコーナーについても細かく見直して、

情報更新しています。

 

N そうですね。

そしてさらに、新コーナーとして

「こころをたくましくする12のことば」を

みれいさんに書き下ろしていただきました。

 

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み 2016年も各地で災害が起こりましたが、

そういった災害に遭遇したときなどに、

こころの支えになるようなことができないかな、

と思ったのが、このコーナーをつくったきっかけです。

 

N 地震や台風などがあちこちで起こりましたものね……。

 

み はい。

それに災害だけでなく、

日常の中でびっくりするようなことが起きたり、

突然病気になったりすることもありますし。

そういったいろいろな体験をされたときに、

何か手助けできることがあれば……と。

たった2ページのコーナーですが、

「まさか」のときに読んでいただければと思います。

 

N 別コーナーで、具体的な防災の知恵も載せているんですが、

それとは違う、こころへのアプローチという切り口ですね。

以前から、いつも持ち歩く手帖だからこそ、

載っていると心強い知恵ってなんだろうと考えていたので、

今回、このコーナーが実現できてうれしいです。

 

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み あと、付録編といえば。

美濃情報もとても役立っているという声をよく聞きます。

「エムエム・ブックス みの」にいらっしゃるお客様は、

この手帖を片手に来てくださる方がとても多くて。

 

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N わー、それはうれしいです!

美濃のお店の方々に協力していただきながらつくったページなので、

美濃の町をたのしむ手引になれば、と願っていました。

2017年版は岐阜の情報も増量しましたし、

美濃からさらに岐阜各地に足を延ばしても素敵ですよね。

 

み ぜひぜひ!

美濃や岐阜は遠くていらっしゃれないという方も、

ここを読んで、どんなところか想像していただけたら……。

わたしたちも美濃に住んで一年半が経ち、

前より美濃や岐阜にくわしくなっていて、

それが反映された内容になっていると思います。

 

***

 

2017年版の『わたしの手帖』(2016年12月はじまり)や

関連商品の『ポケットマーマー』シリーズは、

「マーマーなブックス アンド ソックス」で販売しております。

 

ただ今、日めくりカレンダーや

ポケットマーマーシリーズ、オリジナルえんぴつ

ギフトセットでも販売しております!

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自分自身へのプレゼントにもおすすめです。

 

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マーマーなリレーエッセイ

服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載 #5

 

大人気、売り切れ間近の「わたしの手帖2017」。

 

この手帖は12月1日(木)から

カレンダーがスタートしています!

 

ご購入いただいたみなさまは、

もうお使いいただけていると思います。

ぜひぜひ、ご感想等お聞かせいただけるとうれしいです!

 

ご注文がまだという方も、

マーマーなブックス アンド ソックス」や、

お取り扱い店でぜひぜひ、チェックしてみてください!

 

それでは前回に引き続き、

『わたしの手帖』(わた手)の著者インタビューをお送りします。

 

(み=服部みれい、N=編集担当)

 

***

 

◎2017年のエッセイに込めた思い

 

N 毎年、読者の方がたのしみになさっているのが、

みれいさんが書き下ろしされる毎月のエッセイだと思います。

2017年は、数秘術でいうところの「1」の年になるということで、

それを強く意識されているように感じたのですが。

 

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み なんとなく2017年は、これまでよりもいっそう、

人々の意識とか感じが変わるんじゃないかな、

と思っているんです。

すでに今年からその流れは実感していて。

先日、エムエム・ブックスで、

不食を実践されている秋山佳胤先生の『いいかげん人生術』

という本を出させていただいたんですが、

その反響などを見ていると、

「本当に世の中が変わってきているなあ」

という感じがするんですよね。

 

N どういうふうに変化してきたんですか?

 

み ひと言でいうと、調和的になっているというか。

以前だったら「信じられない」

とばっさり否定してしまうことを、

軽々と受け容れる方が多くなったような印象がします。

 

N 前よりも拒否反応がなくなってきたということですか?

 

み もちろん、そういうことがまったくダメな方というのも、

依然としていらっしゃるとは思いますが、

一方で、「そういうこともあるんじゃない?」

と柔軟に、こころをオープンにされる方が増えてきた気がします。

いい意味で「軽さ」があるというか。

それを、毎月のエッセイを書くうえでも、意識しましたね。

 

N あー、なんだかわかる気がします。

わたしも以前は「ダメ派」の人間だったんですけど、

最近は、不思議な世界のことも「アリ」というか、

「そういう方がいてもおかしくないし、

何なら自分も試しにできることがあればやってみたい」と、

軽く考えられるようになった気がします。

 

み 『マーマーマガジン』を立ち上げた頃とか、

『あたらしい自分になる本』を書いた頃と比べると、

人々からの受け容れられ方がちょっと変わってきている気がします。

前よりも幅広い方々が、わたしの提案することを

前向きにとらえてくださるようになったと感じるんです。

 

N 以前より、気軽に興味を持つ方が増えた、

という感じでしょうか。

 

み そうです、そうです。

どんどん一般的になってきていて。

たとえば白湯も、今は多くの方が飲んでいますよね。

 

N 女優さんやモデルさんが

白湯を飲んでいらっしゃるみたいですね。

「ミランダ・カーが飲んでいる」みたいな話を、

聞いたことがあるような(笑)

 

み わたしが以前、『白湯 毒出し健康法』

の編集をしたときは、「白湯で一冊の本になるの?」

なんて言われていましたけど、

今では多くの方が、気楽に試すようになって。

 

N たしかに、わたしの周囲でも

、呼吸法といったホリスティックな健康法を

気軽に話題にすることが増えましたね。

 

み このあいだ、『新婚さんいらっしゃい』に、

『恋愛呼吸』を読んで結婚した、という方が出ていたそうですよ。

 

N えー!! 本当に!?

 

み 本当、本当。

すごくいいお話だったらしいです。

ついに三枝あらため文枝師匠の耳に届きました(笑)

 

N わー、いいお話を聞きました。

みんながホリスティックな知恵も、

たのしく話せるようになってきたんですね。

 

み 2017年は、その流れがもっと進んで、

もっといろいろな方が自由になっていくことを

選択するようになるんじゃないかな、

と感じています。

 

N 否定してやらない、というのではなく、

ツッコミながらでもいいから、まずはやってみる、

というのもアリですよね。

 

み もともと人間も自然から生まれてきたものだから、

自分にいいものを判断できる力も、

本来備わっていると思うんですよね。

だから懐疑的な態度ではじめようが、

ミーハーな気分ではじめようが、

真剣にすがるような気持ちではじめようが、

本当に自分自身に必要なものや、合うものは、

からだがわかるんじゃないかな、と思っています。

 

N 腐ったものを食べたら、

からだがすぐに出そうとしますものね。

もっと自分を信じてもいいのかも。

 

み そうですね。「頭」はよくわからないですが、

「からだ」は本当に優秀だと思います。

それに、そういうふうに今までの思い込みから解放されて、

自分に本当に必要なものを選ぶことに、

もっと価値をおけるような世界になっていくんじゃないかな、

とわたしは予想しているんです。

Nさん、2017年はどんな年になると思う?

 

N うーん……

先ほどの話ともつながってきますが、

寛容な年になるといいな、と思っています。

 

み そう、どんどん寛容になっていくという

側面もありそうですね。

たとえば昔は学校に行っていない、

というのはおおごとだったと思うんです。

でも今は、学校に行かなくなった子も大勢います。

同じように、昔と比べると会社を辞める人も

本当に増えてきているし、

わたしたちみたいに地方に引っ越す人もあちこちにいる。

生き方がひとつだけではなくなったということだと思うんですけど。

 

N はい、本当にその流れを感じます。

そういうふうに人とは違う生き方をしようと思ったときに、

自分にも、周囲にもそれを「許す」寛容さが

必要となってくると思うんです。

 

み みんながより自分らしい選択を

できるようになるといいですよね。

実際、どんどんそうなっているのかな、

と実感することも多いですが。

 

N 前だったら、地方に引っ越して出版社を続けるって、

考えられなかったですよね。

そんなふうに、「できない」と思い込んでいたことを、

やってみたらできた、そういう時代かもしれませんね。

 

み いろいろなことが動くスピードも早いですしね。

だから、今いる世界が自分には合わないとか、

今までとは違う生き方をしてみたい、と思ったら、

この手帖をおともに1年を過ごしてみていただければ、

と思います。

 

N わたし、2017年版のみれいさんのエッセイは、

ちょっと軽い話もときどき入ってくるのがいいな、

と思っていて。

「今月はときめいてみよう」とか

「情熱的に打ち込んでみよう」とか、

毎月それを気軽に試してみることで、

「自分ってこういう人なんだ」という発見につながるといいですよね。

ちいさなことから自分のやりかたを変えてみて、軽くなっていく。

 

み そうですね。

あと、ちょっと考えていたことなんですが。

みんな、外側のことから幸福になろうとする気がするんです。

「結婚したらしあわせになる」とか、

「この夢を叶えたら自分は満足する」とか。

つい、そういう思考になりがちですけど、

それは逆だと思っていて。

つまり、自分が先にしあわせになると、

しかるべきできごとも起こるんじゃないかと思うんです。

 

N 自分がしあわせになるとしあわせになる……?

 

み 自分がたのしげだと、

たのしいことが起こるというとわかりやすいでしょうか。

それと同じように、自分がまずしあわせを感じると、

実際にしあわせなことが起こる。

そういう時代になっていくと思います。

 

N 確かに。「何かたのしいことないかな」と暗い顔をしていても、

たのしいことは起こらなそうですよね。

そんな状態だと、偶然たのしいことが起こったとしても、

それに気づかなかったりして……。

しあわせも同じで、外側の条件が整うのを待っているだけでは、

何も事態は動かなそうですね。

 

***

 

2017年版の『わたしの手帖』(2016年12月はじまり)や

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マーマーなリレーエッセイ

服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載#4

 

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10月27日(木)に発売した「わたしの手帖2017」。

発売からまだ一ヶ月もたっていませんが、

たくさんの方から続々とご注文いただいております!

本当にありがとうございます。

 

もうすぐ11月が終わりますが、

12月スタートの「わたしの手帖2017」を、

ぜひぜひ、愛用していただけるとうれしいです!

 

ご注文がまだという方も、

マーマーなブックス アンド ソックス」や、

お取り扱い店でぜひぜひ、チェックしてみてください!

 

それでは前回に引き続き、

『わたしの手帖』(わた手)の著者インタビューをお送りします。

 

(み=服部みれい、N=編集担当)

 

***

 

◎2016年版の手帖から変わったこと(暦編)

 

N 今回、外側だけでなく、中身ももちろんあたらしくなっていて、

毎月のエッセイやウィークリーカレンダーに入れている

「服部みれいのことば」も、すべて新原稿となっています。

暦についても少し変更した部分がありますよね。

まずは、この稲穂に「粒」のマークがあらたにカレンダーに入っています。

 

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み 「一粒万倍日」の印ですね。

これは「一粒の籾からたくさん(万倍)の実りが得られる日」と、

昔から伝えられている日なんですよね。

 

N はい、「一粒万倍日」は吉凶を占うもののひとつとして、

古くから暦に記載されてきた日で、

その名のとおり種まきはもちろん、

何かをはじめるのにもいい日とされているそうです。

 

み この日にアファメーションをしてもいいですよね。

また、このマークのデザインが、慶賀な感じでかわいい!

 

N あと、暦の話の続きでいうと、

2016年版の手帖に記載していた「13の月の暦」は、

今回は残念ながら割愛させていただきました。

 

み 前年は「13の月の暦」を勉強して、とても興味深かったので、

『わた手』でもご紹介させていただいたんですよね。

今でも「13の月の暦」はとても好きなんですが、

もともと「13の月の暦」専用の手帖やカレンダーが出ているので、

今年1年『わた手』を使ってみてご興味を持たれた方は、

そちらを見ていただくのがいいのかな、という気持ちになったんです。

 

N たしかに2016年版の『わた手』でご指導いただいた

こよみ屋」さんから、「13の月の暦」の手帖とか、

カレンダーが発行されていますよね。

もっと深く知りたい方にはぴったりかと思います!

 

み そういう意図で「13の月の暦」の記載はなくなったんですが、

いわゆる1年365日の西暦(グレゴリオ暦)とは違う、

自然本来の時の流れを感じられる機会があるといいな、

という気持ちは変わらずありました。

そんなときに石田紀佳さんから、

七十二候の講義を受ける機会があったんです。

 

N 紀佳さんは、『マーマーマガジン』で

「魔女入門」の連載をされていた方で、

七十二候が記載されたカレンダーをつくったり、

七十二候とともに季節の手仕事や暮らしの知恵を

案内する本を書いたりされていますよね。

 

み その講義がめちゃめちゃおもしろくて!

古くから伝わる暦を感じながら生きるのは、

とても意味のあることだな、

と感じて今回は『わた手』でも七十二候の一覧表を

掲載させていただくことにしました。

 

N これは、「13の月の暦」を

勉強させていただいたときも感じたことですが、

自分の中に、グレゴリオ暦とは違う時間の軸を持っていると、

もっと豊かに過ごせる気がしますよね。

 

み 本当にそう思います。

 

N 今回、書き込むスペースをなるべく確保したかったので、

カレンダーには七十二候は記載していないのですが、

折にふれてこの一覧表を見て、

自然の移り変わりを感じていただけるといいな、

と思っています。

 

み 七十二候、言葉の意味が趣深いですよね。

 

N ちょうど先日、七十二候をチェックしたら、

「水始涸(みずはじめてかるる)」の日で。

なんで水が涸れるんだろう?

と思ったら、これは「水田の水を干しはじめる」

という意味だったんです。

たしかに、秋には田んぼから水を抜いて稲刈りを始めるなあ、

と思いをはせたりしました。

 

み 美濃の町にはつばめがいっぱいいるんですけど、

「つばめが南へ帰っていく」という意味の、

「玄鶏去」という日が七十二候にあって、

「ああ、最近つばめを見なくなったな」と感じたりしました。

古い暦をベースにしているので、

実際の季節感と多少ずれることもあるかもしれないですけど、

ひとつひとつの言葉に、自然とつながるヒントがある気がします。

 

N ここでご興味を持たれた方は、

紀佳さんの『魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事

もぜひ読んでいただければ、さらに七十二候がおもしろくなると思います。

 

み マーマーガール&ボーイのみなさんは、

旧暦の世界観もきっとお好きだと思うから、

ぜひ、紀佳さんの本も読んでいただきたいです。

 

『服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載#5』に続きます☆

 

***

 

2017年版の『わたしの手帖』(2016年12月はじまり)や

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マーマーなリレーエッセイ

服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載#3

 

発売日の10月27日(木)から、

書店などでもずらりずらりと並びはじめた『わたしの手帖2017』。

 

お客さまやお取り扱い店さまから続々と、

予想を大きく上回るご注文をいただいています!

ご注文いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

 

また、Twitterなどでもたくさんの

感想やあたたかいコメントをいただいています。

本当に、感謝の気持ちでいっぱいです!

(公式Twitterはこちら☆)

 

ご注文がまだという方も、

マーマーなブックス アンド ソックス」や、

お取り扱い店でぜひぜひ、チェックしてみてください!

 

それでは前回に引き続き、

『わたしの手帖』(わた手)の著者インタビューをお送りします。

 

(み=服部みれい、N=編集担当)

 

***

 

◎2016年版の手帖から変わったこと(スペック編)

 

み 『ポケマ―』から手帖に話を戻して。

今回の手帖をつくるにあたって、

今年の4月ごろ、読者の方にアンケートのご協力をお願いして、

『わたしの手帖』2016年版の使用感をうかがったのですが、

それをとても参考にさせていただいたんですよね。

 

N そのご回答を見ると、

この手帖のハンディなサイズはだいたい好評だったんですけど、

みなさん共通しておっしゃっていたのが、

「土日の欄を平日と同じ大きさにしてほしい」

ということだったんです。

 

み 今回そのご希望、叶えさせていただきました!!

 

N はい。

今回その点は改良して、

土日と平日の欄は同じ大きさにしました!

その分、少し縦長にリサイズさせていただきましたが、

横幅は数ミリしか変えていないので、

女性の手でも持ちやすいサイズ感はそのままになっています。

 

み この『わたしの手帖』は

『あたらしい自分になる手帖』のコンセプトは踏襲しつつも、

サイズがぐっと小さくなったのが、大きな特徴なんですが……。

 

N そうなんです。

そのおかげで軽くなって、毎日持ち歩きしやすくなった、

という方も多くいらっしゃるんですが、

その分、書き込めるスペースが少なくなってしまったんですね。

 

み そうなんです……

持ち歩きにはすごく便利になったんですけど。

 

N それで今回は、毎月のエッセイの横に、

アファメーションやふりかえりを書き込めるような

空欄をつくりました。

そこにエッセイの感想を書いたり、

「本来のわたしに戻るワーク」を書き出してみてもいいかな、と。

 

み マンスリーカレンダーの横にも、

少し書き込める欄ができましたよね。

ここにその一週間のふりかえりをメモしてもいいと思います。

もしくは週のはじめに、こんなふうに過ごしたいとか、

こんなことをしたいとか書いてもいいですし。

 

N その使い方、いいですね!

そう、ちょっとずつ使い勝手を考えて

細かい部分を調整しているのが、2017年版のポイントです。

 

み 小さい工夫ですが、アピールしたいところですよね。

 

み それでも書き足りない方は、

わたしのダイアリー』や『わたしノート

といった関連商品もありますしね。

今回、同時発売の『ポケットマーマー』シリーズの

『わたしのメモ帖』も、ぜひご活用いただきたいです。

 

N ほかにも、文房具好きで『わた手』も愛用している

福太郎さんからご意見を聞いて、

「見開き4か月カレンダー」のページを設けました。

マンスリーカレンダーだと1か月完結なんですけど、

月またぎの予定をたてるとか、年間単位で見て、

「この時期に休みをとろうかな」と考えるとか、

そういうときに使いやすいのでは、と思っています。

 

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み ね、これはすごく役に立つと思います!

あとはアドレス帖のページもあらたに入れましたね。

ここはもちろん、

仕事などにお役立ていただければと思うんですが、

あとは贈り物をするときにも使えそうですよね。

 

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N そうそう。知り合いで、

旅先で自分のおばあちゃんとかにおみやげを送る方がいて、

すごくいいな、真似したいな、と思ったんですけど、

案外住所って携帯に登録していなかったりするんですよね……。

そういうときにアナログでメモしてあると役立つのでは、

と思います。

 

み ほかにも誕生日とか、お中元・お歳暮とか、

贈り物する機会っていっぱいありますよね。

今回、16件分の欄をつくったから、主要な方の住所は全部書けそう。

2017年版の『わた手』は、こういうふうに地味に、

でも使いやすい改良を加えていますよね。

 

N 改良という話でいうと、福太郎さんの発案で、

カバーのソデの部分も細かく変えましたね。

表紙側には名刺やショップカードなどを入れられるポケットをつけて、

裏表紙側には、チケットなどを挟めるように工夫しました。

 

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み 福太郎さんはめちゃくちゃ文具愛のある人で、

ポケット部分は相当研究していました。

 

N わたしもそうなんですが、

手帖って、使っているうちに何かを挟んだりしがちですよね。

そういうときにポケットなどがあると、

すっきり整理できるかな、と。

あとは、根強く人気のあるしおりひもも、

2016年版と同様、2本入れています。

 

み しおりひも、今回もかわいいと思います!

わたしはしおり愛がすごくて。

手帖のカバーの色と合わせて選んでいるので、

それもお楽しみいただければ。

 

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N わたし、紺バージョンのしおりひもの組み合わせが好きで。

グレーと黒の組み合わせが上品!

今年はえんじにしようと決めたのに、また迷ってきました(笑)

 

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『服部みれい | わたしの手帖インタビュー連載#4』に続きます☆

 

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2017年版の『わたしの手帖』(2016年12月はじまり)や

関連商品の『ポケットマーマー』シリーズは、

マーマーなブックス アンド ソックス」で販売しております。

 

全国の書店や雑貨店など「マーマーマガジン」取扱店でも

絶賛♡発売中です。