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編集部便り

new! 手帖&カレンダーインタビュー4

 

いよいよ12月、年末の足音が聞こえてきましたね。

わたしのきんいろ手帖』は12月はじまり。

2020年の気分を先取りしたいという方は、

ぜひ使いはじめてみてくださいね。

もう少し2019年をじっくり味わいたい方は、

ご自身にとってよいタイミングで切り替えを。

 

あらためまして、

わたしのきんいろ手帖』『365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』ともに

販売店は、こちらのリンク先をご参照ください。

 

もしお近くに販売店がない場合は、

マーマーなブックス アンド ソックスをご利用くださいね。

 

『わたしのきんいろ手帖』のインタビューは今回でラスト。

手帖づくりと密接にかかわる「価格」について

エムエム・ブックス代表・服部福太郎よりご説明させていただきます。

 

***

 

◯値段を2020円にした理由

 

野田 手帖、日めくりカレンダーともに、2020年版はちょっと値上げをさせていただき、定価2020円という値段になったんですが……。

 

服部(みれい) 2020年版で2020円、ちょっとふざけた価格にも、見えますよね。ここはちょっと社長に登場してもらいます。

 

福太郎 はい、2020円という価格は、2020年とかけているだけでなく、消費税を込にすると2222円になるんです……!

 

野田 ますますふざけている感じに(笑)

 

福太郎 まさに「ゆるふわ」な料金設定のように見えてしまうかもしれませんね(笑)。なぜ値上げしたかちゃんとご説明しますと、今年、用紙などの原材料費が一斉に値上がりして、手帖自体を値上げしないと利益が出ないという状況があったんです。それで、どうせ値上げするなら、ゆるふわな定価にして、お支払いいただくことでハッピーになる、2020年をハッピーに過ごせる、そんなふうに感じていただけたらと考えたんです。

 

野田 ゆるふわ元年(インタビュー1参照)だからこその、ゆるふわな定価、ですね。

 

福太郎 もちろんこの値段に決めるまでは、野田さんと、いきなり100円以上値上げするのはどうだろう、といった検討もしたんですが……。

 

服部 野田さんからの、値上げするなという圧が強いって、福太郎さんがいってました(笑)。

 

野田 去年も値上げをしたので、今年さらに100円以上アップしていいものか、躊躇してしまったんですよね。

 

福太郎 ただ、正直に言うと100円程度の値上げでは、収支はあまり大きく改善しなくて。でも「2020円」にすれば、原材料費の値上げをカバーできるだけでなく、できることもぐっと広がるんです。今回、手帖の表紙は星のマークをゆる星にするだけでなく、「2020」という年号のデザインも少し変えているんですが、そういうことも、きちんと予算を確保できたからこそできたという経緯もあったりして……。

 

野田 そうですね……用紙でもデザインでも、よりよいものに変えようとすると、校正をとって検証するという過程が発生する。そして、そこにもお金はかかるんですよね。「2020」のデザインの話でいうと、例年は表紙に年号の型を押して金箔を貼っていたんですが、今回クリアリングシルバーを出すことになって、「金箔はちょっと合わないから銀箔のほうがいいかも」とか「もしかしたら金箔も銀箔もなくてもいいのかも」といったアイデアが出まして。

 

服部 そこで各種色校正をとって見比べたうえで、これがべスト!と判断したものを最終決定としたわけです。

 

福太郎 今回、きちんと色校正をとる予算を確保できたからこそ、より自分たちが納得するものができたと思っています。そういうふうに値上げした分を、よりワクワクするような手帖づくりに還元していけたら、というのが、今回の決断の背景にある思いです。

 

◯ハッピーなお買い物の話

 

野田 わたしも最初は値上げについて抵抗があったんですが、途中から考えが変わってきたんです。

 

福太郎 え? そうなんですか。

 

野田 もちろん、消費者感覚として、安いほうがいい、という気持ちは今もあります。ただ、原材料費が一気に上がったという課題があって、それを解決しようとして節約すると、できないことばかりになって……。

 

服部 よりよい手帖にしようというアイデアがあっても、それを検証したり実現したりできないと、何も変えられないことになってしまうんですよね。こう、守りに入った編集になってしまうというか。

 

野田 それで、ほかの出版社の人に意見を聞いてみたところ、値上げするというのもひとつの考え方だと思うといわれました。やっぱり現状の市場や原価構造を考えると、本の価格って安すぎることも多いんですよね。もちろん価格を下げてたくさんの人が手に取りやすくするというのもひとつの戦略ではあるんですが、手帖やカレンダーのように毎年愛用してくださるお客さんがいるものなら、その方々に満足してもらうようなものづくりができる定価設定にするのも、ありなのかな、と。

 

福太郎 本当にそうなんですよね。僕は出版社勤務の経験がないままエムエム・ブックスに入社したんですが、『マーマーマガジン』が、全部売り切ったとしてもほとんど黒字にならないということに驚いたんですね。もともとそれで稼ごうとしていない、ということではあるのですが、その姿勢がエムエム・ブックスの出版物全体のスタンダードになってしまっていたんです。

 

服部 自然に手帖や日めくりカレンダーもそうなってしまって……。

 

福太郎 もちろん「読者の方に喜んでいただく」という姿勢自体は変わらないんですが、それが値段の安い高いではなく、別の切り口で表現できないかというのを考えていて。今回、この手帖を買ってレジに持っていったとき、「2222円です」と言われたら、ちょっとおもしろいかな、と思ったんです。レシートを見て、777円だったりするとうれしくなったりするじゃないですか。

 

野田 ああ、たしかに! ちょっとハッピーな気分になりますよね。

 

福太郎 そういう状況を意図的につくれて、しかも2020年とも関連を持たせられるのが2020円だったんです。あと、税込価格の「2222円」には、もうひとつ意味があって。今後、女性性の時代が来ると言われていますが、「2222円」を構成する「2」という数字は、まさに女性性を表す数字で。あたらしい時代の精神を、価格の面でも表明したかったんです。

 

服部 そのアイデアを思いついたときは、「やったー」となりましたよね。

 

福太郎 まあ、もし来年が2800年だったとしたら、高すぎるので2800円にはしないと思うんですが(笑)。2020円というのはちょうどギリギリその「妙」をたのしめるいい金額だなと。そういうふうに定価を決めたというのは、僕にとっては「定価はこう決めなくてはいけない」という思い込みが外れた瞬間でしたね。

野田 本という「もの」づくりをしている身としては、服でもなんでも、安くつくるってすごいことだと思うんですね。コストを下げる努力を相当されているんだろうな、と。ただ、その結果、どこかの工場で誰かが倒れているかもしれない、という可能性も考えてしまうんです。この1冊の手帖を世に出すまでには、著者の服部さんや編集のわたしだけでなく、紙などの材料をつくる人、印刷する人、製本する人……といった具合にいろいろな方が関わっています。今回の値上げは大本の材料の値上げの話が発端だったので、なおさら安いことがよいことなのか、考えてしまう部分があって。さっき話していたようなハッピーになるための「2222円」には、現場の方のハッピーをつくるという意味合いもあるのではないか、と思いました。

 

服部 まさにそうですよね。誰かが犠牲になって正当な賃金を得られないとか、過重労働をするような現場から生まれたものは、やっぱりどこか苦しい雰囲気のするものになってしまうと思います。

 

野田 今回の値上げについて、なんでだろう? と思うお客さまもいらっしゃるかもしれませんが、買う側も、つくる側も、みんなが幸せになるための「ゆるふわ」な値段設定と思っていただけたら、とてもうれしいです。

 

福太郎 僕は周囲から「業者さんから見積りが出たら、社長として値切り交渉したほうがいいですよ」というようなアドバイスをされることがよくあるんです。

 

野田 やり手社長、みたいな。

 

福太郎 普段はあまりしないんですが、最近、この手帖とは別件で、ある本の印刷費で、久しぶりにある印刷会社さんに値下げのお願いをしたんです。その結果「これが本当にギリギリの金額です」といって下げていただけたんですが、数万円ぐらいの差額だったんですね。それを見て、最初の見積りの時点で、すでに相当がんばっていただいているんだな、と感じたんです。

 

野田 はい……みなさんギリギリのところでがんばっていらっしゃるというのは、わたしも感じます。

 

福太郎 そのときに思ったことなんですが、先方が上乗せして、こちらもそれを見越して値切る、というような関係性ではなく、一生懸命仕事をしてもらって、それに見合った報酬をお支払いする、というような世界をつくりたいな、と。僕は編集のスタッフではないですけど、経理や経営面で、ものづくりをする人がストレスなく仕事できるようにサポートしたいと思っています。

 

野田 みんながギリギリの状態でストレスを抱えて働くのではなく、ゆとりをもって働けるくらいの「ゆるさ」をもつ。そのために原価構造を見直すということなんですね。なんだか値段の話が、いつの間にか2020年の話とリンクしている気が……。

 

服部 このお話も2020年からのありかたを象徴していますよね。手帖や日めくりカレンダーは、正直ほぼ儲けのない状態でがんばってきたんですが、自分たちも無理せずに続けるために、今回この値段にさせていただいて。そのぶん、外側にはあまり出ないけれど、ひとつひとつの工程で丁寧に手間をかけて、デザインや内容をよくする、ということができました。

 

野田 試行錯誤の甲斐あって、手帖の表紙、ちょっと浮遊感のある素敵な仕上がりになりましたよね。

 

服部 付録編も1冊の本にできるくらい充実しているし、平松モモコさんのイラストを起用したおまもりシールも、とってもいい出来で。自信を持ってお届けできるものになったと思っています!

 

***

 

 

ここまで4回にわたってお送りしてきた

『わたしのきんいろ手帖2020』インタビュー、

いかがでしたでしょうか?

 

最後は制作の裏の裏的なお話になりましたが、

この手帖を買われた方が

2222円をお支払いしてくださったおかげで、

制作環境が整い、より進化した手帖やカレンダーが

つくれるようになったことを

お礼とともにお伝えできればさいわいです。

本当にありがとうございます。

 

そして、せっかく買ってくださったなら、

この手帖をたのしみながら使いまくっていただきたい!と

願っております。

 

最初は大それた目標などなくてもOKだと思います。

こんなことをやってみたい。

これを食べたらおいしかった。

こういうことは好きじゃない。

自分の本心、本来の「わたし」を手帖に書いていくうちに、

毎日がしっくりと心地よいものになっていく。

そうしたことの積み重ねから

驚くような奇跡も起こるのかもしれません。

 

わたしのきんいろ手帖2020』とともに、

2020年が光り輝く年になりますように!

 

次回からは

365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー

のインタビューをお届けします。

 

(野田りえ)

編集部便り

new! 声のメルマガ♯88配信ッ

 

 

みなさんこんにちは!

 

声のメルマガ

服部みれいのすきにいわせてッ

 

おまちかねの配信のお知らせです!

 

本日配信のVol.88は前回に続いて

小さなマーマー☆フェス2019@美濃の企画として

カフェ食堂きのゑにて公開録音での収録となりました。

(ご来場のみなさまありがとうございました!)

 

ゲストは郡上白鳥の

オーガニックカフェ嘉利(かりぃ)の

友田勝也さん。

 

さらに!

声のメルマガで大フィーチャーの

ペロリさんご夫婦、

そして、ペロリさんご出演を提案してくださいました、

ラビット鈴木さんという

スペシャルなゲストにもご出演いただきました!

 

大浄化祭り!と呼べる

歴史的神回をどうぞおたのしみください!

 

まだリスナーではないけれど、

内容をチェックしてみたい! という方は

noteのトピックスをご覧ください。

ご試聴もございます。

 

noteならではのみれいさんのブログが

おたのしみいただけます

みれいサロンもぜひのぞいてみてくださいね!

 

 

(声のメルマガ編集部)

編集部便り

手帖&カレンダーインタビュー3

 

わたしのきんいろ手帖』、

365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』の発売日から1週間、

おかげさまで売れ行き好調です!!

 

これから買いに行く!という方は、

こちらに販売店のリストをまとめましたのでご参照ください。

 

もしお近くに販売店がない場合は、

マーマーなブックス アンド ソックスをご利用くださいね。

 

わたしのきんいろ手帖』のインタビューもいよいよ佳境。

ここまでお伝えしてきた「わたしを愛する」ということ、実践編です!

 

***

 

◯マイ肯定文にあらわれる「自分」

 

野田 先週のインタビューでもお話したように、2020年版の手帖でもメインとなるのは、①質問に答える②イメージをふくらませる③願望を宣言する、の3ステップのワークです。このワークを通して、自分の本心を知り、自分を愛するということを体験していただくというのが、この手帖の大きな特徴でもありますよね。

 

服部 願望をすでに叶っているかのように宣言することは、英語でアファメーションと言って、エムエム・ブックスでは『わたしのアファメーション帖 BIG』という専用ノートも出しています。それを制作しているときに感じたのが、自分の感情に蓋をしている場合、文章にもその癖があらわれている、ということなんですね。

 

野田 感情に蓋をする、というのはインナーチャイルドに傷がある場合に起こりがちという話を伺ったことがあります。

 

服部 もちろん、そういうケースばかりではないとは思いますが、感情の蓋をどんどん掘っていくと、インナーチャイルドの傷に関連している可能性は大きいかなと思います。この件について気づいたのが、マーマーマガジン編集部やマーマーなブックス アンド ソックスのスタッフたちの文章をチェックしていたときだったんです。インナーチャイルドの傷があるうち(まだ傷があるとも気づいていないうち)は、なんというか、文章が、やや散漫というか、何をいいたいかわからなかったり、なんか、のぺーっとしている印象なんです。「うれしい」「たのしい」「おいしい」、終わり、みたいな。

 

野田 なんとなく、わかります。自分を大事にできていないというのは、自分の感情がよくわかっていないということとつながっているのかも。そうなると、おのずと感情をうまく表現することもできないのかも……。

 

服部 そうなんです。どううれしいのか、どうたのしいのか、どうおいしいのかの微細な様子が伝わってこないんですね。それは文章のウマイ・ヘタとはまったく関係ない話で……。荒削りでも「その人」が現れている文章ってあるんですけれど、その逆というか。感情がないわけじゃないんだけれど、あまり現れていない。ごく一般的な語彙でごまかしているというか……。でも、インナーチャイルドの傷が癒えていくほどに、文章全体が、こう、活き活きしてくるというか、活気がでてくるというか、読みやすい文章になっていくことに気がついたんです。つまりは、自分の感情を見つめて、受け入れることができているということは、(傷を傷として見つめて、共感し、受け入れているということは)、外側の現象にも現れるのかな、と。ただ、とにかく、蓋をしているうちは、蓋をしている癖にさえ気づいていないことが多い気がします。まだ、わたし自身、観察の過程ではありますが……。

 

野田 そういった癖に気づくというだけでも、大きな発見になりますし、それは「自分を愛する」ことへの一歩となりますよね。だから最初から完璧なマイ肯定文を書こうとしなくてもいいのかな、と感じました。

 

服部 はい、気づくことから、本当の理解がはじまるんですよね。もし、抵抗がなければ、ですが、誰かにその文章を見せてみて、その文章からどういう印象を受けるか意見をもらってみる、というのも、おもしろい発見があると思います。決して無理することはないですが。

 

野田 あと、2020年版の新企画として「『好き』ということばでイメージするものは?」などのお題に沿って、自分のことを自由に書き出せるワークも、適宜織り込んでいます。これもまた、自分を知るきっかけにしていただければ。

 

服部 ただ書いているだけでもたのしい、あそび感覚で取り組めるワークなので、気分転換したいときなどに、ぜひ試してみていただきたいですね。とにかく、今の自分のまま書く、というのがいいのかなと思います。自分くらいは自分に格好つけずに……。

 

◯自分にも「いいね!」を

 

野田 あともうひとつ、今年からはじめた試みとして、毎週、ウィークリーカレンダーに「♡」マークを入れたんですよね。

 

服部 はい、これはおなじみ「いいね!」マークです。みなさん、日頃Instagramで「♡」を押すなど、誰かのことを「いいね!」していますよね。それもすばらしい行為ですが、まずは自分に「いいね!」だと思うんです。本質的には、自分に「いいね!」していないと、人にも「いいね!」ってできないんじゃないかな、と。

 

野田 たしかに誰かに「いいね!」ばかりしていると、自分のことはおざなりになっていて、しまいには、なんとなく自分は充実していないなっていう焦りを感じることがありますね……。

 

服部 ねー! だから毎週この「♡」マークをきっかけに「自分を見る」ということを習慣づけて、「今の自分、けっこういいな」とか「ここはちゃんとできているな」とか、細かく点検していくといいと思うんです。ジャッジしたり、責めたりする方向ではなくて。いまの自分をただ見る。だめなのもだめなままに。逆に「これはやりたくないな〜」というように、自分が違和感を覚えたことを見つめるのもいいですね。とにかく本心を知る、感じる、というイメージです。

 

野田 自分と対話するためのきっかけですよね。このハートマークの右に、「いいね!」と感じたことをメモしたりしてもいいかな、と思います。

 

服部 わあ! それもすごくいいアイデアですね! ぜひご自身をキラキラと輝かせるような使い方を見つけていただきたいですね。色で自分をあらわしていくのもたのしそうです。

 

◯付録を「超セルフケア読本」にした理由

 

野田 毎年手帖のソデに入れている付録編を、今回大リニューアルしまして、「超セルフケア読本」というタイトルにしました。

 

服部 そうなんです!

 

野田 そもそも、なんでリニューアルしようと思ったんですか?

 

服部 今までの付録編でも、冷えとり健康法などを紹介しているんですけど、わたし自身について考えると、日々、知恵や情報の部分は更新されているんですよね。

 

野田 そうですね、『うつくしい自分になる本』(筑摩書房)などを拝見すると、あらたな知恵が続々と出てきますよね。

 

服部 はじめてわたしと出合う人には、わたしが今までやってきたことを知っていただきたいし、いままでわたしを見てきてくださった方には、わたしがあたらしく知ったことをご紹介したい。そう思ったんです。

 

野田 だから今回、服部さんが出合った順番に知恵を再編集したんですよね。今までもご紹介してきた知恵については、イラストを追加するなど、よりわかりやすくして。さらに、服部さんの最新ブームもあらたに収録しています。

 

服部 今年、わたしの中ではエドガー・ケイシー・ブームが来まして、「ひまし油湿布」をご紹介させていただきました。また、並木良和さんの統合ワークの方法も、ご本人に確認をとって掲載させていただくことができて……本当にパワフルな、2020年にふさわしい内容になったかな、って感動しています!

 

野田 この「超セルフケア読本」だけ独立して売ることもできるんじゃないか、という充実ぶりですよね。

 

服部 本当に。最強のハンドブックになりましたよね。

 

野田 タイトルを決めるときに「超」とつけていいのか、ちょっと話し合いをしましたよね。わたしは、いろいろな情報が入っているというだけでなく、視点がホリスティックというか、こころ、からだ、たましいの垣根を超えているのが特徴かな、と感じたので、自信を持って「超」の文字を入れましょうとお答えしました。

 

服部 この付録編をセレクトショップにたとえるとしたら、ほかにはない、すばらしい品揃えだと思っているんです。わたしの視点ではありますが、新旧の知恵が網羅されているし、読者のみなさんも何かしらご自身に合うものが見つかるんじゃないかと思います。

 

野田 外側から変えてもいいし、内側から変えてもいいし、霊性の部分にアプローチすることもできる。そういう意味で、あらゆるジャンルを超えた内容になっていますよね。こんなに薄い冊子なのに……! 深川優さんに描き下ろしていただいたイラストもとってもキュートなので、そちらも注目です。

 

服部 表紙イラストはこの「超セルフケア読本」の世界観を表現していただきたくて、何度もやりとりを重ねましたね。おかげでイメージどおりの出来栄え! ほんとうにすごい冊子ができたと思っています。

 

野田 『マーマーマガジン』でかつて紹介していたような知恵が一冊にまとまっているから、「服部みれい入門編」のような読み方もできますし、今後、服部さんの本やエムエム・ブックスの新刊を読む際にも、手がかりになるかもしれませんね。なによりセルフケアを通して、自分を見つめ、自分を愛するということを味わっていただけたらうれしいです。

 

服部 ね。手帖に挟んで携帯できるから、ぜひ、空き時間などにこちらの『超セルフケア読本』も読んでいただければと思います。実はブックガイドも、細かく更新しているんですよね。

 

野田 それぞれの知恵の参考図書がわかりやすいように編集し直したうえ、紹介する本を増量したので、結果的にページが増えましたね。

 

服部 そうなんですよね。気になった知恵があれば、参考図書もぜひお読みになっていただければと思います。また、わたしが最近いいな、と思った最新の本たちもさりげなく追加していますので、ぜひご覧になってみてください。

 

◯「おまもりシール」を全員にプレゼント!

 

野田 今回の手帖の特典付録としてどんなものをつくろう、という話になったときに、手帖に貼れるシールがいいかな、ということになったんですよね。

 

服部 手帖をご自身でかわいらしくデコっている方も多いみたいなんですよね。手帖に気軽に貼れて、さらに、見るたびにちょっと心強くなるようなシールができたらな、と。

 

野田 そこでできたのがこの「おまもりシール」ですね。『マーマーマガジン』でおなじみの人気イラストレーター、平松モモコさんにローズとユニコーンを描いていただきました。ローズは「愛」、ユニコーンは「純潔」など、それぞれ古から伝えられてきた意味があるので、それを意識してもたのしいかもしれません。

 

服部 ユニコーンは「解毒」というか、毒を制する強い力もあるそうですよ。ローズは愛で守ってくれるし、ユニコーンは悪いものを追い払ってくれる。どちらもおまもりとしてぴったりですよね。

 

野田 まさにおまもりシールの名にふさわしい……!

 

服部 さらに今回、特別なシールもご用意していまして。マーマーなブックス アンド ソックスで手帖やカレンダーを購入された方に、いちごのシール、または龍のシールを差し上げているんです!

 

 

野田 じゃあ、マーマーなブックス アンド ソックスで手帖とカレンダーのセットを買った場合は、ローズ、ユニコーン、さらには、いちごや龍シールがついてくるということですか?

 

服部 そうなんです。いちごと龍、どちらがあたるのかも、たのしんでいただけたら!

 

野田 すごい! いちごと龍のシールもかわいいですよね……! 龍は古来より縁起のいい動物として知られているから運気がアップしそう! いちごはどういう意味合いがあるのでしょうか?

 

服部 いちごはホ・オポノポノでは大切なクリーニングツールとうかがっています。そういう知識がなかったとしても、いちごって見るからにフレッシュで、気持ちが上がりませんか?

 

野田 はい。確かにパッと明るくなりますよね。

 

服部 あたらしい自分になるときって、急激に環境が変わったりするから、その反動や浄化の過程で、めんげんとして、気持ちが落ち込むこともあるかな、と思うんですね。そういうときにクリーニングツールとしてこのいちごのシールを使ってもらえたら、と思いました。

 

野田 シール自体がすごくかわいいから、見るだけでもうれしくなると思います! どのシールも素敵に仕上がったので、ぜひ手帖に貼ったり、眺めたりしてみなさんに使っていただきたいですね。

 

つづく。

 

(野田りえ)

編集部便り

声のメルマガ♯87配信ッ

 

みなさんこんにちは!

 

声のメルマガ

服部みれいのすきにいわせてっ

 

早いもので11月最後の配信の

お知らせとなりました。

 

先日東京にて2日連続で開催されました

声のメルマガフェスの興奮さめやらぬまま、

美濃に場所を移し、

マーマー☆フェスは続いております。

(くわしくはこちら。小さなマーマー☆フェス2019 第二弾!)

 

今回配信のVol.87のゲストは

写真家の松岡一哲さん、

同じく写真家の東野翠れんさん。

 

現在、エムエム・ブックス みの

エムエム・ブックス シアターくわのはにて、

おふたりの写真展が合同開催されていますが、

(12月1日まで)

 

写真という芸術のお話を膨らませると

普遍的なテーマにも繋がっていくようで、

もし写真に強い興味がなかったとしても、

それぞれにたのしんでいただけるような

必聴の配信回となりました。

 

どうぞおたのしみください!

 

トピックスはnoteでご覧いただけます。

 

みれいサロンでは

noteならではのみれいさんのブログが

おたのしみいただけます。

 

ぜひお気軽にのぞいてみてくださいね!

 

(声のメルマガ編集部)

編集部便り

手帖&カレンダーインタビュー2

 

11月23日は、いよいよ

わたしのきんいろ手帖2020

365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー

の発売日!

 

先行発売などで、すでに実物をご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。

これからご購入される方は、書店などの販売店、

マーマーなブックスアンドソックス」をチェックしてみてくださいね。

 

今週も先週に引き続き、手帖についてのインタビューです。

2020年版の手帖はどんな内容になっているのか、

ちょっと脱線して裏話も交えながらお届けします。

 

***

 

◯手帖の使い方も、ゆるくてOK!

 

野田 2019年版で、手帖のエッセイ部分を一新して、①質問に答える②イメージをふくらませる③願望を宣言する、という3ステップを毎月のワークにすることにしたんですが、2020年版でも毎月その3ステップのワークを載せています。

 

服部 あのワークがとっても好評だったんです。「自分の本心に気づいた」とか、「願いが叶った」という声もたくさんいただいて。ということで、今回もあの形式を踏襲しつつ、内容をパワーアップすることにしたんです。あと、レイアウトを少し見直しましたよね。

 

野田 はい、2019年版は3つのステップそれぞれ、2ページずつスペースをとっていたんですが、2020年版ではそれを見直して質問2ページ、イメージ1ページ、願望1ページに変えました。イメージと願望が1見開きにまとまった感じですね。

 

服部 去年の形式で1年間使ってみて、改良したい点が見えてきて、繊細にレイアウトに反映させて……。

 

野田 はい。この手帖をご愛用してくださっている方にアンケートをとったとき、一番多かったご要望が、巻末の自由記入欄を増やしてほしい、ということだったんですよね。今回、毎月のワークのレイアウトを変更したことで、それが実現できました。

 

服部 あと、イメージ2ページ、願望2ページだと、そこまで書くことが浮かばないからプレッシャーに感じてしまう、という方もいらっしゃって。

 

野田 アンケートをとってみると、たとえばイメージが描けない方もいればイメージを描くのがたのしい、という方もいて。そこは個性が出る部分なのかな、と感じました。だから各1ページという決められたスペースにとらわれず、自分がそのとき書きたいことをメインにしてみてもいいかもしれませんね。

 

服部 わたしも著者ではありますが、テーマによってはあまりたくさん書かない月もありますし、空いているスペースは取材メモに使ってしまうこともあります(笑)。

 

野田 手帖だから、ふつうにメモで使うのもアリです! わたしも担当編集ではありますが、使い方どおりに使えなくても、あまり気に病まないようにしています。

 

服部 その月にできなくても、別の月に再トライしてもいいですしね。ワークにしっかり取り組めないというときは、質問を読んでもらうだけでもいいかも。そのテーマにコミットすること自体が大事ですから。

 

野田 もちろん、毎月ワークをたのしんでやっていただけたらうれしいな、という気持ちでつくっています。でも、みなさんお忙しいときもあるでしょうし、その月にそのテーマがピンとこないこともあるかもしれませんよね。

 

服部 そういうときは後でもう一度見てみよう、というスタンスでも充分だと思うんです。一度でもそのテーマを意識したことで、何かこころに残るものはあるはずですから。罪悪感は持たずに、リラックスして、たのしみながら使っていただきたいですね。

 

◯愛することは、「ゆるむ」こと

 

野田 わたしはいつも、服部さんから毎月のテーマの原稿いただいて読むのがたのしみなんですが、今回は例年よりもさらに「愛」にコミットしているのを感じました。折に触れて繰り返し強化している印象が残りました。

 

服部 今年、白井剛史(プリミ恥部)さんの『プリミ恥部 あいのことば』(エムエム・ブックス)という本をつくらせていただいたことに影響を受けていると思います。プリミ恥部さんの「気をつかわず、愛をつかう」ということばが、本当に衝撃だったんです。これは先週のインタビューでお話した内容ともつながってくるんですが、2020年は、まさに、気を使うのではなく、自分への愛を中心にして生きるとスムーズになると思うんですね。

 

野田 先週、2020年はひとり暮らしのようなイメージ、とおっしゃっていましたよね。

 

服部 そうなんです。誰にも気兼ねなく、自分を愛して、リラックスして生きる時代が来ると考えたときに、毎月のワークを通して、自分への愛を強化してもらえたらいいな、と思ったんです。だからおのずと愛をテーマにしたワークが多くなっているんだと思います。

 

野田 自分に愛を向ける習慣がないと、そんなにわがままに生きていいのかな、みたいなことを考えてしまう方もいるのかな、と思うのですが。

 

服部 まず、自分を愛して生きる・たいせつにして生きるというのと、わがまま勝手に生きる、というのは、ちょっと違うかもしれないですね。自分を愛しているって、自分に嘘をついていない状態というか。でも、自分に嘘をつかずに、まわりとも調和する方法はある、ということが、『プリミ恥部 あいのことば』をつくりながらわかっていった感じです。あと、自分に愛を向けていない人が、ほかの人に真の意味で愛するのは難しいと思うんです。自分をしっかりリスペクトできていれば、人のこともリスペクトできるはず。逆に、自分をどこかないがしろにしていると、外でもじつは、齟齬がでてくるきがします。

 

野田 なんだかすごく思いあたることが……。今回の手帖の制作期間に、ほかの仕事が重なってとても忙しい時期があって、付録編で、みれいさんからこういうコーナーをつくりたい、と提案されていたのに、どうしても手をつけられない箇所があったんですね。そのことにすごく罪悪感があって、3週間くらいずっといい出せなくて。睡眠時間を削ってほかの仕事を片づけようとしても終わらず、不安だから一度寝てもすぐに起きてしまったり。そうこうするうちに頭痛や耳鳴りも起こるようになって、やっと服部さんにカミングアウトしたら……なんと、あっさり許していただけたんですね。

 

服部 ええ〜、あのときそんなひどい状態だったんですか!? 知らなかった。

 

野田 そのとき服部さんに「よくいってくださいました。逆に、あのコーナーはうまくいかなそうだから、やめてもいいかもと思っていたんです」といっていただいたんですよね。わたしはお叱りを受けても当然だと緊張していたので、「あれ?」となって。それで、自分を一番許せなかったのは自分だったんだな、ってことに気づいたんです。

 

服部 許すも何も、一緒に働いているスタッフさんにもたのしく働いてもらわないと、それがつくったものに表れてしまうと思っているんです。もちろん仕事って、ちょっと大変なときや乗り越えなくてはいけないときもあります。でも、本って、(ほかのものもそうかもしれませんが)つくる行程で関わった人の意識がより色濃く入るような気がしていて。野田さんが「もう無理〜」って泣きながらつくったものって、どこかしんどい印象になると思うんです。

 

野田 あのコーナーにご協力いただいた方もいたので、ものすごくこころ苦しかったんですが、結果的に、ブックガイドを充実させることができたりしたので、いい方向に挽回できたと思っています。

 

服部 はい! ひとりで抱え込まずに相談していただいたら、今回みたいに別のアイデアだって浮かぶわけだし。

 

野田 今思うとそうなんですよね。でもそのときの自分は、自分を許せないから相談もできないし、その結果進行が滞るという悪循環を起こしていて。「自分を大切すると、自然にものごともうまくいく」というのは、この手帖で繰り返しお伝えしているテーマなんですが、自分で制作しながらそれをリアルタイムに体験するという……。これが気づきか…! と思いましたね(笑)。

 

服部 臨場感ありますね(笑)。でも、そういうふうにいっていただけるとありがたいです。本当に、気をつかわないで、愛をつかったほうが、スムーズですよね! 時短だし。

 

野田 相談する前は、頭が興奮していたせいか、寝つきも悪かったんですけど、服部さんに許していただいた瞬間、どっと眠気が押し寄せてきて。わたし、「ゆるす」と「ゆるむ」ってつながっているんだな、と思ったんです。その結果、風通しがよくなって企画自体もいいものになったのかな、と。

 

服部 もちろん、あのコーナーはあったらあったでよかったとは思うんですけど、そこに載せようとしていた情報が、2020年、なにか、ガラっと変わっていく予感がしたんです。今はすごく変化が激しい時代だから。そういうわけで野田さんに時間が足りなくてできないっていわれたときに、すぐに「あ、これは、そのページは必要ないんだ。すごくいいことが起こっている」って思いました。

 

野田 そんな展開が待っているなんて、悩んでいるときには全然思えなかったんですよね。「できない人」と思われるのが怖くて、視野がガチガチに狭くなっていたんだと思います。

 

服部 みんな自分に厳しすぎだと思います。その結果、周囲も苦しくなってしまう。年々そういった原因と結果のサイクルが早まっていて、前はふわっとボールを投げたら、ゆっくりボールが帰ってくる感じだったんですけど、今はボールを投げたら速攻跳ね返ってくる気がしています。だったら義務感や罪悪感ではなく、愛を投げるのが一番いいのではないでしょうか。まずは、自分を愛することからはじめてみていただきたいですね。

 

つづく。

 

(野田りえ)