murmurbooks

マーマーなリレーエッセイ

0301|きんいろのアファ帖ご感想!

 

みなさん、こんにちは!

きんいろのアファメーション帖』たのしんでくださっていますか?

発売して、なんと3日で品切れに……。

現在、絶賛増刷中です!(3月20日ごろ到着予定)

本当にみなさまありがとうございます。

 

さて、読者のかたから早くも、とってもうれしい、

そしてすばらしい感想が届きましたので

お届けいたしますね。

現在、子育てをしながら大学院で

「家事」が、日本文化の根幹に関わる

美的で創造的な行為であることを

学問上から明らかにするという研究をしている

ペンネーム・はりこさんからです。

おもしろそうな研究ですよね……。

 

では、さっそくお届けします!

 

 

****

 

 

「自分が自分でいるしあわせ」を味わう

 

 

服部さん

 

こんにちは、お久しぶりです。

 

わたしの手帖2018』と『きんいろのアファメーション帖』を使い出しまして、

あまりに、

あまりに、

あまりに素晴らしいので、

思わず飛び起きてメールしています。

 

その前に、

声のメルマガめちゃくちゃ楽しいです!

はっきりと「ファシズムではないか」といわれたところぐらいから

どっぷりはまり……。

本当、女性は役割を負いすぎ、でもそれは全部借り物だよって、思ってます。

(わたしの研究は、主婦の人がしている「家事」が

日本文化の根幹にかかわる、美的で創造的な行為であることを

学問上から明らかにすることです)

 

話を戻します、

『わたしの手帖』、これまでで一番使いやすいです。

大きさも、月々のエッセイも、旧暦も、

からだにしみてくる感じがします。

 

そして、

『きんいろのアファメーション帖』本当にすごいです。

以下実例込みで(しかもマニアック)

とても長いので、お時間あるときにお読みいただければさいわいです。

 

***

 

ご存知のとおり、

わたしは根っからのノートっ子なので、

自分なりに『わたしノート』も定着しましたし、

今年は手帖を使ってアファメーションもしています。

でもやっぱり、

自分のことばの限界というか、

想像力の限界を感じることも多く

正直「こんなぐらいかなあ」と、

わくわく感の頭打ちがあったのは否めません。

 

それが、

『きんいろの』、

「自分自身について/こころのこと」のところを記入した時。

自分にとっての最大の課題を客観視して、

それをこころから愛する気持ちを、

アファメーションを通じて味わうことが

できたのです。

 

ちょうどその日は、

保育園の先生とちょっとした行き違いがあって、

その原因が、自分の都合のよいように園のお便りを読んでしまったこと……。

いつもならわからないなりに聞いてことなきをえるのですが

この日は毒出しの真っ最中でもあり、誤った解釈をしてしまいました。

(これは、わたしの発達障がいによるものでもあります)

 

「わたし自身ではない、わたしの行動を変えよう」。

そう思いながら、

「こころのこと」をひとつひとつ書き込んでいきました。

 

質問に答えるうちに、

「あれ?」

……もしかしたら本当に、わたしのいいところと、好きになれないところは

つながっている?

 

「短所は長所の一部」というのは、知識としては知っていたし

自分でもいろいろなワークを通じて、わかった、と思っていました。

でもこのワークを通じてのわかり方は

近眼の人が初めてメガネをかけたかのごとく

「そうなのだ!!!」とくっきり、わかったのでした。

 

「例」」の、つながっている部分、

というところにすごいヒントがあったのだと思います。

 

それまでは、自分をばらばらにとらえていたというか、

長所Aと短所Aがつながっている、

というところまではわかっていたのですが、

そこと長所Bと短所Bがつながっていて、

影響を与えあっていて、

ほかでもない自分ができている……

とはじめて、からだごと実感しました。

 

そうすることで、

自分がもってうまれた発達上の課題も、

「これのおかげで、人目を気にせず自分の好きに邁進できるね、ありがとう」と

感謝したい気持ちになったのです。

 

そのうえでしたアファメーションは、

「自分が自分でいるしあわせ」を

めいっぱい味わうようなものでした。

 

『きんいろのアファメーション帖』は、

質問、という魔法がひとつ、

そうして、服部さんのゆたかなことばの世界ならではの、

実例の世界や

行間にちょっとした橋をかけるようなことばが満ちている、

そういう魔法があるのだと思います。

 

声のメルマガでも、「行間が読めない人が多い」話が出てきていましたね。

いろんな原因がありますが、障がいの有無に限らず、

自己肯定感が低い場合も

ことばとことばの隙間に、

過去の記憶がからみついてしまって

ことばを作者の意図を汲みながら読むための

ある種の飛翔が妨げられる場合が

往々にしてあるのだと思います。

 

そこをかろやかに埋めてくださるのは、

服部さんのご本の場合、もちろん編集上の工夫と、

読者への配慮がつくされていることが、ひとつ。

 

そうして、もうひとつが、

詩というか、

純粋にうつくしいことばのエネルギーというか……。

ことば自体がエネルギーで発光しているとき、

その間に自分の都合なんて入れられない、

かわりに愛が満ちてくる、

そういう感じがします。

 

まだ1ページしかやってないのに恐縮ですが、

でも、あまりによくって、

この興奮をお伝えしたくなってしまい……。

一冊やりきったら、それこそ、想像を超える幸福を味わうんだな!と

胸がいっぱいな気持ちです。

 

 

新刊、きっとたいへんなところと思います、

そして、本当に、集大成の一冊を拝読すること……

今から無数の読者

そして、まだ見ぬ読者の方が

心待ちにしているものと思います。

わたしもそのひとりです!

 

それでは、よい旧暦の春をお過ごしくださいませ。

 

 

 

(ペンネーム はりこ|東京都|大学院生|子育て中)

 

 

 

 

はりこさん、本当にありがとうございました!

「自分が自分でいるしあわせ」を味わうって、

なんてすてきなことばなのでしょうか。

わたしも自分で書いていると

思わぬ自分や、自分への気づき、発見があって、

自分で自分のことを知るって

なかなかの「道」であるなあ!と思っています。

この『きんいろのアファメーション帖』が

そんな道の、道しるべになったなら、

本当に本当に、うれしいです。

 

 

みなさまも、ぜひご感想など、編集部までお便りください!

 

 

メールは、info@murmurmagazine.com

お便りは、〒501-3725 岐阜県美濃市俵町2118−19

エムエム・ブックス 『きんいろのアファメーション帖』感想係まで

 

 

 

 

 

 

 

(服部みれいより)