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編集部便り

手帖&カレンダーインタビュー6

 

忘年会にクリスマス……イベント続きの12月ですが、

慌ただしい空気の中だからこそ、自分を見つめる時間が大切ですね。

毎日カレンダーをめくるほんの一瞬でも

足を止めて、その日のメッセージを受け取ってくださいね。

 

さて、『365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』『わたしのきんいろ手帖』は

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何かと慌ただしい年末年始。

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今回も『365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』のインタビューをお送りします。

日めくりカレンダー、みなさんどんなふうに使っていらっしゃいますか?

 

 

***

 

◯暦のことばに季節を感じて

 

野田 わたし、今年はじめて日めくりカレンダーを担当したんですが、実は情報量がすごく多くて驚いたんです。「大安」のような暦の定番から、季節を表す二十四節気や七十二候、さらには星の動きまで! 日付の両脇のゾーンには、さまざまな情報が載っているので、ぜひ、そこも見ていただきたいです。

 

服部 今日の朝、アメリカに住んでいる80歳代の友人からメールをもらったんです。彼女はアメリカの地方に住んでいて、日本人と交流する機会も少ないそうなんですが、そんな中、この日めくりカレンダーが本当に毎日の支えになっているって言ってもらえて。すごくうれしかったですね。海外にいても暦から日本を感じられるっていってくださって。

 

野田 たしかに七十二候などを見ることで、遠く離れていても、日本の四季を感じることができますね。「紅葉蔦黄ばむ」ということばを見て、日本は紅葉の季節かな、と思いを馳せたり……。ちょっと雅ですね。

 

服部 そうなんです! 旧暦のことばって、そういう力がありますよね。

 

野田 正直、日本にいても、慌ただしく過ごしていると、いまがどんな季節なのか味わえないことがあります。「もう◯月!?」ってしょっちゅう言っている気がします……。

 

服部 そうやって過ごしていると、あっという間に1年経ってしまいますよね。

 

野田 そんなときにもカレンダーを見ることで、ちょっと立ち止まることができるかもしれませんね。古代中国で考えられたことばが、距離や時間を超えてわたしたちに響くのって、すごいパワーかも。

 

服部 手帖も毎日目にするものだけれど、日めくりカレンダーはひとつひとつの情報が目に止まるようにデザインされているから、より印象に残るかもしれませんね。古より伝えられた暦を意識することで、宇宙の法則に沿った生き方をしていくきっかけにもなると思います。

 

野田 以前、服部さんが旧暦を意識して暮らすとからだが楽に感じる、とおっしゃっていましたよね。

 

服部 人も自然の一部なんですよね。だから季節や自然に寄り添った暮らしをしているとこころやからだが整っていくのではないかと思うんです。

 

野田 春は毒出しのシーズンだから、セルフケアの日をつくるとか?

 

服部 そうそう。春は精神的にゆらぎやすい時期と、まず自分がわかっているだけでも、安心できるかも。わかっていれば、ゆっくりする時間を積極的にとれますしね。そんなふうに過ごしていれば元気が満ちてきて、自ずと自分らしさを発揮しやすくなったり、ここぞというときにチャンスをつかみやすくなったりもするんです。季節の変わり目の「土用」なんかも、ぜひチェックしていただきたいです。

 

野田 新月の日や、一粒万倍日、天赦日、「定」の日などのように、何かをはじめようというときに最適な日も記載しているので、そういう吉日に「えいっ」と行動を起こしてもよさそうですね。

 

服部 もちろん思い立ったら吉日、ではありますが、「今日は一粒万倍日」と知ると、ちょっと行動を後押ししてくれる感じがありますよね。

 

野田 暦って、毎日のリズムを整えるペースメーカー的な存在でもあるし、日々にアクセントをつけてくれる役割もあるのかもしれませんね。ぜひ、日付を見るだけでなく、周辺の情報にもご注目ください。

 

◯ハートマークに思いを乗せる

 

野田 2020年版の日めくりカレンダーであたらしく登場したのは、「♡」マークですよね。この「♡」マークは『わたしのきんいろ手帖』にも載せたんですが(インタビュー3参照)、自分に「いいね!」を押すような気持ちで、毎日の肯定ポイントを見つけるきっかけにしていただければ。

 

服部 ここに色を塗ったりしても楽しいですよね。日めくりカレンダーに絵を描いたり色を塗ったりしている方が、けっこういると聞いたんですよ。

 

野田 ハートマークを塗りながら、一日をふりかえってみたり。

 

服部 「今日は最悪だった…!」みたいな日でも、あえて色を塗ってみるとか、ね。

 

野田 そうですね。どうしても人って悪いことに気持ちがひっぱられがちですけど、その気持ちに区切りをつけるきっかけになるといいですよね。

 

服部 本当に。その日一日に、花丸をつけてあげるみたいな気持ちでね。あと、わたしがやってみたいと思っているのは、たくさんの色が揃った色鉛筆を用意して、「今日の色」を塗っていく、ということですね。

 

野田 直感的に「今日はこの色だ!」って決めていくんですか?

 

服部 そうそう。それを1年続けてみたら、バイオリズムが見えてくるんじゃないかなって思うんです。冬の時期はこういう色を選ぶときが多いな、とか、ワクワクするようなことがあった日は、こんな色を選ぶんだな、とか、気づきがありそうだな、と思って。

 

野田 何も塗っていない時期は、「ああ、バイオリズム下がっているんだな」って感じたり。

 

服部 そういう時期もありますよね。

 

野田 自分を観察する手段になりそう……!

 

◯ことばをシェアするたのしみも

 

服部 色を塗るのは自分だけでなくてもいいかもしれませんね。子どもに塗ってもらうとか、家族で「いいね!」当番を決めてそれぞれ好きな色を塗ったりするとか……いろいろな楽しみ方ができそうですよね。

 

野田 自分との対話に使えるだけでなく、そんなふうに家族全員でおおらかにたのしめるのも、カレンダーのいいところですね。

 

服部 日めくり担当が、ご家族のなかでお子さん、というお話もよくうかがいます。ひとりでもみんなでも使えるカレンダー。オフィスやお店で使ってくださっているところもあるみたいですよ。

 

野田 そういえば、エムエム・ブックスの方から何かを送っていただくときなど、日めくりカレンダーの裏を便箋代わりに使ったお便りが同封されていたりして、いいな〜とよく思うんです。思わずそのカレンダーに書かれていることも、まじまじと見たりして。そういうふうにことばをさり気なく送るのも、粋だなあって思います。

 

服部 そうそう、そうやってお手紙として渡すと、裏までたのしんでくださる方がけっこう多くて。オラクルカードみたいですよね。家庭内での書き置きに使ってもいいですし、もちろん、自分用のメモ帳に使っていただくのもいい。すごく便利です。

 

野田 めくった後のカレンダーなら思いっきり使えますよね。

 

服部 あと、わたしがいいなと思ったのは、好きなことばに出合ったら壁に貼るという使い方。絵を飾るように、ことばを飾るというのもすてきですよね。日めくりカレンダーって雑貨的な持ち味もあるので、読み物としてたのしむのはもちろん、自由にいろいろな使い方をしていただきたいです!

 

つづく

 

(野田りえ)

編集部便り

声のメルマガ♯90配信ッ

 

みなさんこんにちは!

 

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こじょうさんが投げかけた「美」という

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(声のメルマガ編集部)

編集部便り

手帖&カレンダーインタビュー5

 

あっという間に師走!

日めくりカレンダーがいつのまにか薄くなっていて

1年の終わりを意識する、なんてこともありそうですね。

 

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さて、ずっとお届けしてきた服部みれいインタビュー、

今回からは『365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』についてです。

 

 

***

 

◯美濃柴犬の出産から生まれた表紙イラスト

 

野田 日めくりカレンダー、今回もかわいくなりましたね!! いろいろとあたらしくなったポイントがあるのですが、まずは服部さん自身が描かれた、表紙イラストのお話から伺います。2019年版ではちらっと覗いていた、マーマーマガジン編集部の犬、美濃柴犬のまりもが、今回大フィーチャーされましたね!

 

服部 去年、日めくりカレンダーのデザインをリニューアルしたんですが、そのときに編集部で飼っている犬のまりもと猫のあたりのイラストを表紙に載せさせていただいたんですね。ちょうど今年、まりもが子犬を2匹産みまして。今回、その子たちも描かせていただいています。

 

野田 まりもが子犬たちを出産した直後の写真を見ましたが、とっても神々しかったです。

 

服部 まりもの出産の様子を見ていたんですけど、初産ながら堂々たるものでした。自分で子犬たちのへその緒を噛み切り、羊水をなめ、周囲をまったく汚さずに粛々と出産を終えたんです。

 

野田 自分の母犬の出産を見てやり方を覚えた、というわけでもないんですよね。

 

服部 はい。本能で行うんですね。産後のしつけもすばらしくて。噛むときにこれくらいの強さなら大丈夫、これ以上は痛い、というのを教えておかないと、凶暴な犬になってしまうそうなんです。それをまりもが自ら子犬を噛むことで伝えていて。いや〜、母親ってすごいなって感じましたね。そういったまりもの姿がとっても印象に残っていまして、表紙でもどんっと大きく描かせていただきました。

 

野田 あたらしく生まれた命と、このカレンダーでもテーマにしている「あたらしいわたし」がリンクしているようにも読み取れますね。子犬たちがまりもの真似をして「Hi」っていってるのがかわいくて。

 

服部 そうですね〜。しかも生まれたのが、ちょうど2匹だったんです!

 

野田 2020年のカレンダーだけに!

 

服部 「2」がフィーチャーされていますね……。手帖のインタビュー(インタビュー4参照)で福太郎さんがいっていましたが、「2」は女性性を表す数字でもありますね。

 

野田 これから女性性の時代が来る、というお話でしたね。

 

服部 おもしろい偶然ですね!

 

野田 あたらしいわたしと、あたらしい時代。そんな隠れメッセージが込められていると思うと、表紙にさらに愛着がわきますね。あと、刷り色が変わったことも、新鮮な印象を感じる理由かな、と思いました。2019年版は赤色で元気なイメージでしたが、2020年版はさわやかなライトグリーンが基調で。

 

服部 やわらかくて、軽い印象になりましたよね。この色はデザイナーの中島基文さんがご提案くださったんですけど、2020年からスタートする時代の軽やかさを表していて、見た瞬間に「この色で行こう!」と決まりましたね。

 

野田 しかも、今年から2色刷りになりまして。日曜・祝日の日付などはピンク色にして、かわいいだけでなく、わかりやすさもアップしたと思います!

 

服部 この2色刷りも、先週お話したように定価を2020円にしたおかげで実現できたことなんです。レイアウト全体も変更して、よりカレンダーとして見やすくなりました。

 

野田 そうですね。中島さんに配置を工夫していただいたおかげで、日付や服部さんが手描きした「直筆タイトル」がぱっと目に入るようになりました。

 

服部 去年一度大きくデザインをリニューアルして、縦置きから横置きに変えたのですが、1年間使ってみたことで、さらにこうしたらよりよくなるんじゃないかな、というのが見えてきた感じですね。とってもいい形にブラッシュアップできたと自負しています!

 

◯毎日メッセージを受け取って

 

野田 デザインだけでなく、直筆タイトルの内容も、より工夫していこうということになりまして。メインのことばだけでなく、その日の事柄に関連して、ときどき小さい文字でもコメントを書き込んでいただいて……おかげでたのしいカレンダーになったと思います。

 

服部 わたしのメモ書きのようなものがちょこちょこ入っているので、そちらもぜひ見ていただければ。このカレンダーを使う方と語り合いながら、毎日を進んでいくような雰囲気をつくりたかったんです。からだに不調が出やすい土用のときは「養生タイム!」というメッセージを入れたり。

 

野田 重要な決定などをお休みしたほうがいいボイドタイムのときには、「お昼寝しよっ」って書かれていましたね。服部さんの声が聞こえてきそう(笑)。

 

服部 あはは。よりパーソナルで親密な感じが出ていればいいな、と思います。

 

野田 季節にからめたことばもあるので、そういったことを感じる機会も増えそうですね。ほかに、直筆タイトルを書いているときに意識したことはありますか?

 

服部 『わたしのきんいろ手帖』とも共通することなんですが、やっぱり「ゆるい」「かるい」「たのしい」、そういったことを意識しましたね。これは去年のインタビューでもお話したかと思いますが、リニューアル前の日めくりカレンダーを出先で見かけたときに「なんだか説教くさいな」と感じたことがあって。だから、より自分を自由にするようなことばを載せたいな、という気持ちが強くなっているんだと思います。

 

野田 そうですね、頭で考えるのではなく、もっと感覚的な部分に働きかけるようなことばが増えたかもしれません。でも、補足する文章が入っているので、深い気づきもあって。あとは「愛」をテーマにしたことばが多かった印象があります。

 

服部 これも手帖のインタビューでお話したことですが、今年、プリミ恥部さんの本(「プリミ恥部 あいのことば」エムエム・ブックス=刊)の制作などを通じて「愛で生きる」ということを感じる機会が多かったこともあって、愛をベースにしてこのカレンダーに取り組みました。今までも愛をテーマにしていたけれど、よりいっそう愛を届けたい、と思いながら書いていましたね。

 

野田 わたしは原稿をいただいたときに、あそびごころがパワーアップしているのも感じました。ことわざが続く時期があったり、あるテーマが集中的に書かれている週があったり、緩急があっておもしろいですよね。のびやかな手描き文字だから、よりたのしそうな感じがするんだと思います。

 

服部 リニューアル前の文字とかなり違うから、別人の文字だと思った方もいらっしゃるみたいですが、これもわたしが一文字一文字書いているんですよね。最初のプロットはパソコンで打ち込んでいるんですが、不思議なことに清書するうちにどんどん変化していくんです。自分の中からことばが湧き出てくる瞬間があるというか。手で書いていると、何か引き出される感じはありますね。

 

野田 手を動かしていると、小さいサブメッセージなども浮かびやすくなりそう。よりライブ感が出てくるというか。

 

服部 本当にそうですね。その場で思いついたこともどんどん書いていくことで、生き生きとした雰囲気が出ていたらいいな、と思います。

 

野田 以前、日めくりカレンダーを愛用してくださっている方が、「毎日を支えてもらっています」とおっしゃっていたのが、とても印象的で。毎日目にすることばって、実は大きな影響を与えているんだな、と思って襟を正しました。

 

服部 とくに日めくりカレンダーは、ことばをダイレクトに目にするから、メッセージを受け取るような感覚があるかもしれませんね。2020年以降のかろやかな感覚とか、女性性が高まってくる感覚。愛をつかうということ、自分を大切にする気持ち。そういったものを感じてもらえたらうれしいです。

 

野田 そうですね。日めくりカレンダーはその「日」にフォーカスして、かつ寄り添うような、そんな力があるのかも……。以前、『きんいろのアファメーション帖 BIG』で服部さんが、朝起きたばかりのときは潜在意識にメッセージが入りやすい、と書かれていましたよね。日めくりカレンダーも朝めくることが多いから、目覚めたての自分にことばがすっと届くのかな、と思います。メッセージを受け取るのが毎朝の習慣っていうのもすてきですね。

 

服部 わたしは原稿を書くときにぐっと集中して、その後は忘れてしまうので(笑)、毎日めくるときにどんなことばが出てくるか、読者としてもたのしみなんです。

 

野田 今日はどんなことばが出てくるかな? というワクワク感が日めくりカレンダーの醍醐味ですよね〜。思いもよらないことばから、今悩んでいることのヒントを得たり、ププっと吹き出したり……。ぜひ、読者の方には、毎日のことばとの出合いを味わっていただきたいです。

 

つづく

 

(野田りえ)

編集部便り

声のメルマガ♯89配信ッ

 

みなさんこんにちは!

 

声のメルマガ

「服部みれいのすきにいわせてっ」

 

12月2回目の配信(Vol.89)

のお知らせです。

 

今回はみれいひとりおしゃべりの回。

 

声のメルマガ史上の

大きな一区切りとなるような

配信回となりました。

 

みれいさんが声のメルマガを続けてきた

その理由がぎっしり詰まったような配信を

ぜひおたのしみください!

 

トピックス

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(声のメルマガ編集部)

編集部便り

手帖&カレンダーインタビュー4

 

いよいよ12月、年末の足音が聞こえてきましたね。

わたしのきんいろ手帖』は12月はじまり。

2020年の気分を先取りしたいという方は、

ぜひ使いはじめてみてくださいね。

もう少し2019年をじっくり味わいたい方は、

ご自身にとってよいタイミングで切り替えを。

 

あらためまして、

わたしのきんいろ手帖』『365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー』ともに

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『わたしのきんいろ手帖』のインタビューは今回でラスト。

手帖づくりと密接にかかわる「価格」について

エムエム・ブックス代表・服部福太郎よりご説明させていただきます。

 

***

 

◯値段を2020円にした理由

 

野田 手帖、日めくりカレンダーともに、2020年版はちょっと値上げをさせていただき、定価2020円という値段になったんですが……。

 

服部(みれい) 2020年版で2020円、ちょっとふざけた価格にも、見えますよね。ここはちょっと社長に登場してもらいます。

 

福太郎 はい、2020円という価格は、2020年とかけているだけでなく、消費税を込にすると2222円になるんです……!

 

野田 ますますふざけている感じに(笑)

 

福太郎 まさに「ゆるふわ」な料金設定のように見えてしまうかもしれませんね(笑)。なぜ値上げしたかちゃんとご説明しますと、今年、用紙などの原材料費が一斉に値上がりして、手帖自体を値上げしないと利益が出ないという状況があったんです。それで、どうせ値上げするなら、ゆるふわな定価にして、お支払いいただくことでハッピーになる、2020年をハッピーに過ごせる、そんなふうに感じていただけたらと考えたんです。

 

野田 ゆるふわ元年(インタビュー1参照)だからこその、ゆるふわな定価、ですね。

 

福太郎 もちろんこの値段に決めるまでは、野田さんと、いきなり100円以上値上げするのはどうだろう、といった検討もしたんですが……。

 

服部 野田さんからの、値上げするなという圧が強いって、福太郎さんがいってました(笑)。

 

野田 去年も値上げをしたので、今年さらに100円以上アップしていいものか、躊躇してしまったんですよね。

 

福太郎 ただ、正直に言うと100円程度の値上げでは、収支はあまり大きく改善しなくて。でも「2020円」にすれば、原材料費の値上げをカバーできるだけでなく、できることもぐっと広がるんです。今回、手帖の表紙は星のマークをゆる星にするだけでなく、「2020」という年号のデザインも少し変えているんですが、そういうことも、きちんと予算を確保できたからこそできたという経緯もあったりして……。

 

野田 そうですね……用紙でもデザインでも、よりよいものに変えようとすると、校正をとって検証するという過程が発生する。そして、そこにもお金はかかるんですよね。「2020」のデザインの話でいうと、例年は表紙に年号の型を押して金箔を貼っていたんですが、今回クリアリングシルバーを出すことになって、「金箔はちょっと合わないから銀箔のほうがいいかも」とか「もしかしたら金箔も銀箔もなくてもいいのかも」といったアイデアが出まして。

 

服部 そこで各種色校正をとって見比べたうえで、これがべスト!と判断したものを最終決定としたわけです。

 

福太郎 今回、きちんと色校正をとる予算を確保できたからこそ、より自分たちが納得するものができたと思っています。そういうふうに値上げした分を、よりワクワクするような手帖づくりに還元していけたら、というのが、今回の決断の背景にある思いです。

 

◯ハッピーなお買い物の話

 

野田 わたしも最初は値上げについて抵抗があったんですが、途中から考えが変わってきたんです。

 

福太郎 え? そうなんですか。

 

野田 もちろん、消費者感覚として、安いほうがいい、という気持ちは今もあります。ただ、原材料費が一気に上がったという課題があって、それを解決しようとして節約すると、できないことばかりになって……。

 

服部 よりよい手帖にしようというアイデアがあっても、それを検証したり実現したりできないと、何も変えられないことになってしまうんですよね。こう、守りに入った編集になってしまうというか。

 

野田 それで、ほかの出版社の人に意見を聞いてみたところ、値上げするというのもひとつの考え方だと思うといわれました。やっぱり現状の市場や原価構造を考えると、本の価格って安すぎることも多いんですよね。もちろん価格を下げてたくさんの人が手に取りやすくするというのもひとつの戦略ではあるんですが、手帖やカレンダーのように毎年愛用してくださるお客さんがいるものなら、その方々に満足してもらうようなものづくりができる定価設定にするのも、ありなのかな、と。

 

福太郎 本当にそうなんですよね。僕は出版社勤務の経験がないままエムエム・ブックスに入社したんですが、『マーマーマガジン』が、全部売り切ったとしてもほとんど黒字にならないということに驚いたんですね。もともとそれで稼ごうとしていない、ということではあるのですが、その姿勢がエムエム・ブックスの出版物全体のスタンダードになってしまっていたんです。

 

服部 自然に手帖や日めくりカレンダーもそうなってしまって……。

 

福太郎 もちろん「読者の方に喜んでいただく」という姿勢自体は変わらないんですが、それが値段の安い高いではなく、別の切り口で表現できないかというのを考えていて。今回、この手帖を買ってレジに持っていったとき、「2222円です」と言われたら、ちょっとおもしろいかな、と思ったんです。レシートを見て、777円だったりするとうれしくなったりするじゃないですか。

 

野田 ああ、たしかに! ちょっとハッピーな気分になりますよね。

 

福太郎 そういう状況を意図的につくれて、しかも2020年とも関連を持たせられるのが2020円だったんです。あと、税込価格の「2222円」には、もうひとつ意味があって。今後、女性性の時代が来ると言われていますが、「2222円」を構成する「2」という数字は、まさに女性性を表す数字で。あたらしい時代の精神を、価格の面でも表明したかったんです。

 

服部 そのアイデアを思いついたときは、「やったー」となりましたよね。

 

福太郎 まあ、もし来年が2800年だったとしたら、高すぎるので2800円にはしないと思うんですが(笑)。2020円というのはちょうどギリギリその「妙」をたのしめるいい金額だなと。そういうふうに定価を決めたというのは、僕にとっては「定価はこう決めなくてはいけない」という思い込みが外れた瞬間でしたね。

野田 本という「もの」づくりをしている身としては、服でもなんでも、安くつくるってすごいことだと思うんですね。コストを下げる努力を相当されているんだろうな、と。ただ、その結果、どこかの工場で誰かが倒れているかもしれない、という可能性も考えてしまうんです。この1冊の手帖を世に出すまでには、著者の服部さんや編集のわたしだけでなく、紙などの材料をつくる人、印刷する人、製本する人……といった具合にいろいろな方が関わっています。今回の値上げは大本の材料の値上げの話が発端だったので、なおさら安いことがよいことなのか、考えてしまう部分があって。さっき話していたようなハッピーになるための「2222円」には、現場の方のハッピーをつくるという意味合いもあるのではないか、と思いました。

 

服部 まさにそうですよね。誰かが犠牲になって正当な賃金を得られないとか、過重労働をするような現場から生まれたものは、やっぱりどこか苦しい雰囲気のするものになってしまうと思います。

 

野田 今回の値上げについて、なんでだろう? と思うお客さまもいらっしゃるかもしれませんが、買う側も、つくる側も、みんなが幸せになるための「ゆるふわ」な値段設定と思っていただけたら、とてもうれしいです。

 

福太郎 僕は周囲から「業者さんから見積りが出たら、社長として値切り交渉したほうがいいですよ」というようなアドバイスをされることがよくあるんです。

 

野田 やり手社長、みたいな。

 

福太郎 普段はあまりしないんですが、最近、この手帖とは別件で、ある本の印刷費で、久しぶりにある印刷会社さんに値下げのお願いをしたんです。その結果「これが本当にギリギリの金額です」といって下げていただけたんですが、数万円ぐらいの差額だったんですね。それを見て、最初の見積りの時点で、すでに相当がんばっていただいているんだな、と感じたんです。

 

野田 はい……みなさんギリギリのところでがんばっていらっしゃるというのは、わたしも感じます。

 

福太郎 そのときに思ったことなんですが、先方が上乗せして、こちらもそれを見越して値切る、というような関係性ではなく、一生懸命仕事をしてもらって、それに見合った報酬をお支払いする、というような世界をつくりたいな、と。僕は編集のスタッフではないですけど、経理や経営面で、ものづくりをする人がストレスなく仕事できるようにサポートしたいと思っています。

 

野田 みんながギリギリの状態でストレスを抱えて働くのではなく、ゆとりをもって働けるくらいの「ゆるさ」をもつ。そのために原価構造を見直すということなんですね。なんだか値段の話が、いつの間にか2020年の話とリンクしている気が……。

 

服部 このお話も2020年からのありかたを象徴していますよね。手帖や日めくりカレンダーは、正直ほぼ儲けのない状態でがんばってきたんですが、自分たちも無理せずに続けるために、今回この値段にさせていただいて。そのぶん、外側にはあまり出ないけれど、ひとつひとつの工程で丁寧に手間をかけて、デザインや内容をよくする、ということができました。

 

野田 試行錯誤の甲斐あって、手帖の表紙、ちょっと浮遊感のある素敵な仕上がりになりましたよね。

 

服部 付録編も1冊の本にできるくらい充実しているし、平松モモコさんのイラストを起用したおまもりシールも、とってもいい出来で。自信を持ってお届けできるものになったと思っています!

 

***

 

 

ここまで4回にわたってお送りしてきた

『わたしのきんいろ手帖2020』インタビュー、

いかがでしたでしょうか?

 

最後は制作の裏の裏的なお話になりましたが、

この手帖を買われた方が

2222円をお支払いしてくださったおかげで、

制作環境が整い、より進化した手帖やカレンダーが

つくれるようになったことを

お礼とともにお伝えできればさいわいです。

本当にありがとうございます。

 

そして、せっかく買ってくださったなら、

この手帖をたのしみながら使いまくっていただきたい!と

願っております。

 

最初は大それた目標などなくてもOKだと思います。

こんなことをやってみたい。

これを食べたらおいしかった。

こういうことは好きじゃない。

自分の本心、本来の「わたし」を手帖に書いていくうちに、

毎日がしっくりと心地よいものになっていく。

そうしたことの積み重ねから

驚くような奇跡も起こるのかもしれません。

 

わたしのきんいろ手帖2020』とともに、

2020年が光り輝く年になりますように!

 

次回からは

365日 日めくりッ ラブ2020カレンダー

のインタビューをお届けします。

 

(野田りえ)