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74 信頼関係

2017-09-05
      葉、樹皮、草、土、地衣類、コケ類、菌類、みな肌触りを知ってもらいたく、 まっているので、それぞれの葉や花、種子、茎の肌触りを教えてくれる 植物種を育ててみてください。 (『ナチュラルガーデンブック』ピーター・ハーパー=著、産調出版=刊)   植物や菌類が人間に肌触りを知ってもらいたい、というのは ちょっと前の自分では信じられないこと、 もしくはあまり自信はないけれどそういう世界だといいな、と思うから 無理やり信じこむようなことだったかもしれません。   自然の川から田んぼに水をひいている自然農の農家さんから この前聞いた話ですが いまも川からいろいろな生物が卵を産みに田んぼに来るそうです。 メダカやフナはもちろん、なまずやおおきなコイまで! 全国の田んぼのほとんどが水をひきこむ元が 自然の川や用水路からコンクリートのU字溝に変わってしまい こういうことが起こる田んぼは珍しくなったけれど、 昔はどこもそうだったんじゃないかな、とその方はおっしゃっていました。   人間がつくった田んぼに 生き物たちがおそらく一番大事なことである産卵をしにくる、というのは なんともすごいなぁ、と思います。   なんだかそこには信頼関係があったような気がします。 生き物たちと人間の信頼関係。 (もしくは生き物たちと人間のつくった田んぼの信頼関係)   というのも田んぼや庭仕事をしていると けっこう見られているなぁ〜、と思うことがあります。   例えば草刈機で草を刈っていたらカエルくんを傷つけてしまい それ以降、なるべく鎌で草刈りをするように。 するとカエルもおたまじゃくしも、 ぼくを認めてくれているなぁ、って瞬間が訪れたりします。 ひとりで田んぼにいると、カエルにお礼みたいなことを言われることも笑。   それから庭仕事ではこんなことがありました。 先日、池をつくろうとおおきなタライを地中に埋めたのですが その中にコオロギがたくさん入ってしまっていて、 金属製のタライをよじ登ることができず、出れずにもがいていました。 かわいそうだな、と思って、一匹ずつ外に出したんです。 そしたら・・・・ それまでいつもいつも庭仕事をするとき蚊に刺されまくっていたのですが・・・ なんと、その日から蚊に刺されなくなったんです!   そういえばその日から庭の雰囲気も変わったなぁ、とも思うんです。   たかがコオロギを数匹助けたぐらいで・・・ (そもそも地中にタライを埋め込むという横暴っぷりを おかしているわけですが・・・。その後タライは地中から取りのぞきました) とんだ勘違いで思い上がりかもしれません。   でも「これから庭をいじりますよ〜、地面を掘ったり、石を置いたり 木を植えたり、抜いたりしますよ〜」ということは 庭に生息する生き物たちにとっては、自分の家を壊されることだったり 場合によっては命を奪うことにもなるわけで まさに死活問題なわけです。   ぼくがシャベルを片手に庭に出てきたら きっと庭の全生き物たち(とその他エネルギーたち)は 息をころして、固唾を飲んで、ぼくの一挙手一投足に 意識を集中していたかもしれません。   ぼくがいつも庭に出てきては 蚊をつぶしてばかり、 草を刈ってばかり、 携帯電話でぺちゃくちゃ話してばかり、の 人間だったら、そこに庭との信頼関係は生まれるでしょうか?   多分、安心してもらえないのではないか、と思います。       思い返せば、あの瞬間・・・ どこか安心してもらえたような気がします。   「自然界の伝達システムはほんとうにすごくて、インターネットと一緒。 たとえば福太郎さんの田んぼの稲がすごく美味しい、っていうことを 中国の自然で噂になって、鳥とかにお米を運ばせたりすることもある」とは ぼくの田んぼの先生が教えてくれたことですが、 そういうのって、ほんとうにあるんですよね、きっと。   信じられない方は、ぜひぜひ田んぼや庭をじぃーーと観察してみてください。 そのうちポロッと生き物たちが気配を出したり、話しかけてくるかもしれません。    

(福太郎)

 
2017-09-05 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

    「なあ、庭というのは結局、自然との関わりだろう。 なら、仲がいい方がいいじゃない。 だからオレが作るのが果たして庭と呼べるかどうかわからんけど、 雑木林にその理想を見るんだ」

(『風景を作る人 柳生 博』生和寛=著、辰巳出版=刊)

  「人と自然の仲のいい風景」をつくる、それが柳生さん流の 庭の作り方だそうです。   いいことばだなぁ〜、と思います。   とある喫茶店でこの本を発見し、 「これぞ!探し求めていた本だ!」とさっそく古本を購入。 写真や挿絵の一枚一枚が、ほんとうに勉強になります! じっくりじっくり読み進めています。     標題の通り、 なにかにつけて「これはいい景色かな?」と 考えて過ごしてしまいます。   玄関から見た編集部の景色はいい景色? 編集部から見た中庭の景色はいい景色? 中庭から見た小屋の景色はいい景色? 小屋の前に池があるとして、どんな池ならいい景色?   そんなことを、ふと各場所にいるときに考えています。     今日も玄関の扉を開けっ放しにして 気持ちの良い夜風に当たりながらこのブログを書いております。   今、編集部の前を通りすぎたおばあちゃんふたりが 通りすぎながら、玄関から家を覗き込んで 「いい家じゃな」 「ようけきれいにしてござる」 とだけ言って すたすたといってしまいました・・・。   なんだか答えをいただいたような・・・。   うーん、いい景色、作りたいッ!    

(福太郎)

 
2017-09-04 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

    この写真は編集部の横にある車庫からみた中庭です。 昨年末に矢野智徳さんの「大地再生講座」を開催した場所です。 あれからほとんど手を加えていない状態です。 (裏に少し見える倉庫は壁や屋根が変わりました!)   今年の6月、矢野さんと一緒に仕事もされている Landscape coordinatorの西川潤さんにこの中庭をみてもらったときに 「ここからの景色を福太郎さんが納得いく、 自分がみて気持ちのいい景色にしてみてください」とアドバイスをいただきました。   それからなるべく朝と夕、 ここからの景色を見るようにしています。 日光の当たり方、風の通り方、雨が上がったあとの地面の乾き方・・・ ぼくは素人で専門的なことはなにもわからないけれど 直感で「こうしよう!」みたいなことがひらめく瞬間が訪れることを なんとなくわかっているというか・・・、 そう思えたら、ぜったいにこの庭にとっていいことだ、と自信があります! 自分の庭ですからね!   今日は地元美濃にあるグリーンウッドワーク協会さん主催の 柿渋染講座に行ってきました! 昨日はやはり美濃で炭作りをしている方と運命的な出会いをしました!   教わったことやお話を聞いたこと、どんどんこのコーナーでシェアしますね。 そしてどんどん自分たちの庭や小屋で試していきたいと思います!   明日はラブファーマーズ・カンファレンス2017で マーマーマガジン編集長の服部みれいのWSを開催いたします! ぼくは運転手で同行いたします。 当日受付もオッケーだとか!? こちらも楽しみです!  

(福太郎)

       
2017-09-02 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

      今日は、いろいろな人とお会いして 庭仕事も、田んぼ仕事も、おおいにはかどりました!   でも今日はお昼過ぎに 最初の頃のマーマーマガジンから大変お世話になり 以前、出張ショップもさせていただいた、くすみ書房の久住邦晴社長の訃報を聞き、 そのことがずっと胸に残った日でもありました。   出張ショップの際に、お会いして 一見ひょうひょうとされているようにお見受けした久住社長ですが 書店からホテルまで車で送っていただいたときに感じた 久住社長はなんともたまらない魅力的な方でした。 車内では 久住社長の本屋作りや本に対する熱い気持ち、 久住社長のそれまでの人生のお話などたくさん聞かせていただきました。   ぼくはたまらず話を遮ってはいけないと目で久住社長に合図して 途中でiPhoneの録音ボタンを押しました。 「いつかちゃんと取材させてもらおう」と考えていました。   でも取材させていただく日は結局訪れず・・・ その録音は、次の日の移動で特急電車の中で一度聞いたっきりで 当時のiPhoneを解約してからは、もうどこにデータがあるかわからず・・・ お話の内容も断片しか覚えていないのですが・・・ なぜか忘れられない、いつも胸のどこかにありました。 (断片しか覚えていないくせに、この言い方はおかしいかもですが・・・)   その後、くすみ書房が閉店する際に、 携帯に直接ご連絡をいただき、また本屋さんを作って マーマーマガジンをお取り扱いしてくださることを約束してくださいました。 ぼくはそこでまた出張ショップをやらせてもらおう、と漠然と思っていました。     ほんとうに、 自分ができることをただただ淡々とやるしかないな、と思いました!!       久住社長! ぼくはデスクワークをやめて、土をいじります!! ダーチャを作ります! 会社を楽園にします!! このブログは立って書き続けます。 ただただ淡々と。   どうぞ安らかに。  

(福太郎)

   
2017-09-01 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

        生命を支える宇宙的要素は、土、空気、水、火(火そのものではなくても 太陽の光と熱)など、古典的要素です。   (『ナチュラル・ガーデンブック』ピーター・ハーパー=著、産調出版=刊より)       昨日はNO デスクワーク宣言をしました。 宣言をはやまったなと後悔しました・・・。 というのも今日は月末、 ものすごく集中しても2時間はパソコンに向かわなければいけない日でした。     それでもなんとか玄関の土間で立ちながら、 畳の上にあぐらをかいてパソコンを股にはさみながら、 「こんなことするぐらいならデスクワークしたほうがからだにも こころにもよさそう」と 思いながら、なんとかやりきりました・・・。   果たしてこのNO デスクワーク、意味があるのか・・・ 初日からかなり自信を失っています・・・。   今日は月末ということもあり、 元デスクワーク(主にパソコン作業や帳簿記入など)がたくさんあり ほとんど庭仕事や小屋仕事はできませんでした。 でも会社の入り口である玄関の土間にずっと居たことは いままで経験したことがなかったことです。 1日を通じて光の入り方、風の通り方、玄関の前の人通りや車通りを 体感でき、あらたな気づきをたくさん得ることができました。   エムエム・ブックス編集部がある本社は、 昔は紙問屋さんだった古民家で、 入り口にはちいさなコの字型のカウンターがあります。 紙問屋さんだった頃は、このカウンターに番頭さんが座って 色々な人が訪ねてきて、やりとりがあったんだろうなぁ、と想像しました。   先日ある園芸家さんに 「庭師さんになんでもかんでも頼むのではなく、 自分で庭をいじくってもいいのでしょうか?」と 質問したら 「その庭を誰よりもよく観察している人、長い時間過ごしている人 つまり住んでいる人が、一番よく庭のことをわかっているはずだから 本来住んでいる人が庭を作るのが一番いいはずです」と教えていただきました。   ほんとうにそうだよなぁ〜、と思いました。 こんなことまでなんでぼくは思い込みを抱いてしまっていたんだろう? プロである庭師さんと意見を交換したり 自分ではできないことをしていただいたりしながら 庭づくりしていくことが自分にとっては理想です。 だからすべて任せっぱなしではなく、 自分の手足を動かしながら、を基本に庭づくり、小屋づくりをしていこうと あらためて思いました。   風通しのいい、落ちつける、入ってきた人がぷあぷあするような 活気があって、ゆるむ、そんな玄関を作りたいと思いました。     明日も玄関で立ちパソコン、したいと思います!     ここの玄関を誰よりも感じる!!  

(福太郎)

 
2017-08-31 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

        夏の夕方、ガーデンで静かに腰をおろすのは、人生最大の喜びのひとつです。 それは他にはない瞬間、過去にもなく、将来にもない瞬間です。 また、その場所は、他にはなく、この宇宙にさえそっくり同じところのない場所です。 (中略) しかし、ガーデンにいて直接感知できるものは、 実際に起こっていることのごく一部にすぎません。 とてもちいさい虫があなたの手の甲を這っているかもしれません。 ちいさすぎて簡単には見つかりません。 ようく見てください。 目に見えるガーデンのうしろにあるミクロの世界の水平線から、 あなたは覗いています。 そこでは、先ほどの虫は巨大動物です。 その先の世界はさらにちいさくなり、一方、数や種類は多くなります。 ダニ、菌類、原虫類、バクテリア、ウィルスなどがいて、 それぞれの複雑な社会に組み込まれています。 (中略) 最近、生物学の分野には、 最小の微生物から地球全体まで、 生物界全体がひとつの系の一部であるとする見方があります。 これは、もっとも偉大な洞察のひとつといえるでしょう。 なぜならば、生物界は一体であり、一体のものとして進化してきたからです。 あなたのガーデンは、この基準からいうと、 非常にちいさいものと非常に大きいもののちょうど中間にあたります。 そして、そこから両方に延びている道を、 少しは見ることのできる位置にあります。   (『ナチュラルガーデンブック』ピーター・ハーパー=著 、産調出版=刊より抜粋)     みなさま、こんにちは! 前回のブログでもお伝えした通り デスクワークが減り、土いじりばかりしだした福太郎です。 そんなことを言いながら、ここ3日間ほど東京に出張に行っておりました。   でもどこに行っても、誰と会っても 土のこと、庭のこと、田んぼのこと、小屋のことを考えたり、話したり お店に行っても、庭や小屋で使えるものばかりを探してしまいます。   東京から美濃に帰ってきて、このブログを書いているのですが ほんとうにデスクワーク、つまり机の前に座って仕事をするのを やめてみようと思います。 なのでこのブログは玄関の土間の腰掛に座って書いています。 他にも冷蔵庫の上にパソコンを置いて立ちながら書けるな、とか パソコンや書き仕事ができそうな場所を探してみると・・・・ 意外にもいくつかありそうで、なんとかなりそう、と なんだかひとりで楽しい気持ちでおります!!   冒頭で引用した『ナチュラル・ガーデンブック』は 東京出張中にお伺いしたブッククラブ回さんで見つけたものです。 まだ最初の方しか読めていませんが、とっても面白いです!     この瞬間の時間と空間は今しかない、という感覚(BE HERE NOW!) そしてすべては一体であり、両方に延びる道がみえている、という感覚 (ぼくはこれを「すべて繋がっている」感覚だと思いました) このふたつの感覚、まだ自分の庭では感じたことがないけれど 自分の田んぼに居るときに、たまんなくなる時がよくあって その時の感覚はこのふたつの感覚だなぁ〜、だと思いました。     まずはこの感覚たちを自分たちの庭(会社の庭)と 自分たちの家(会社)でも感じられるように・・・   自分でもよくわからないけれど笑 とりあえずデスクワークをやめますっ!!!!     デスクワークをやめるとどうなるのか?? その経過もこのブログでお伝えしていきます!!  

(福太郎)

   
2017-08-30 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

      みなさん、こんにちは! 約2週間におよぶインターン生の鈴木萌さんによる 「いな暮らし萌のみの暮らし」はいかがでしたか?   あらたな美濃の魅力や気付けていなかった自分たちのことを 萌さんの経験を通じて、たくさん教えてもらえたなぁ〜と ぼくは思いました!   「また来月も来るんだよね?」と突っ込んでしまうぐらい 美濃に馴染んでいた萌さん、 きっとまた来てくれることになりそうな気がしております! 萌さん、ありがとうございます! また来てね!!   萌さんの2週間の滞在を通じて こういう働き方も受け入れることで、会社の幅がぐんと広がるなぁ〜と思いました。 受け入れ態勢をしっかりしていきます!   最近のタコ社長はというと、 仕事をそっちのけで庭仕事や小屋仕事、田んぼ仕事ばかりしています・・・。 平日も机の前に座るのはいつも日が暮れてから・・・。 デスクワークしなきゃと思うのですが、庭仕事と小屋仕事をやりだしてから どうにもこうにもやめられないのです、楽しくて。 一日中仕事部屋に居らず、デスクワークもほったらかしで みんなに悪いなぁ〜と思っていたのですが・・・ みれいさんには 「椅子に座って仕事するより、そっちのほうがいいよ」と言われたり 他のスタッフも特に困ったこともない様子・・・・。   あれ!? 「ぼくがデスクワークをしなきゃ会社が回らない」と思っていたのは 完全な思い込み!?   昨日たまたまいつも相談にのってくれる方に 「今、仕事そっちのけで、庭仕事や小屋仕事をし続けてしまうんだけれど・・・」 と言ったら 「それが全宇宙が望んでいる仕事です。なによりその仕事を優先してください」 と即答してもらいました・・・。   なんだか太鼓判をおされたような気持ち!   うれしくなってその場に居た元同僚にそのことを話したら 「そんなこと私でもわかることだよ! あんたは土さわっていればいいんだよ!」 とつっこまれました・・・   はい! そうします!!!!   庭仕事や小屋仕事のこと このHPなどを通じて、みなさまにも共有していきますね!   会社がみんなにとって楽園になるように。 これはタコ社長にしか出来ない仕事だと意気込んで!!   ・・・ ・・・   今日は最後にみなさまにすこし挑みます!     全宇宙に望まれる仕事・・・ みなさまにとって、それはなんですか?? 周りの人や信頼できる人に聞いてみるのも なにか気づきがあるかもしれませんね!!    

(福太郎)

2017-08-29 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

  2週間のインターン期間を終え、 東京の稲城に戻ってきました。   夜行バスで移動すると、 美濃はとっても近く感じます。 (美濃・関・岐阜 ⇄ 東京 の夜行バス、便利です!)   あっというまの濃密な日々を思い出しながら、 美濃と東京とのギャップに しばし頭がぼうっとしています・・・   そんな折に届いた、 同じ時にやはり美濃に滞在していた mmaのメンバー、オシダアヤさんからのメッセージ。 「美濃での体験を胸に日々大切に暮らしていきたいですね」。   こちらに帰ってきて、   情報も、お店も、人も、家も、 たくさんのものであふれている東京の街では、 自分の軸を意識していないと、 誘惑される要素が多いと感じました。     美濃で感じたこと、体験したことをこころにとめて、 しゃんと生きていくぞ、と気持ちを引き締めました。   帰る前日、 iaiの居相大輝さん、パートナーの愛さんがいらっしゃいました。 エムエム・ブックスのスタッフ全員のユニフォームを 届けに来てくださったのです。   わたしは初めてお会いしたのですが、 お二人の姿は、 澄んだ水や空気をまとったような透明感がありました。   お二人が笑うと、みんなうれしくて つられて笑みがこぼれてしまう。 なんというか、そんな雰囲気だったのです。   ユニフォームはそれぞれ、 みれいさんの服、山田さんの服、マキちゃんの服・・・ というふうに、ひとりひとりのからだと、仕事内容、 その人の雰囲気に合うものを つくってきてくださっていたのでした。   今回の写真は、 居相さんがひとりずつ名前を呼びながら、 ユニフォームを手渡しているときの様子です。   この光景を見ながら、 わたしは泣きそうになってしまいました。   こんな特別なことってあるんだ・・・ いや、特別なんかではなくて、 本来、服というものは それぞれの体型や暮らしかたに合うものを 仕立てるものだったんだなぁと。   みなさんそれぞれとってもよく似合っていて、 その人の魅力が内側からぴかっと引き出される服でした。   ふだんの仕事の内容によって、 エプロンの付け外しができたり、 足さばきがしやすいズボンになっていたり、 ペアで仕事をするふたりは、おそろいの形だったりと、 見れば見るほど惚れ惚れしてしまう服でした。   ありがたいことに、 わたしも一着、試着させていただきました。   袖に腕を通すと、 包まれる安心感と、寄り添ってくれるこころ強さ、 ずっと身につけていたい気持ちよさに包まれました。   色とりどりの茜染めの服を身につけた スタッフがお店の外にずらりと並ぶと、 さらにうつくしい風景がうまれました。   道行く人たちは、ちょっとびっくりした様子で そんなわたしたちをふり返って眺めていました。 (なにせ、揃いも揃ってほぼ全員ピンク色でしたから)     居相大輝さんは、 murmur magazine for men 3号に 「うつくしいちいさな暮らしと服づくり」 というタイトルで掲載されていた インタビューを読んで以来、 年齢が近いこともあり、お会いしてみたかった方。   居相さんが、 草木花や水、自然からの恩恵を そのままに、大切に、 おもいを込めて、 服というかたちにしてひとに手渡す姿を見て、 わたしにとってのそれはなんだろうなぁと、 ふと思いを馳せました。   まだその答えは見つからぬまま、 ぼんやりとしていますが、 これから生きていく日々が それを探す旅だとしたら、 なにが起こってもいいなぁと、 今感じています。   「おおきな失敗も体験したらいいよ」 と、みれいさん。   「なにがあっても、およろこびさま。 焦らなくても、ちゃんと花は開くよ」 と、福太郎さん。   これから先、たくさんの経験をしながら 見つけられたらいいなぁと思います。   iaiさんの服を身につけたみなさんが 今日も美濃ではたらいていることを思うと、 ふっと頰がゆるみます。 わたしも今いる場所でがんばるぞと、 力も湧いてくる気がします。   エムエムブックス・みのへ、 まだ行ったことがない方はぜひ、 足を運んでもらえたらうれしいです。 住みたくなるほど、とってもいい町でした。 わたしもまた、何度も訪れる町になりそうです。     *インターン生「いな暮らし」萌のみの暮らし日記 今回でひと区切りとなります。 これまでお読みいただき、ありがとうございました!  

(鈴木萌|いな暮らし)

2017-08-24 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

どしゃぶりの雨があがり、夏の暑さがもどってきた美濃。 とんぼの姿も見かけるようになり、秋の気配も感じます。     マーマーマガジン編集部の棚には 全国各地に500店ほどある、 お取扱店さんひとつひとつに関する 連絡先やお便りを保管しているファイルがずらっと並んでいます。   それらを“カルテ”と呼んでいて、 お店の方からいただいたお便りなども 大切にしまってあるのです。   今、そのファイルの整理整頓作業を スタッフのまきさんとともに進めています。   実はわたし、資料の整理に苦手意識がありました。 ずらり並んだカルテを前に できるかなぁ・・・と不安がよぎったとき、   福太郎さんがこう言いました。 「ぼくが頼んだ通りにやらなくていい。 ふたりで協力しあうことで起きる化学反応があると思うから」   そうか・・・ 任された通りにやらなくてはと、 無意識のうちに思っていたことに気がつきました。 (思いこみ!)   そしてさらにこう聞かれました。   「お店側の立場だったら、 どんなふうに保管されていたらうれしい?」   ほう! そんな視点をもって 資料の整理について考えたことはなかったです。   “どんなふうに収納されていたら使いやすいか” というこちら側の視点に加えて、 “どんなふうにされたらうれしいか” という、お店側に立った視点の両方を考えてみると、 整理の方法だけでなく、 このしごとに向き合う気持ちも変わってきました。   相手の気持ちを考えること。 大切なこととして、 いろんな場面で言われることですが、 その時々の自分の状態(忙しさや、こころの余裕など)によって 忘れてしまうこともあります。   自分の視点+相手の視点で 見えていなかったことに気がついたり、 あたらしい方法が見つかるということ。 改めてこころにメモしたのでした。     一日目はコツをつかみきれなかった整理整頓も、 黙々と手を動かすうちにスムーズにできる方法を発見し、 いつのまにか熱中していました。   隣にいた山田さんにハサミを貸したとき、 それまでずっと使っていたハサミを手放し、 カッターを使って作業してみたら、 こっちの方が楽ちん!と気づいたこともありました。   あるもので工夫したり、使う道具を変えることで スムーズに進んでいくこともあるなぁと感じたり、 一見すると同じ作業の繰り返しのような仕事にも 発見がたくさんありました。 (こちらが愛用しているカッターです。昔からある日本製のもので、手に入りやすいかと思いますが、わたしは山梨の八ヶ岳のふもとにある文具のお店PAPYRUSさんで買いました! 愛らしい素敵なお店です。)   カルテに一日中向き合った日の帰り道。 ふと浮かんできたアイデアがあります。   それは、 全国のお取扱店めぐりレポートを ブログで掲載させていただくというアイデアです。   カルテを整理することで魅力的なお店やひとを知り、 まだ行ったことのないところにも興味がわいてきました。 旅先やお出かけするときには、 ちょっと立ち寄ってみるのもたのしそうです。   福太郎さんに相談したところ、 北海道から沖縄まで、 本当にたくさんのお取扱店さんがいらっしゃるので、 全国にいるマーマーガール&ボーイのなかで レポートを書いてみたいひとがリレー形式で書くのもよさそう! という話にもなりました。   以前、福太郎さんが いな暮らしのことをブログで紹介してくださったことがありました。 お店側としてとてもうれしかったですし、 ブログをきっかけに来てくださった方もいました。 レポートを書く側も、読む側も、 全国のお店に行ってみるきっかけになれば、 またあたらしいつながりもうまれていくかもしれません。   わたしもぜひ、このレポート役をやってみたいなと思っています。   マーマーマガジンを取り扱うことになったきっかけを尋ねたり、 どんな工夫をして販売しているか聞いてみると、 自分のお店で並べるときのヒントにもなりそうです。   また、旅先でお取扱店さんを訪問すれば、 その土地に暮らすマーマーガール&ボーイと出合えそうです。 その土地のおいしいもの、おすすめの場所など 教えてもらいながら、レポートするのもいいですね。 (観光案内所にはないような、ディープな情報も知っているかも?)   さっそく東京に帰ったら、 お取扱店さんめぐりをしてみたいと思います。   もしやってみたい!という方がいましたら ぜひこちらまでご連絡ください! info@murmurmagazine.com  

(鈴木萌|いな暮らし)

2017-08-23 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

  インターン生「いな暮らし」萌のみの暮らし日記、 今回は美濃のおすすめのお店をご紹介します!   モーニングといえば名古屋だとばかり思っていたら 美濃にもありました、モーニング文化。   エムエム・ブックスの近くには モーニングサービスがあるお店がいくつかあるのですが、 なかでもわたしのお気に入りは喫茶店「キャニオン」。 なんと朝7時〜夜21時まで開いているとのこと! 土曜の朝8時頃に行くと 店内はすでに地元のひとたちでにぎわっていました。   待ち合わせではないけれど やぁやぁといった自然な感じで隣り合うおじさま方や、 車でいらっしゃった年配のご夫婦など みなさんそれぞれゆったりと朝の時間を過ごしていました。   新聞を広げていたおじいさまの隣に座り、 さっそく珈琲を注文すると、出てきたプレートがこちら! 奥に隠れているのはサラダとマカロニ、 手前の湯呑みにはなんと茶碗蒸しが! この充実っぷりにはびっくり。   周りを眺めてみると、 トーストにのったあんこは スプーンで広げるのが常連さんスタイルの様子。 さっそくまねして食べれば 気分はすっかり地元っ子!   モーニングで茶碗蒸しというのは初めてだったのですが、 ほかほかの茶碗蒸しが朝のおなかにやさしく ほっと安心するおいしさでした。   すっかり満足してお店を出て 意気揚々と編集部に向かったところ 今日はお休み・・・!   なんと。   ふうむ・・・   それならお店でブログを書くことにしようと エムエム・ブックスに向かったところ まだ鍵が開いていない・・・!   ふうむ・・・     お店が開くまでの時間をどうしようかなと悩んだ結果、 再びキャニオンへと向かったのでした(笑)   今度はバナナジュースを注文したところ、 なんとコーヒーゼリーとお煎餅のおまけつき! キャニオンの気前のよさとナイスセンスを感じました。   この日はそれだけで終わらず、 隣のおばさまから 「あなたこれひとつたべなさい!」 と草餅をわけていただきました・・・   「いいんですか? ありがとうございます!」 「今たべる?」 「あ、今おなかいっぱいなのであとでいただきます!」 「早めにね! カバンの中で忘れんように! はっはっは!」   おひとりで来ているのかと思いきや おばさまの隣にいた方も、 あとから来た方もみんなお友だちでした。 ご近所さんがいつも集まる場なのですね。   会話に混ぜてもらいながら たのしく過ごしていると   「はい! あなたこれおはぎだから! お皿こっちに貸して!」 「え? あ、はい! これもわたしに?」 「そうよ! ここのは甘さがちがうのよ〜」   断る理由も暇もなく、 おはぎまでいただいてしまいました。 その場でみんな食べていたのでわたしもぱくっと。 (おなかいっぱいでしたが)   キャニオンの店員さんは いつものことといった感じで 気にもとめていませんでした(笑)   昔ながらの田舎の喫茶店のよさに すっかり惚れこんでしまいまったわたしでした。   帰り際、 隣に座ったおばあちゃまは 「うち近所だから午後の2時過ぎにでもあそびにおいで〜」 と言ってくれたのでした。   気軽にモーニングに出かけた朝でしたが 思いがけず地元の方とお話する機会に恵まれました!     エムエム・ブックスと美濃市駅のちょうど間、 お店から歩いて5分ほどのところにある喫茶店「キャニオン」 ぜひ行ってみてくださいね。   美濃に暮らすひとたちの いつもの風景にきっと出合えます。  

(鈴木萌|いな暮らし)

 
2017-08-22 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

お盆が明け、 インターン生「いな暮らし」萌のみの暮らし日記再開です!   お盆はもっぱら踊ってばかり・・・ うだつの上がる町並みにもやぐらが立ち 浴衣を着ておめかししたご近所さんにまじって ぐるぐると踊っているうちに なんだか前からここに暮らしていたような ふしぎな気持ちになりました。   美濃・俵町での盆踊り(2時間)のあと、 4日間夜通し踊り続けるという 郡上八幡へも行ってきました! (盆踊りでハイになった勢いで・・・)   ご実家が郡上八幡にあるスタッフYさんのご家族が 迎えてくださいました。   郡上おどりの期間中は 夜通しお店やお家に明かりが灯り 踊りの合間の休憩処として開放する文化があるとか。   踊りに行く前のYさんご家族とのだんらんが なんとも心地よく Yさんの叔父様が2週間前から仕込んだという 名物カレー(めちゃうまです)をみんなで囲み 語らったあとには すっかりゆるんで眠くなってしまうほどでした。   こりゃいかん! 頭をぷるぷるふって、音の鳴る方へ歩いて向かいました。   下駄を鳴らす かーん!かーん!という音、 掛け声と手拍子、 独特のリズムと歌が 提灯の明かりに浮かびあがる会場に鳴り響き 町全体がふしぎで陽気なムードに包まれていました。   あとから思い返してみると 神さまもいっしょに踊っていたようだったなぁと。   おかえりなさい ようこそ どうぞいっしょに   そんな風に手招きされるままに 踊りの輪に入っていったような感覚でした。   お盆で帰ってきたご先祖さまたちも うれしくて いっしょに踊っていたのかもしれませんね。       踊りの達者なおじいちゃま、おばあちゃまの 粋な姿にも惚れ惚れしました。   みれいさんは 「お祭りはお年寄りがぐっと輝くところが好き!」 と話していました。   ふだんは眠っている、 あるいはひっそり隠れて見えていない、 その人が持つ魅力がぐっと引きだすことができるのも お祭りの力かもしれません。     老若男女が入り混じった 陽気な輪に加わって なかば陶酔したような気分で 踊ることを止められず 気づけば明け方まで踊り明かしていたわたしでした。         輪になって語らうこと 歌い、踊り、表現すること 愛あるごはんを囲むこと   これだけでも人はずいぶん元気になるんじゃないかなぁと思います。   わたしが2013年の夏に滞在していた 穂高養生園という宿泊施設では   ・からだにやさしい食事 ・適度な運動 ・心身の深いリラックス   これら3つのアプローチによって 誰にでも本来そなわっている 自然治癒力を高めることを目的としていました。   当時、大学で看護学を専攻していたわたしは 医療施設以外にも だれもが日常のなかでできるケアの方法を知ることができたり からだやこころの不調を整えるごはんが食べられたり 日常からふと離れてひと息つけるところが あればいいのになぁと思っていました。   穂高養生園の存在を知ったとき、 わたしが思い描いていたところだ! と直感したのでした。       どこまでも透明な川が流れていて 澄んだ空気に自然と深呼吸ができる。   穂高養生園のある安曇野も エムエム・ブックスがある美濃や 郡上八幡もそうでした。   適度な運動・・・ 今回の美濃での盆踊り、郡上おどりは 運動不足気味だったわたしにぴったりの機会でした! (また来年も参加したくなる中毒性あり!)   穂高養生園といえば、 来月9月16日(土)〜18日(月・祝)に   「シンプルライフのすすめ!〜描く、選びとる、これからの生き方〜」   というワークショップが開かれます。   ドキュメンタリー映画『simplife(シンプライフ)』を起点に、 心身の整理整頓と これからの生き方への準備をはじめるワークショップ。   ゲストに福太郎さんも参加します!   心身ともに軽やかになれる穂高養生園の空間は 自分のこれからと向き合うにはぴったりの場です。   そこでまた 人と語らい、映画を見て、ごはんを囲めたら いっそう思考がクリアになりそうです。   興味のある方はぜひ、チェックしてみてくださいね。  

(鈴木萌|いな暮らし)

         
2017-08-17 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

  「いな暮らし」萌のみの暮らし日記 インターン3日目は とにかくたくさんごはんをつくりました!     この日は不耕起田んぼのワークショップ。 50noen|五十野園の 五十嵐武志さん、ひろこさんが 南房総から来てくださいました。   まさに夏!といった蒸し暑い日。 朝から田んぼへ出かけていったみんなのお昼ごはんづくり担当で ちょうど同じ時期に滞在している イラストレーターの平松モモコさん、AIさんと一緒に 12人分のおむすび、冷汁、夏野菜の揚げ浸し、カレーポテトサラダなど 大急ぎでつくりました!   熱々ごはんを握るのにあたふたしていたら みれいさんがさっと寄ってきて 「こうしたらすばやく握れるから! 覚えておくといいよ!」   と、超特急で握るコツを教えてくださり ぱっぱと一緒に握ってくれました。 (みれいさん、塩むすび握るのめちゃくちゃ早いです・・・)   たくさん握った塩むすび おなかを空かせたみんなのおなかにおさまっていく様を見ながら しみじみうれしく感じました。       午後はエムエム・ブックスみのへ行き のれんの手当てのお手伝いをしていました。 日差しや雨風を受け止めて、傷みがでてきてしまった箇所を さしこで修復していきます。   布をあてて、ちくちくと一針ずつ縫う間、 縫い方を教えてくれたスタッフのなかさんとお話したり、 ひとり布に向き合う時間があったり。   だんだんと気持ちがしんと 落ち着いていくのを感じていました。   コズミックワンダーの前田征紀さんのデザインをもとに ていねいに、時間をかけてつくられたもの、 それをまたみんなの手で繕っていくのも いい時間になりそうです。     夜は再び台所へ。 マーマーマガジンにもよく登場する作家Hさんファミリーも加わって さながらお盆の親戚の集まりのような雰囲気に。   20人分のごはん! 編集部の畑で採れたお野菜もたっぷり使って モモコさん、AIさん、ひろこさんも一緒に 夏野菜のカレーを大鍋いっぱいにつくりました。   編集部のみなさんも それぞれおかずやデザートを持ち寄って にぎやかな食卓になりました。   いな暮らしにいるときのように こうして美濃に来てもごはんをつくり みんなに食べてもらえるよろこびに じんわり浸った一日でした。       夕飯を食べながら 「みんなの得意なことは何?」 という話になりました。   Hさんのお母さま、Rさん曰く 「不思議なことを見つけるのが好き」。     たとえば 偶然、わたしの高校の同級生と Hさんファミリーが、幼馴染でとても仲がいいのですが、 そんな不思議なつながりがとっても好きだと Rさんはおっしゃっていました。   「ここにいるみんな、そんな不思議なことが好きだと思いますよ!」 と、みれいさん。   本当にそうだなぁと。   その不思議さに光をあてたり、 見逃さずにキャッチして楽しんだり、 そんな力がここに集う人たちには あるように感じています。   これもまた 見えないものへの意識なのかもしれません。       その夜モモコさんと話していたのは 「自分の好きなことで ひとに必要とされるってうれしいよね」 ということです。   好きなことに正直でいられて そこに光をあててくれるひとがいて のびのびと発揮できる場がある。   ここにも気持ちよさのヒントがありそうです。    

(鈴木萌|いな暮らし)

   
2017-08-12 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

  エムエム・ブックスでのインターン2日目は、朝の掃除から始まりました。 美濃にある編集部の廊下は年を重ねて艶がでた 昔ながらの板張りの廊下で うっとりするほど綺麗で気持ちがいいのです。   毎日スタッフの足元に用意する 湯たんぽのお湯で雑巾がけをします。   朝一番にこうしてからだを動かすと、 今日の仕事に向き合う前の準備運動のようで なんだか気持ちがすっとします。   ふいに寄ってくるあたり君。 ごはんや打ち合わせの時にはちょこんと座って参加する、チームの一員です。     この日はコズミックワンダー新作の撮影日。 朝からアイロンがけ隊、撮影隊に分かれてせっせと準備をしていました。 撮影はその時間限りの真剣勝負。 福太郎さんがカメラマンでした。   その服に宿る“たましい”をどう伝えるか、 五感をフル回転させてシャッターを切っているように感じました。 美しく見せる、その服の魅力を伝えるだけではないなにか。   ぴりりと緊張感も漂う現場で わたしはアイロンがけのお手伝いをしていたのですが これがもうとっても難しい・・・!   ていねいに、真剣に、根気強く向き合わないと いつまでたっても終わらない。   あたり前といえばそうかもしれないのですが、 慣れていない作業だったゆえに、 そんなことを、ひしひしと感じた瞬間でした。   お店に商品が到着し、販売がはじまるまでの過程は ふだん買い物をしている場面では見えないところですが 手渡すまでの過程に、たくさんの人の真剣勝負が詰まっているのでした。   この日に撮影した服は まもなくお店webショップで販売スタート予定です!       一日の終わりの終礼でのこと。 ひとりひとりが今日やったことと、 明日以降に行うことを報告していくのですが 今回仕入れたコズミックワンダーの新作についての話になりました。   エムエム・ブックスみのやmmbsにセレクトした服が 並んでいるのを見た時、手にした時、身につけた時、 目に見える表情の変化もあるかもしれないけれど、 目に見えない変化も、その人の内側に起こるかもしれない。 その体験を通して、その先の未来に少し変化が起きるような。 そんな体験も、お客さまにしていただきたいというお話でした。   エムエム・ブックスが伝えていきたいことは 見えないところの意識にもとてもヒントがあるように感じました。     わたしが今回インターンを希望してここに来た理由のひとつに 気持ちのいい表現のしかたを知りたい、というのがあります。   エムエム・ブックスが雑誌やお店、ウェブを通して発信しているものは いつもお手紙をやりとりするような親しみがあり 風通しのいいところで、気持ちのいい景色を見ているような そんな気分になるなぁと感じていました。 それはどこから滲み出てくるものなのだろうと。   この滞在期間中に、ぜひ探ってみたいと思います!  

(鈴木萌|いな暮らし)

 
2017-08-11 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

今日からしばらくの間、この福太郎社長日記の場で インターン生の夏のレポートをお届けします! どうぞお楽しみに!         みなさんこんにちは。 一昨日からインターンとして美濃に滞在している鈴木萌です。 ふだんは地元である東京の稲城市に暮らしながら 多摩川がそばを流れる昭和の古民家で 「いな暮らし」という店を母と営んでいます。   美濃にはじめて訪れたのは2年前の夏。 到着した日にはもう、からだもこころもすっかりリラックスしていました。 昔ながらの家々が立ち並ぶ“うだつの上がる町並み”には 風鈴の音が響き、蝉は元気に鳴いていて 顔をあげればどーんとした山と、すっと晴れた空の青が目に飛び込んできます。   こうしてブログを書いている編集部の窓からも緑がよく見えて とても気持ちがいいです。       せっかく滞在するなら、まずはご近所さんと顔見知りになれたらなぁと 昨日はあちこち歩いてみました。   文房具屋「さくら堂」でペンを買ったら 店主のおばあちゃんが2円おまけしてくれたり 手づくりパンも販売している商店「山高」へ行くと お店の方が「どこに泊まってるん?」 と話しかけてくれました。   旅先で手紙を書くのが好きなわたしは 美濃和紙のお店「紙遊」さんで夏らしい便箋も買ってきました。     昨日の朝は、みれいさん、福太郎さんと うだつの上がる町並みにある「&カフェ」でモーニングをいただきながら インターン期間中にわたしが何を担当するか、お話しました。   マーマーマガジンのこれからについて お二人の夢や未来の構想についても いろいろ聞かせてもらいました!   美濃でのマーマーフェス開催 うだつの街並みでのオーガニックマルシェ 養生できるリトリート施設 農園つきのお家を週末貸し出すダーチャのこと・・・   お二人の話を聞くそばからわたしの頭の中でもまた 構想がふわぁ〜とふくらんでいきました。   滞在して今日で3日目。 実現に向けて今から準備できることも少しずつ見えてきました。   福太郎さん曰く、 全国のお取扱店さんが増えていき、ありがたい反面、 1対1のような密なやりとりをしたくてもできない、 もどかしい場面もあるのだとか。   フェスやマルシェの実現に向けて動きだす過程で なにかたのしい工夫ができたらいいなぁと考えています。   インターン期間を終えたら、わたしは一度東京に戻ります。   美濃でのフェス実現に向けて えいえいおー!と一緒につくる仲間を募るきっかけに まずは、ちいさなマーマーフェスが東京でもできたらなぁとも考え中です。   わたしがマーマーマガジンと出会ったのは高校生の頃。 当時チアリーディング部に所属していたわたしは 朝から晩まで部活漬けでしたが、本が好きで 学校帰りによく立ち寄っていた下北沢の街で見つけたのでした。   以来、学校では教えてくれない、 毎日を気持ちよく生きるヒントが詰まった一冊を 教科書のように読んでいました。   からだからのメッセージを受け取ること 地球とともに暮らす知恵など 今の生き方につながるエッセンスをもらったと感じています。   大学で看護を学んだことをきっかけに 病院でも学校でもない、もうひとつの居場所について考えています。   からだのちょっとした不調や悩みを気軽に相談しに行ける場所 日常からちょっと離れてこころもからだもゆるめて休める場所が 街のなかにぽつぽつと明かりが灯るようにあればいいなぁと。     雑誌からはじまったマーマーマガジンの活動も 今では立ち寄りどころとしてお店ができて、すぐそばに編集部もあります。   場があると自然と人が集まってきて 集った人がまた、あたらしい種を運んできて 想像もしていなかった芽が出ます。   そんな循環がここでも、この夏の間に生まれていく予感がしています!  

(鈴木萌|いな暮らし)

             
2017-08-10 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

    みなさま、こんにちは!   今朝の美濃は久しぶりに涼しくて・・・・ 寝心地抜群! 窓から吹き込んでくる風が最高に気持ちいい!!     上の写真は散髪後の田んぼです。 こちらも気持ちのいい風が抜けていくことをイメージして 畦の草を鎌一本でザクザクいきました!     最近では田んぼの周辺にお住いのみなさまから いろいろな情報をいただけるようになりました。 この前は 「美濃市中のスズメが福太郎くんの田んぼに集結してしまっている。 あっという間に稲穂が全部食べられてしまうよ」と電話をいただきました。   穂が出てから「妙にスズメの姿を見かけるようになったな」と思 っていたので「なんですとっ!!!」とカッとなってしまい、 (自然農の祖・福岡正信さんが最後までスズメを憎んでいたというお話を どこかで聞いたのを思い出しました)   すぐに田んぼのことを教えてくれている50noenの五十嵐武志さんに 「美濃市中のスズメに狙われています!どうすればいいですか?」と 超大雑把で、自分のことしか考えていないご迷惑な相談メールをして 鎌を手に、軽トラに乗り込みました(鎌でなにをする気だ!?)   田んぼに着くと、 20羽ほどのスズメたちが田んぼちゃんから一斉に飛び立っていきます。   ぼくは鎌を手に軽トラから飛び出し 「このやろー」と叫びながら、スズメを追いかけました! (こういうコテコテなことを自分がやるとは思ってもいませんでした)   スズメが飛び立っていく空を睨みながら これからのことを考えました。   カカシを立てるか・・・ 網や紐をはるか・・・ 見張り小屋を作るか・・・     ふと携帯をのぞくと五十嵐さんから 先ほどのメールに対する返信が!     「うーん微妙。スズメたちが喜んでいることはたしか」     ・・・・   ・・・・     なにか対策を教えてくれるもんだと思っていたぼくは 五十嵐さんがなにをいっているかわからず、頭が真っ白になりました。       でもしばらくすると 「そうか」と なんだか腑に落ちる瞬間が訪れたのです!     喜んでくれているんだ なら、 まぁ、いいか     ほんとうにそんな感じでした。     じつはこの相談メールの前にも カメムシがたくさん稲穂についているのを発見して ギョッ! としたぼくは、五十嵐さんに 「カメムシが! コメツキムシが! どうしたらいい?」と 相談メールをしていたのです。   そのときも 「うーん微妙。福太郎さんはどんな田んぼにしたいんですか?」と 返信メールをいただいていたのです。   その時は意味がわかりませんでした。   でも今は腑に落ちています。 あえて言葉にすると     あわよくば・・・ カメムシに1畝、スズメに2畝、ぼくたちに4畝・・・   そんな田んぼにしたいんだと思います。 なぜなら そう思うと、とっても楽でいい感じの自分でいられるからです。     田んぼ・・・・・ ほんとうに深い気づきと学びを与えてくれます!!       さてさて明日から、こちらのコーナーで新展開!!!!   実は本日からマーマーマガジンお取り扱い店でもある 東京都稲城市にある「いな暮らし」の鈴木萌さんが インターンシップ生としてエムエム・ブックスで働いてくれています!   せっかくなので萌さんに インターンシップの日々、美濃の暮らし、服部みれいや福太郎の暴露話!などなどを みなさんに向けて発信していただけたら・・・、と思い このコーナーを期間限定で明け渡すこととなりました!       題して『インターン生「いな暮らし」萌のみの暮らし日記』!!       さてさてどんな日記が展開されるのでしょうか! こうご期待!!         「喜んでいることはたしか・・・・」って ほんとうに名言だぷあ!   五十嵐さんとも、もう少ししたら会えるぷぷあ!!  

(福太郎)

 
2017-08-09 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

    先週末に今年のオリジナルオーガニックコットンTシャツの 草木染めバージョンをマーマーなブックスアンドソックスにて 数量限定で販売をスタートいたしました!   丁寧にひとつひとつ手染めしてくださるsolosoloさんの染色に惚れ込んでいます! (茜染絹の腹巻もsolosoloさんです!)   販売スタートこそ8月過ぎてからになってしまいましたが、 準備は1年前からはじまっていましたし、 3月にはやしゃぶしで染めていただくことを決めておりました!   というのも、 Tシャツを染める草木の相談をsolosoloさんにしたときに メールで送っていただいたのが上記の写真です。 そして下記のような文章をお送りくださいました。 メールの文章を一部抜粋させていただきます。   ————————————————————
長野県の北西部、大町。
夏の間、山は黒々とした緑に覆われ、
太陽のエネルギーをたくさんたくわえる。
秋に向かって日が短くなりはじめると
木々はだんだんと実をつけはじめる
冬になり、あんなに深く緑濃かった広葉樹の葉は落ち、
山は地面まで陽がよくあたる
そしてアルプスは真っ白になり、雪が3m以上積もる。
普段手の届かないやしゃぶしの木の実に手が届く。
今回のやしゃぶしは春先のまだ雪が残る頃に採ったもの。
山の恵みをいただく、感謝の気持ちで採取。
途中、熊やカモシカや鹿かなとおもわれる足跡がありました。
野生の領域の一歩手前までスノーシューで歩く、
これは緊張感と神々しさの共存体験でもあります。
遭遇してしまうことは
お互いに影響があるので
気を払いながら、すすみました。
来年もこの恵みがいただけるようにという想いもこめて。
染めている実には何種類かあります。
オオバヤシャブシ、ヤシャブシ、ヒメヤシャブシ
ハンノキも似たような果穂をつけます。
色としては似たようなものなので
総称して「やしゃぶし」とうちでは言っています。
solosoloの染めは北アルプスからのうつくしい水をつかっています。
この染めをきれいだなと思ってくださるとしたら
この土地と水がすばらしいのだとおもいます。
冬の間中、少しずつ集めたやしゃぶしの実を薪で煮だし
ひとつひとつ手染めしています。
工房の中はやしゃぶしのほのかな甘酸っぱい香りがたちこめています。
その土地にある植物で
その土地の水と木をつかって火を焚き、
色をいただく
そこには特別な調和があるように
思っています。
染めたての光り輝くような色も
時を重ねて落ち着いた色も
自然のように変化していくものとして
愛でていただけたらうれしいなと思います。
    ————————————————————————   やしゃぶし達が過ごした日々、 その場の清々しい空気が目一杯込められている気がしました!                 手前味噌ですが とっても気持ちのよい素材のオーガニックコットン、そして solosoloさんのやしゃぶし染め・・・・・、 ほんとうにいいものができたと思います!!      

(福太郎)

 
2017-08-07 | 福太郎だより | お知らせ一覧

 

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