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今日の編集部

ダイアリー・ア・ゴーゴー 2

 

こんにちは!

月・木レギュラー(「いいとも!」がなつかしい!)

の、川口ミリです。

 

月曜日にアップしたブログに対し、

いくつかお便りをいただきました。

今回は、その一部をご紹介させていただきます。

 

 

まず、静岡のM.M.さんからです。

 

*****

 

今日のミリさんの日記の内容が、

わたしの1/1に書いた内容と似ていました。

手前手前味噌味噌ですが少し披露させてください。

 

「わたしは日記を

ちゃんと書けるかどうか心配なあまり

この日記をつけはじめるのが

おっくうになっています。

完璧にやろうとするあまり、

やること自体に疲れてしまうこと

それは私のくせです。

このくせを手放せば、

やること自体をもっと楽しめます。

やること自体を楽しむ。

それがいいと思います」

 

こんな感じのことを、私は気が向いたら書いています。

毎日書く!も、手放してみました。

 

M.M.より

 

*****

 

M.M.さん、ありがとうございます。

 

「〜じゃなきゃいけない」は、

こころのそこかしこに潜んでますよネ。

でもまさか、日記を書きはじめても

それに気づくとは思いませんでした。

日記、恐るべし!

きっと今までは、

「続ける」と「きまじめに」が

セットになっていたんです。

『わたしのダイアリー』へ

お気楽に、能天気に、日記を書き続けることで、

「自由」さに一歩近づけたらいいなと思っています。

 

次は、大分のトミーさんからです。

 

*****

 

手紙を書くの、わたしも好きなのですが、

その理由がミリさんと同じでした。

でも今はやっぱり、

文通していた友人たちの環境が変わり(結婚、子育てなど)、

手紙を出すと、返事を書かないといけない!とか

相手に負担に思われたらいやだなあ……と思い、

なかなか書かなくなりました。

そんなわたしも、(『わたしのダイアリー』を)

雑記帳としていろいろ書いて自分の中を整理しています。

 

トミーより

 

*****

 

トミーさん、ありがとうございます。

 

手紙魔(!)の自分としては、

『ダイアリー』をうまく、秘密の花園というか

自分の感情を素直に吐き出せる場所にすることができれば、

逆に、簡素だけどすごくいい手紙が書けるようになるのでは?

と思っているんです。

 

たとえば……、

サルヴァドール・ダリがスペインから、

パリに移り住んだパブロ・ピカソへ送った手紙を

集めて掲載した本を手に入れました(こちらです)。

パリのピカソ美術館で買ったフランス語の本ですが、

文面を眺めているだけでもおもしろいですヨ☆

 

彼らの共通の母語であるスペイン語がつかわれています。

ほんの一言、二言のメッセージしか書かれてなかったりするけど

ウィットや親密さに富んでいます。

(たとえば「7月は、女性との睦み合いと

エスカルゴ料理は体によくないよ」

という、なんとまあすごい意味合いの、

カタルーニャ地方のことわざが、

合い言葉のように、繰り返しつかわれます。)

 

また、絵はがきの裏の絵や写真でも情報が伝わります。

オーストリアのスキーリゾートや

イタリアの岩山など旅先の写真もありますが、

闘牛士をモチーフにしたスペインの絵はがきも多いです。

 

ごくごくシンプルだけど

相手に尊敬や愛情が伝わる手紙を、

ダリは書くことができたんです。

祖国スペインから離れて暮らすピカソは

ダリからの手紙をさぞかし喜んだでしょう。

だからこそ手紙群は捨てられずに、

今日、こうして本に掲載されたり、美術館で展示されたりして

わたしたちも見ることができているのだと想像できます。

 

そんな、たいそうすてきな手紙術は、

自分との打ち合わせが順調な人にしか

会得できなそうだと思っています。

 

よーし!

 

より「自由」になって、

すてきな手紙を書くぞ!

 

そのために1年間、

『わたしのダイアリー』を使い倒そうと

今、こころをあらたにしました。

 

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