ダイアリー・ア・ゴーゴー 2
こんにちは!
月・木レギュラー(「いいとも!」がなつかしい!)
の、川口ミリです。
月曜日にアップしたブログに対し、
いくつかお便りをいただきました。
今回は、その一部をご紹介させていただきます。
まず、静岡のM.M.さんからです。
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今日のミリさんの日記の内容が、
わたしの1/1に書いた内容と似ていました。
手前手前味噌味噌ですが少し披露させてください。
「わたしは日記を
ちゃんと書けるかどうか心配なあまり
この日記をつけはじめるのが
おっくうになっています。
完璧にやろうとするあまり、
やること自体に疲れてしまうこと
それは私のくせです。
このくせを手放せば、
やること自体をもっと楽しめます。
やること自体を楽しむ。
それがいいと思います」
こんな感じのことを、私は気が向いたら書いています。
毎日書く!も、手放してみました。
M.M.より
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M.M.さん、ありがとうございます。
「〜じゃなきゃいけない」は、
こころのそこかしこに潜んでますよネ。
でもまさか、日記を書きはじめても
それに気づくとは思いませんでした。
日記、恐るべし!
きっと今までは、
「続ける」と「きまじめに」が
セットになっていたんです。
『わたしのダイアリー』へ
お気楽に、能天気に、日記を書き続けることで、
「自由」さに一歩近づけたらいいなと思っています。
次は、大分のトミーさんからです。
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手紙を書くの、わたしも好きなのですが、
その理由がミリさんと同じでした。
でも今はやっぱり、
文通していた友人たちの環境が変わり(結婚、子育てなど)、
手紙を出すと、返事を書かないといけない!とか
相手に負担に思われたらいやだなあ……と思い、
なかなか書かなくなりました。
そんなわたしも、(『わたしのダイアリー』を)
雑記帳としていろいろ書いて自分の中を整理しています。
トミーより
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トミーさん、ありがとうございます。
手紙魔(!)の自分としては、
『ダイアリー』をうまく、秘密の花園というか
自分の感情を素直に吐き出せる場所にすることができれば、
逆に、簡素だけどすごくいい手紙が書けるようになるのでは?
と思っているんです。
たとえば……、
サルヴァドール・ダリがスペインから、
パリに移り住んだパブロ・ピカソへ送った手紙を
集めて掲載した本を手に入れました(こちらです)。
パリのピカソ美術館で買ったフランス語の本ですが、
文面を眺めているだけでもおもしろいですヨ☆
彼らの共通の母語であるスペイン語がつかわれています。
ほんの一言、二言のメッセージしか書かれてなかったりするけど
ウィットや親密さに富んでいます。
(たとえば「7月は、女性との睦み合いと
エスカルゴ料理は体によくないよ」
という、なんとまあすごい意味合いの、
カタルーニャ地方のことわざが、
合い言葉のように、繰り返しつかわれます。)
また、絵はがきの裏の絵や写真でも情報が伝わります。
オーストリアのスキーリゾートや
イタリアの岩山など旅先の写真もありますが、
闘牛士をモチーフにしたスペインの絵はがきも多いです。
ごくごくシンプルだけど
相手に尊敬や愛情が伝わる手紙を、
ダリは書くことができたんです。
祖国スペインから離れて暮らすピカソは
ダリからの手紙をさぞかし喜んだでしょう。
だからこそ手紙群は捨てられずに、
今日、こうして本に掲載されたり、美術館で展示されたりして
わたしたちも見ることができているのだと想像できます。
そんな、たいそうすてきな手紙術は、
自分との打ち合わせが順調な人にしか
会得できなそうだと思っています。
よーし!
より「自由」になって、
すてきな手紙を書くぞ!
そのために1年間、
『わたしのダイアリー』を使い倒そうと
今、こころをあらたにしました。