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うつ病、アトピーから「冷え」に気づく

雑誌のライターというハードな仕事をうつ病で辞め、
体調が戻るまで、と別の仕事をしていたとき、
頭皮に異変が現れました。

最初はフケ、どんどんかゆくなり、
ぐずぐずと血がにじむように。
夜中にかきむしるので
布団や枕に血のシミができるようになりました。
たまらず漢方の病院に行ったところ、
「からだがふつうの人以上に冷えているから
気をつけてください」と
お医者さんにいわれたのが、「冷え」との最初の出合いです。

まずは『新版　万病を治す冷えとり健康法』
（進藤義晴＝著　農山漁村文化協会＝刊）を買って
冷えとりのことを知りましたが、
靴下をどこで買えばいいかわからず、
しばらくは足湯と半身浴だけしながら過ごしていました。

そんなある日、服部みれいさんが
冷えとりグッズのお店mm socksをはじめることを知り、
スタートと同時に靴下を手に入れました。
4年前のことです。

大好きな人と結婚しました！

最初に起きた大きな変化は結婚です。

パートナーとは
冷えとりをはじめたころから同棲していましたが、
とくに先の約束もないままに、
ノリだけで一緒に暮らしていたので、
不安な気持ちをぶつけてしまうこともしばしば。

けれど、冷えとりをはじめてからは、
わたしの気持ちが安定して、ケンカはみるみる減りました。
そして1年後の11月。
パートナーからなんの前触れもなく婚姻届を渡され、
プロポーズ！
すぐに結婚することになりました。

半身浴を続け、靴下を重ねばきして、
ただただ楽しんで“冷えとり”を続けたのが
よかったんじゃないかなと思います。
足元があたたかくてしあわせだと、
不安になることのほうが難しいですよね。

このころになると、頭皮のアトピーはほとんど消えていました。

好きな仕事で週3日働く

次の大きな変化は、転職です。
「ライターに戻りたい。
週3日ぐらいなら無理せず続けられるかも」
というのが、冷えとりをはじめたころのわたしの希望。
うそみたいなのですが、
今、わたしはそんな環境で働いています。

ずっと好きな仕事をしてきたわたしにとって、
体調が戻らないまま、
生活のためだけの仕事をするのはつらくてたまりませんでした。
けれど、夫に相談しても、
「生活が苦しくなるから、今の仕事を辞めないで」
といわれていたのです。

きっかけは2011年3月11日の地震でした。
ショックで再びうつ状態になったわたしは、
しばらく地震のない地方にある実家に帰ることに。
気が抜けてしまって、音楽も聴けず、日記も書けない。
何も手につかなかったのですが、冷えとりだけはしていました。

1か月後東京に戻ると、なんと！夫が、
「今まで無理させてすまなかった。
これからは家計は俺にまかせて、
おまえは好きなことしていいよ」といい出したのです。

仰天しました！

なのでまず、からだを整えようと、
あたらしい気持ちで冷えとりに取り組みました。
半身浴を長いときで1回2時間ずつ、
1日3回していたら、
40度ほどの高熱が2回出ました。
あとから思えば、
こころの冷えのめんげんだったように思います。

そうして、こころもからだもスッキリ整ってきたころ、
「週3回のライターの仕事があるのだけど」と誘われて、
今の仕事をはじめることになりました。

冷えとり仲間ができました

わたしも冷えとり4年生、
何か冷えとりに恩返しができないものか、と
去年から"Geekな"冷えとりガールの日記
http://y-n-o.tumblr.com/というブログをはじめました。

冷えとりグッズを使ってみて、
どうだったかを書いています。
お買い物の参考になればと、広告宣伝一切なし！
を看板に運営しています。

最初はひとりではじめたのですが、冷えとりガールたちが
おすすめを教えてくれたり、
URLを宣伝してくれたり……。
みなさんすてきな方ばかり。感謝の気持ちでいっぱいです。

進藤幸恵さんの本にあった"こころの冷えをためないコツ"、
「人は一人では生きられない。 感謝の気持ちを大切に」を、
ちょっとずつ実現できている気がしています。

冷えとりをしてよかったことは、
「こうなったらいいな！」と思ったら、
「変化」は向こうから迎えに来てくれるってわかったこと。
願望の叶うスピードも速くなりました。