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別マー連載

更新日 2012/07/27

別マー連載 冷えとりガールズの集い

第45回:読マー! 冷えとりで得た、彼との絆とあたらしいいのち ペンネーム・YOKOさん

風邪をきっかけに冷えとりをはじめたYOKOさん。からだの変化とともに、長い間目を背けてきた「こころの冷え」が、怒りとなって大爆発! 素直な感情を吐き出すことで、彼との関係にも変化が生まれます。素直に気持ちを表すことの大切さに気づかせてくれるレポートです。

出しまくって治した大風邪

わたしが冷えとりをはじめたのは去年の秋からです。

ものすごい風邪をひいたことがきっかけでした。
微熱程度でしたが、
鼻水やせきや痰がいっせいに出はじめたのです。
以前から薬を飲むことがきらいだったので、
病院は避けていたのですが、
そのときはあまりにひどかったので行くことにしました。

1週間分の薬をもらい、朝・昼・晩と飲み続けましたが、
いっこうに治る気配がなく、薬を飲んでいるということだけでも
ストレスを感じていたので、途中で薬はやめました。

そして、冷えとり健康法の本に書いてある、
「出てくるものを抑えるより、出しきる」ということばどおり、
鼻水や痰といった出せるものは全部出そうと決意。
「出す」という行為はとてもしんどいものでしたが、
出しきってしまうと信じられないくらい、
「すっきり爽快!」になりました。

“こころの毒素”が大爆発!

「出しきる」ことで冷えとりの大切さを実感したわたしは、
すぐに冷えとりソックスを購入して、
できるだけ半身浴や足湯もして、
食べすぎにも注意するようになりました。

2〜3か月経つと、人から「やせたね」といわれるようになり、
自分でもからだが軽くなったような気がしてきました。

でも、何よりも大きかったのは、自分の中のため込んでいた
“こころの毒素”のようなものが出はじめたという実感です。
「こころの奥にしまい込んで、忘れようとしていた思い」
「幼少期の満たされなかった思い」といったものが、
怒りとなって一気に爆発したのです。

幼いころ、兄が白血病になり、
親が看病にかかりっきりになったため、
さみしい思いをずっとがまんしていたこと。
20歳のときに妊娠して、
彼に産むなといわれ、
冷たい病室の中で中絶したこと。
中絶したあかちゃんへの申し訳なさ。
そして男性を信じられなくなったこと……。

わたしのこころの中の闇から、
むくむくと怒りがわいてきて、
その怒りは今の彼に向かいました。

パートナーとのあたらしい絆

怒りが彼に向かうなどして、
とても迷惑をかけてしまったのに、
彼はそんなわたしを理解し、
わたしの怒りの根本の原因を、
一緒に探してくれました。そして、
「話してくれてありがとう。一緒に克服していこうね」
と、受け入れてくれたのです。
そして、彼も自分のもつトラウマを告白してくれました。
わたしたちはお互いの本音を理解し合うことができたのです。

人と真剣に向き合うのは、苦しい作業でしたが、
お互い素直な気持ちで、納得がいくまで話し合いました。
冷えとりをして、自分の中で蓋をしていた感情を吐き出し、
ふたりのあたらしい絆を手に入れたような気がします。

そして、少し前に妊娠がわかりました。
今は、この「こころの大デトックス」のあとに誕生した
あらたないのちを、
丁寧に、あたたかく、
のびのびと育てていきたいと思っています。

編集長より

YOKOさん、こんにちは! すばらしい体験談をありがとうございました。ご自分で納得して薬をやめたこと、そして、からだの変化を体感されたこと、さらには、「こころの冷え」の毒出しまでーー。わたしもとっても勉強になりました。YOKOさんのように、子どものころのつらかった気持ちや、こころの奥深くに押し込めてしまった気持ちは、やはりいつか、外に出る必要があるのでしょうね。冷えとりの「何でも出すのがよい」という考えかたは、すごくシンプルだし(シンプルすぎて現代人にはわかりづらいといいますか)、またつらいときもありますが、でも全体で見て、ものすごく理にかなっていると思っています。妊娠も、ほんとうに、おめでとうございます。冷えとりをしていると、つわりもなく、出産もとても楽で安産なのだそうです。冷えとりをぜひ続けて、すばらしい出産をなさってくださいね。

☆プロフィール
[ペンネーム・ヨーコ]

京都市在住。おなかの中のいのちを毎日絵にするのが習慣になっています

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