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別マー連載

更新日 2012/03/02

別マー連載 冷えとりガールズの集い

第42回:ケガもめんげんだった! アマミヤアンナ(マーマーマガジン編集部)

みなさん、こんにちは。このコラムを担当している、マーマーマガジン編集部アマミヤです。突然ですが、冷えとりガールズの盛り上がりに参加したくなって、わたしの「毒出し」体験記を書かせていただくことにしました! 痛い目にあってあらためて感じた、半身浴の底力。冷えとりは、続けるほどに発見があって、興味深いです。

2年目に突入した冷えとりライフ

冷えとりをはじめて2年4か月になります。
最初は4枚重ねばき2セットからスタートしたのですが、
すぐにその心地よさを実感し、
一日中はくようになりました。

はじめこそ、靴のサイズ調整や
重ねばきファッションにとまどいましたが、
本誌編集長をはじめとする冷えとりガールズや、
本誌の冷えとり特集を参考に、
洋服と足元のバランスを自分なりに研究。
手もちの服で冷えとりファッションを考えることが、
どんどん楽しくなっていきました。

(余談@ このときの実感が、
『冷えとりガールのスタイルブック』
をつくるきっかけになりました!)

そして、2年目の冬、
外出時の靴下は基本4枚、
仕事場では毛糸のルームソックスとレッグウォーマーをプラス、
足元には湯たんぽを置いています。

寝るときは、ズボン+レギンスで計4枚、
靴下は4枚+毛糸のルームソックス+レッグウォーマー、
布団の中には陶器の湯たんぽを入れています。

半身浴は、ふだんは朝か晩に30分〜1時間ですが、
いそがしいときは、
2〜3日続けてシャワーだけになることも……。
そんなときは、休日に2〜3時間入ったりして、
なんとなくバランスをとっています。

(余談A 冷えとりをはじめた当初、
半身浴がしにくい環境だったので、
少し悩んで、引っ越しました!)

わたしの場合、半身浴をきちんとはじめてから、
からだの調子が大きく変わったように思います。
半身浴の時間に比例して、からだの奥の奥から
潤いがにじみ出てくるような感覚があるので、
「今日はどのくらい入れるかな〜」
と楽しみになりました。

(余談B お風呂上がりは、基本的に化粧水しかつけませんが、
この冬、乾燥を感じませんでした!)

祝・毒出し!

めんげんらしいめんげんを経験せずに、
ここまできたわたしに、ちょうど1か月前、
いよいよその機会がやってきました。

自転車で思いっきり転び、ケガをしたのです……!

転んだ勢いで自転車は5メートル先まで飛び、
思いきり両ひざを強打。
重ねばきしたレギンスに血がにじむほど、
ひざをすりむきました。

そんな日に限って、朝から撮影だったため
足を引きずりながらもなんとか仕事場に到着。
すると、編集長が、
「はやく、はやく、足湯をっ!!」
といって、速攻で足湯用のバケツ&お湯を
用意してくれました(……涙)。
撮影準備が行われているのを横目に、
「ああ、申しわけない……」と思いつつ、
足湯をさせてもらいました。

その日はとにかく来客が多くて、
いきなり足湯をしているわたしに、
みなさん、やさしく声をかけてくれました。

実はそのとき、
「ケガって炎症だから、その直後はあたためるより
冷やしたほうがいいんじゃない?」
といわれた方も何人かいました。

(うーん、確かに一般的にはそうかもしれない。
でも、冷えとりの基本はあたためることだしな……。
でも、この方たちも心配してくれているわけだし、
なんて答えればいいんだ……?)

あれこれ考え、ことばに詰まってしまったそのとき、
「アマミヤさんはぶだん冷えとりしているから、
大丈夫じゃないですか?」
と助け船を出してくださる方が!
「そうやってシンプルに答えればよかったんだ」
と、とても勉強になりました。

夕方になり、冷えとりにくわしい整体の先生に、
からだをあたためてもらいました。
そして、
「家に帰ったら半身浴するといいですよ」
とアドバイスを受けたのです。

一瞬、ビックリしたのですが、
「そうか、冷えとり健康法の考えかたならそれでいいのか」
とすぐに納得。
「半身浴の威力を試したい!」
という“お試し好き”の性格ともあいまって、
さっそくその日から実行しました。

お湯に傷口をつける瞬間は緊張しましたが、
想像していたほど、しみたり、痛かったりすることもなく、
全身があたたまったおかげで、
翌朝、だいぶ冷えが抜けたように感じました。

それから毎日、半身浴を続けましたが、
湯船につかるたび、
からだから毒素が出ていっている気がしていて
なんだかうれしかったです。
日中は傷口にやぶれた絹の靴下を切り貼りしていましたが、
絹の排毒力のせいか、5日経っても膿は出続けていました。

そして、最終的にはかさぶたができることなく、
ゆっくりとよくなっていったのです。

毒出しには「タイプ」がある!

毒出しの方法は人それぞれで、
「病気」で出るタイプと「ケガ」で出るタイプの、
2種類あるそうです。

小さいころからケガが多いわたしは、完全に後者のタイプ。

でも、「ケガ=毒出し」なんだと思えば
なんだか得した気分だし、
「どんと来い!」、という気分にもなれます。
今回、それを自覚できたことが、とても大きな収穫でした。

ケガをしたその日、足先がとにかく冷たくて、
てっきりケガのせいだと思っていたのですが、
整体の先生にいわれたのは、
「冷えてたからケガしたのよ。そのぐらいで済んでよかった」
ということば。
思えばこのとき、半身浴できない日が何日か続いていたのです。

ふだんから定期的にからだを整え、
細かくメンテナンスすることが、
大きなケガや病気の予防に役に立つのだと、
よくわかりました。

冷えとりを続けていくと、
どんどん深いところの冷えが出てくるのだとか。
ただただ、半身浴を強化し、
さらなる毒出しに備えたいと思います!

編集長より

アマミヤさん、突然のレポートをありがとうございました! 「転んだ」と電話をもらったときは、本当に驚きました!! 即座に、進藤幸 恵さんが、「甘いものを食べ過ぎたら、足を怪我した」と話しておられたことを思い出し、「食べ過ぎかな?」と思いました(あとできいたら、めずら しくチョコレートを食べていたのでしたよね)。からだは本当にすごいなあって思います。アマミヤさんの例以外にも、ケガで冷えの毒出しをす る話を聞いたことがあって、そういう視点で見ると、ケガも必然なのだなあって思います。
また、お話にあるなかで、「冷えとりをはじめたら、冷えとりの方法をしっかり、信頼する」ということも大事なんだなってあらためて感じました。
あと、近くで、アマミヤさんを見ていて、熱を出したり、ケガをしたりするたびに、何かが「はずれる」というか、あまみやさんの本来の姿が出てきているように感じています。時々、「すごくきれいになったなあ」って顔を見てしみじみ思うこともしばしば。
冷えとりは本当にすごいですね。余談もおもしろかった。ほとんど、「手紙状態」になっていますが(笑)、とにもかくにもアマミヤさん、ありがとうございました!

☆プロフィール
[あまみや・あんな]

マーマーマガジン編集部員。『冷えとりガールのスタイルブック』(主婦と生活社=刊)の編集も担当した。本誌編集長に出合ったその日から冷えとりをスタート。冷えとりを続けていく中で、半身浴の時間を増やす工夫を続ける日々

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