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別マー連載

更新日 2011/03/11

別マー連載 冷えとりガールズの集い

連載 第28回:読マー! めんげんを乗り越えられたわけ ペンネーム・ココさん

冷えとりをはじめてまだ4か月というココさん。2日目からはじまった激しいめんげんにも臆することなく、ひたむきに、冷えとりを続けていらっしゃいました。めんげんにくじけることなく、冷えとりを続けているココさんのレポートに、勇気づけられるガールも多いはず! ではさっそく、ココさん、おねがいいたします。

冷えとりとの運命の出合い

わたしは冷えとりを2010年10月からはじめました。
『冷えとりガールのスタイルブック』(主婦と生活社=刊)が発行された、まさにその直後、たまたま立ち寄った書店で、本を目にしたのです。
もともと冷えとりには興味がありましたが、はじめるきっかけはファッションスタイルがかわいいなあと思ったことです。今思えば、これが冷えとりとの運命の出合いだったのだと思います。

自宅で熟読して、本当にびっくり!
「ああ、わたしのやりたかったことはこれだ!」と直感したからです。

わたしは、子宮内膜症でピルを飲み続けながら、毎月生理前後には偏頭痛になり、一日暗い部屋で寝ていなければ過ごせないほど強い痛みに苦しんでいました。5年ほど前にヨガをはじめて、少し体調がよくなったような気がしていたのですが、やはりまだ何か足りない……そんな気持ちでした。

もともと、化繊のストッキングがきらいで、ストッキングをはくときには、必ず絹の5本指靴下をはいていました。
しかし本を読んで、「なるほど! 絹だけはいていてもだめなんだ!」と腑に落ちました。
さっそく、もっていた「絹の5本指+綿の5本指+綿の先丸靴下」をはきはじめました。

2日目から湿疹が出はじめて……

冷えとりを開始し、わずか2日ほどで驚くことがありました。
なんと、首筋、顔面のリンパにそった部分に点々と赤い斑点が出たのです。

はじめは、「なんだろう?」と、さほど気にもとめていませんでした。
しかし、1週間ほど経つと斑点が痒くなり、掻かずにはいられなくなりました。
掻くと真っ赤になり、人に見られるのが恥ずかしいほどひどくなってきました。
半身浴もはじめて、お風呂の中で『冷えとりガールの…』の本を読みながら、絹の布で掻きむしりました。

すると、赤い部分が広がり、左目の上が殴られたように赤くなっていきました(今考えてみると左目の視力だけが悪いのが原因のような気がします)。
首筋も昔もっていたアトピーが再発したかのようにものすごく痒く、ただれたようになりました。

人の前に出る仕事をしているため「恥ずかしいなあ」と思いながらも、「足をあたためることが悪いことのはずがない!」と思い、家族に「何かだまされているんじゃない?」「病院に行ったら?」といわれても聞かず、ただただ、冷えとりを信じてお風呂に入り、湯たんぽを使い、靴下をはいて過ごしていました。

冷えとりを信じ続けられた理由

ただ、この状態が1か月ほど続いたときは、さすがに少し心配になりました。
しかし、「ここでやめるわけにはいかない!」と思いながら過ごしました。
「どうして、そこまで信じて続けられるんだろう?」と自分でも思いながら、不思議と耐えることができていました。
見た目はひどいのですが、こころはあたたかかったのです。足があたたかくて気持ちがよかったからでしょう。

それに、『マーマーマガジン』のバックナンバーを買い集め、お風呂の中で読むのも楽しみになっていましたし、進藤義晴先生の『新版 万病を治す冷えとり健康法』(農山漁村文化協会=刊)や、この「読マー」の体験談を読みながら、靴下をたくさんはいてできるファッションのことを考えるのも、とっても楽しく感じていました。こころの冷えもよくないことがわかり、それまでストレスに感じていたいやな仕事も1つ削ると、こころに決めました。

その状態が約2か月ほど続いた年末年始、少しずつ状態がよくなっていきました。仕事が休みに入り、リラックスできていたからかもしれません。

その間、絹のレギンスや、オーガニックコットンのキャミソールを買い集め、できるだけ着心地のいいものをからだに着けるようにもなっていました。
ずっと気になっていた布ナプキンも『マーマーマガジン』を読んではじめました。
(あまりに気持ちがよくて、こちらもびっくり!)

冷えとりを開始して4か月経った今、顔の痒みや赤みはすっかりなくなりました。化粧水をつけなくてもいられるぐらいツルツルしています。
首筋の痒みはまだ少しありますが、以前ほどではありません。
そして、今は二の腕と腰のあたりに湿疹ができています。
今は、「子宮内膜症がよくなったらいいな〜」と楽しみにしています。
まだ、偏頭痛はよくならず、今月は今までにないほどにひどかったのですが、逆に「めんげんかな?」といいほうに考えて過ごせました。こちらも気長におつき合いしていけたらと思っています。

毎日、なんだかハッピーなんです

まだはじめたばかりの方、めんげんにへこたれそうになっている方、痒みがひどく、見た目がひどいのはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、わたしは人に「アトピーですか?」と聞かれれば、「実は……」と胸を張って冷えとりの話をすること自体も楽しんでしています。

また、洋服を買いに行ったときには、「アレルギーなんです」と正直に話すことにしています。すると意外と店員さんが「実はわたしも……」といって、かわいらしい冷えとりグッズを教えてくれたりします。例えば、売れ残っていたとってもかわいい湯たんぽや、なかなか売れずに値引きされていたシルクの高級ニーハイソックスを紹介してくれたり、とすてきなものと出合うことができたりします。

冷えとり生活をはじめてから、わたしの生活の基本はすっかり変わりました。
これまで、食事、着るもの、運動、生活リズムなどバラバラによかれと思ってやっていたことが、すべてつながり、バランスがとれるようになったのだと思います。

まだまだはじまったばかりの冷えとり生活ですが、なんだかハッピーなのは間違いありません。
自分のからだのために、マイペースで長く長くおつき合いしていけたらと思っています。

編集長より

ココさん、すばらしいレポートをありがとうございます! めんげん、よく耐えられましたね!! すごい。わたしもまだまだ初心者ですが、ひとつの冷えがとれると、また次の冷え、という感じで、薄皮を剥ぐように、冷えが外に出ていくような感覚があります。冷えとり健康法は婦人科系の疾患に対して、よい例をたくさんもっていますが、とにかく、結果を期待せず、焦らず、ただただたんたんと、今の調子で、冷えとりをすすめていってみてください。また、この先、変化があったらぜひぜひ、レポートをくださいね。とっても勇気の出るお話でした。ありがとうございました!

☆プロフィール
[ペンネーム・ココ]

29歳、会社員。ヨガ、自転車、登山が好き。「ヨガは2年間のベトナム赴任時代に、アメリカ人の方が主宰するスタジオに通っていました。冷えとりをはじめてから、毎日が楽しく過ごせるようになってきました」

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