1 旧暦の元旦◯新月◯一粒万倍日
2017-01-28
超どアップが我が家の愛猫あたり君。
後ろの黒猫招き猫ちゃんは鎌田芳朗さん作佐原張り子です。
さよならリーダーシップ(後編)
2016-12-31
あっという間に大晦日になってしまいました。
前編を書いてから、ずいぶん時間が経ってしまいました……。
そのあいだにも、みれいさんのトークショーや、忘年会で、
読者の方や、知り合いに会うたびに
この話をみれいさんが話したり、みれいさんに話をふられてぼくがすることに……。
そのたびに聞いていただくみなさんに大爆笑していただきました。
ある人には
「たしかにこの前会ったときのフクちゃん、
かなり生きるのがしんどそうだったよ」と言われました。
「でもリーダーシップとろうとしていた頃よりも、
逆に前より堂々としているね」とも。
……さて、「さよならリーダーシップ」の後編です。
「リーダーシップがひとかけらもない」のが自分であると
はじめて認められたとき、世界が一変しました。
「なーんだ、ないならしょうがないな」と
自分が軽くなりました。
今まで、なんとかリーダーシップを発揮させようと……
カリスマ経営者が書いた本や、リーダーシップの本を読みまくり
そこに書かれていることを実践したつもりになっていたり、
「まずは格好から」とスーツを着てみたり、
朝礼をピシッとした雰囲気にしてみたり、
報告・連絡・相談(ほうれんそう!!)を
各スタッフと大まじめに取り組んだり……
いろいろなことに、社長になってからの2年間取り組んできました。
ぜんぶうまくいきませんでした。
そもそもリーダーシップをとろう、リーダーシップを発揮しよう、
という魂胆が間違っていたんですよね。
モテよう、モテようとする人が
全然モテないのと似ている気がします笑
今思えば、
ぼくにリーダーシップがないことを色々な方法で
知らせてくださった方々がいました。
まずは小社発刊『いいかげん人生術』でもおなじみの秋山佳胤先生。
健康相談のセッション中に秋山先生に仕事の相談をしたら、
こんな風に言ってくださいました。
「福太郎さんは居るだけでいいんです。
ただ会社にいるだけ。それだけでみんなが安心するんです。
福太郎さんは存在するだけで人に安心感を与えるんです。
すごいですね〜」
ぼくはこんな風に言われて、
「なるほど!ただ居るだけでもみんなに安心感を与えられるんだから
やはり存在感を出して、バリバリ仕事をして、もっと存在感を示してやる!」
なんて思ったわけです。
ほんとうに周りからするとゾッとする話、
はたからみたら笑い話ですが
本気でそう思い、より一層一生懸命働いて、
周りをかき回してしまいました……。
秋山先生のお言葉の最後「すごいですね〜」の後には
「だから余計なことはしないでくださいね!」ということばが
隠れていたんですよね〜。
秋山先生は優しいからそんなことは言わなかった。
いや、言わないでもわかるだろう、と思われたのかもしれません(涙)。
それから最近知り合いになった、前世や目に見えないものや人たちと
おしゃべりできる方にも仕事のことを相談しました。
すると……
「福太郎さんは、朝礼で一人一人の目を見て、笑顔で
うん、うん、とうなずいてください。それから自転車に乗りに行ったり
サーフィンに行ったり、畑に行ったり、好きなことをしてください。
そうするとみんなが勝手に働きますよ」と。
これを聞いて
「うん、うん、と頷くだけで、みんなが働いてくれるなら……
ぼくがリーダシップを発揮して、陣頭指揮をとったら
もっといい仕事ができるに違いない!」と思ってしまい……
またしても。
しかしこのおことば、しっかり噛み砕くと
「福太郎さんにできることは朝礼で笑顔でうんうん頷くぐらい。
あとは余計なことをしないで、むしろ会社にいないほうがまし」とも
とれるわけです(それが正しいわけです 涙)。
それからいつも相談事をしているあるご長老の方に仕事の相談をすると
「フクちゃんは、そのままやればいい、余計な努力をしないでいい」
と言われたり
みれいさんには再三にわたり、ぼくの特性については話してもらっていました。
あるときは「福太郎さんは天使で、その天使性を活かして
周りの人に助けてもらう方がうまくいくよ」と言われたり
あるときは「ほんとうはわたしがマネジメントで
福太郎さんが作家のほうがうまくいくのかもね」と言われたり。
(作家にこんなセリフを言わせてしまうなんて………
ほんとうにマネージャー失格で情けなすぎる話なのですが……)
こういうようなメッセージが
ここ3ヶ月ぐらいの間に、それはそれはたくさんきていたんです。
そして……
とうとうある日、高知のある先生から
「リーダーシップがひとかけらもない」と言われて
おもしろいことが起こりました。
なんと過去が書き変わってしまったんです。
高知での体験のあと、東京でばったり大学時代の友人に会いました。
大学時代、ぼくは1年生のときからサークルをつくり代表をつとめていました。
そのサークルでともに数々のことを経験した子でした。
さっそく高知でおこった
自分自身にとっては大革命の話を報告しました。
大学時代、サークルの代表として
ずっとリーダーシップを発揮しつづけてきたぼく、
もちろん「え〜〜〜っ!? フクちゃんがリーダーシップない??
信じられない!!」という反応を期待してのことです。
福「そうそう、このあいだ高知でおもしろい人に会ってさ
びっくりしたこと言われたんだ!」
友人「へぇ〜」
福「その人に『これからどうしたいか?』って聞かれたから
これからは社長としてリーダーシップを発揮して、いい会社をつくっていきたい」って
言ったの。
友人「うんうん」
福「そしたらさ、その人なんて言ったと思う?
なんと! ぼくにはリーダーシップがひとかけらも…」
友人「ないよね!!!!!!」
福「えっ!!???」
友人「ないよね!!!!!
知ってる、知ってる、ないよ!!!!」
なんと友人は、ぼくが話し終わるすんぜんのタイミングで、
かぶせて、ぼくにはリーダーシップがないことを賛同してきたのです!
福「…………。
いや、あれ?、えーと、でも、ほら、おれ1年からずっと代表だったじゃん?」
友人「代表の仕事ひとつもしてないよね!
ぜんぶ周りのみんなが動いていたよね!」
福「いや……(汗)、代表の仕事ひとつもしていないなんて
い、いくらなんでもそんなことはないだろ?」
友人「いやしているところみたことない。
でもみんなそれでも良かったんだよ。
なんか、なぜか役に立ちたいと思って、動いちゃうんだよね。
………
っていうか、あれ?
代表の仕事やっていたと思っていたの???
…………
それがびっくりだわ……」
「過去ではリーダーシップをとっていた」
そんな甘い考えを何年にも渡って(十年以上)抱いていた自分を
笑ってしまいました。
自分にはリーダーシップがひとかけらもない。
今も、過去も、そしておそらくこれからも。
同じように過去も、今も、おそらくこれからも
周りにはそんなぼくの特性を受け入れてくれる人たちばかり。
そう思うと、過去も今もこれからも、
自分を支えてくれていた人たちに、ただただ感謝があふれてきました。
この過去の書き換えが、自分の中ではほんとうに大きかったです。
無理やり感謝しなきゃ、ということではなく
自然とぽっかりと感謝があふれてきました。
リーダーシップがひとかけらもない、と気づけたおかげで
今や過去になかった「ありがとう」が生まれてきました。
みなさま!みなさん!!
ほんとうに、ほんとうに
ありがとうございます!!
ただただ、ありがとう!!
ありがとう!!
リーダーシップ!!!(ひとかけらもないけれど……)
そして、
さよなら!!
リーダーシップ!!!
さて、そんなぼくも2017年で社長として3年目を迎えます。
3年を目前にリーダーシップのかけらもないことがわかったぼく……。
このコーナーのタイトルも「新米」は変更して
下記のようにしたいと思っています。
題して……
『リーダーシップがひとかけらもない社長のブログ』
…………
…………
2017年も、どうぞどうぞ
宜しくお願い申し上げます!!!!!!
さよなら☆リーダーシップ(前編)
2016-12-09
みなさん、こんにちは!
先日、とある先生に、とあるセッションをしてもらいに
高知まで行ってきました。
そのとある先生とお会いして
5分も経っていないときのことです。
ぼくにとって、
それはそれはおおきな革命が起こりました。
先生「ところでフクちゃんは、これからどうしていきたいの?」
福「社長として、リーダーシップを発揮し、
みんなといい会社を作って行きたいです!」
先生「………………。
(おばさんのようなおじさんである先生はにっこり満面の笑みで
じーーーっとぼくの目をいたずらっ子みたいな無邪気な目で見つめる)
あのね……
こんなことぼくみたいな人しか言えないんだけれど……
フクちゃんにリーダーシップというものは、ひとかけらもありません!!」
福「えっ!!!???」
これがどれほどショックなことかは、
本人にしかわからないと思うのですが
(親しい周りの人は、ぼくにリーダーシップがないことを
とっくに気づいていました。この話は後編で。)
とにかくショックで……
脳内リーダーシップ記憶が頭をかけめぐりました。
小学校の時はクラス替えの際、担任の先生が自宅まで来て
「フクちゃんは影響力が強いので、同じクラスの男の子とは一緒の
クラスにはしません」と言われるほど、ガキ大将だったこと。
中学校では部活のキャプテン、ひと学年1000人以上の高校では
卒業式のときに、一度も話したことない軽音楽部の同級生から
「フクちゃんがボスだったから、いい学校生活だった」と言われたこと。
大学ではサークルを作り、1年から代表をつとめた。
これと言って特別な才能はないし、容姿だって良くない
だけれども自分にはリーダーシップがあって
みんなが周りに集まってきてくれる!
なんかよくわからないけれど、みんな協力してくれる!
それで楽しく過ごすことができる!
「ぼくにはリーダーシップがある」
それが自分にとっては、根拠のない自信…。
自身のアイデンティティーのほんとうに最後の砦のような言葉、
いや確信だったのです。
しかし
ぼくは、ぼくの確信は、もはやグラグラと崩れ落ちていました……
福「ひ、ひ、ひ、ひとかけらも?(すがるような表情)」
先生「ひとかけらも。これっぽっちもありません。(満面の笑み)
ごめんね! ごめんね!
でもおかしい!!(ゲラゲラ笑いはじめる)
だって、リーダーシップひとかけらもない人が
リーダーシップだって!!!ぷぷぷぷぷ〜っ!!!(大爆笑)」
福「……………(しーん)
で、で、でも社長ですからリーダーシップをとる責任があります!!」
先生「あのね〜(満面の笑み)
フクちゃんみたいな人が責任とか言い出すのが
いちばんたちが悪いのよ。
フクちゃんにいちばん似合わないもの
それはリーダーシップと責任!!」
がらがらがっしゃーーーん
ぼくの確信はくずれおちました。
そして、次の瞬間……
爽やかな風が吹いてきました。
これはほんとうにほんとうなんです。
マンションの一室、先生の診療所、窓は閉め切っていても
爽やかな風が吹き、明るい日差しが差し込みました。
それは今までに感じたこともないような爽やかな風でした。
先生はうれしそうにぼくの顔を覗き込んでいました。
ぼくは次第に笑いがとまらなくなりました。
先生とふたりしばらく笑いました。
福「リーダーシップが…」
先生「ひとかけらもない」
福「なのに社長」
先生「おもしろいね」
福「責任は……」
先生「フクちゃんは考えない方がいい。
みんな勝手にやるから」
ぼくの最後の砦、ぼくの確信、ぼくの自信
だと思っていたリーダーシップ。
ボロボロと崩れたときに見えてきた景色は
それは別世界でした。
そしてその世界では今、過去、未来にも
爽やかな風が吹いていて、あたたかい日差しが差し込んでいました。
「ぼくにはリーダーシップのひとかけらもない」は
魔法の言葉でした。
ぜったいに聞きたくない呪いのことばは
それは圧倒的な救いのことばでした。
(後編へ続けさせていただきます!)
#22 男性性、男性と文通
2016-11-20
みなさん、こんにちは!
『murmur magazine for men』を発刊するようになってから
男性の読者の方との交流も増えてきました。
それまでは読者の方といえば99%が女性でした。
今も全体としては80%ぐらいが女性だと思いますが、男性の読者の方々が
確実に増えていることが、ぼくはとてもうれしいです!
とりわけうれしいのが、「男のくせに……」なんて思われそうなことを
一緒に楽しんでくださる男性の仲間が増えたような気持ちにさせてもらえることです。
ぼくは雑貨屋さんや洋服やさん、かわいいもの、華やかなものが好きだし
並の女の子よりも服や小物が好きな自信があります。
手先が不器用なので縫い物は不得意ですが、
それでも自己流で刺し子刺繍を楽しんだり
使いもしない糸やかわいい古布などを集めて楽しんでいます。
集める、といえば、かわいいポストカードや手紙なんかも
お店でみかけるとつい買ってしまいます。
でもそのかわいいポストカードや手紙を出す相手が
なかなかいないんです……。
たとえばお世話になった方や女性の友だちに手紙をだすときなんかは
「こんなかわいいポストカードでぼくからきたら、
ちょっと気持ち悪いかな…」とか
「勘違いされたら、どうしよう?」とか
いろいろと考えて、結局無難なシンプルデザインのものを
近所の文房具屋さんで買ってきて使う、となってしまいます。
そんなときに……
イベントで何度かお会いしている
男性の読者の方からお便りが届いたんです。
どうしてもフライングで見てもらいたくて……、
と年賀状も同梱してくださり……
なんだか、ほんとうにうれしかったんです。
「あぁ、やっとこういうハガキを送り合える仲間が見つかった!」と。
男性同士がこういうハガキでやりとりをしているのは
今までならば
ちょっと可笑しく思われるかもしれませんね。
でもぼくは、このちょっと可笑しい感じが、
なんだかいいなぁと思います。
無理して可笑しくしているんじゃなくて、
お互いそのままをいかんなく発揮して、
それでいて可笑しい、というのが
なんだか本来の男性、男性性なんじゃないか、と思いつきました。
あたらしい男性性=本来の男性性……
肩肘張らずに、男性の読者のみなさまと再発見したいです!
ちなみにハガキは一番上の色々なプレゼントと一緒に送ってくださりました!
ねりごま、きな粉、お香、温泉のもと、お茶………
おいしく食べれる方法や、コツなどのアドバイスも添えられて………
完全に実家のおかんから送られてきた感じ!!
んんんーーーマーマーボーイ最高!!!!
(服部福太郎)
#21 DEAD POETS
2016-10-30
こんにちは!
突然ですがみなさんはDEAD POETS SOCIETY(死せる詩人の会)を
ご存知ですか?
これは邦題では『今を生きる』となった1989年公開の
ロビン・ウィリアムスが主役の映画の原題です。
この映画に出会ったのは、忘れもしない中学3年生の冬。
交通事故で頭蓋骨と足の骨を骨折して、
三途の川や水平線の向こうまであるお花畑も見て、集中治療室から生還するも
直後に待っていたのはさまざまな種類の試練でした。
おそらく今までの人生で一番辛くて、転機だったこのときに
今もかわらず付き合いのある友人ケント君が
家にビデオを持って来てくれたのです。
この映画を観て、世界が変わりました。
何度も何度も繰り返し観ました。
松葉杖をついて外に出れるようになると、
映画のまねごとのようにヘッセやソロー、谷川俊太郎さんや
まどみちおさんの詩を、
1人だれもいない夜の公園のブランコに座って音読しました。
そのうち友だちも誘って、詩集の中から好きなものをチョイスして
小学校の校長先生が立つ台の上で発表する、なんてことをしました。
今も思い出すだけで赤面ですが、
映画の中で少年時代のイーサンホークが詩に対して覚醒する瞬間があるのですが、
あのモノマネをひとり公園でしたこともあります。
完全に変人ですね(笑)、いや、青春でした。
足のギブスがはずれて、ぼくのケガも治癒しはじめ、
脳波が正常に戻ってきたあたりで
詩の音読会や『今を生きる』を観ることは、だんだんなくなりましたが、
ラグビーボールを毎日追うようになってからも、
なぜか月刊カドカワに匿名で詩を投稿してみたり!!
発売日がいつかもわからないけれど、本屋さんであたらしい号が売られているのを
発見すると、ドキドキしながら立ち読みをしたものでした。
(もちろん一度も掲載されませんでした……)
季節は流れ……
おとなになり……
いつの間にか詩のことなんて……、
ほんとうに、ほんとうに遠いところに。
しかし!!!!
そんなある日、妻が突然
「マーマーマガジンを詩とインタビューの本にしようと思う」と
言い出したではないですか!!!
(妻は詩人でもあるので、ありえると言えばありえるのですが……)
22号目にして、ものすごいリニューアル!
第二の創刊ともいえるこの期間に
そばにいれたことはなによりも幸せであり困難でもありました。
でも誰よりもみれいさん自身がこの2年半の創作(編集)作業の間
ずっと産みの苦しみを味わっていたと思います。
妻はほんとうに粘り強いと思います!
このことは、話せば長くなりますね……。
『まぁまぁマガジン』と名まえまで変わって……。
ぼくが言うと毎度恒例の完全手前味噌ですが
ほんとうにいいですよ! 『まぁまぁマガジン』!!!
280ページ超! 分厚いんです!!
そんな『まぁまぁマガジン』がどこよりもはやく手に入るのが
11月19日(土)におこなわれる
「COSMIC WONDER 前田征紀 × 服部みれい トークショー」です!
このこと、ちゃんとイベントの告知に書いておりませんでしたが
なんと前田征紀さんにも『まぁまぁマガジン』に詩を寄稿していただいております。
お二人に詩のこともお話いただこうと思っています。
まだ残席ございます! 世紀の瞬間! ぜひご一緒に!!
あの頃のぼくを救った『今を生きる』のように
『まぁまぁマガジン』がみなさんのスピリットと共鳴することを
密かに願っています!!
世紀のトークショー、参加される方は、ぜひ『今を生きる』を観て
気分を高めてきてくださいね!!
SEIZE THE DAY!
CARPE DIEM!!!
(福太郎)
#20 ヒーロー
2016-10-24
数年前、ぼくが大好きだった人が法律上いけないことをしてしまい
それまでの活動を継続できなくなってしまったことがありました。
(かなりまわりくどい言い方ですみません、
昔からブログをチェックしてくださっている方々は
おわかりになるかもしれませんが……)
その人は間違いなくぼくの人生においてヒーロー的存在だったので
そのようなことが起こって、その時ぼくはひどく落ち込んだのですが
そんなぼくの様子を見て、妻のみれいさんは
「いよいよ福ちゃん自身が舞台に立って」ということなんじゃない、と
励ましてくれました。
自分自身が舞台に立つ
その言葉の意味を全然わかっていなかったんだなぁ、と
最近思い知らされました。
ぼくにとってのヒーローとは、
有名な歌手やスポーツ選手だけではなくて
その時々を一緒に過ごしてきた友人だったり、
先輩や指導者の方々だったり
もっと身近なところにたくさん存在していた、と気づいたのです。
それと同時に
ヒーローのおかげでいろいろなすてきな思いをさせてもらったこと
それからいろいろなことをヒーローにゆだねて、
頼りきっていたんだなぁ、と気づきました。
ヒーローとともに過ごした時間は、なによりの財産、
でも
ヒーローにゆだねて、頼りきって、あずけてきてしまったものたちを……
しっかり自分の手元に戻さなくてはいけない!
そう思ったのです。
「自分の舞台に立ちなよ!」という言葉を
ぼくは何度か色々なスタッフに伝えてきました。
(なかなか鋭いことばで、我にかえると冷や汗が出ます……)
本当に、人に言っていることは、自分に言っていることですね。
写真は先日亡くなった平尾誠二さんと高校時代のぼくのツーショット!
(高校セブンスラグビーの全国大会開会式にて)
母親が大事にとっておいてくれました。
お話したこともないけれど、
平尾さんの本を読んだり、講演会を聞いたり、ビデオで何度もプレーを観たり、
唯一無二のビューティフルな存在、ぼくにとって大切なヒーローのひとり。
ビューティフルにぼくの目の前を駆け抜けた平尾さん。
タコ社長でも、いちおう社長なんだから……
すくなくとも会社の人たちに
「舞台に立ちなよ〜」と胸をはって言えないと!
ビューティフルにはいかなくとも、
それこそ這いつくばってでも!
自分の舞台に立つ!
みなさま、どうぞお見守りください!
小社の「日めくりッコンシャスプランカレンダー 2017」は
ご予約数が大幅に予想を上回り、発売前増刷となりました!!
そして「わたしの手帖 2017」は今年はカバーの色が2色!
「わたしの手帖」にはさめるポケットマーマーという
ミニブックシリーズも同時発売いたします!
ポケットマーマーでは、読者のみなさまからご要望の多かった
切り取り線と伴走メッセージのついたメモ帖と
品切れしていた伝説の人気本
「ストロベリージュースフォーエバー」から
抜粋、あらたな書き下ろしも含む
「スモール・ストロベリー・ジュース・フォーエバー」が発売!!
どれもこれも自信作です!
お手にとっていただけたら、なにより幸せです!!
#19 勇気!
2016-09-20
先日、大学時代の友人の結婚式に行ってきました。
式の最中にひな壇まで祝福のことばを直接伝えに行くと
花嫁姿の友人は(友人は女性です)
「福ちゃんに『次に自分のことを好きって言ってくれる人が現れたら
その人と結婚したらいい』とアドバイスされたから、その通りにしたよ」と
教えてくれました。
そんなこと言ったっけ? と無責任ながら思いつつ
友人と最後に会ったのが、3年半前みれいさんと結婚してすぐの頃だったので
調子に乗ってそんなことをつい言ってしまったのだと思います。
でも、その言葉をにこにこ隣で聞いている花婿の表情や姿勢を見ていると
そんなアドバイスがなくても結婚したでしょ? とツッコミを入れたくなるほど
お世辞抜きでステキな彼、そしてステキなカップルだと心底思いました。
なにより3年半ぶりに会う友人は、10年以上前、大学時代よりも
若々しく、そして美しかったのが印象的でした。
昔も素敵な女性だったけれど、なにかが決定的に違う……
自信や安心がお腹にしっかりとあるような、
内からの力強さ、みたいなものが燦々と輝いていました。
ぼくは本来の彼女自身の美しさがあらわれているんだと思いました。
友人は元いた会社で経理の仕事をしていました。
仕事をしながら、難しい経理の資格を取得しました。
そしていよいよ経理の仕事を本格的に……、というときに
なんと、鍼灸師になる決意をします。
周りはもちろん猛反対、それでもその友人には思うところがあったのでしょう
当時すでに30歳を超えていた友人は、通い始めた鍼灸の学校では
女性では最年長、同級生どころか上級生も、
ほとんどが何歳も年下だったそうです。
さらに友人はそれまで実家に暮らしていましたが、
ひとり暮らしをはじめました。
(おそらく生まれてはじめてのひとり暮らし)
仕事を辞めてしまい、収入がないので、
アルバイトをしながらの生活だったと思います。
友人が、ちょうどそんなふうな生活をしはじめた頃
ぼくは上記の偉そうなことばを無責任に友人に投げかけたのです。
そして3年半後に会った友人は、鍼灸師の資格を取得し、
鍼灸の仕事をして、8歳も年下の素敵な男性と結婚!
思い切って鍼灸の道に飛び込んだり
思い切ってひとり暮らしの生活をはじめたり
ひとつひとつ勇気を出しては、
それを自信につなげていったのかな、と思います。
でも、もしかするとそのおおもとの、最初の自信は、
一見むだに思える経理の資格取得だったのかもしれません。
「ひとつひとつの勇気の連鎖反応だな〜 」としみじみ思いました。
同じように、
ぼくたちの毎日もちいさな勇気の積み重ねなのかもしれません。
そう思うと
どんな一日も捨てたものじゃないなぁ〜、とあらためて思います。
ちなみに写真の「元気! 勇気! のん気!」は
妻みれいが考えたマーマーマガジン編集部の標語です!
ちなみに2017年版の日めくりッコンシャスプランカレンダーでは
「勇気! 元気! のん気!」という日が登場します。
勇気を出すと元気が出て、元気を出すとのん気になれる、ということだそうです。
のん気になると元気が出て、元気がでると勇気がわいてくる!
ともいえそうですよね!
2017年の「日めくりッコンシャスプランカレンダー」は
10月27日(木)発売予定です!
どうぞどうぞお楽しみに!
(今年も数量限定です。お早めにどうぞ!!)
#18 オーケストラ初体験して気づいたこと
2016-08-27
こんにちは!
昨日、岐阜市にてNHK交響楽団のコンサートに
みれいさんのお父さん、みれいさんと3人で行ってきました。
(無類のクラシック好きのみれいさんのお父さんがチケットをとってくれて
真っ正面の中段、オーケストラ全体が見渡せるとてもいい席でした)
クラシックコンサート初体験のぼくは
正直に申し上げると、開演する前までは、寝ちゃったらどうしよう? と
心配でしようがなかったのですが……
オーケストラが舞台にそろった瞬間から、2時間ずっと釘付づけでした!
耳はオーケストラが奏でる生の圧巻の音楽の世界に
目はオーケストラ全体のうねり、
指揮者や楽器の動き、
会場の雰囲気を追い続けました。
でもこころは……、いろいろなところに行ったり来たり……
高校生のときのラグビーの試合中のこと、こどもの頃観た映画
亡くなった人のことなど
こころの中に浮かんでは消えていきました。
瞑想中の完全に瞑想状態に入る瞬間までの前後の時間の想念が湧いてくる感じと
どこか似ているような違うような。
そしてもっともこころに浮かんだことは、仕事や会社のことでした。
オーケストラというものが、
こんなにも会社や仕事にあてはめられるとは
思いもよりませんでした。
ひとつひとつの楽器の音が重なり合い、響き合い
人を感動させ、しあわせにする音楽となる。
ずーっと奏でられる楽器も、
後半に少ししか奏でられない楽器も
どれひとつとしてかけては成り立たない、そこには楽器の優劣はありませんでした。
どれも重要な存在でした。
一人一人の仕事が重なり合い、響き合い
お客さまや読者の方々を感動させ、しあわせにすることが仕事となる。
うちの会社であてはめると
ぼくはさながらコンマス(オーケストラの演奏をとりまとめる職を与えられた人)と
オーナーを兼ねた役割で、みれいさんが指揮者かな、なんてことを
クラシックのピアノの先生でもある、
最近小社を手伝いはじめてくれているHさんに伝えたら……
「福太郎さんは指揮者兼コンマス兼オーナーだと思います。
みれいさんはソリストではないでしょうか?」と教えてもらいました。
ソリストとは独唱者、独演家のことで
この日のコンサートでも、ピアノで参加された方がそうでした。
指揮者よりも前にピアノは置かれ、あきらかにほかのメンバーとは違う扱い。
そうでした、そうでした。
ぼくはみれいさんが安心してソリストに専念できるようになるために
社長になったともいえるのでした。
すべてはお客さまや読者のみなさまに、ぼくたちにしかできない
最高のコンサートをご体験いただくために。
「指揮者はみれいさん……」なんて言った自分の弱さ、頼りなさに
気づかせてくれたHさんのことばに
頭を思いっきり殴られたようでした。
最高のオーケストラをつくること、
みれいさんというソリストに、最高の環境を与えて、最高のソリストになってもらうこと
そしてその最高のソリストと
最高のオーケストラで、自分たちにしか奏でられない音楽を
お客さまに提供し、喜んでいただくこと。
これが(まだまだ)新米社長のぼくの仕事です。
※写真の絵は、小社入社前に絵を描いていた頃(4年ぐらい前)に描いたものです。
ちいさいハープのようなものを握りしめていたので選びました。
なにも見ずに絵を描くので、実際に存在する楽器ではありません。
#17 良い加減だよ、鎌田さん!
2016-08-23
このコーナーにおそらく最多出場の
佐原張子職人の鎌田芳朗さん(81歳)。
インスタでもみなさんに好評だったので、
こちらでもご紹介させてください。
写真の張子は、両手をあげて、いろんな幸運を招くという招き猫なのですが
ぼくは発注のときに白色でお願いしました。
ところが3か月半遅れで納品されたのは黒と黄色が半々の猫ちゃん……。
正直、半分半分色が違うって……、どうなんだろう? と思ってしまったのです。
実際に白色の招き猫ちゃんたちは、瞬く間にお客様のもとにムコ入り。
黒と黄色の猫ちゃんたちは……。
「これはマズい。在庫として残ってしまうのではないか」と
正直焦ったタコ社長ことぼくは鎌田さんに
「発注した色と違うじゃないですか〜!!」と
イヤミでも言いたい気分になり、
(ほんとうにちいさいタコ社長であります……)
鎌田さんとお会いしたときに、さりげなく切り出したのです。
福「鎌田さん、なんであの猫は黒と黄色で半分に分かれているんですかね?」
(遠回りな言い方がまたいやらしい………はぁ……)
鎌「うふふふ、思いついちゃったんだよ。
あれはね、2色使って、2倍お得なんだよね!!」
福「………2倍お得って……、でも、なんで黒と黄色なんですか?」
鎌「黒と黄色が好きなの、うふふふ、あれ良かったでしょう?
2倍だからお得なの、ハッピーだって2倍なんだからね、うふふふ」
福「…………お、お、お得ですねぇ、そ、それは………」
小社最新刊の『秋山佳胤のいいかげん人生術』の冒頭で
秋山先生は「どうぞ、ご自身の『いいかげん=良い加減』をみつけてください」と
おっしゃっていますが、鎌田さんは完全に良い加減をおもちです。
そしてぼくは鎌田さんのそういうところが
好きなんだよなぁ〜とあらためて思い知らされました。
「オーダー通りにしなくちゃ……」というより
鎌田さんがうきうきわくわくつくってくださったものが一番だと思っていて
なんというか「オーダー通りにしてくれない鎌田さん」に
どうしようもなく惹かれているんです。
だから今回の件は、実はとっても鎌田さんらしくてうれしかったのと
「思い通りにならなかった」という自分のエゴの面とが、
まさに半分半分になったのだと気づいたのです!
鎌田さんだけじゃなくて
自分の周りにいるすべての「オーダー通りにしてくれない◯◯さん」のこと
受け入れられたら、ぼくもゴリラになれるかも!?
道のりは遠いですが……。
ちなみに自分の良い加減の部分とエゴの部分を
浮き彫りにしてくれた鎌田さんの半々猫ちゃんは
その後、
「阪神タイガースファンの方にはたまらないのではないか?」という
みれいさんのコメントつきでネットショップで紹介したところ
発売数分ですべての猫ちゃんが完売となりました!
いい加減は、やっぱり良い加減なのだ!! と
思い知らされたタコ社長でありました。
#16 フォーメンが引き出物に!?
2016-08-16
いつもタコ社長のぼやきや弱音だらけのこのコーナーですが……
今日は自慢話なのであります!!
先日、『murmur magazine for men 2号』を46冊も
小社ネットショップのマーマーなブックスアンドソックスで
ご注文くださったお客様がいらっしゃいました!
びっくりして、お客様のUさんにうかがってみると……
なんと結婚パーティーの引き出物として、
ご来場の方々にお渡ししてくださるとのこと!
Uさんご夫婦はパーマカルチャーを学び、実践もされていて
結婚パーティーという、ご友人が一同に集まる絶好の機会に
パーマカルチャーの世界観をパーティーにも反映させようとお考えになり
この本ならパーマカルチャーのことを全然しらない友だちでも楽しんでもらえる、と
選んでくださったそうです。
いやー、ほんとうにうれしかったです。
結婚式の引き出物にしていただける雑誌って
そんな光栄なこと、なかなか味わえないですよね。
『murmur magazine for men 2号』表紙の招き猫ちゃんよ!
ご来場者の方々の、そして主役のおふたりの幸福を
たくさん、たくさん、たくさん、招いておくれっ!
うれしくて、自慢したくて自慢したくて
とうとうこらえきれずに書かせていただきました!
今回ばかりは終止笑顔で
投稿ボタンを押すタコ社長なのであります!
(服部福太郎)
#15 バラバラ…この小学生感!
2016-08-13
小社のスタッフたち
(現在うちの会社は写真のメンバーの他3人を加えた計11名です)
いつもせまい会社の中だと、近視眼的になってしまって
細かい部分まで見すぎてしまったり、全体を見ることができなかったり
でもこうしてひいてみてみると
かえってひとりひとりの個性が際立って見えてくるようでした。
家族みたいな距離感で一所懸命ひとりひとりに関わることができたとして
ときにこうしてひいてみないと、見えてこないものがあるなぁ、と思いました。
you tubeでしか観たことないけれど
大好きなsha na naのメンバー(画像はネットより勝手に抜粋。すみません……)
このバラバラな感じ、好きなんです。
なんで好きなんだろうって考えたら
ぼくにとって、この感じは小学校の仲間って感じなんです。
これが中学、高校生になると、
だいたい同じような格好をした子たちで集まったり、
同じような嗜好の子たちだけの集まりで
仲間が形成されていくような気がするんです。
あらためて……
会社のメンバー の写真を眺めてみると
小学生感が出ているような気がするのは……
親ばかでしょうか。
この小学生感、大事にしたいです。
小学生感を大事にするには……
果たしてどうすればいいのか?
バラバラでいいじゃない。
あんたそのまんまでいいんだよ!
なんていつもいつも言えたらいいのになぁ……
逆説的かもしれないけれど
まずは自分の中からわきあがる小学生感を
押し殺さずに出してみようかな、なんて思います。
あれ?
ぼくも小学生感を出していいのでしょうか?
うーん、どうなんでしょう??(新米タコ社長の悩みは尽きません……)
過去のブログでもSha na naを紹介するたびに
you tubeの動画を紹介していますが
オススメは
うちのスタッフだったら、
だれにこの金ぴか衣装を着てもらおうかな?
みなさま良き夏の日々を◯
#14 スイカ、へその緒
2016-08-08
instagramでもご報告させていただいたのですが
一苗だけスイカを育てました。
「肥料をあげないとむずかしい」
「うまくできても、どうぶつたちに食べられてしまう」と
いろいろな方から、スイカを育て上げる難しさを聞いていました。
そういうわけで「できたらいいや〜」ぐらいの気持ちで、植えた後は
ほぼほったらかしで、実ができているのも、
出張中に妻から教えてもらうほどでした。
こぶりながらもまん丸のスイカをはじめて持ち上げたとき、
その重さにびっくり! ずっしり重いのです。
普段スーパーで見かけたり、人からいただいたりするときには
あまり考えもしなかったけれど
なにもなかった苗の状態を見ていると、不思議でたまりませんでした。
収穫するために、スイカの実と幹を結ぶヘタの部分を鎌で切るとき
「なんだかへその緒をきるみたいだ」
そんなことを思いました。
思えば、どんな人間だって、
はじめはお母さんのお腹の中で
ほんとうにちいさな命として躍動しはじめるんですもんね。
どんな大きな木だって、はじめはちいさな種ですし。
その後、スタッフのみんなでおいしくいただきましたが
なんだか愛おしくて……、もうスイカ割りはできません!!
そんな気分です。
#14 わくわく 1
2016-08-07
#13 ゴリラになりたいタコ社長
2016-08-03
先日、スタッフみんなで「これからどんな風になりたいか」ということを
発表しあう機会がありました。
そのお題目は突如として出題され、与えられた時間は10分ほどでした。
スタッフのみんなは
「周りの人に頼ってもらえるような人物になりたい」や
「責任感を持って仕事に取り組みたい」など
けっこうまじめに発表してくれて、それなりに緊張感のある会だったのですが
ぼくは「ゴリラに限りなく近づきたい」とはっきり言いました。
…………
一瞬、場が凍りつき、
絶句するスタッフからは、不安と絶望がもれ聞こえてくるようでした。
新人のスタッフたちは「この会社、大丈夫か!?」と感じたことでしょう。
ぼくも入社した会社の社長がいきなり「ゴリラになりたい」と言い出したら……
迷わず転職サイトにGOしていたと思います。
一方、その言葉を言い放った張本人も、
少しの間、なにも話せなくなっていました。
なぜなら……
「ずっと自分が内面に抱いてきた思いをあらわす言葉が見つかった!」
そんな気づきを周りの人全員に発表できる、
またとない機会に得ることができた高揚感に浸っていたからです。
ここで、このこう着状態を打ち破る人があらわれました。
みれいさんです。
「はぁ〜〜〜ッ!? ゴリラになりたいって、どういうこと?」
しかしその当然の疑問に対するぼくのこたえは
かなり曖昧なもので、さらにみんなの不安をあおりました。
人間の自分としてとらえている問題とか考えではなくて
ゴリラみたいに考えたり、物事を捉えられたら、そして
ゴリラみたいな存在になれたら、ぼくも会社もすごくいい状態になるだろうな
って本当に思っているんです。
そんなことを言ったと思います。
それから2日後のことです。
岐阜新聞の記事に「勝つことと負けないこと」というタイトルで
ゴリラの記事が載っていたのです!!(上記写真)。
記事を一部抜粋すると
「ニホンザルは、個体どうしどちらが強いか弱いかを決めておいて、
競合するような状況では必ず弱いほうが引き下がる。(中略)
でもゴリラは違う。ゴリラには負けたという表情やしぐさがない。
体の大小にかかわらず、相手に見つめられたら昂然と見返す。
だから、争いが起こったらエスカレートする危険がある。
でもそんなときには、必ずと言っていいほど第三者が仲裁に入る。
子どもでもメスでも仲裁すれば、大きなオスでも引き分ける。
そのほうが傷つくことを防げるし、お互いが面子を保って
引き分けられるからだ。」
つまりゴリラの世界にはどうも勝ち負けが存在していないんです。
この記事に、ものすごくシンパシーを感じました。
昔から勝つことにも負けることにもなんともいえない違和感がありました。
なにか勝負ごとに勝った後に相手に対して気まずい感じを覚えて
しまったり、勝ち方が納得いかないと、負けたとき以上に悔しかったり
かといって、負けたときの悔しさも好きじゃなかったり……
記事を読んで「あっ、ぼくは勝ちたくないし、負けたくないんだ」と
思ったんです。白黒つけるのが苦手だし、白黒つけないほうがいいことって
たくさんある気がします。
むかしから『負けて、勝つ』っていうのもありますもんね。
妻とのケンカで、勝っていいことなんて一つもないですからね。
夫婦喧嘩はその最たるものだと思います
(全国婿連盟の皆様のはげしい同意を感じます)。
話がずれてしまいました……。
記事の最後はこう結ばれます。
「勝つことと負けないことは違う。もっとゴリラを見習うべきでは
ないかとつくづく思う。」
霊長類学者で京都大学長の山極寿一さんが書いたこの記事を
後ろ盾に、すこしはスタッフや読者のみなさまの不安を払拭できたかな、と
思いつつ、ゴリラのことを勉強して、すこしずつゴリラに近づいていきたい
そう思うタコ社長であります!
みなさま、これからも宜しくお願い申し上げます! ウホッ!!
#12 熊本がすき
2016-07-16
阿蘇くまもと空港に着陸する手前
飛行機の窓から見える景色に、異様なブルーの色
おそらくそうだろう、と思っていたのですが、
あとで熊本の方に写真を見ていただいたら
その異様なブルー色は、屋根が落ちてしまったり
修理がおいついていなかったりするところに覆われているビニールシートでした。
震源地から、すこし離れている場所の写真なので
もっと被害がおおきいところもあります。
1日目は空港でレンタカーを借りて南阿蘇へ。
いくつかの道が閉鎖されていたため、おおきく迂回して
南阿蘇の農家さんを目指しました。
雨が降っていましたが、阿蘇の自然の雄大さ、緑の美しさに
今回の目的を忘れて、こころが華やいでしまう自分がいました。
地震の被害で家に住めなくなってしまった農家Kさんご夫婦と
そのご友人のMさんとお会いしました。
Kさんご夫婦は、もとの家に住めなくなってしまったものの
移り住んだ先で、あらたな希望に向かっていました。
マイペースながらも、今回のことを乗り越えようとしている
そのお姿に、ものすごく力強いものを感じました。
Kさんご夫婦とMさんと一緒にいるときに、
なんと偶然にもご家族で広島から来られていた
マーマーガールさんとお会いしました。
(すみません、勝手にマーマーガール呼ばわり……でもぼくの顔を見ただけで
福太郎とわかる、ということは相当なマーマーガールです/笑)
そのご家族のあかちゃんが、
ものすごく周りの人たちにしあわせをふりまいていて……
みんな、その子を見るだけでしあわせそうな顔をするんですよね。
ほんとうにこういう時に力になるのは、
ぼくみたいなむさ苦しいおっさんではなく
あかちゃんのような純真で無垢な輝きの幸せ、そういうものは
パーッ! と周りを明るく照らす、こんな力強いものはないですよね。
避難所でも
「あかちゃんやこどもたちに、ほんとうに助けられた」という声を
たくさん聞きました。
あかちゃんやこどもたちの姿から学ぶことは、あらためて多いなぁと思いました。
ちなみにMさんの弟さんは地震で電車が通らなくなってしまった
駅舎で喫茶店をされているそうで、今回そのお店にも行きたかったのですが
時間の都合で行けず……。
でも翌日、ぼくが憧れている編集者の方と偶然お会いして
「今日、その喫茶店に取材に行ってきましたよ」と教えていただいたんです。
そのときに、いろいろな人がいろいろなアプローチで、
熊本に関ろうとしている、というか、コミットしている、
そういうものを感じてなんだか胸が熱くなりました。
ぼくたちはぼくたちのやり方でできることをしよう、そう思いました。
2〜3日目は、熊本の方たちから色々な話を聞きました。
「もう一度地震がくる気がする……と予期できていたのは女性と子ども」
という話は、阿蘇でも熊本市内でも聞きました。
女性とこどもはすごい!
ただ、みなさんのお話の統計からすると、勘は働かない男性ですが、
(お話した方が、ほとんど女性だったから、というのもあると思います )
避難生活のときなどに、男性の能天気でおおらかな態度に、
なんだか救われた、という声も何度か耳にしました。
それに力仕事の際には、おおいに頼りになった、
というのは、ほぼ100%みなさんおっしゃっていました。
また今回の大地震をきっかけに
普段は見過ごしがちだった、ちいさな綻びや傷、
問題が表面上に浮き上がってきた、という話も
何人かの方からお聞きしました。
ものすごい夫婦ゲンカをしたり、人生で一番感情的に荒ぶったり、
忘れていた昔の傷を思い出したり。
「地震はエネルギー」だとしたら……
ほんとうに一度に大きく出ないで、小出しにしてくれ! ということに
つきるのですが、そのおおきなエネルギーが、
普段は蓋されているものにも作用するのかもしれない、と思いました。
そして、2か月半経ってようやく街に出歩いたり、
人と会って話したいと思えるようになった、と話してくれた方が、
「心労がきつかったり、被害が大きい人は
まだとても人と話したりする気がおこらないと思う」と教えてくれました。
その方たちのことまで、ちゃんと考えて熊本に来たのか、自分に問うと
ほんとうに至らない気持ちになります。
(1年半前の長崎次郎書店のイベントで、
ランチをご一緒して、空港のいきなり団子を取り置きしてくださったMさん、
今回お会いできませんでしたが、お元気ですか?
もしもこのブログを読んだら、ご連絡いただけるとうれしいです! )
前回のこのブログでお伝えさせていただいた
「ぜひとも熊本の方々へお届けしてほしい」と
商品を快くご提供くださった6社の協賛企業のみなさまより
いただいた品々は南阿蘇の方に一部お渡しし(周りの困っている方々にも
お配りしてくださるとのことでした)、その他は長崎次郎書店さんの販売会と
翌日の長崎書店さんでのイベントで、すべてお渡しすることができました。
生後数か月のあかちゃんを抱いて来てくださったご家族に
オーガニックコットンのおくるみがあたったり、
2つの商品で、どちらを買うか迷われていた方が、
買うのをあきらめた方のものがあたったり、
イベントのことはまったく知らずに、
書店に来られた方にもくじを引いていただき
あたったくつ下に「ここ最近で一番うれしいっ!!」と感激していただけたり………
熊本のみなさんにお喜びいただけたこと、ほんとうにうれしいです。
ご協力してくださった会社のみなさまのおかげです。
ありがとうございます!
マーマーガールのTさんには、
熊本市内2日間とても親切丁寧なアテンドをしていただきました。
長崎次郎書店のスタッフ甲斐さん、大村さんには、
イベント運営を助けていただきました。
(荒金さんもありがとうございます!)
長﨑社長には、10日の場所提供をしていただき、
お話を聞く会の会場にもおこしいただきました。
熊本県内の、マーマーガールやマーマーボーイ、
そして九州他県からのマーマーガールにお会いして
たくさんの元気をいただきました!
今回行って終わり…、ではなくて、
今回行かせていただいたことをスタートに、
これからも実際に行って、見て、聞いて、話して
大すきな熊本、大すきな熊本の人たちと
繋がっていきたい、そう思いました。
美濃に帰って来た翌日
曇り空におおきな虹がかかっているのを見ました。
熊本のことを思いました。
今は、晴れ渡らなくたっていい
希望の虹は、たしかにこの目に見えているから。
そんな風に感じました。
#11 うれしくて胸をたたく 125のあたりくじ
2016-07-08
7月9日(土) 11時〜18時
熊本の長崎次郎書店でおこなわれる
「福太郎が行く! エムエム・ブックス みの 販売会」では
ご来場いただいたみなさまに必ず当たるあたりくじをご用意してあります!
このあたりくじの景品、じつはエムエム・ブックスとお取り引きのある企業の
みなさまからのプレゼントなんです!!
「熊本のみなさまに代わりにお届けします! ご協力いただけませんか?」という
呼びかけをさせていただいたのは、イベントの1週間前を切っていたと思います。
それなのにお声掛けしたすべての企業のみなさまにご協力をいただけました!
ここでご協力いただいた企業をご紹介させてください。
正活絹さん、
金伴繊維さん、
パノコトレーディングさん、
天と地のあいだ研究所(ワンプランター)さん、
チームオースリー(メイド・イン・アース)さん、
ラレシーブオーバンブーさん
ご協力いただいたあたり景品の一部は、マーマーな農家サイト掲載の
南阿蘇の農家さんにお渡し、ご活用いただく予定です。
(8日(金)に南阿蘇にお伺いします)
そして残りは9日(土)長崎次郎書店にお越しいただくお客様にお渡しいたします。
各企業にご協力いただいた景品に加えて、
服部みれいの古着やエムエム・ブックスの景品も加えさせていただき、
総数125個ご準備できました!
ご協力いただいた各企業には、感謝してもしつくせません。
この場をかりて、こころからお礼申し上げます。
おかげさまで、どの景品も、手前味噌ですが、自信を持ってお届けできます!!
スタッフ総出で景品づくりもさせていただきました。
できればすべて熊本のみなさま、九州のみなさまにお届けしたいです!
ぜひぜひあそびにいらしてください!
くじを引きにだけでも、ほんとうに大歓迎です!
熊本県外の方も、ぜひ! 熊本に、長崎次郎書店に遊びにいらしてください!
みなさまのお越しを、こころからお待ちしております!
「なんて素晴らしいところなんだ! 」
そう思わせてくれた熊本と熊本のみなさまと長崎書店・長崎次郎書店。
またあそこに行けるんだと思うと、ほんとうにこころがおどります!
そうそうなんとこのタイミングで!
というのもほんとうの納期は4月末だった『murmur magazine for men 2号』表紙
にもなった佐原張子、鎌田芳朗さんの張り子作品が7日に突然届きましたっ!!
これは熊本にも持って行け! ということだと思い、
何個か一緒に熊本に行くことになりました!
一点一点ほんとうに表情が違うので、ぜひ見にいらして、気に入った子がいましたら
ぜひお買い求めください!
最後に余談ですが……
イベント用POPに描いたゴリラくんは、
長崎書店のスタッフの方が着用されている
茶色いエプロンをイメージして描いたんです。
当日は茶色のエプロンを持参して着用しよう、そう思っていたのですが……
なんと………
届いたんです!
春の展示会でオーダーしていたmilleturuさんのサロペットが!
特別に男性用に作っていただいたんです!!(石田紀佳さんとおそろい!)
これを着たぼくをみてみれいさんは、
「この服を着るから、あのゴリさんを描いたのね」と言ってくれたのですが
たしかに足の部分が分かれているんですよね……
まぁ描いた自分が一番興奮していてお見苦しいのですが
当日はもちろんこのサロペット着用でお待ちしておりますっ!!!
(絵のゴリラさんほどかわいい顔はしておりませんので、その点だけご了承をっ!)
※なお9日(土)は東京でも
ひるねこブックスさんにて、小社スタッフのやまだともみが
冷えとり茶話会と販売会を開催いたします!
東京のみなさま、ご都合のよいときにぜひお越しいただけると幸いです!!










