murmurbooks

みれいニュース

0923|土地も毒出し

r0058744

 

みなさん、こんにちは!

すっかり秋らしくなって、

気持ちのいい季節になりましたね〜♪

 

マーマーマガジン編集部のある美濃は、

毎日雨ばかり……ですけれども、

朝、晩のここちよさに

目を細めています。

 

3日前くらいから、うちの猫も

お布団の中に入ってくるようになりました(ふふ)。

人間は何かと、人間の感覚に寄せて動物を見てしまいますが、

(甘えてきたなあとか)

気温のバロメーター、ですよね。

 

さて!

先日お話させていただいた

森の案内人・三浦豊さんに続き、

とうとう、わたしのまわり、マーマーガールの周辺で、

とにかく、よくお名前を聞く、

矢野智徳さんとお会いすることができました!!!(感激)

 

矢野さんは、「異色の庭師」との異名をもつ方。

 

「空気と水の流れを変えれば、

大地が呼吸し再生する」と

日本各地の土地の改良をなさっている方です。

 

岐阜では、同じく美濃市で、

マーマーガールに大人気のゲストハウス

「陽がほら」さんの土地の改良をなさっていたのですが、

我が社の福太郎が、

そこで行われた矢野さんのワークショップに参加させていただき

大感激!!

 

また、そのワークショップに参加しているメンバーの方々に、

編集部の庭をパーマカルチャー化するメンバーがたくさん含まれていて、

なんと、なんと、

先日、編集部を、超、超、超、超多忙な矢野さんが、

(今日は福島、明日は金沢、みたいに、飛び回っていらっしゃいます。

しかも、どの土地でもギリギリまで、時に夜中まで作業なさるらしい、、)

見てくださったんです!

 

中庭、裏のぼうぼうの草むら、さらにそこに流れるちいさな川。

(その時は、お話できませんでしたが、

草むらを、ザザ! と、ザザ! と鉈で、刈っていく姿が

めちゃめちゃカッコよくて、、、

いらない枝などが即座にお判りになる様子でした。

その姿を見て、わたしは一度でファンになってしまいました!!)

 

そうして、年内で、このお仕事を引退される矢野さん、

そうでなくてもスケジュールはもう充分すぎるほどに

パンパンなのだと思うのですが、

矢野さん、うちの編集部もやってくださると申し出てくださったのです。

 

いやあ、大感激です。

 

この土地が変わると、周りの環境も変わってくるとのこと。

 

なお、矢野さんが先日、あらためて

この編集部を見てくださったところ、

「地下の水脈がめちゃくちゃ」になっていて、

人間でいうと重病人とのこと。

 

(日本中、コンクリートで固められすぎて、

そんな土地だらけだそうですが)

 

昔は、自然と共に暮らしていたため、

水脈を利用して建物を建てるしかなく、

自然がうまく機能していたのだそうです。

「循環している土地」となっていたのだとか。

 

でも、戦後、高度成長期以降、

土地はコンクリートで固められ、

水脈もぐじゃぐじゃに、

循環も何もない土地だらけになっているとのこと。

環境は、こうして、バランスを

どんどん崩しているのだということです。

 

マーマーマガジンをつくるようになって、

もう、どの業界、どの世界のお話を聞いても、

最後は同じ場所に行きつく、というか、

共通の問題がある。

 

簡単に言うと、人間の欲、、、、便利さ、利益のために、

自然が完璧無視されている!

結果、自然の中で住む、人間が首を絞められているということです。

 

矢野さんが、とつとつと、

ちいさな声で、誠実にお話してくださる中、

最後、わたしは、

「人間って本当に愚かですね」とつぶやいてしまいました……。

 

 

でも、本当に本当に、

そんなことばかりなのです。

 

 

なお、土壌改良したけれど、すぐに結果がでなかったという

話も小耳に挟んでいます。

ただ、わたしは、土地というのは、

人間のからだと同じだと思うんです。

 

冷えとりなどでも、冷えとりをはじめると

毒をためている人は、しかるべきタイミングで、

どどどっと、毒出し(好転反応/めんげん)が出ます。

 

その時に「あれ? 悪くなったじゃん!!」

と思ってやめてしまったら、もうそこでおしまいなんですよね。

 

現代の医療や、現代の考え方、の多くが、

症状が出る=悪いとなっていて

症状を抑える=良いと思われているため、

症状が出なくなったことを、治癒した、と勘違いしているのですが、

いろいろな勉強を重ねるにつれ

(このブログを読んでくださっている方ならよく分かると思うのですが)

症状が出ないこと=治っていることではないんですよね。

 

毒を出しきると、本来の自分のからだ(こころ)に戻る。

それは、自分のからだで、

また、多くの人の体験談で、実感していることです。

 

きっと、土地も同じなのだと思う。

 

 

長年、水脈が詰まりまくって、コンクリートで固めて、

(まあ行ってみたら、ずっと、血を止めて、

ぶあつくファンデーションを塗っていたようなもの)

毒をためまくった土地というのは、

復活するにも、それなりの時間がかかるのかなと思います。

 

 

なんだか、

コンクリートの業者の方にもうしわけないけれど、

(コンクリートは便利なものだけれど)

でも、土地に呼吸をさせてあげたい!という気持ちにもなりますね。

 

 

とにもかくにも、

矢野さんは、

人間の五感のすばらしさについて、

経験に基づき、ずっとおっしゃっていました。

 

人間の五感の方が「数値」の世界よりも優秀だと。

五感にしたがっていたら、数値は後からついてくる、と。

 

わたしは自然環境のことは

ずぶの素人ですけれど、

でも、人間のからだにあてはめると、

それは、きっとそうだろうなあと思いあたります。

 

さて!

この土壌改良、

年内に、編集部でワークショップ形式で行います。

詳細はまだ決まっていないのですが

(矢野さんのスケジュールをどこで取るかが大変みたい、、)

この編集部の土地、

いずれ、読者のみなさまにも解放できる場所にしたいと思っているんです。

 

そのためにも、

みなさまと一緒に、この場をつくりたいなあと思っています。

 

またおしらせしますね!

 

日本古来に伝わる「結(ゆい)」の、体験にもなるそうです。

 

人力と言うのは、すごいのですって!

機械になんか、すっかり勝る、すごい力があるのだとか。

そんな体験も、矢野さんのチームと共にできそうです。

 

ううん、すごいこと!!

 

年内に4回行う予定です。

 

ぜひぜひ、いつになるか、楽しみに、お待ちください!

 

美濃は遠い、という方も多いのですが、

自然環境にご興味のある方、「結」に興味のある方、

編集部の土地づくりに関わりたい方、などなど

ぜひぜひ、ご参加くださいませね!!

 

 

個人の世界の上には、

法、社会、そしてさらに国家、など、すごいレイヤーがあって、

もうそこが誤作動を起こすと、

一気に、大変なことになる、

「氷山」が見えた時には、もう遅い、と

矢野さんがおっしゃっていたのがとても印象的でした。

 

大きな社会の動きに、期待するのではなくて、

個人個人が、

日常を大切に、

日常を刻みなおす、

自給、自立、自力が大事だとおっしゃっていました。

 

そしてそういう個人(自立した個人)が

連携することが大切だ、と。

 

わたしもまったく同じ気持ちです。

 

「社会」や「国家」をベースにしたこの世界は、

もう、どんどん、何か、ある方向ができてしまって、

止まれなくなっている。

 

そこをどうこうする、というより、

個人個人が、自分たちで、自力で、依存しないで、依頼心を脱ぎ去って、

自分たちの日常をつくる、

その覚悟をつくるときがいよいよ迫っているのかなと思います。

 

もちろん、無理やり「がんばろう!!」と肩肘張るのではなくて、

自然の形がいいと思いますが……。

 

自然環境が崩れたら(ってもう相当崩れているのですが)

人間だって生きていけないのに、ネ。

 

歩く道を壊しながら歩いている、

そんな気がします。

でも、まだできることがあるならば、

何か、自分なりに、取り組んでみたい、

その一つが、マーマーマガジンや、本づくりであり、

昨年の春の、東京から岐阜への移住であり、

編集部の土地の改良、パーマカルチャー化、であります。

 

 

うつくしい変化の秋です!

 

 

ではではみなさん、

どうぞ、お健やかにお過ごしください。

宇宙の動きもすごいことになっているみたいですけれど、

目の前の状況に振り回されずに

(症状が出ているとしても、それも、必然、良いことだと、

抑え込まず、どんどん出して、出し切って)

本来の自分に、戻ることを、ひとつ、ふたつと

焦らず取り組んでいただけたら、と願っています。

 

 

カレンダー、手帖は、

10月の最終週にみなさまのお手元に

お届けすることができそうです!

 

手帖には、あたらしくポケットマーマーシリーズ、

ストロベリー・ジュース・フォーエバーの新版、

わたしのメモ帖、も発売となります!

 

 

どうぞどうぞ、おたのしみに!!

 

 

服部みれい、でした!

 

 

追伸

トップの写真は、美濃の山の紅葉です!

 

チャオ木