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新米社長福太郎便り

70 玄関で感じる!

 

 

 

 

生命を支える宇宙的要素は、土、空気、水、火(火そのものではなくても

太陽の光と熱)など、古典的要素です。

 

(『ナチュラル・ガーデンブック』ピーター・ハーパー=著、産調出版=刊より)

 

 

 

昨日はNO デスクワーク宣言をしました。

宣言をはやまったなと後悔しました・・・。

というのも今日は月末、

ものすごく集中しても2時間はパソコンに向かわなければいけない日でした。

 

 

それでもなんとか玄関の土間で立ちながら、

畳の上にあぐらをかいてパソコンを股にはさみながら、

「こんなことするぐらいならデスクワークしたほうがからだにも

こころにもよさそう」と

思いながら、なんとかやりきりました・・・。

 

果たしてこのNO デスクワーク、意味があるのか・・・

初日からかなり自信を失っています・・・。

 

今日は月末ということもあり、

元デスクワーク(主にパソコン作業や帳簿記入など)がたくさんあり

ほとんど庭仕事や小屋仕事はできませんでした。

でも会社の入り口である玄関の土間にずっと居たことは

いままで経験したことがなかったことです。

1日を通じて光の入り方、風の通り方、玄関の前の人通りや車通りを

体感でき、あらたな気づきをたくさん得ることができました。

 

エムエム・ブックス編集部がある本社は、

昔は紙問屋さんだった古民家で、

入り口にはちいさなコの字型のカウンターがあります。

紙問屋さんだった頃は、このカウンターに番頭さんが座って

色々な人が訪ねてきて、やりとりがあったんだろうなぁ、と想像しました。

 

先日ある園芸家さんに

「庭師さんになんでもかんでも頼むのではなく、

自分で庭をいじくってもいいのでしょうか?」と

質問したら

「その庭を誰よりもよく観察している人、長い時間過ごしている人

つまり住んでいる人が、一番よく庭のことをわかっているはずだから

本来住んでいる人が庭を作るのが一番いいはずです」と教えていただきました。

 

ほんとうにそうだよなぁ〜、と思いました。

こんなことまでなんでぼくは思い込みを抱いてしまっていたんだろう?

プロである庭師さんと意見を交換したり

自分ではできないことをしていただいたりしながら

庭づくりしていくことが自分にとっては理想です。

だからすべて任せっぱなしではなく、

自分の手足を動かしながら、を基本に庭づくり、小屋づくりをしていこうと

あらためて思いました。

 

風通しのいい、落ちつける、入ってきた人がぷあぷあするような

活気があって、ゆるむ、そんな玄関を作りたいと思いました。

 

 

明日も玄関で立ちパソコン、したいと思います!

 

 

ここの玄関を誰よりも感じる!!

 

(福太郎)