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新米社長福太郎便り

光をあてる by 萌

 

「いな暮らし」萌のみの暮らし日記

インターン3日目は

とにかくたくさんごはんをつくりました!

 

 

この日は不耕起田んぼのワークショップ。

50noen|五十野園

五十嵐武志さん、ひろこさんが

南房総から来てくださいました。

 

まさに夏!といった蒸し暑い日。

朝から田んぼへ出かけていったみんなのお昼ごはんづくり担当で

ちょうど同じ時期に滞在している

イラストレーターの平松モモコさん、AIさんと一緒に

12人分のおむすび、冷汁、夏野菜の揚げ浸し、カレーポテトサラダなど

大急ぎでつくりました!

 

熱々ごはんを握るのにあたふたしていたら

みれいさんがさっと寄ってきて

「こうしたらすばやく握れるから! 覚えておくといいよ!」

 

と、超特急で握るコツを教えてくださり

ぱっぱと一緒に握ってくれました。

(みれいさん、塩むすび握るのめちゃくちゃ早いです・・・)

 

たくさん握った塩むすび

おなかを空かせたみんなのおなかにおさまっていく様を見ながら

しみじみうれしく感じました。

 

 

 

午後はエムエム・ブックスみのへ行き

のれんの手当てのお手伝いをしていました。

日差しや雨風を受け止めて、傷みがでてきてしまった箇所を

さしこで修復していきます。

 

布をあてて、ちくちくと一針ずつ縫う間、

縫い方を教えてくれたスタッフのなかさんとお話したり、

ひとり布に向き合う時間があったり。

 

だんだんと気持ちがしんと

落ち着いていくのを感じていました。

 

コズミックワンダーの前田征紀さんのデザインをもとに

ていねいに、時間をかけてつくられたもの、

それをまたみんなの手で繕っていくのも

いい時間になりそうです。

 

 

夜は再び台所へ。

マーマーマガジンにもよく登場する作家Hさんファミリーも加わって

さながらお盆の親戚の集まりのような雰囲気に。

 

20人分のごはん!

編集部の畑で採れたお野菜もたっぷり使って

モモコさん、AIさん、ひろこさんも一緒に

夏野菜のカレーを大鍋いっぱいにつくりました。

 

編集部のみなさんも

それぞれおかずやデザートを持ち寄って

にぎやかな食卓になりました。

 

いな暮らしにいるときのように

こうして美濃に来てもごはんをつくり

みんなに食べてもらえるよろこびに

じんわり浸った一日でした。

 

 

 

夕飯を食べながら

「みんなの得意なことは何?」

という話になりました。

 

Hさんのお母さま、Rさん曰く

「不思議なことを見つけるのが好き」。

 

 

たとえば

偶然、わたしの高校の同級生と

Hさんファミリーが、幼馴染でとても仲がいいのですが、

そんな不思議なつながりがとっても好きだと

Rさんはおっしゃっていました。

 

「ここにいるみんな、そんな不思議なことが好きだと思いますよ!」

と、みれいさん。

 

本当にそうだなぁと。

 

その不思議さに光をあてたり、

見逃さずにキャッチして楽しんだり、

そんな力がここに集う人たちには

あるように感じています。

 

これもまた

見えないものへの意識なのかもしれません。

 

 

 

その夜モモコさんと話していたのは

「自分の好きなことで

ひとに必要とされるってうれしいよね」

ということです。

 

好きなことに正直でいられて

そこに光をあててくれるひとがいて

のびのびと発揮できる場がある。

 

ここにも気持ちよさのヒントがありそうです。

 

 

(鈴木萌|いな暮らし)