17 仕事をたのしむとはなんだろう 6
みなさん、こんにちは!
「仕事をたのしむとはなんだろう」シリーズ6回目です。
本日も
伝説的人気番組『水曜どうでしょう』のディレクター藤村忠寿さん、嬉野雅道さん
お二人の対談が収録された『腹を割って話した』(イースト・プレス=刊)から。
昨日からの続きの箇所となります。
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「自分が楽しいかどうか」
嬉野 他人が「温泉」につかっているところを見たことはあると思うんだ。
でもやっぱり、自分が気持ちよくなった経験が無いと、
「温泉に入るぞ!」というのは実感としてはわからないよね。
……俺なんかは自分の仕事を「温泉」にするために、
「いま俺は、おもしろいと思っているのか」とかね?
「いま自分は楽しいのか」っていうことを、
自分が迷って苦しくなったときの道しるべにしてる。
たとえば「自分が負担に感じるものを外していく」っていうのも、
ひとつには、そうなんですよ。自分にできないことは抱え込まないで、
「ごめん、やって!」って人に任せたほうがいい。
それで前進していけるっていうことがある。
藤村 「ごめん、やって」っていのはさ、
組織ではなかなか許されないことなんだよね? 一般的には。
嬉野 怒られるもの。
藤村 怒られますよ(笑)。でもそれが、俺はおかしいと思うんだ。
「できねえ」って言うってことは、
「できねえ」ってわかるまでやったってことだから、
それをおたがい無理してやり続けるっていうのは。
会社は基本的に職務で人を分けるじゃないですか。
でも、それぞれの人間がそもそも持っている役割でやっていけば、
みんなきれいに「温泉」につかれるはずなんですよ。
嬉野 つかれますよ。「みんなが気持ちよくなりながら、バトンを渡していく」
っていうことができれば、それはもう必ずいいものができるんです。
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『腹を割って話した』(藤村忠寿・嬉野雅道=著、イースト・プレス=刊)より抜粋
月〜金まで、ただただヒントをいただいた文章の紹介をさせていただきました。
みなさん、いかがでしょうか?
みなさんにとって”温泉”となる仕事、働き方、育児、家事とは………。
ぼく自身たくさんヒントはいただきましたが、すべてを鵜呑みにするのではなく
自分の中の化学反応みたいなものを楽しみたい、そう思っています!
父が用意してくれた薪割り用の材木。
週末はその化学反応がおこるように……
いったんこのことは忘れて……
薪割りや外仕事に専念したいと思います!
みなさま、よい週末を!!!
(来週に続きます。薪割りは温泉! 福太郎でした)