murmurbooks

今日の編集部

0324|簡単にする者|機嫌がいい|自分自身で

R0059736

 

 

「パパラギは時間をできるだけ濃くするために全力を尽くし、
あらゆる考えもこのことに集中する。
時間を止めておくために、水を利用し、火を利用し、
嵐や天の稲妻を使う。
もっと時間をかせぐために、足には鉄の車輪をつけ、
言葉には翼をつける。
ーーだが、これらすべての努力は何のために?
パパラギは時間を使って何をするのか?」

『パパラギ はじめて文明を見た
南海の酋長ツイアビの演説集』(岡崎照男=訳 学研=刊)より抜粋

みなさん、こんにちは!
海・ソーヤーくんのHPを見て、
正木高志さんの「生命平和」という冊子を取り寄せ読んでいます。

そこには、こんな風に描いてあります。

〝「歴史上のあらゆる文明は滅亡した」と
トインビーは語る。
「その寿命はおよそ500年であった」〟

うーむ。

今、4月末発売の
マーマーマガジンフォーメンを
相変わらず制作中なのですが
(今回は、すごく時間がかかっています!!)

人ってどうして、
「壊れる」とわかっていることを推進するのか?
セヴァン・スズキさんの言葉を借りるならば、
どうして直せないものを壊すのか?

人に知恵や知性というものがあるのならば、
それを、本当に
500年足らずで終わってしまう文明のために使うのではなくて、
もっとサステナブルな世界を構築するために
使ったらいいのになあとシンプルに思います。

大勢の人が思考停止になって
大勢の人が麻痺状態で、
この世界を構築している気がします。

(先進国ではない世界の人は、
思考停止にも麻痺状態にもなっていないと思いますが)

ナゾだわ……。

一方で、
そのナゾから、脱出する方向、
まったく違う動きをしはじめている人たちも
たくさんいまして、
マーマーマガジンとしては、
静かに、でも、確実に、
そういった世界のものを
ご紹介していきたいなと思っています。

今、「正しい」と思っていることが
本当に「正しい」ことなのか?
「こうするべき」って思っていることが
本当にしなくちゃいけないことなのか。

パラダイムシフトは、
世の必然、という感じがしますが、
早い人からはじまっていて、
あちこちで、その行動がはじまっています。

テレビや新聞やネットなどでは
なかなかそういった情報が入ってこない、かも、しれませんが、
世界は、静かに動いている。

みなさんご自身の感性で、
またみなさんご自身のタイミングで、
どうぞ、その知恵や情報をキャッチしてください!

本当の意味で豊かになる、
本当の意味で幸福になる、
そういう、まったくあたらしい道が
(でも、ああ、なんだ、そういうことか、みたいな
脱力するようなシフトダウンです)
本当に拓かれつつあるな、と思います。

明治の思想家・高山樗牛は、こう言っています。

「偉人と凡人の別は
一言にして尽くすべきのみ。
彼は人生を簡単にする者なり。
此は人生を複雑にする者なり」

本当に、つくづく、複雑にするのは簡単。
簡単にするのはむずかしい、と思います。

4月末発売の男性版3号は、
この高山樗牛について教えてくださった
中島正さんの大特集です。

どうぞどうぞ、
たのしみに待っていてくださいませ!!

* **

最近、2つのことを知りました。
ちいさなことなのですけれど、
ぜひ書かせてください。

ひとつは、この美濃の地元の
ある経営者の方にお会いした時に
あることを発見したのです。

その方は、わたしと同じ年齢で、
すばらしい活躍をされている方です。

美濃に引っ越してきた時から、
周りの人に「会わせたい!!」と言われていた方で、
とうとうあることをきっかけに、
その経営者ご夫妻と会う機会を得たのですが……。

何かものごとを成し遂げている人って、
心底、ご機嫌なのだ!!
ということがわかりました。

何かを成し遂げているからご機嫌なのではなくて、
ご機嫌だから、何かを成し遂げるんじゃないかなと思ったんです。

表面上ニコニコしているとか、
愛想がいいとかそういうレベルのご機嫌じゃないんです。

「ああ、久しぶりに機嫌のいい人に会ったな」って
感じたんです。

機嫌がいいってどういうことなのでしょうね?

自分の中に葛藤がない、ということかもしれませんし、
さまざまな苦難を乗り切った、ということかもしれません。

自分の中のいろいろな
問題みたいなものがクリーニングされて
ゼロになった状態、というふうにも言えるのかも。

すごく興味深いことだな、というふうに感じました。

機嫌がいいって、何か無敵なんですよね。
人や自然はそもそも機嫌がいいものが好きなんだろうし。

これはすごいことだなと思いました。

もう一つの発見!
それは、先日、
約10年前に、よく会っていた子どもたちが
美濃に会いに来てくれた時に起こりました。

拙著『わたしらしく働く!』に
一瞬出てきますが、わたしは
20代後半から30歳代半ばくらいまで、
中高生向けの雑誌のワークショップを行ったり、
ボランティアで、雑誌づくりのお手伝いをしたり、
専門学校で教えたりしていました。

で、
その頃特に関わっていた
anmitsuというすごい媒体がありまして……
(全部、高校生がつくるフリーペーパー。
まぁまぁマガジンに今回掲載されている
ホンマタカシさんをインタビューしたるいちゃんも、
このanmitsuの存在を知って、奮起し、
自分も雑誌をつくりはじめたのだそうです)
そのanmitsuの4代目のメンバーが
あそびにきてくれたのですが!

いやあ、本当に、本当に、みんな
すばらしい才能、すばらしい個性の持ち主で、
久しぶりに会ったとは思えない、
自分は親でもない先生でもない、
特別な仲間に会うような、なんとも言えない感動で
胸がいっぱいになったのですが!!ががが!!

何に気づいたかというと、
高校生くらいの時に
その人のベースは本当にもうできあがっているんだなという事実です。

もちろん、
そこからいろいろな発展があるし
変化もあるのだろうと思う。

でも、彼女たち、彼らを見ていると、
高校生の時に、
今の、なんだろうなあ、コアみたいなものは
もうできあがっていた感じがするんです。

もっとちいさい頃から見ていたら、
もうその萌芽はその時からあって……ということはですよ!

やっぱり生まれもった
魂の個性みたいなものがあって、
なんだろうなあ、
変わっていくものと、変わらないものとが
はっきりとあるんだな、と感じたし、
その変わらないものの尊さを思ったんですよね。

本当に、その人自身、であることがすべてだし
その人自身であることがいかに尊いか、と……。

ほかの誰かみたいになろうなんて思わなくていいですね!

わたし、フリーランスになった頃、
GINZAというファッション誌のライターを始めて、
結果、7年くらいライターをしてたんです。

で、GINZAとかのライターさんの中に
特にマジで文章うまい!!!!!という人が居て(みなさん、上手い人だらけなのですが)
よくその人の文章を読んで、
「いつかこんな風に滑らかに文章書けたらなあ」と
本当にページに穴が開くほど見ていたことがあったんですけれど
(当時、わたしは書くのが苦手すぎて、
締め切りのたびに知恵熱出してました。本当に)
久しぶりに、先日、
その人が書いた、署名記事を読んだんです。

あいかわらず、上手だった。

なんか、上手いんです。

にくいというか。

で、今でこそ、わたしもたくさん書いたは書いたし、
その当時よりは、書けるようになっているかもしれないけれど、
やっぱりわたし自身の、文章の癖みたいなものはあるし、
ちょっと独特なところがあるというか、
いわゆる「名文家」みたいなのとは違うというか、
えっと、何がいいたいかというと、本当に、わたしは
その上手なライターさんみたいには書けないし、
同時に、わたしはわたしの文体でいくしかない、ということなんです。

それが本当に宇宙の真理なんだ(大げさ)。

でも、本当にそうですよね。

誰かと自分を比べているうちは、
「自然じゃない」、そういう状態なんだと思います。

まあ、そういう時期も
時には必要かもしれないですけれど、
最後の最後は
自分自身、であるしかないですよね。

久しぶりに会ったanmitsuっ子たちは、
本当に、変わらず、
そうして、なんだろうなあ、
あの年代(今、20歳代半ば)は
本当に、純粋さがすごくて、
機嫌が良くて、
口にすることばがきれい。
魂のレベルが違うというか。

まあ彼女たちがそもそもすごく優秀だ、ということもあるんだけれど、
こう、魂がキランと明るくてですね、
あたたかみがあって
「これからの世界は大丈夫」という感じが
勝手にしました。

早く世代交代したほうがいいのかも。

いつも思うんですけれど、
政治とか、会社経営とか、
うんと若い人にやらせてみるっていうのも
いいきがするんですよね。
わたしは、いつも
若い人たち、より若い人たちのほうが
社会のことについては知らないかもしれないけれど、
魂のレベルでは上だなあと思うことが多いです。

親は偉そうに、
子どもに教育なんてしようとするけれど、
子が教えてくれることのほうが大きいような
そんな気がします。
大人が子どもで
子どもが大人だなあと
思うことが多いです。

今回も本当にいろいろ思うことがあって、
anmitsuのみんなには
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ちなみにanmitsuのことは
これを書くだけで1冊の本になってしまいそうで、、
『わたしらしく働く!』では
出し惜しみしました!

ということで、仕事に戻ります!

 

 

 

R0059599

なんか、写真こうやって撮影するとき

鼻の穴がふくらんじゃう、、、どうしてなのかしらん!?

 

 

 

そうそう、この写真は!

われらがマーマーマガジン編集部員が

大変お世話になっている

うだつの上がる町並みにある

老舗の理容室・ニシガキさんにて。

 

なんか、超かっこいいブルブルマシンがあって、

それでマッサージをしてもらっています(通常はお店の方がやってくださいます!)。

奥で、週刊誌を読んでいるのは、ふふふ、えみおわすの直樹くん。

公開してごめんなさい!

いつも週刊誌を読んでいると

福太郎さんに注意されるのですが、

わたしは、なんでも読みたい派。

銀行やお店で雑誌があるとなんでも読みます!! 隅々まで!!

そうしたら、直樹くんもその派だったので、

とてもうれしかったのです。

なんでも知りたいんだもんちゃん!!!

(昨日の日本外国特派員協会で行われた

籠池氏の会見もyou tubeで生で見てました。

全然関係ないけれど、仕事のワークショップのパーティやったの、

あの会見場の隣なんですよね。ふふふ。おもしろい場所でパーティやったもんだ。懐かしいですね!)

 

 

次。

 

 

R0059736

今話題のあそこです!

モネ度は、さて何パーセントでしょうか?

5月くらいがモネ度上がるそうです!

 

 

 

R0059763

この池の近くにある

美代ちゃんがヤバイ。

美代ちゃんという名のスーパーです。

 

 

いつか

全国の活気ある&ローカルなスーパー特集やりたいと思っているんですが、

美代ちゃんは必ず入るであろう

強いお店。

 

なんか、アタックが強い。

濃い、お店です!

 

R0059764

 

いや、もっと強い。これくらいじゃない。

お店全体を写したものがあったら良かったのですが、

ぜひ、岐阜にいらして、あの池に行かれた折には、

通り沿いに忽然と「美代ちゃん」が現れますから

ぜひお立ち寄りいただきたいなと思います。

 

 

R0059755

 

みんな、ありがとう!

すごく、おもしろかった!

 

 

 

 

 

 

 

はっ、池や美代ちゃんだけじゃなくて、

美濃情報をお伝えします!!

 

4月8日、9日、

美濃で大きなお祭りがあります。

わたしたちも今週末は、和紙の花つけの作業があります!

お近くの方は、ぜひ遊びにいらしてください。

夜は、「にわか」という漫才のような、無形文化財の

おもしろい芸能も、町中で繰り広げられます!

この音楽もすばらしいんです!

提灯と音がたまらない。

 

町に江戸がやってきます!!

 

うちの福太郎さんもお神輿、つってます!(こっちの方言で

お神輿は担ぐのではなくて、つる、なんです!)

 

 

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

では、よい春の日をお過ごしくださいませね♪

 

 

服部みれい、ど、えした!

 

 

ちゃお金