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今日の編集部

0317|自然なほうを|いつも近くにある

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「それからわたしは立ち上がって、母親と娘の写真を撮った。

その次に母親が立ち上がり、娘と年を取った男友だちとの写真を撮った。

みんな写真を撮るのが好きだ。わたしも嫌いというわけではなかった。

写真は死に至る過程を捉えて、

その瞬間を焼きつけているだけのようにわたしには思えた。

確かにそれはおかしなことには違いなかった」

 

 

『ブコウスキーの酔いどれ紀行』(チャールズ・ブコウスキー=著 中川五郎=訳 マイケル・モンフォート=写真 ちくま文庫)より抜粋

 

 

 

 

みなさん、こんにちは!

先週から、今日の編集部、金曜日のアップとなりました。

 

いよいよ春らしくなってきて、

あちこちで毒出しの話をたくさん聞きます。

 

下痢、嘔吐、風邪っぽい症状、花粉症的な症状、

あと、こころの毒出し。

 

どっと出ている!という感じ。

今年は、数秘術でいいますと、2000年代始まって以来

2回目の9年周期で、「1」という年。

つまりは、はじまりの年なんですよね。

 

同じようなことばっかり言ってますけれど、

まず、2000年代ですごく「あたらしい感じになって」(それは2008年からスタートしたと言われています)

さらに、その「あたらしい感じ」の2回目をやっている、、と。

まだ1回目の「あたらしい周期」は、前のものをどっとひきずったままだったけれど、

2回目からは、本当に「あたらしい感じってこう言う感じだよ」と、

こう「あたらしさ」を着実に、噛み締めながらいく、

という感じなのかもしれません。

 

逆に言えば、「古いもの」や「古い感覚」が本当に

「ここ」にはいられなくなってしまって、

そうして、毒出しとか、「問題」のような形となって

出てきているかもしれないなあとぼんやり考えています。

 

古い感じというのは、古い社会通念に合わせた「こうするべき」とか、

ある種の男性社会的な発想とか、マッチョ的なものとか、、

二元論的な発想とか、でしょうか。

優劣があって、罪悪感とか恐怖心とかそういうのがベースとなっている感じ。

 

あたらしい感じというのは、自分自身の中の声を聴いて、自由さ、独立の方向へ向かっていくもの、

女性性的な発想(男性の中にも女性性的なものはもちろんあります)、

やわらかくて、やさしい感覚。

「いい、悪い」を超えた世界。

全部フラットで、愛とかたのしいな、とかそういうのが基本となる感じ。

 

こんな風になるんじゃないかなあ、、、と、

マーマーマガジンを編集してきて、

たくさんの方々にお会いして、考えて、またお会いして、考えて、

しているうちに、こういう気持ちが確信に、本当になりつつあります。

 

きっと、まぁまぁマガジン、マーマーマガジン、フォーメン、

エムエム・ブックスの書籍をお読みいただいている方は、

その実践を、その実際を、体験されていることかと思います。

 

それでも!

まだまだ毒出しはあって、、、、

いろいろ深いところにある、どろっとしたやつが

本当に出てきているなあと、自分を見ても周りを見ても感じます。

でも、本当に、出ていることは

ありがたいことですね。

「問題」は好機そのものなわけです。

野口晴哉先生は、風邪は治療だ、と

(風邪じたいが治療だから、行きすぎるのを待てば良いと)

いったわけですが、

本当に、その目の前のことに右往左往することなく、

少し距離を置いて、

「はーん、このメッセージは何を言っているのかな」と

耳をすますと、

たいへん滋味深い、自分にしかわからない、

愛すべきメッセージがそこにはあるのかなと思います。

 

福太郎さんが、今回の出張で

元・スタッフに偶然二人にも道で会いました。

本当に偶然だけれどでも必然ですよね。

二人の元気な姿、それじたいがメッセージだった!

(二人ともとってもお綺麗だったって、報告受けてます! なんとなんとうれしいこと!)

もちろん、その二人にとっても

福太郎さんと会ったということは

それぞれのなんらかのメッセージだったかもしれなくて、、

いやあ、世界は、うまく完成されてるワ!

 

 

なんだか、この世の不思議もどんどん明かされていく感じがするし、

もう本当に嘘はつけない、

ドロドロは外側(表側)に出る。

鏡ばかりの部屋を歩いているみたいな感じで、

何もかもが、目の前のことにうつりまくりッというような

そういう時がやってきている気がします。

 

 

そうして、問題=好機に違いはないけれど、

さて、どうするか、と思った時に

「自然」なほうを選ぶ、ということが、

何より今っぽいかなという気がします。

自分にとっての自然、

そして大きな意味での自然に寄り添う回答、、、。

 

 

周り(もっと言ったらつまらない「常識」)から見たら

「えー、大丈夫?」という選択だとしても

「自然」に戻っていく道なら

必ず大丈夫なんだと思います!

 

 

からだやこころが不調な時も、

私は最近は

本当にただただ「自然」に戻ればいいのだ

(逆に言えば「自然」じゃなかったから、

不具合が出たのだ)というふうに

痛感することが多いです。

 

 

 

うちには猫が1匹いるのですが、

この猫を見ていても、まあ本当に「ただ自然で在ること」が

どれだけ愛そのものであり、

どれだけ尊く、すばらしいことかを痛感します。

 

この猫は、東京にいた時に、シェルターからもらってきて

もともととても病弱で、からだも悪いところだらけで、

時に、椅子から降りることもできないほどだったのですが、

岐阜・美濃に来て、

空気と水が良かったからだと思うのですが、

今は元気いっぱい飛び跳ねてます。

 

何か治療と言うよりも、より「自然」な環境において、

時を待ったから、良くなったのかなと。

 

もちろん、何かてを施さないといけないケースもあると思いますが、

でも、根本の「生き方」や、ありようを変えないで、

ただ目先の問題の先だけをつまむようなやり方をしていても、

土台が悪ければ、また同じことの繰り返しかなと思うんです。

 

家の土台がぐらぐらなのに、

いくら柱一本、壁一つ直したって

またガタがきますよね。

 

根本を戻さないと。

 

 

その根本に戻すときのヒントが

「自然」というキーワードに隠されていると

もう、

本当に、

確信するに至っています!!

 

 

安直な自然礼賛じゃなくて。

そこに戻ればいいんだ。

すごくシンプルだったんだ。はあ〜。

という気持ちです。

 

 

そんなことを、わたし自身、

岐阜の美濃や、また今つくっているマーマーマガジンフォーメン3号などを通して

考えています。

早く、みなさまにお届けしたい!

 

フォーメンの発売は、4月末の予定です。

すばらしい特集をお届けできそうです。

各種記事も読み応え抜群! ある方に

全ページ読みたくなる!と、身にあまるお言葉をいただいたのですが、

今回もそう言っていただけるよう、制作に取り組んでいます。

 

 

また新刊としては、

自由な自分になる本が、先週発売となりました。

ご覧になっていただいているみなさま、ありがとうございます!

あたらしいコンテンツ、川島小鳥くんの解説、

みんなみんなすばらしいですが、

個人的に、特にガールのみなさんには、

月経血コントロールを完全に成し遂げてる

(ノーナプ!!!!です!!)Oさんの体験談をぜひお読みいただきたいです。

固定観念、マジで外れます。

 

ナプキン自体いらないんですよ。

 

わたしも練習してますが、、、

「はっ!!!」

「わちゃ!!」という感じです。

 

すごいワ。

 

そうそうあと!

3月29日(水)東京・銀座のEDIT TOKYOにて、

夜、トークショーを行います。

詳しくは、こちらから。

 

 

詩とインタビューの雑誌となった

まぁまぁマガジンのこと、

詩のこと、について

mmaのメンバーである忍田彩ちゃんと語り合ったり、

ポエトリーリーディングを行ったりしたいと思っています。

 

あと!

4月1日(土)

東京・国立のなかしましほさんのお店

foodmoodで1日だけ、mmbooksのリアルショップも

行わせていただくことになりました!

3月28日から行われるdanskoさんのイベントの最終日に、

ご一緒させていただきます!(わたしもダンスコ愛用者です!)

 

 

お店には、服部福太郎が立たせていただきますが、

わたしも、ふらりといさせていただく時間がありそうです。

うまくタイミングがあえば!!

 

 

しほさんとは、本当に本当にお久しぶりの再会です。

パートナーの中島基文さんが、まぁまぁやわたしの本のデザインを

たくさん手がけてくださっていて(mmbooksのロゴ、mmbsの冷えとりくん、、メニメニ!!)

で、いつもしほさんのお話をうかがっているので(基文さんの口癖は「うちのしほが、、、」)

なんか、ずっと会っていない気がしないのですが、

嘘みたいなことにフードムードにうかがうのがはじめてのことで!!

とてもとてもたのしみにしています!!

(クッキーはよくいただいていますし、またうちのスタッフはみんな

しほさんのレシピでクッキー焼いてて、これまたいつもお会いしている気分、、)

 

冷えとりソックスや、うちの書籍など

お持ちする予定です。

ぜひ、福太郎さんの顔を見にいらしてくださいませ!!

わたしも国立、、たのしみです!!!

(国立はなんと学生の時に行って以来かも、、

駅前の喫茶店でお茶飲んでました。でももうその喫茶店もないそうです)

 

 

 

 

それにしても、、、、

川島小鳥くんの文章、すごく上手で、、

ツイッターで、ミュージシャンは演技がうまい。

写真家は文章がうまい。と書いたのだけれど、

ミュージシャンが演技がうまいのはとにかく

写真家が文章がうまい理由を探るのはなかなかおもしろそうだなと思います。

その構造を探るのは。

 

すぐれた写真家の方は頭脳がすごく明せき、というか、整理されているのだろうし、

でも同時に身体性みたいなのが高くないと、写真って撮れないと思うし

そこと文章能力との関係には興味があります。

ちょっと特殊能力ですよね。

 

ちなみに、編集者は料理がうまい(人が多い)。と思っています。

桐島洋子さんにはじまり、、(もともとは雑誌の記者さんでしたよね?)

しほさんも元編集者さんだったと伺っているし、

周りの編集の方もみんな料理上手です。

とても興味深いことだ!

 

 

ちなみに私は、

演技のうまい編集者を目指しています(あはは)。

おばあさんになったら劇団に入って、

ばあさん役をやりたいという夢があります。

 

あとはmmaでツアー。ばあさんによるパンクバンド。

 

でも、実は、一番やりたいのは演技かもなあ。

演劇部だったんです。

時々無性にセリフを読みたくなることが、、、。

もう少し年を重ねたら、どこかの劇団受けてみようかなあ。

あ、自分でつくればいいのか。劇団を。

それもおもしろそうです。

 

ああ、でも映像も撮ってみたいしなあ、、

 

 

欲が多すぎですね。

 

 

よく整理します!

 

 

 

 

 

冒頭の写真は、編集部の近所でたまたま見つけた

梅の林です。

エリック・ロメールの映画に出てきそう!

(わたしの若い頃の夢は、

ロメールの作品に通行人としてでいいから、

出演することでした)

 

はっ、そうか、

いつだったか、ずっと独身の男性が、

「もうこうなったら片思いをしている相手の女性のように自分がなればいいんだと思う」と

わけのわからないことをいってたことがあるのですが、

でも、結構これって、いいところついてる気がしてて、、(そう言ってた人は、少し前に結婚しました)

自分がロメールみたいな作品を撮ればいいんだ! なーる!

 

 

 

 

では、春の回答がひとつ出たところで、

おひらきとしたいと思います。

 

答えはいつも

びっくりするほど

近くにあるんだん!!!

 

 

 

 

 

 

 

どうぞ、みなさま、よい週末をお過ごしくださいませ!

 

 

 

 

 

 

 

服部みれい、ど、え、した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃお梅!