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今日の編集部

熊本|GW|新刊|言論は自由|平常心

 

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みなさん、こんにちは!

 

さきほど、熊本おすまいのかたと

お話をすることができて

短い時間でしたがご様子をうかがうことができました。

 

東日本大震災のときに、

震災直後、東北入りした友人が本当に、

1キロ、いや、数百メートル離れるだけでまったく様子が違う……

といっていたのですが、

今回もそういう状態なのかも……とお電話で話していて感じました。

 

わたしは、東日本大震災のときに

東京にいましたが、

確かに、わたしが住んでいた場所にほど近い

裏原宿のラーメン屋さんは

震災の翌日か翌々日からもう開いていて、

なんとなんと、

カウンターにうずたかく積み上げられたラーメン鉢たちは

1枚も割れなかったとのこと(!)。

(いや、原宿もけっこう余震もあって揺れていたんですよ!)

 

一方、そこのお店にきていたお客さんが話していたことですが

地下鉄で2駅ほど向こうの

赤坂の飲食店では、もうお皿もなにもぐじゃぐじゃに割れたとか……。

 

その建物がある場所の地盤、建物の構造、

また地震のあったときの揺れの状態、いろいろなものが関係するのかなと

しろうと考えですが、感じたりもしています。

 

今もなお、たいへんな思いをされている方がいるかと思うと

胸がつまるおもいですが、

とにかく1日も早い復旧、回復を

祈るばかりです。

 

また、さまざまな便利さによって成り立っている

わたしたちの生活が

こんなにもろくも崩壊するとは、

本当に豊かなのか、何が便利なのか、

考えざるをえません。

 

いつか地震があるとわかっているならば、

どういう暮らしをして、どういう準備をしたらいいのか

もっと考えられそうなものなのに……

なにか優先順位が違っていて、

誰もかれもが自分自身を軸にどっしりと立つような

そういう暮らしになっていないことを

あらためて痛感しています。

 

あたらしい暮らしのヒントは

こういったピンチの中にもかくれていそうです。

 

 

***

 

さて、マーマーマガジン編集部は

あいかわらずの日々ですが、

 

◎明日と明後日(4/23、24)は、

愛知県東海市で行われるアル・トゥ・エン

に参加させていただいたり、

 

◎5月4日にはアースデイ名古屋

に参加させていただいたり……。

 

あと、もちろん

 

「エムエム・ブックスみの」

ゴールデンウィーク中は、休みなく(毎日10時〜)

営業させていただきます。

GWに特別のおたのしみもご用意してお待ちしています。

どうぞどうぞ

ぜひあそびにいらしてくださいね。

 

また、自著とエムエム・ブックスの刊行物とまぜこぜですが

 

いつものとおり、

天然生活6月号(「みのむしダイアリー#4」連載中)

が発売中でございまして、今回は、

昨春に他界した母について書かせていただきました。

(この号は、特集が「洋食レッスン」!!

赤いチェックのクロスが泣ける!!

みんな洋食、大好きですよね〜。どうですか?

わたしはカニクリームコロッケが大好きです!

ぜひみてみてくださいね〜)

 

 

あと、

 

◎4/28 新刊『わたしらしく働く!』(服部みれい|マガジンハウス)

◎5/28 『ささたくや サラダの本』(ささたくや|エムエム・ブックス)

 

と発刊がめじろおしなのでございます。

(28は、なにかが発売する日、と覚えてくださいますと幸甚です)

 

どちらの本も語れば長く、

今日の「今日の編集部」だけではおさまりきらず、

また来週にでも書かせていただきたいと思っているのですが、

今日のところは、

どうぞどうぞ、

おこころにとめていただけるとうれしいです。

 

内容についてはまたゆっくりと……。

 

 

****

 

最近、何年ぶりかで新聞とりはじめました。

 

こちらのローカル紙を。

 

新聞についてもまた

どこかで書かせていただきたいなと思っているのですが、

都会で読まれる新聞と

地方で読まれる新聞とでは

まったく意味あいが違うんだナーと思うようになりました。

 

東京では「新聞? もういいかー」という感じだったのですが、

ローカル紙とりはじめたら、なかなかどうしておもしろくて

いろんなページを読んでしまいます。

自分に余裕ができたということなのかもしれませんが。

 

で、ちょっと気になった記事について。

 

タイトルは

 

◎国連「秘密法で報道萎縮」

 

というもので、

 

日本における言論・表現の自由の現状を調べるために

国連のデービッド・ケイ特別報告者(米国)が

暫定の調査結果を発表したとのこと。

 

で、タイトル通り、

特定秘密保護法で報道は萎縮している

という見方を示して

メディアの独立が深刻な驚異に

直面していると警告したのだそうです。

 

 

いやね、

何がいいたいかというと、

この地震の報道を見ていてもそうですし、

また、実際に、日常生活をおくるものとして感じることもなのですが、

何か、こう、気味の悪い

同調圧力みたいなものが、

すごく働くようになっていると思いませんか?

 

それは、特にあの東日本大震災のころからそうですけれど

たとえば原発の話をするときの

あの、なんとも重苦しい感じ。

(なにいってもすぐに左翼みたいな

もっていかれかたしてしまう。逆もそうかもしれませんが。

日本の国を愛しているから即右翼ってわけでもないですよね)

 

あと、何かが起こったときの

一斉にバッシングする、あの気味の悪さ。

今回の熊本・大分の震災をふまえての

自粛規制についても

意見がでているようです。

 

むーん、

堅苦しくなっているというか

狭っちょろくなっているというか

疑心暗鬼というか

不安感あおりがちというか

すぐに怒りが出てくるっていうか

クレーマーみんな?みたいな

冷え冷え……

うーん、

冷えとりでいったら冷えがすごくない?みたいな……

うまくいえないんですけれど、

自由な風、吹いてるワー(ってある世界ではすごくそうなっているのだけれど)

と、なっていない箇所もあるな、と思います。

 

なんというか、

自分に厳しく、人にも厳しく、世間にも厳しく、みんなに厳しく!

 

みたいな感じ。

 

ぜいぜいぜいぜい。

 

息つまっちゃうぜい〜

 

って感じです。

 

目をそこじゃないところに向けると

ほんと、上で書いたとおり

自由な風吹きまくり! なんですけれどもね……

(マーマーマガジンは、自由の風の中にいます)。

 

 

で、新聞報道に戻ると

政府が放送法を盾に、

テレビ局に圧力をかけているとも批判しているそうです。

 

一方、インターネット分野では

検閲などの制限が見られない、

「日本は世界のモデルと成りうる」と称賛されたとか。

 

ふむ。

 

そうそう、テレビをずっと見ている人と

インターネットを見ている人とでは

情報がぜんぜん違うんですよね。

 

この乖離がすごいです。

 

ネットは確かにある程度自由、かもナー。

 

ネガティブな部分もあるかもですけれど、

でも、いい面もたくさんありますよね。

 

えっとえっと

何がいいたいかといいますと、

 

もちろん、マーマーマガジンもちいさなメディアにはちがいなく、

自分たちの言論の自由をまもって

のびのびと発言していくワンという気持ちは

いうまでもなくかわりがないのですけれど(ワンワンワオーン/犬の遠吠え)、

それよりも、

情報をうけとるときの、こう、態度というか、

こころがまえというか、

平常心でクールにみようよ、という気持ちがあらためてわいてまりました。

 

こう、報道をよく見ると、

そこに隠された、なんだろなー、サブリミナル的に

(でもかなりあからさまに)情報操作みたいなものがあって、

ちゃんと、平常心でいたら

もっといったら、自分自身が整っていたら、

それをよく見ることができると思うんですよね。

曇りなく。

 

そういう色眼鏡なしの、

よく観る、クールに観察するちからが

とても大切だと思っています。

 

自分のからだやこころから冷えをとって

(冷えという概念でなくてもいいのですが)

からだを浄化し、整えていったら

ちゃんと「わかるべき」ものは「わかる」し、

リテラシーもつくと思うんです。

自分に必要なことを「知る」タイミングもばっちりになる。

 

なにか、そういう視線が

これからはますます大切になるかもしれないなと

主に、地震の報道を見ていて

感じました。

 

わたし自身は、

ここ4日ほど

心身養生強化ウィークをおくらせていただきまして、

まったくパソコンあけない、

つまりはインターネットを見ない時間をもっていたのですが、

よかったですよ〜。

(山奥でボルヘスとケラワックのインタビュー読んでました。

めちゃめちゃさが痛快でした。

マーマーマガジンもインタビューと詩の本になりますが、

インタビューという行為の底力をしみじみ感じました)

 

もうパソコンもいらないかも!

 

そんなことも思ったりしました。

 

いろいろな生き方があっていいですよね。

 

ゴールデンウィーク、

わたしは、編集部やお店の行事に参加したりしつつ、

畑で種まきしたり、

苗植えしたりしたいなと思っています。

 

5月の岐阜、やばいんです。

すでに今もすてきだけれど、

もう立ってるだけで、幸福感500%みたいになります。

これが生きているってことなのかしらん(ぽわわわん)。

 

 

ということで

長くなりました!

 

 

どうぞどうぞ

よい週末をおすごしください。

 

いつも、お祈りをしています。

 

 

わたしの平和

服部みれい

 

 

チャオ風