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別マー連載

更新日 2010/03/05

別マー連載 冷えとりガールズの集い

連載 第20回:「生マー」冷えとりガールズ大祭 レポートその3 寝るとき編

秋の「生マー」レポートからずいぶん日にちが経ってしまいました。ごめんなさい。今回は、当日お話していないことも入ってしまうかもしれませんが、「寝るとき」の冷えとりについてご紹介したいと思います。

文=服部みれい(『マーマーマガジン』編集長)

寝るときも「半身浴」の状態で

 冷えとりの基本は、本当にくどくて恐縮なのですが、ただひたすらに「頭寒足熱」です。上半身を薄く、下半身を厚く、が基本です。イメージとしては、「常に、半身浴をしているような状態をつくる」です。

 そう、可能ならば、24時間、半身浴していたいのです。 ドラム缶にお湯を張って、裸で入って、そのまま移動できるようなマシーンが開発されたらどんなにいいか(!)と思うくらいなのです。
 でも、そういうものはないし、裸でドラム缶に入った人が町を移動していたら気持ち悪くてしかたがないと思いますので、レギンスや靴下を重ねて、まるで半身浴をしているような、そんな状態をつくっているというわけなのです。

 さて、24時間ということで、ふだんの服装とお風呂タイムについてはレポート1と2をご一読いただくとして、問題は寝るときです。
 実は、寝るときに、この「半身浴」の状態をつくる、というのをしていないかたが意外に多いようなのです。

 寝るときにも「半身浴」の状態とは、どういう状態だと思いますか?
 「冷えとり健康法」必須のアイテムというと、どうしても「重ねばきソックス」だけをイメージしてしまいますが、もうひとつあって、それは、「湯たんぽ」なのです。

寝るときも、絹、綿を重ねていく

 わたしがどんなふうに眠っているか、ご紹介しますね。
 まず、足もとに湯たんぽを設置します。夏も冬もです。ただ、わたしもこの湯たんぽづかいは、まだまだビギナーで、夏は断念してしまうこともあるのですが、とにかく1年中布団に入れるとよい、といわれています。

 で、半身浴をする前に、布団に湯たんぽを入れておきます。足を入れたときに、あたたかいというのは、本当に、気持ちのよいものです。

 さらにわたしは最初の毛布を、絹にしています。
 少し高価ではありますが、絹の毛布の気持ちよさといったら、ことばで表現不可能というくらいに、すばらしいものがあります。絹という素材のすごさは、最終的には、毛布でわかるのではないかと思っているくらいです。

 そのあと、はたまた贅沢ですが、オーガニックコットンを重ねています。これは、足もとにだけ、半分に折ったものを2枚、つまり4枚重ねる感じにして、置きます。靴下同様、絹、綿、とお布団も重ねていくわけです。そしてさらに、冬であれば、そこに薄い羽毛布団を腰から下にかけて寝たりします。これで完成。
(ちなみにですが、枕にも絹のタオルを敷いて寝ています。)

 毛布やお布団が、絹やオーガニックコットンだなんて贅沢! と思われるかもしれませんが、その中で人生の約三分の一を過ごすわけですし、もっとも毒が外に出る時間帯ともいわれますから、この好機を最大限にいかさない手はないですよね。

 もちろん、一気にしたのではなく、わたしも時間をかけて、少しずつ、「冷えとり」まわりのアイテムをそろえていきました。興味のあるかたは、少しずつ、集めていってみてください。

蹴ったっていいじゃない?

 よく湯たんぽを入れているというと「暑くないですか?」とか「蹴ってしまいませんか?」といわれますが、確かに暑い日は暑いし、よく蹴ってしまいます。でも、別にそれでもいいんじゃないでしょうか。

 暑いと感じる人は、上半身が厚着なのだと思います。わたしは、ふだんからとにかく半袖とか薄着で寝るようにしています。そのかわり、下半身は、4枚とか5枚重ねています。靴下もです。なにせ、「半身浴の状態を夜もつくる」からです。

 寝るときに、「湯たんぽ」を使うだけで、不眠がよくなったかたもいます(しかも1日で!)。足があたたかいと、どれだけ気持ちのよいものか、どれだけしあわせなものか、ぜひお試しください。

 おすすめは、陶器の湯たんぽです。自然の熱さで、徐々にさめていくものがからだにはよいそうです。ぜひ、試してみてくださいね。