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別マー連載

更新日 2008/09/12

マーマーガールズ今月のお気に入り!別マー連載 はっきりいって からだの奥から きれいになりたいのだ

連載 第4回:冷えとり☆ガールズトーク その1 「生理痛がひどくてスタート」/モデルY子さん

服部みれい(murmur magazine編集長)

前回で最終回といっていた「冷えとり」のお話ですが、おかげさまで大好評!! というわけで、もう少し続けていきたいと思います。今回からは、冷えとりを初めてトライした女性たちにインタビュー。実際に冷えとりをしてみて、どんな感覚がするのか、どういう変化が起きたのか、きいてみます。第1回は、モデルのお仕事をしているY子さんです。

半身浴で
生理痛が楽に

――Y子さんは、冷えとりを始めたきっかけって何だったんだっけ?

Y子さん(以下敬称略) 最初は、マーマーマガジンにも載っている冷えとりの本を読んで、おもしろいなと思って。

――どういうところがおもしろいと思ったの?

Y子 全部。書いてあること全部がおもしろかった。あと、わたしは結婚して約2年経つんだけど、あかちゃんを授かりたいなということもあって、冷えとりに興味をもちました。

――そっかー。わたしも、高齢での妊娠でもつわりがないとか、出産が楽とか、あと更年期障害もないという例をきいて、すごく惹かれたんだよね。それでY子さんは、さっそく重ねはき用の靴下を取り寄せてはいてみたんだよね。

Y子 4枚重ねばき。これが、すごく気持ちよかった。それですぐに、半身浴も始めて。

――最初は、あまり入っていられなかったんだっけ?

Y子 うん。でも、今では30分くらい、汗がじわじわっと出るまで入っていられるよ。

――靴下の重ねばきに、半身浴。続けてみて、何か変化はあった?

Y子 わたし、実は、生理がすごく重いんです。重いというか、痛みがすごくあって。今年7月に激痛が走って、病院へいったら子宮内膜症と診断されたの。でも、3か月くらい前に、しっかり半身浴をしていた時の次の月は、生理痛がうそのようになかったのね。それでちょっと油断したら、また痛んでしまって。正直、冷えとりをさぼってたんだよね。

――そっか。靴下は毎日はいてるの?

Y子 家にいるときとか、はけるファッションのときに。服部さんはどうしてるの?

――わたしは、毎日はいてるよ。どうしてもパンプスという日以外は、毎日。夜寝るときも、朝起きてからもずっとはいてる。

Y子 ファッション、困りませんか?

――そうだねえ、確かにブーツ率が高くなったかも。あと大きめの靴を買ってはいてるよ。でも、まあ、わたしの場合は、無理してパンプスはかなくてもやっていけるから、大丈夫かな。

Y子 全体のコーディネートを考えると難しい日もあって……。マーマーマガジンで、冷えとりファッション、本気で特集してほしいです!

――考えてみるよ(笑)! それにしてもY子さんは、靴下破れた?

Y子 すぐに破れたよ!

――へえ、おもしろい。同じところが破れなかった?

Y子 どうだろう、最初にはく絹の5本指ソックスの右足のかかとばかり破れる。あと、何枚目かの靴下も破れます。

――わたしは、破れるまでに時間かかったんだけど、毒素が出ている! と思って(笑)、破れているとちょっとうれしいんだよね。ふふふ。

Y子 (笑)

――足は、からだの臓器と呼応してるから、やはり、悪いところが破れるらしいよ。

Y子 へえ!右足のかかとが何と対応しているのか調べてみようっと。

Y子さん

雑誌や広告で活躍中の、20代後半のモデルさん。冷えとりをスタートして3か月。家にいるときを中心に、靴下の重ねばきを実践。週に4〜5回ほど、夕方か夜に、半身浴を行っているとか。ちなみに、進藤幸恵さんには、4枚ではなく、もっとたくさん靴下をはくように、ズボン下もはくようにすすめられたそうです。

期待せずに、ただ、
続けるのがコツ

――話は戻るけど、生理痛、ここ数か月、また痛んでるっていってたけど……。

Y子 そうなの。それで、すごくつらいし、子宮内膜症というと心配じゃない? だから、進藤幸恵さんにメールをしてみたのね(注*進藤義晴さんの著書にメールアドレスが記載されています)。そうしたらお電話をくださって、いろいろアドバイスをいただいたの。

 一番はっとさせられたのが、「痛みを怖がらないで」という言葉だった。痛いのって、苦痛だから、すごくいやだなって思ってしまうんだよね。だけど、「怖がらないで、ただただ、冷えとりをしていれば大丈夫だよ」っていわれて、なんか、ほっとしたの。

――いやー、わかる。だって調子悪い時、「治そう、治そう」って、どうしても焦ってしまうよね。わたしも東洋医学の先生に教わったことがあるよ。「治そうとしちゃだめだよ」って。「治るとか、治らないとかそういうんじゃなくて、ただ、続けなさい」って。

Y子 わかる! わたしね、ここ1か月くらい、すごく焦ってたし、効果を期待しすぎていたと思う。半身浴も、靴下も、あれも、これも、いろいろやってるから、「どうだ、効果出るだろう!」って、すごく期待していた。でも期待しないことが大切なんだよね。

――そうだね。無心で続けるってことが大事なのかも。

Y子 うん。あと、本にも書いてあったけど、出るものをどんどん出すっていうのがすごくいいと思ったの。わたし、アトピーも少しあるのだけど、「かゆいところをどんどんかきなさい」っていうのも新鮮だった。あれを読んだ時、冷えとりは"オルタナ"だなって思ったよ!

――まさに、医学界のグランジロックだね(笑)

Y子 (笑)。今はまだ、痛みはあるけど、でも徐々に変化もあるんだよ。特に、精神的には、すごく落ち着いたと思う。だって、足元がぽかぽかだと、なんか安心じゃない? ちょっといやなことがあっても、「今日は靴下はいてるから、大丈夫」ってなぜか思えるんです。
 あと、食べる量が全体的に自然に減ってきた。「ここでやめよう」というポイントがわかるの。これは大きな変化のように思います。

――うーん、すばらしい。

Y子 それから、今も、4枚靴下を重ねばきしているんだけど、ものすごく足が冷たい。前は感じてなかったけど、自分のからだが本当に冷えてるんだなってよくわかるようになったよ。

――Y子ちゃんは、おかあさんやまわりの人にも、冷えとりをすすめているんだって?

Y子 うん。でも、「自分でよくしたい」と思えるようなひとにだけ紹介したいなと思ってるの。少し前のわたしみたいに、「これをやっているから治るはず!」なんて他力本願な人じゃなくて。

――そうだね。わたしたちの生活って、リモコンを押せばテレビがつくし、PCで、「コントロール+Z」を押せば、いつでも前の状態に戻れる。風邪をひけば薬に頼り、医者に頼る。そういうことに慣れすぎていて、自分のこころで考えて、自分で動くっていうことをしなくなっている気がするのね。こう、おなかの下のほう(丹田)に力が入ってないっていうか。ふにゃふにゃっと生きている。でも、冷えとりは、そういう依存型の生き方を変えてくれるきっかけにもなるのかなって思ってるの。

Y子 なるほど!

――とにかく、あまりがんじがらめにならず、でも、ある時期真剣に取り組むのが大事かもね。これからもまた続けてみて、またお話をきかせてね。

Y子 とにかく、これからは無心で続けてみるよ(笑)。

――うん! 合言葉は「無心で!」だね。ありがとうございました!

Y子 ありがとうございました。

英語&スペイン語版の冷えとりの本。先日、アリシア・ベイ=ローレルさんにもお送りました。「Hie-tori」が、テリヤキやソイソースのように有名になる日も近い!?


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