Special Issue 別マー特集
更新日 2013/08/23
人との約束、ウニヒピリとの約束
━━マーマースクールでは、ふだんはそれぞれひとりでやっているクリーニングについて、平良アイリーンさんの体験談をシェアさせていただいています。ウニヒピリに声をかけることに、ちょっと勇気が必要だと感じていらっしゃる方が多いのが印象的でした。どんな声が返ってきても大丈夫だよ、と認める勇気をもつ、というか……。
平良アイリーンさん(以下敬称略、ア): そうですね。クリーニングについて、ふだんなかなか、ほかの人と話をすることも少ないと思うので、こういった機会はある意味貴重なのかもしれません。でも、みんなで話をするからこそ、大事にしたいことがあるんです。
━━大事にしたいこととは?
ア:はい。人と話すことってたのしいですよね。ついあれもこれもと話をしたくなり、いつの間にか、予定の時間をすぎていた、ということもあると思います。わたしも昔大学生のとき、サークルに入っていなかったこともあって、たまに友だち何人かと集まるととってもたのしくて、ついつい帰ろうと思っていた時間を過ぎて、一緒にいてしまったことが多くあったんです。でも実はそれって、ウニヒピリにとって、とてもよくないことなのです。
━━そうなんですね!
ア:たとえ次の予定がなくても、なんとなくあと味が悪いような気持ちになったりすること、ありますよね。それにも、ちゃんと理由があるんです。わたしたちが予定を入れるとき、「何時まで」と相手と約束しますよね。そのとき同時に、あなたのウニヒピリもその時間を聞いています。だから、約束の時間をすぎてしまうと、ウニヒピリとの約束を破ってしまうことになる。しかも、なんとなく時間をすぎてしまった、というときは、ウニヒピリに「約束の時間、遅れてしまうけど、大丈夫?」と声をかけてもいないことになります。それって、ウニヒピリからしたら、まるで無視されているのと一緒ですよね。
━━なるほどー。
ア:だから、講座が終わったあとも、なんとなく時間をすごしてしまうのはやめにしましょう。きちんと時間を守って、自分と対話する姿勢をもったまま、家まで帰る。そんな講座にしていきたいと思っています。
時間にもウニヒピリがある
━━せっかくたのしい集まりだったのに、あと味が悪くなってしまったら、もったいないですよね。
ア:ホ・オポノポノで大切にしていることは、みんなで集まることそのもの、ではありません。誰かのため、誰かと一緒に……といったことにも、焦点はあてていません。いつも、わたし自身でいる。それが重要といわれているんです。
━━本当に一人ひとりですること、なんですね。
ア:そもそも時間そのものにも、ウニヒピリがあるんですよ。
━━時間にも!?
ア:そうなんです。ホ・オポノポノでは、タイミングや、あなたの過ごしている今この瞬間そのものにも、記憶があると考えています。時間を大切にするということは、今この瞬間、今ここにいる自分、今のこのタイミングやチャンスを大切にすることと同じなんです。だから、もし何かの事情で時間を変更する場合は、きちんと、自分のウニヒピリと時間のウニヒピリに声をかけてからにされると、よいと思いますよ。「今、大丈夫?」「何時までにするよ」と。いつも、大切な友だちを扱うように、ウニヒピリに声をかけてみてくださいね。
【たいら・あいりーん】
東京生まれ。7年前にホ・オポノポノと出合って以来、日々クリーニングを実践中。SITHホ・オポノポノ アジア事務局のスタッフとして活動しながら、 イハレアカラ・ヒューレン博士とKRさんの元で学んだことを著書『アロハ!』、共著『ウニヒピリ』(ともにサンマーク出版=刊)などでシェアしているhttps://www.facebook.com/sithh
ooponopono.japan
平良アイリーンさんご自身の豊かな体験談の中に、ヒューレン博士が語りかける、宝石のようにきらめくことばたちが綴られています。クリーニングをはじめるとわいてくる素朴な疑問が解消していく、やさしい一冊 『アロハ! ヒューレン博士とホ・オポノポノの言葉』(イハレアカラ・ヒューレン=監修 平良アイリーン=著 サンマーク出版=刊)