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トップ > 別マー特集 :murmur magazine no.18 2大特集 弓田ごはん&冷えとりレディ > 03 いそがしいあなたに 弓田式便利いりこ出汁のつくりかた

Special Issue 別マー特集

更新日 2013/04/12

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写真で見る 編集部の弓田ごはん1週間

「弓田ごはん」では出汁をとるのは簡単! でも「毎日のことだと、なかなかできなくて」というあなたに、ストックできる出汁のとりかたをご紹介します!

イラスト=阿部伸二
文=服部みれい(マーマーマガジン編集部)

弓田ごはんの味噌汁や煮物をつくるときの出汁の基本は、
鍋に水、いりこ、昆布、鰹節を入れて煮て、その材料ごと食べるというもの。
ただし、いそがしいときのために、いりこのストックできる出汁をつくっておくととても便利です。

この出汁は、そうめんやそばのつゆ、オムレツや炒め物、ハンバーグをつくるときに使ったり、
また、ドレッシングに加えるのもおすすめです。
調味料感覚で、何にでも加えて、楽しんでください!

さあ、つくろう!
1.
材料を水に浸けておく
水(500ml)と丸ごとのいりこ(50g)を鍋に入れ、3時間浸けます。いりこの旨味と栄養を水に溶け込ませ、出汁の味わいを深くするためです。もちろんもっと浸けてもかまいません。たとえば朝、出かける前に浸けておけば、夕方に帰ってすぐ、出汁づくりに取りかかれます。
2.
弱火で煮出す
水にいりこを浸けておいた鍋に蓋をして、ごく弱火でフツフツと、1時間煮ます(ただし5分煮れば旨味は出るので、すぐに使うならそれでもOK)。グラグラ沸騰しないよう、火加減に気をつけて。いりこの旨味をしっかりと煮出します。
3.
漉して、搾る
煮出したら、漉し器でいりこと水分を分けます。さらに、ボウルの底やスプーンの腹などでいりこを押し、最後の最後まで、ギュウギュウと搾って。搾りきったいりこも、決して捨てません。包丁で刻み料理に加え、すべていただきます。
4.
塩を加え、冷まして冷蔵保存
鍋に搾り取った出汁を戻し入れ、岩塩か海塩(3g)を加えます。ごく軽く沸騰させたら、火を止めて。搾り取った量が多い場合は、弱火で煮詰めて200mlほどにします。冷めたら密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存。塩を加えることで、1か月間くらい使えます。


※『きほんの出汁のつくりかた』は、本誌18号の15ページでご覧いただけます