Special Issue 別マー特集
更新日 2013/02/01
新連載 加藤俊朗さん 恋愛呼吸
第1回 好きな人を引き寄せるために
いよいよお待ちかね、加藤俊朗さんの「恋愛呼吸」こぼれ話が今日からスタートです。
17号「ごぶさたガールのための 聖なる性 4つのご準備ガイド」でご紹介した
加藤さんの「吐いて、吸う」の基本の呼吸法を続けると、
たまったこころのよどみが吐き出され、どんどんハッピーが引き寄せられる。
その効果のほどは、本誌編集長が最速で実証済み(17号の「恋愛呼吸」のページと編集後記をお読みください)!
初回は、呼吸法で恋の相手を引き寄せる際に大切なこころがまえを伝授します。
聞き手=服部みれい(本誌編集長) 取材と文=林美穂
からだの喜びはこころの扉を開く
━━今回、17号のセックス特集のために性のお悩み相談を募集したら、本当にたくさんのお便りをいただいて。
加藤俊朗さん(以下、加):そうですか……。経験則でいわせていただければ……誤解をおそれずにいいますと、セックスに満足している人は(全体的に)少ない気がします。
━━そう思います。いいセックスしているっていえる人、きっと本当はほとんどいないかもしれませんね。
加:相手に自分を許して、ふたりの間に信頼の、「信」の字があるといいんだけど、そこまでのカップルはなかなかいない。
━━中でも、セックスレスのお悩みが本当に多いんです!
加:今のストレス社会の原因のひとつはセックスがないことなの。みんな「頭」のほうが先走っちゃってるから。でも、大事なんだよ、セックスは。簡単にいうと、セックスしなきゃダメ。でもこれは、やらなきゃわかんないんだよ。
━━むむー。先生、セックスをしたほうがいいのはわかるのですが……、どうしてなのか、もう少し深い部分のお話もうかがいたいです。
加:あらゆる生命が輝くためには、性の喜びを知らないといけないんです。からだの喜びはこころの奥深いところの扉を開くんだよね。昔は純粋にそのままぶつかっていけば、だいたいコトは成り立ってたの。自然にセックスする流れになったわけ。でも今は頭が先行して、余計なことを考えるから、どうしたらいいかわからなくなる。今はまず、「好き」とか「きらい」とか見た目で勝負して、セックスはあとからついてくるでしょ。そういう人が多いのは、何かがずれてるんだと思うよ。自然なセックスじゃなくて、目で見た印象が優先されている。みんないろんなもの見すぎているから。
出合った相手にすべてを捧げる
━━なるほどー。確かに、誤解をおそれずにいえば、何だかわからないけれども、「そういうコトになった」みたいな流れは今少ないかもしれませんね。いろいろなことが起こる前の地点で、とにかく頭で考えて、考えすぎて、行動できなくなってしまっている。では、長い間パートナーそのものがいない、「とんとごぶさたガール」はどうしたらいいですか。
加:最初は呼吸だよ。「吐いて、吸う」。基本の呼吸法*をきちんとやって潜在意識をきれいにする。息を吐きながら「男がほしい」と思うの。続けていると、ちゃんと男が現れるから。そうしたら、その男にすべてを捧げるの。
━━捧げる!!
加:そうだよ。そこがポイントなんだよ。よくても悪くても、その人に自分のすべてを捧げる。こういう気持ちをもつことが大事なの。
━━すべて捧げるというのは、なかなか難しいかも……。
加:確かに、そう思える相手はそんなにいないよ。でも、決めたらいかないといけない。すべてを捧げられる人が現れるのを待つんじゃないんだよ。自分が「この人に捧げる」と決めたら、とことんいってみるんだよ。考えてごらん、東京だけで人口1300万人以上いるんだから、出合う相手は1300万分の1。奇跡だよ。だから、よくても悪くてもそこにぶつけていく。
━━自分をぶつけるんですね! わかりました。
加:これが生きるエネルギーになる。損得じゃない。すべてを捧げる気持ちでいくと、相手への接しかたがどこか違うんだよ。さわやかなんだよ!
━━なるほどー。わかる気がする。最初にそうこころがまえができているのとできていないのとでは、確かに違うかもしれませんね。
加:こっちに打算がないというのが相手にわかるから。それはすごく大事なポイントなんだよね。その後、台本通りにいかなくても、ね。何がいいたいかというと、その人を見つけたっていうことは、運命だということ。そうしてもしこじれたら、まだどこか自分の中にこじれる要因があるってことだからしょうがないのよ。「とんとごぶさた」な場合は、男をえり好みせず、来た相手とつき合ってみる。まずそうやって男に慣れるのも大事なんだ。
━━現れた人が好みのタイプとかけ離れていてもですか。
加:顔でいくと、まちがいなくつまずく。顔じゃないんだよ。それより空気、気持ちだよ。
━━でも、先生、ものすごく苦手なタイプの人とのセックスは辛いですよ!
加:顔にハンカチかぶせればいい(笑)。そのぐらいの気持ちよ。何でもそうだけど、一番最初の出合いが大事なんだよ。だから「男がほしい」と決めたら、その後一番最初に出会った人を大事にしたほうがいい。それがダメだったら、また新鮮な気持ちで次を決めればいいんだから。その気で会った男が相手と決めて、あたらしい自分をつくり出していく感じだよ。それで、いいかい。そのためには毎日、「男がほしい」と思うんだよ。思ったようにしかならないんだから、人生は。
(第2回に続く)
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- 「katouメソッド」代表。からだとこころに魂を融合させ、人間の内部に眠る能力を目覚めさせる呼吸法を考案。著書に、『呼吸の本』(谷川俊太郎さんとの共著、サンガ=刊)、『呼吸の本2』(サンガ=刊)などがある。
※加藤俊朗さんが登場する「ごぶさたガールのための 聖なる性 4つのご準備ガイド」は、本誌17号でご覧いただけます
※加藤俊朗さんが登場する「ごぶさたガールのための 聖なる性 4つのご準備ガイド」は、
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