Special Issue 別マー特集
更新日 2009/09/28
murmur magazine vol.6 オーガニックデニムが好きなわけ 番外編
すべての人がしあわせになるオーガニックデニム、つくりました
このたび、Lee Japanとmurmur magazineがコラボしてオーガニックデニムをつくりました。なぜ、オーガニックデニムをつくろうと思ったのか。また、その深い魅力について、お話したいと思います。
文=服部みれい(本誌編集長)
写真=東野翠れん(人物)、松岡一哲(物)
本誌で、エコやエシカルなファッションについてお伝えするなかで、「自分たちも環境や人にやさしい服をつくろう」という機運が、スタッフの間で盛り上がったのはとても自然なことでした。
実際に、オーガニックで、フェアト
レードで、それでいておしゃれな服や
小物がもっともっとあったなら。
みなさんのクローゼットが、だんだんと、自然にも人にもやさしいものになっていったなら。
言葉で「エコ」ということも大切
ですが、実際にものづくりに関わり、
ものそのものを通してお伝えしたいな、と思ったのです。
具体的なきっかけについては、本誌の特集に譲りますが、その第一弾として、デニムづくりに携われたことは、本当にしあわせなことでした。
だって、デニムって、定番中の定番。10年どころか、100年だって、はき続けられます。
わたし自身、ウガンダ産のオーガニックデニムを愛用していますが、その丈夫さ、色落ちのよさに、すっかり恋してしまっています。最初はその違いがあまりわかりませんでした。でも、はき続けると、その確かなよさがわかってくるのです。
そうそう、わたしは40年代のヴィンテージのシャツが好きで、よく着ているのですが、ものすごく丈夫。40年といえば、当然、すべてのコットンが「オーガニック」でした。つまり、自然のものって、本当に丈夫で、質感になんともいえない深みがあるのです。オーガニックデニムも同じです。
さて、今回、本誌がLee Japanとダブルネームでつくったデニムは、トルコ産*のオーガニックコットンを40%使用(肌に触れる部分がオーガニックコットンになるようにつくられています)。もちろんフェアトレード。長くはき続けていただけるようにと、50年代の「リー・ライダース」を復刻しました。レディスでは初めての試みなのだそうです。
もちろん、デニムをつくる際にもっとも懸念される水の環境への負荷もLee Japanの技術で最小限にしています。
無骨な、でもシンプルなデニムの味を、どうぞ、何年も何年も大切に味わって、「自分らしいデニム」に育て上げていってほしいなと思います。
※2010年3月に再登場のコラボ・オーガニックデニムはウガンダ産の有機栽培綿を100%使用しております(2010年3月12日追記)
*以下のコラボ・オーガニックデニム復活のお知らせは2010年3月12日に追記いたしました
種から着る人にまで関わるその理由は、ぜひ本誌をお読みください!!
Text by murmur magazine