映画『お百姓さんになりたい』レポート
『お百姓さんになりたい』公式サイトより
みなさん、こんにちは!
マーマーな農家サイト ボランティアスタッフのなかむらです。
この度の台風で被害にあわれた方々、心からお見舞い申し上げます。
あらためて自然の大きさと、
わたしたちの暮らしは自然とともにあることを感じさせられました。
一日も早い復旧をお祈りいたします。
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今回は、
マーマーな農家サイトにも掲載されている、
埼玉県・明石農園さんの春夏秋冬を描いた
ドキュメンタリー映画『お百姓さんになりたい』(原村政樹=監督 きろくびと=配給)を紹介させていただきます。
明石誠一さんは、28歳の時に
「誰もが生き生き暮らしていける社会はどうしたら実現できるのか」
という想いから農家を目指したと言います。
有機農法からスタートし、
今では肥料さえも使わない自然栽培で作物を育てています。
そんな明石農園では様々なバックグラウンドを持つ研修生たちが集い、
熱心に明石さんの話を聞き、「お百姓さんになりたい!」という想いで
日々取り組んでいます。
そんな明石農園での春夏秋冬が映画では淡々と写し出されていきます。
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最も印象的だったシーンは、
10年以上ものキャリアがありながらも、
同じ条件での環境はないことから、
様々なパターンでの作付けを試しているところです。
自然を相手にしていると
マニュアルはなく
毎回毎回が実験なんだなぁと。
そしてよく観察して見るということ。
これは自然栽培をされている農家さん全てに共通していますが、
みなさん本当によく見ている。
そして結果を分析して次に活かす。
しかし、それを試せるのは次の年だったりする。
小さな努力の積み重ねでわかってきたことを
明石さんは惜しみなく研修生にシェアする。
ほんとうに素晴らしい循環だなと感じました。
詳しくはぜひ、映画をご覧になって
感じていただきたいなとおもいます。
東京だとポレポレ東中野で上映中です。
上映後にアフタートークのある日もあり、
わたしが行った日には監督の原村政樹さんと土壌の専門家である
田村憲司さんのトークがありました。
自然栽培でなおかつ自家採取の種での栽培は
土の構造を壊さず、植物の根によって土が耕されていく
持続可能な農法である……などなど
興味深いお話を聞くことができました。
映画はこれから関東各地、
関西、沖縄などなど順次公開されていくので
ぜひ公式HPをチェックしてみてくださいませ!
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なかむらでした