トップ > 別マー特集 :murmur magazine no.20 まだまだ伝えたい! 農業特集&冷えとりスナップ > 06 石田紀佳の魔女入門 番外編 スプラウト栽培はじめましょ!
Special Issue 別マー特集
更新日 2014/03/21
緑豆(ムング豆)の育て方
【準備するもの】(つくりやすい分量)
緑豆50g【育てかた】
1 緑豆を水で軽くすすぎ、水を張った皿やボウルに入れ、一晩ほど浸けておく
2 表面の皮が破れてきたら、緑豆をざるにあけ、よく水を切る
3 ざるにあけた状態で、緑豆の表面が乾かないよう、密閉はせずに蓋をのせるか、濡れぶきんをかけておく
4 朝と晩など、1日2回、3を水ですすぐ。気温が高いときは多めの水で、低いときは少なめの水で行うとよい。3〜5mmくらい根が伸びたら調理OK。まずは2回に分けて収穫して、味の違いをたのしんで!
のりまメモ
◎日をあててもう少し長い期間育てると、緑の芽が伸びてきます。ただし、水びたしにしたり、密封してしまうと、腐敗して臭くなってきます。特に気温が高くなると腐敗しやすいので、あたたかくなってきたら朝晩必ず水ですすいでくださいね。
◎表面が乾くのが早すぎたり、芽を出すために長く時間がかかって根の先が茶色になるのは、温度が低すぎるというサイン。早めにいただくか、鉢をあたたかいところに移動させましょう。
◎豆の種類によっては生でも食べられますが、緑の芽が出ないうちにたくさん食べると、人によっては消化がしづらいことも。酢につけたり、さっとゆでていただくのがおすすめ。
本誌20号の原稿を書いたころに種まきをした植物が、
下の写真のように育っています。
読者の方があのふろくを見て種まきしたらどうなるのかなあと、
わたしもやってみたのです。
つめつめに植えた鉢はまだレタスが小さいけど(写真左)、
広々と間隔をあけて植え替えたほうのレタスはふっくらしてますね(写真右)。
こっちにはケールも生えています。
真ん中には香りのいい黄色のジュリアンを、
お日さまのようなイメージで植えました。
野菜の成長が遅い冬の間は、
花と一緒に育ててたのしむのもいいですね。
それも香りのいい花だとお手入れもたのしくなります。
ただ、都会では日あたりがよくないことが多い。
冬でも斜めに日が差し込んできますが、
建物だらけなので、すぐに日陰になってしまいます。
家にいれば、日あたりに合わせてあっちこっち移動させられるけど、
外で働いている人はそうもいきませんよね。
そんな方には、
今回ご紹介した緑豆(ムング豆)の栽培がおすすめです。
この冬に発見したのは、西日でも植物はよく育つということ。
お世話している屋上ガーデンは冬の日あたりがすごく悪いのですが、
建物のすきまから西日のあたるところがあって、
そこの植物は元気なんです。
多くの植物にとって朝日がいいだろうけれど、
西日も力にできるんだなあ、
夜になろうとするほんの少し前に光合成するなんて
すごいなあって感心しました。
もうすぐ春分。種まきのシーズンです。
秋よりもぐんぐん育っていくので初心者の方もたのしめるはず。
みなさんもぜひ、土にふれる生活、はじめてくださいね!