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Special Issue 別マー特集

更新日 2012/06/29

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数秘術で「わたし」を知るには? はづき虹映さんのこぼれ話

本誌16号の特集では、数秘術で「わたし」を知る方法をやさしくひも解いてくださった、はづき虹映さん。盛り上がりまくったインタビューのこぼれ話を、一挙に公開します。数字の話から神社での拝みかた、あたらしい時代の子育てまで、興味深い話へと広がっていきました。 聞き手=服部みれい(本誌編集長) 取材・文=林 美穂 イラスト=相馬章宏

(服部みれい、以下み)人間の誕生日が、自分自身のもち味に深く関係するとなると……、会社の設立日も、事業内容や業績に関係すると考えてよいのですか?

(はづき虹映さん、以下は)法人の場合も「人」というぐらいですから、設立日の数字が会社の性格を表します。わたしたちは、経営の相談なども受けていて、「どんな会社にしたいか」というイメージを聞いて、設立年月日を決めたりします。たとえば社長さんに会ってみて、「ちょっとこの要素が足りないから、この数字にしよう」とか、そんなふうにして決めるんです。

(み)へえ! 経営者の方は、スタッフさんたちの誕生数を知っておくのもいいかもしれませんね。

(は)そうですね。ただ、自己認識と他者認識は進むんですけど、こだわりすぎると数字だけで決めつける傾向が出てしまうので、それは好ましくありません。「あの人は3だからこうよね」とか、「わたしは7だから、コミュニケーションが苦手です」などと構えてしまうのはもったいない。自分やほかの人の数字の特性をわかった上で、対応できるといいですね。

(み)それにしても、同じ土地、同じ時代に生きているのに、世の中が二極化してパラレルワールドみたいになってきていて……。最近、その思いをとても強くしています。

(は)いやー、『マーマーマガジン』を拝見して、僕、びっくりしたんですよ。目に見えない世界の話とファッションの話が、一緒に載る時代になったんだなあって……。(そういって、本誌15号の明治神宮で撮影したファッションページを見ながら、)あ、でもひとつ、指摘してもいいですか? この写真(本誌15号36ページ)の神社での拝みかた、少し、まちがっていると僕は思います。指先が天に向かっていて、一生懸命拝んでしまっているでしょう? これでは念が強すぎて、うまくいきません。そうではなくて、神社で拝むときは、指先を、神社のほう、つまり、(建物の中にある)鏡のほうに向けるんです。手を通して自分と鏡をつなげるんです。目をつぶるのも念を強めますので、開けていたほうがいい。そして、神社では鏡を見るんです。「かがみ」から「が(我)」を取ったら「かみ(神)」になります。身の穢れを取った自分は「かみ」になる。それを思い出すための場所が神社なんです。

(み)えーっ! 知らなかったです。恥ずかしい。勉強になりました。

(は)絵馬に「〜しますように」と書くのもよくないんですよ。「〜ように」というのは「まだ叶っていない」ということを宣言してしまっていますから。ぜひ「〜できます」「〜できました」と書いてください。神に祈るというのは、内なる神、つまり自分自身にお願いしているわけですからね。

(み)そうそう、2000年代に生まれた子どもたちの誕生数の計算って、本当にシンプルにできるんですよね! わたしたちと全然違うんだなと、最近感じていて。

(は)そうですね。コンピュータになぞらえるなら、今の子どもたちは、最新バージョンなんです。1900年代生まれのわたしたちは古いバージョン。あたらしいバージョンのコンピュータに、「1の時代」* の古いコンピュータのソフトをインストールしようとしてもうまくいきませんよね。むしろ彼らのほうが、あたらしいことをみんな知っているんです。あかちゃんのほうが、最近まで「あの世」にいたわけですから、最新情報をもって生まれてきているんです。わたしたちより、いろいろなあたらしいことを知っているので、彼らに聞いたほうがいいです。もう、「1の時代」のやりかたで子育てはしないほうがいいですよ。自分たちと様子が違うから恐怖を感じてしまい、その恐怖から教育しようと、ついしてしまうのですが……。

(み)まだ「1の時代」のムードが残っていますものね。

(は)そうですね。女性に比べて、男性のほうが遅れているかも。男性も、あたらしい時代をなんとなく肌では感じているかもしれないけど、生きかたや働きかたをどう変えたらいいかわからない人が多い。男性にとっては、その、「わからない」ということが難しい。選択肢がないんです。男性には一番ハードルが高いことかもしれないけれども、女性に「僕は、もう働きかたがよくわからないけど、どうしたらいいと思う?」なんて聞けるようになると、状況は変わるかもしれませんね。

(み)女性も、「◯◯しなさいよ」などと「1」っぽくいうのではなくて、「わからなくてもいいんじゃない?」という感じで接してあげられるといいですね。

(は)若い人たちほど、こういった時代の変化を敏感に感じていて、順応していくと思うんです。将来は明るいと思います。古い人間が余計なことをしないことが一番なんです。

*1の時代……「1」は男性性の象徴で、20世紀は男の時代だったとか(くわしくは、本誌16号27ページを参照)

プロフィール
【はづき・こうえい】 
日本誕生数秘学協会主宰。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに「こころ」の世界に目覚め、スピリチュアルな分野で研鑽と実践を積み重ねる。「カバラ数秘術」を基に運命診断法「誕生数秘学(誕生日占い)©」を確立。『誕生日占い』(中経の文庫)など、数多くのベストセラーがある
【はっとり・みれい】
執筆活動を行いながら、『マーマーマガジン』の編集長を務める。近著に、『あたらしい東京日記』(大和書房=刊)がある。数字の世界に興味津々

※特集・数秘術「数字でひもとく自分のひみつ」は本誌16号でご覧いただけます

◎編集部がハマッた
 はづき虹映さんの本

『癒しの数字』
(ソフトバンククリエイティブ=刊)
0〜9の数字ごとに、数字がもつ意味、長所、短所などを解説。時勢のことや人間の本質などとからめて、数字のひみつを解き明かしてくれる

『怖いほど運命がみえる!
「誕生日占い」の本』
(PHP研究所=刊)
カラフルなイラストと一緒に楽しく読み進められる1冊。本誌16号で紹介した「9年周期の波」のこと、部屋や携帯電話の番号からのメッセージの読みとりかたなどもわかる

※特集・数秘術「数字でひもとく自分のひみつ」は本誌16号でご覧いただけます