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Special Issue 別マー特集

更新日 2012/04/06

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古くてあたらしい日本 中矢伸一さんが教えてくれた 日本の予言書『日月神示』こぼれ話

本誌の特集「古くてあたらしい日本」の中でも、とりわけ大好評だったのが中矢伸一さんのお話。『日月神示』をめぐる、ちょっぴりふしぎで、でも、思わずうなずいてしまうエピソードを、別マーの読者のみなさんにだけ、こっそりお話しします! 聞き手=服部みれい(本誌編集長) 取材・文=林 美穂 イラスト=阿部伸二

(服部、以下は)『日月神示』には食についての記載が多いですが、「日本人には肉食がよくない」と書かれているほかに、どのようなことがきわだって書いてありますか?

(中矢さん、以下中)「よく噛みなさい」というのがありますね。わたしには、それがなかなか難しくて(笑)。「ひふみ祝詞」に合わせて、47回噛んで、48回目で飲み込むようにする。要するに50回くらい噛みなさい、という意味ですね。それから食べものは国内産、地場産がいいということも書いてあります。

(は)「地産地消」ということですね。

(中)はい。あとは、「一日二食」について、です。『日月神示』では、朝は「日の神様」に供えていただく、夜は「月の神様」に供えていただくという、朝夜2回の食事がよいといっています。まあ、昼と夜でもいいと思いますが。

(は)昔は、一日二食だったという話もありますよね。自戒の念も込めて、現代人は、食べすぎだと思います。オーガニックだ、無農薬だ、ということもとても大事ですが、小食にしたりよく噛んだりということも、同じように大切なんですよね。つい忘れてしまいがちですが。

(中)「一日一食から出直せ」とも書いてあるんですよ。あまりに不摂生な人生を送ってきた人は、そこからやってみたらよいということです。

(は)なるほど。

(中)以前、わたしが玄米菜食をすすめていたころ、10キロ、20キロと体重が減り、体調がよくなる人が続出したこともありましたよ。

◎『日月神示』の核心は「ひふみ祝詞」にある

(は)さて、『日月神示』の中でもとても重要なのが、「ひふみ祝詞」ということですが……。

(中)ええ。日本語というのは、すごく神秘的なものなんです。日本語には「言霊」ということばがあります。万葉集に日本の国は「言霊の幸わう国」と出てくるのですが、「言霊」は日本語だけにあるものです。ほかの言語には「音霊」しかないんです。だから、何をもって「日本人」と定義するのかというと、それは「日本語を完全に発音できて話せる人」といえると思います。

(は)へえ!

(中)今、「ことばが乱れている」といいますけど、『日月神示』にも「今の人民のは言葉でないぞ、日本の古語がマコトの言葉ぞ、言霊ぞ」とあるんです。その中でも、最強の配列が「ひふみ祝詞」だと解釈しています。そういうわけで、『日月神示』にはいろいろなことが書いてあるんだけど、この神示の核心は「ひふみ祝詞」だと思っているんです。

(は)だから、『日月神示』は、別名「ひふみ神示」というんですね。

(中)そうなんです。わたしたちのグループでは「ひふみ農園」をやっていますが、そこの一区画を所有しているTさんという女性が、とても素直な人なんですね。そのTさんが、去年の真夏、39度くらいの炎天下で、小松菜の種をまいたんです。思わず、「ひふみ祝詞」を唱えながら種まきをしたんですね。そのすぐ隣の畑では、同じ条件下でほかの人が同じ種をまいた。この方は、「ひふみ祝詞」をまだ知らなかったので、唱えませんでした。そうしたら、Tさんのほうだけ、小松菜を通り越して「大松菜」になったんです! 隣の畑のほうは、4本芽が出たけど、炎天下続きということもあったし、ついに全部枯れてしまったんです。

(は)すごい! おもしろすぎです! 昔から、「言霊」のことはいわれていますが、ここ数年、口に出すことばを大切にすることが、とても重要になっているような気がします。ネガティブなことをいうと、よりネガティブなことがやって来やすいし、ポジティブなことをいえば、ポジティブなことがやって来やすいといいますか……。

(中)そうですね。日本語には「言霊」があるので、悪いことばはなるべく使わないほうがいい。それに共鳴反応が起こってしまって、自分に返ってきてしまうから、なるべくいいことばを選んだほうがいいでしょうね。

◎虫とも共存できる

(は)「ひふみ祝詞」が高いエネルギーなのだとしたら、その種をまいた方のエネルギーと共鳴したから、小松菜がすごく元気に育ったのかなと思います。

(中)そうですね。彼女は無意識に、本当の愛情から「元気に育ってね〜。ひ〜ふ〜み〜」と、歌った。その思いに小松菜が共鳴したのだと思います。今、「ひふみ農園」では専従でふたり働いているんですが、ひとりは安定職の公務員を辞めた人で、もう、毎日の畑仕事が楽しくて仕方がないそうです。

(は)へー、すてきですねえ。

(中)「ひふみ農園」では、虫も殺さないんですよ。ふつうは虫を目の敵にするじゃないですか。そうじゃなくて、虫にお願いするそうです。「こっちの野菜を食べないで、食べたいならこっちにしてくれる?」って。でも、ホント、「ひふみ農園」の畑の野菜は、無農薬・無化学肥料なのに、ほとんど虫に食われないんです。

(は)すごーーい!! 『奇跡のリンゴ』(幻冬舎=刊)の木村秋則さんのリンゴ畑のお話みたい。虫に直接、お願いするという(笑)。

(中)そうなんです。共存できるんです。敵対はだめ。さんざん農薬で痛めつけるから、どんどん虫も増えるんです。虫にお願いすると、違います。

(は)そう考えると、縄文時代とかは虫にお願いしていたのかしらん。

(中)そうかもしれませんね。今は、そういうスピリチュアリティがだいぶ曇ってしまったけど、意識が純粋だった分、縄文人は自然と調和する形で、もっとシンプルにいろんなことができたのではと思います。

(は)ひょっとすると、またそういう古い意識が、あたらしい時代にとても必要とされているのかもしれませんね。現代文明にどっぷりつかっていると、こうした話はまるでファンタジーのようだけれども、実例がある。木村さんのリンゴの話だって現実なわけで、そういった自然と調和する方法を、わたしたちは生活に取り入れ直すといいですね。

(中)精神の部分では、日本の縄文時代に息づいていたスピリチュアリティに戻るというか、それを復活させるべきと思うんです。その現れが『日月神示』だとわたしは思っています。その精神を、現代において実践していく。すると、おもしろいように結果につながる。最先端の科学技術というのも、実は、この縄文時代の純粋な精神性が復活することにより、はじめて世の中に広がるようになるんです。夢のような超科学を裏打ちするものは、宇宙や自然と調和していた超古代の精神。そうでないとうまくいかない。車の両輪のようなものです。それがいよいよ実現できる時代になってきた。そう考えると、すごくワクワクしてきますよね。

プロフィール
【なかや・しんいち】 
「日本弥栄の会」主宰。神道系フリーライター。神道系の歴史、宗教、思想について独自に研究を重ね、『日月神示』(徳間書店=刊)を記す。以降、関連した書籍を精力的に世に送り出している。最新刊は『ミロクの経済学』(ヒカルランド=刊)。著書執筆のかたわら、月刊誌『玉響(たまゆら)』を発行している
【はっとり・みれい】
執筆活動を行いながら、『マーマーマガジン』の編集長を務める。冷えとりグッズを扱う「mm socks」と本のレーベル「mm books」主宰。近著に『みれいの部屋 ニューお悩み相談』(主婦と生活社=刊)など。「mma(ンマー)」ではベースを担当

※特集「古くてあたらしい日本 中矢伸一さん 日本の予言書」は本誌15号でご覧いただけます


※特集「古くてあたらしい日本 中矢伸一さん 日本の予言書」は本誌15号でご覧いただけます