別マーアーカイブ

Special Issue 別マー特集

更新日 2013/09/27

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「冷えとりスタイルとわたし」の取材を終えて
冷えとりファッションが見たい!

『別冊murmur magazine body&soul2 冷えとりとファッション』が
いよいよ発売となりました。
昨年に続き、冷えとり健康法がテーマの
『body&soul2』ですが、
今回は冷えとりガール待望の(!)
冷えとりファッション特集です。

『マーマーマガジン』5号をベースとした
『冷えとりガールのスタイルブック』
が生まれたのは、3年前のこと。
同書の発刊後も、編集部には、
「冷えとりファッションがもっと見たい!」
「冷えとりスタイルのコツが知りたい!」
という声が寄せられ続けていました。

みなさんの「もっと!」に応えたくて、
ようやくできたのが、この『body&soul2』。
『〜スタイルブック』から3年経ち、
当時取材させていただいた方々に、再び会いに行ってきました。

ファッション特集といっても、ここは『マーマーマガジン』。
ということで、あいかわらず文字だらけ……(ごめんなさい!)。
想像力を駆使して読んでいただけたら、
ファッションをたのしむヒントが
そこかしこに、見つかるはずです。

「わたし」がよりシンプルな方向へ

今号を制作して、何よりうれしかったのは、
『〜スタイルブック』でお世話になったみなさんの
その後の冷えとりについて聞くことができたこと。
取材させていただいた方から
スタッフとして関わっていただいた方まで、
ファッションのお話を中心に、
からだやこころの変化についても
興味深いお話をうかがうことができました。

この3年の間、
妊娠や出産を経験したり、
絹にまつわる仕事を手がけたり、
とことん自分の内側を見つめ続けていたり。
それぞれに大なり小なりの変化があって、
そばにはいつも冷えとりの存在がありました。

冷えとりとの距離感は、これまた人それぞれですが、
自分の中に冷えとりがよく落とし込まれている人ほど、
考えかたも生きかたも、よりシンプルになっている。
わたしには、そんなふうに見えました。
シンプル、といっても、
何かを削ぎ落としているのではなくて、
必要なものだけで「わたし」が構成されている、
という感じ。

取材させていただいたみなさんにとって、
冷えとりはもはや完全に暮らしの一部で、
もはや特別なものではありませんでした。
洋服を選ぶときも、
自然に天然素材に手が伸びて、
しめつけない形を選んで、
頭寒足熱スタイルをつくっています。
その延長に自分らしいおしゃれがあって、
ごく自然に冷えとりとファッションが融合しています。

「自分らしい」というのは、
からだもこころも無理をしていない、
ごくごくシンプルな状態からしか生まれないのかも。

今回、すてきな冷えとりスタイルを見せてくれた
みなさんを思い出しながら、
そんなことを思いました。

「冷えとり=ファッション」に!

ちょっとだけわたしの話もさせていただくと、
冷えとりをはじめてそろそろ4年。

まだまだ初心者には変わりないですが、
数か月前から編集部で冷えとり勉強会がはじまったおかげで、
初心に立ち戻る機会が増えました。

進藤義晴先生の講演録や本を読んで感想をいい合う会なのですが、
進藤先生のことばは、とにかくシンプルで強い!
笑っちゃうくらいブレがありません。
冷えとりを続けるわたしたちを、
厳しく、ときにやさしく、受け止めてくれます。
おかげさまで、少しずつですが、
冷えとりがわたしの中で深まっているのを感じます。

そうして冷えとりの理解が進むと、
ファッションのたのしみかたも
なんだか自由になってきました!

苦手だったショート丈のボトムスや
ノースリーブが好きになったし、
重ね着するときの服の色や形の組み合わせを
考えるのがたのしくて、
手もちの服にもあたらしい発見があります。

わたしにとって、
どちらかといえば以前は、
「冷えとり<ファッション」でしたが、
今はすっかり、
「冷えとり=ファッション」。
冷えとりとファッションは、
切っても切り離せない関係です。

今回、久しぶりに『〜スタイルブック』のみなさんにお目にかかれたことは、
わたし自身にとっても大きな励みになりました。
読者のみなさんにとっても、
この本がそんな存在になってくれたらなと思っています。

【あまみや・あんな】
マーマーマガジン編集部員。冷えとりガールのための商品開発も担当。『冷えとりガールのスタイルブック』『みれいの部屋 ニューお悩み相談』(服部みれい=著 ともに主婦と生活社=刊)の編集も担当した