Special Issue 別マー特集
更新日 2009/04/24
murmur magazine vol.4 創刊1周年記念特集!本誌まるごとダイジェスト


本誌「わたしとアディダス バイ ステラ マッカートニー」に登場してくれたAYAさん。現在、自転車を楽しんでいるAYAさんですが、少し前まではランニングも楽しんでいたそうです。そのときの話が印象深くて、ぜひ、「別マー」でご紹介したいと思いました。スポーツをはじめてみたいけれど、ちょっぴり尻ごみしているあなたに、送ります!
ランニングのわたしへの効用
自転車に乗る前は、4年ほど前からランニングをしていたんです。とにかく運動不足で。からだを動かしたかったし、何より精神的にも、何かたまっているような気がして……。ランニングって、お金がかからないし、すぐにはじめられる。家の近くに大きな公園があったこともランニングをはじめた大きな理由のひとつですね。
ランニングをしているときは、1回につき40分〜50分くらいを、週に3〜4回、走っていました。ランニングをはじめてよかったことは、皮膚が弱くて、湿しんみたいなものができやすかったのがなくなったのと、気持ちが明るくなったこと。友だちに、声が違うっていわれるようになりました。考え方がポジティブになるというか。こう、嬉々としている感じが増えるというか。
ランニングするときのウエアも楽しいんです。新しい服を着るのも楽しい。スポーツウエアって、着心地がいいんですよね。だからわたしは、スポーツをはじめるときは、できるだけちゃんとしたウエアを揃えることも大事だと思っています。まず気持ちがのるし、よいスニーカーや服で走ったほうが、ランニング自体も続くと思います。
大人になってからのスポーツ
スポーツって何だろうなと考えたときに、スポーツってアートと一緒で、文化的に発達したときにはじめて発生する現象だと思うんですね。だって、職業として獣を追いかけたり田植えをしている人たちにとってはスポーツを楽しむなんてありえないことだと思うし。現代では"スポーツ=健康のため”みたいな風潮がありすぎる気がする。本来、スポーツをするってとても文化的で豊かなことだと思うんです。大人になってから目覚めたわたしは特にそう思います。
実は、子どものころは、運動がにがてできらいだったんです。でも、大人になってやってみたら、けっこうできるのかもって思った。からだを動かすのが好きになったんです。大人になるのって自由になることなのかも。大器晩成型かな? 自転車もそうだったけど、ギターがひけるようになるみたいに、できないことができるようになるのは、楽しいですよね。
からだもこころも軽くなる
ランニングは、瞑想に感じが似てると思います。友人たちから聞く瞑想の効果と(わたしにとっての)ランニングの効果がとてもよく似ている。自分の吸って吐く呼吸の音に耳をかたむけながら、走りはじめて15分くらいから内面の深いところに入っていき、ランニング終了時にはものごとに対して客観的になって、身もこころも軽〜い自分がいる。長いスパンでものごとを見られるようになる。似てますよね。
ランをはじめたころは、結構いろいろなものがたまっていて、わたしの内面が重かったんです。だから、ランはわたしにとって発想転換の大事な一因だったのです。スポーツをはじめたきっかけの一番の理由は、これといってもいいくらい。ある人から、"だめなことなど何もないんだよ”といわれて、それがとてもこころに残っています。あとはそのときの自分にとって、一番必要なものを見きわめる直感力さえあれば怖いものなしですね!

フライングVとドラムによるツイン・ヴォーカルとツイン・ソングライトのガールズバンド、Stoned Green Applesのセカンドミニアルバムが発売! パワフルな新曲のほか、ゾンビーズとAkon feat, Snoop Doggのカヴァー、ゆらゆら帝国による他アーティスト初リミックスなど、オルタナティブで疾走感のある世界観にぜひ浸って。PVも最高にかわいい!!
http://www.stonedgreenapples.com

![[あや]](img/05_04_aya.jpg)
[あや]
ミュージシャン、モデルとして活躍中。現在、ガールズ・デュオ・バンド「Stoned Green Apples」のボーカル&ギターを担当。

スタイリング 鈴木えりこ(iERU)
ヘアメイク 樅山敦(バーバー410)