冷えとりガールズ

#24 読マー! 痛みを手放すのは、自分 坐骨神経痛から解放されました ペンネーム・たんぽぽさん

 

初回アップ|2010年8月20日

 

坐骨神経痛の強い痛みをきっかけに、冷えとりをはじめた、たんぽぽさん。

冷えとりを通して自分のからだと向き合うことで、

からだのことはほかでもない「わたしのこと」なのだと気づいたといいます。

体重やこころのことなど副次的に起こったよい変化も必見。

「痛みは手放せる」。

たんぽぽさんからのこころ強いレポートをどうぞ!

 

腰痛が悪化、歩くこともままならず

昨年7月のこと。
腰痛が悪化し、右の太もものうらに
スジが張るような痛みが出ました。
歩くこともままならず、鎮痛剤を服用しながら
3歳のふたごの世話をする日々。
いくつかの整骨院や整形外科で診てもらいましたが、
どこも「椎間板ヘルニアからくる坐骨神経痛」
との診断でした。

治療のため毎週末通った整骨院は、
車ではるばる高速に乗るような距離で、
同行した夫と子どもは近くのショッピングモールで
待機する、といった生活を続けていましたが、
鎮痛剤を飲んでも、点滴をしても
息ができないほどの痛みは一向に改善しません。

「整骨院に通っても、鎮痛剤を飲んでも、
全然痛みが引かない!!」と、当時のわたしは
人のせいにするのがせいいっぱいでした。

 

冷えを自覚できるように

「そんな遠くまで行って効果はあるの?
 靴下買うほうが安いやん。やってみたら?」
という、いとこの言葉が
冷えとりをはじめるきっかけでした。
藁をもつかむ思いだったわたしは
「なんでもいいからやる~!」と10月半ばから
冷えとりをスタートすることに。

いとこは冷えとり歴10年。
いろいろと教わりながら
靴下の重ね履き、足湯、半身浴を実践し、
バイブルである進藤義晴先生の本や
講演録も一式借りました。
わたしはもともと、足が熱く感じられ、
靴下がすきではありませんでした。
家では冬でも裸足でいたほどだったので
はじめは「靴下を4枚も履くなんて!」と
思ったものですが、
冷えとりを続けているうちに
ほてっていた足が日に日に氷のように
冷たく感じられるように。
「冷え」を自覚できる感覚を取り戻したのです。
靴下は、ウールも加えて、
6枚まで枚数を増やしました。

 

薬を手放し、冷えとりに専念

鎮痛剤を絶ち、日中は子どもをみながら
リビングで足湯、夫が帰ってからはしっかり半身浴。
食事も食べかたに注意して、感謝しながら
ゆっくりといただくようになりました。

また、「痛いから……」と怠けていた
布団の上げ下ろしや家の掃除も、
痛みと相談しながら行えるようになって、
それとともに「あぁ、からだの毒が出ていく」
という感覚がありました。
徐々に痛みが和らぐような感じがして、
こころも軽くなっていくようでした。

2か月ほど経ったころ、
少しずつ痛みが緩和していきました。
毒を出したい一心で、半身浴にも精を出し、
読書や裁縫などをしながら、
4時間入っていたこともあります。

 

絶好のタイミングで消えた痛み

この春から子どもが幼稚園に入りましたが
当初は「送迎できないのでは?」と
周囲も心配していました。
そして訪れた4月、まるで時を合わせるかのように
足の痛みがなくなったのです。
今は2人の手を引いて、
幼稚園まで歩いて通っています。

それまでは「足が痛くて抱っこはできないよ!」と
子どもには言い聞かせてきましたが、
今は抱っこもしてあげられます。

3月には仕事のお誘いもあり、
体調の不安は伝えたうえで、
仕事もはじめています。

 

こころにも大きな変化が

ほかにも、冷えとりで得たものはたくさんあります。

体重が自然と6キロも減ったこと。
ガサガサだった足が、
手入れもしていないのにしっとりしたこと。
こころが穏やかになり、
近くに住む義母や義姉への偏見も
ゆっくりと解かれていったこと。
そして、何より人生観が変わったこと。

うまく言えませんが、
すべては「わたしのこと」だと捉えられるようになったのです。

現在冷えとり歴10か月。
真夏も足元は靴下4枚にスパッツでほっこりです。
汗は出ますが、暑さにイライラしたりすることもなく
不思議に心地よい夏を迎えられています。

子どもたちも、風邪を引いたり、
お腹がゆるくなったりすると
「指の靴下履いとくわ」と
絹5本指ソックスを出してきて履いています。
「足元あたためたら治るもん。お母さん足治ったもんね」
と言いながら。

 

編集長より
腰痛に感謝! というようなレポートですね。たんぽぽさん、よかったです。
「ほてっていた足が日に日に冷たく感じていった」というのもすごい。
みなさん、自分の冷えを自覚できないほどに冷えているのですね。
腰痛が緩和された以外の恩恵も本当にすばらしいです。今度はお子さんがたの変化がありましたらまたぜひ教えてください! ありがとうございました。

 

☆レポートしてくださった方:ペンネーム・トロ さん

大阪在住。

冷えとり歴は10か月。

現在3歳のふたごの子育て中です。