冷えとりガールズ

#11 冷えとりの会レポート前半
靴下のギモンあれこれ 立花真紀さん(校正者)

 

初回アップ|2009年5月15日

 

大人気の「冷えとり健康法」。冷えとりの会に参加した方の冷えとりレポート続報です。今回は、本誌で校正者として活躍してくれている立花真紀さん(編集部スタッフの間でも「冷えとり」は大人気なのです)。冷えとりをはじめると、いろいろなギモンが出てきます。今回は、そんな誰もが気になる「冷えとり」の質問を中心に、お届けします。では、立花さん、どうぞ、よろしくおねがいいたします。

 

こころもからだも軽くなった

わたしが冷えとりをはじめたのは、去年(2008年)の春のことでした。

以後、暑い夏も寒い冬も、一日かかさず靴下を重ね履きし、ときおり半身浴で下半身をあたためました。食べ過ぎないようにも気をつけました。

そうして、ほぼ1年後。気づいてみれば、長年悩んでいた肩こりや背中の張り、頭痛はほとんどなくなりました。月経前症候群もなくなったし、この1年間1回も風邪をひいていません。

実のところ、こころの不調(いつも鬱っぽい)にも悩まされていたのですが、不思議なことに、今ではそれはまったく消え去りました。1年前には想像できなかったくらい、毎日、こころもからだも軽々しています。

 

そうそう、実際に体重もマイナス9キロに。ただ減っただけでなく、ここだけの話、ウエストがキュッと引きしまって絶妙なくびれ加減に(冷えとりすれば、四十路を迎えてもボディラインは崩れませんよ、みなさん!)。

同時期にはじめたアーユルヴェーダの健康法のおかげもあるかもしれませんが、1年後の今、冷えとりの効果は想像以上! と胸を張って宣言できます。

 

冷えとりの会に出席してきました

こうして、冷えとりライフを楽しくおくってきたわけですが、その間にいくつか疑問や戸惑いも生まれていました。

どんなに暑くても靴下は絶対4枚履かなければいけないの? とか、以前ねんざしたところがかゆくてたまらないのだけど!? などなど。それらのほとんどは、進藤義晴先生の冷えとり健康法の本をじっくり読むことで解決しましたが、でもまだいくつか胸にひっかかることがあり……。

 

そんなある日のこと、マーマーマガジン編集長が、グッドニュースを小さな声ならぬ、かなりの大声で教えてくれました。

「冷えとりアドバイザーの進藤幸恵さんを囲む会を企画するけど、参加する!?」

これまでの疑問、一挙解決のチャンスです。まだ寒い冬のある日、いそいそとその会に駆けつけました。

本連載の#8で、E子さんがレポートしてくださったように、豪快な幸恵さんのお話に感動あり、爆笑あり、多いに勉強になったすばらしい集いでした。

気さくな幸恵さんに、わたしも安心していくつか疑問を投げかけることができました。

今回は、そのQ&Aの中から、冷えとりを進めていくときに特に参考になりそうなことを取り上げてみます。

これらは、冷えとりビギナーが抱くことの多い疑問だと思います。これからはじめようかなという方、もうはじめているみなさんのお役に少しでも立てればうれしいです。

 

靴下が破れるのはなぜ?

Q:絹の靴下がすぐにビリビリ破けてしまいます(5本指、先丸ともに)。履き方や洗濯の仕方に問題があるのでしょうか?

(ちなみにわたしは、幸恵さん主宰の「子すずめ・くらぶ」から購入した重ね履き用靴下を愛用中。その中の絹の靴下は、履きはじめて10日めほどで破れはじめたのでした。1枚だけなく、次々と何枚も……。)今も同じように破れます。しかも、みんな同じ場所(かかと、小指部分)。なぜ!?

 

A(幸恵さん):破れるのは毒が出ているから。からだがよくなっている証拠です。

 

実は、義晴先生の本にも、幸恵さんが答えてくださったように書いてあります。でも、わたしの場合、破れるのがあまりにも早く、破れ方も激しいと感じたので、毒出し以外の理由があるのかも、と不安になったのです。

 

そこで、絹の靴下について、さらに質問を重ねます。

Q:洗濯機で洗わず、手洗いしなきゃいけないの?

Q:歩き方が乱暴だと破ける?

Q:わたしの靴下だけ不良品だった……?

 

……幸恵さんはすべて首を振りました。

ちなみに幸恵さんの靴下は今も破けるけれど、以前ほどではないとか。

「わたしも洗濯機でがんがん洗ってるわよ!」(by幸恵さん)

また、幸恵さんの歩き方を観察すると、別に忍び足という感じでもありません。歩き方は関係ないのかも。

 

会の出席者のみなさんに聞いてみると、履いているうちに靴下が破ける人はかなり多く、わたしのだけ不良品なわけではないようです。逆に「まだ破けないよ!」という人もいたので、靴下がみな不良品だという疑惑も晴れました(幸恵さん、ごめんなさい!)。

 

となると、「破けるのは毒出しの証拠」説が真実のように思えます。何より1年前と比べてわたし自身の体調がよくなっているのでした。幸恵さんのお話を聞いているうちに実感をもって納得できました。

 

冷えがとれれば靴下も破けなくなるとか。また、同じ場所が破けるというのも意味があることで、そこに対応するからだの部位が弱っているのだそうです。

(後編に続く)

 

☆レポートしてくださった方:立花真紀〔たちばな まき〕さん
編集者を経て、校正者に。マーマーマガジンをはじめ、多数の書籍で、校閲を行っている。趣味は、陶芸など。土にさわっていると、森林浴をしているように呼吸が深くなるから不思議。気もちよいです