murmurbooks

今日の編集部

0526|おもしろすぎました

 

 

みなさん、こんにちは!

 

5月はなんだかすごいです。

 

とてもとてもスペシャルな感じ。

 

世の中の激動ぶりをチラ見しては、たくさん思うこともあるのですが、

でも、formen3号で、中島正特集を組んだ身としては、

もう、何をどう見ても、

さもありなん、といいますか、行くところまで行くしかないのかなという気持ちにもなってきます。

 

もう、人間は、本当に、愚かでい尽くしたんだと思います(自分も含めて)。

 

でも、まだ、時間が許されるならば、

自分でできることを少しだけでもしたいという気持ちです。

 

中島正(または安藤昌益)の「直耕の民」を気取るわけじゃないですが、

でも、今年、編集部は、畑と田んぼに、ようやく

本格的に着手できるようになりました。

自分たちの手で、独立農民を、遅々とした歩みではありますが、目指して。

 

今回、田んぼは、千葉・50noen

五十嵐たけしさんから習っています。

これが、本当に、本当にすばらしいんです。

五十嵐さんが、学んだ岩澤先生という方の考え方もすごく共感できるし、

(思想信条ではなくて、

農家の人がちゃんと食べていけるようにという理由で、

「耕さない田んぼ」の発想が出てきたんですって。

なんかバランス良いですよね)

五十嵐さんが、シュタイナーの

共同体とかを体験したこともあって、

なんか、全体の流れも自然だし

(「はい、集まってー」とかそういうアホらしい集合をかける人が居ません。

みんな自由に、自然に、

自分の得意な作業をするのです。

アントロポゾフィーの学校はみんなそうですよね。

わたしには合ってます。

ちなみに、メンバーに「しっかりやらなきゃ!」という人が居て、

「はいこっちやってー」という指示をその人が出してたら、

たけしさん、「あー、軍隊みたいな人がいますねー」と

ツッコミしてました。

自然発生的に作業できるのが本当に楽しかった)、

五十嵐さんの存在自体、何か、

ミヒャエル・エンデの登場人物みたいで

(目が! 目が! エメラルド!!!)

ただただ感服しました。

 

今回は、福太郎さんが田んぼをやりたいといって

うちに田んぼだった土地が余ってて、

急な流れで今年からつくることになったのですが、

ただ、田んぼをやってみる、ということ以上の

すごい気づきは発見やたのしさがあって、

思うことがたくさんです。

 

今回、福太郎さんが田んぼをやる理由は、

いい景色をつくりたかったから、なんですって。

 

なんの仕事でもいい景色をつくることが自分の仕事で、

営業や経営やいろいろな仕事でもそうだし、

また、田んぼへ来ると、

ビジネスのアイデアもすごくもらえる、

というようなことをいってました。

無になれてリセットされるって。

 

五十嵐さんは、うつくしいもの(自然のすばらしいバランス)を見たいから

田んぼづくりをしているのだとか。

つまるところ、お米がどれだけ採れるとか、安心安全なお米が食べたいとか

そういうのではなくて、

うつくしい景色というものを追求していけば

必ずそういうもの(収量とか)は、後から付いてくるということでした。

 

 

カッコイイ!!!!二人とも!!!!

 

ニューボーイ!! でしょう!!!!

 

 

自然と共生、とか、

エコロジーがどうの、とか、

ニューボーイはそういうこと言わないです。

 

この土地で何俵お米が取れますか、とか、いわない(わたしは聞いてしまいました|ぐすん)。

 

そしてね、この景色を人が

自然をベースにつくっていく時にですよ、

人間の間でもすごくうつくしい景色ができあがっていくんですよね。

 

 

いやあ、今回、田植えも体験して、

昔の人は大変だったなあと改めて思いました。

こんなこと、強制で、また大勢でやらされたらヤだわ。

分業で、「やらねば」でやっていたら、、お百姓仕事、キライになると思います。

 

現に、地元のおばあちゃんとかに田んぼはじめた!と話すと、

みんなこどもの頃にやらされて、

本当にイヤだったという話をしてくださいます。

苦役だったんです、お百姓は。

 

でも!!! 今は違う!!!

思想信条でもない、中島正さんに直耕の民だね、

といわれたいためでもなく、

(正さんにはいつか褒められるような生き方ができたらいいと思っていますが)

エコのためでもなく、

安全安心な食べもののためでもなく、

いいたいことは、

めちゃめちゃおもろいで!!(なぜか関西弁)

ということなのです。

 

あのね、わたし、畑を、

強制されたからでもなく、

主に師匠ももたず(わからないことは父がそっとフォローしてくれます。父にも感謝)

すべて自分たちの計画ではじめて、

また、今回、田んぼも、

師匠は極めて自由人という幸運に恵まれて、

畑も田んぼも、自分の好きなようにやったら

こんなたのしいことはないと、分かりはじめています。

 

こんなおもしろいことを、

スポイルされてきたのか!!!と愕然としますよ。

 

ただ、やり方やタイミングが本当に大事。

 

誰かがいっていたけれど、

思想信条ではじめた人は、

途中で断念する人が多いそうです。

よく聞きます。

自然農が、自然栽培が、自然農法が、なんとか農法が、、、、

とみんな、自己主張されたりもしますが、

まあ、農法とか、細かいこと、

ドウデモイイ気がします。

農家の方には、大事かもしれないけれど、

一般の者にはどうだろう、、。

 

そんなことよりもね、おもしろいです。作物育てるのは。

 

そして、本当に、

自分たちが食べる分だけ

つくったら、愉しいし、

自由だし、健康になれるし、充実感あるし、安心感あるし

(何度も言いますが、安心安全な食べ物を食べたいとかではなくて)

自然の中で生かされているということが

しみじみと感じられて、

ああ、こんなたいせつなおもしろいことを

都市化の中でスポイルされてしまっていたように思います。

 

いやあ、こうやって田んぼやってみると

農家さんって本当にめちゃめちゃ大変で、

ある意味、不自然な職業だと感じます。

だって、自然相手でしょう。

そのおもしろさもあるけれど、

食べものは、貨幣では、

本当は交換できないものなんじゃないのかなあ。

誰が食べものに値段つけたのかなあ。

おかしなことだよなあ。

今の値段では安すぎるとも感じるし、

でも買う人の立場となったら高くはできないし。

自分でつくるのが一番だと思うけれど、

うーん、どうなんだろ。

 

本当に、思想信条切り捨てて、

からだにいいとか、そういうのでもなくて、

なんか、たのしい!!! おもしろい!!!

そういう人生や暮らしのヒントが

土のある生活にはあると実感しつつあります。

 

あー、畑やってます、

とか、田んぼ始めました、とか(特にお米はね、、、)

すごくイヤだったんだけれど(それでなんか農家サイトのブログも書けずにいました)

書きました。

イヤな理由は、畑とか田んぼやってる=正しい人、

みたいになるのがイヤだったんです。

正義、みたいな、ネ。

別に誇ることでもなければ、

わざわざ人にいうことでもない、

できればだれにも知られずにやりたいとさえ思っていましたが、

(あんな特集組んだ後だったし。

後、誰のことも責めたり、

糾弾したりしたくないし)

でも、たのしい、おもしろいという実感は

お伝えしたいなと思いました。

 

 

そうそう、

2日目は、あかちゃんも参加したんです。

おかあさんがおぶって。

わたしの隣でおかあさんが田植えはじめたんですが、

背中のあかちゃんが喜んだことといったら!!!!

足をばたつかせて、「サイコー!!!」みたいな感じだった。

上は、77歳の義理のほうの父も

参加してくれました!!(すごい最高の働きぶりでした!!)

実の父もうれしそうだったナー、、、。

畑や田んぼは、

どんな年齢の人もどんなバックグラウンドの人も

平易にしてしまう力があります。

そして、どんな人もやれることがある。得意なことがある。

それもすばらしいです。

 

長くなりますが、

お写真です。

福太郎社長日記とあれこれ丸かぶりなのもご愛嬌。

 

フクチャン、タンボヤルッテイッテクレテ、アリガトネ!!!!

 

 

 

 

 

 

五十嵐たけしさん、おつれあいの

ひろこさん、

本当にありがとうございました!

 

ひろこさんの、

シュタイナーの四つの気質と

心屋先生の前者後者論を組み合わせた

ひろこ理論にくぎづけでした!!!

 

ひろこさん、すごいマーマーガールで、

SHIEN学ワークショップからのお付き合いなのですが、

まさかこんな日が来るとはねーと

しみじみ語りあいました。

 

ああ

何もかもが

おもしろすぎました。

 

 

うつくしい景色、

さあ、どうなっていくでしょうか。

 

今日は、夜遅めに、

mmbsのメルマガ配信があります!

こちらもどうぞお楽しみに!

 

 

どうぞ、すばらしい週末をお過ごしください!

 

 

服部みれいでした!

 

 

チャオ理論