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21年手帖&カレンダーのこと

みなさん、こんにちは!

あっという間に10月も半ばを過ぎ、

いよいよ2020年も

やんわりと年末ムードになってまいりました。

 

……と!

毎年ですと

ここで

エムエム・ブックスから発売の

手帖やカレンダーのおしらせをさせていただくところなのですが、

来年は、手帖もカレンダーも発売いたしません。

 

ご愛用いただき、たのしみにしていただいているかたには

本当に本当にもうしわけありません。

こころからのお詫びとしまして、

この経緯につきまして

お話させていただけたらと思っています。

 

声のメルマガなどでは、

触れさせていただいているかもしれないのですが、

まず、発売をやめた大きなきっかけは、

今年の疾病騒動があります。

 

毎年、手帖やカレンダーをつくるとき、

年始から春にかけて、

入念に打ち合わせをさせていただいています。

 

ところが、今年は、とてもそんなムードではなくなり……

 

もちろん、ネットをつかって

オンラインで会議もできたかもしれないのですが、

わたしは、手帖やカレンダーの

いちばんたいせつな打ち合わせを

オンライン会議する気になれず……

 

その間考えていたんですね、

 

20202021年、どうなるかなあって。

2020年、2021……

2020年、2021……

2020年、2021……

2020年、2021……

2020年、2021……

 

 

わからない!!!!!!!!!!!

となりました。

 

いやね、毎年、翌年のことがわかっていたかといわれると

どこまでわかっていたか、という話になるんですけれど、

それでも、その中で、

わたしなりに確かなインスピレーションがあったんです。

 

そのインスピレーションに基づき、

手帖やカレンダーを企画し、

つくらせていただいていました。

 

でも、今回は、

もちろん疾病騒動の最中、ということもありましたけれども、

とにかく「まったくわからない」というのが

正直な気持ちだったんです。

まったくあたらしい世界になるかもしれない、といったらいいか。

 

そんな、わからない気持ちのまま

手帖やカレンダーをつくるのは

なにかとても、不自然だし、

読者の方々にもしつれいだと感じました。

(あたらしい世界に相応しい手帖やカレンダーが

きっとあると思うのですが、

その世界になってみないとわからないな、という感覚がありました)

 

『皇の時代』(小山内洋子=著)という本を読んだこともあるかもしれません。

 

なにかね、世界が、宇宙タイミングがすべてになって、

何かを計画したり、

3か月後にあれをしてこれをして、なんていう世界じゃ

なくなっていくんじゃないかな、とか。

 

いや、『皇の時代』によれば

500年かけて、変化していくそうですから、

何も来年いきなり手帖もカレンダーも不要な世界になる!という

つもりも毛頭ないのですが。

いずれにしても、これが、わたしの身に正直に起こったことであり、

またわたし自身、

手帖やカレンダーに費やしていたエネルギーを

4年出していなかった『まぁまぁマガジン』や、

そのほかの著作の編集、執筆に費やしたい、

岐阜・美濃での「みの虫暮らし」(土とともに暮らす暮らし)を

充実させたい、

より自分自身の表現をしていきたいと思ったことも

ベースにあります。

 

今、ありがたいことに

たくさんおといあわせもいただいているのですが、

できれば、手帖で行っていた

「月のワーク」などは動画などでもできるかもしれませんし、

別のかたちで、よりブラッシュアッップして

お届けできるかも、なんて思ったりもしています。

2021年以降は、その時、その時のひらめきで

行っていく感じになるんでしょうか。どうでしょうか。

 

くりかえしになりますが、

手帖、カレンダーに費やしていたエネルギーを

あたらしい著作、表現、本に

昇華していけたらと思っています!

 

いま、たくさん、すばらしい

手帖やカレンダーが発売になっています。

ぜひあたらしい出合いを

たのしんでいただけたらと思います。

 

また2022年は気が変わるかもしれませんが、

今年はこんな気分でした。

自分の気持ちに忠実でいることが、

表現の上で、とても大事にしていることです。

めぐりめぐって、

みなさまに、伝わっていくと思っています。

 

どうかご理解いただけましたらさいわいです。

 

手帖・カレンダー著者|マーマーマガジン編集長

服部みれいより