別マーアーカイブ

トップ > 別マー特集 :murmur magazine no.17 冬のセックス大特集 > 01『新連載 夏目祭子さん 聖なる性のはなしを、もう少し』第1回「古代マヤ文明の聖なる性」

Special Issue 別マー特集

更新日 2012/12/14

メニュー

夏目祭子さん 聖なる性のはなしを、もう少し

第1回 古代マヤ文明の聖なる性

おかげさまで早くも大好評の『マーマーマガジン』17号のセックス特集ですが、
本誌巻頭インタビューでは、作家の夏目祭子さんが、
わたしたちのセックスへの思い込みを軽やかに解き放ち、
海のように深く大らかな本当の性の世界への扉を開いてくれました。
今回から夏目さんのギュッと濃縮された性の神秘満載のインタビューこぼれ話を、
3回にわたってお届けします。
第1回目は、「古代マヤ文明の聖なる性」。
自然と調和した暮らしを営んでいたマヤ民族の性愛の世界に迫ります。

聞き手=服部みれい(本誌編集長) 取材と文=林美穂

古代マヤの聖なる性教育とは

━━*古代マヤ文明では、日本の縄文時代と同様「聖なる性」の時代だったそうですね。

夏目祭子さん(以下、夏):はい。マヤでは、性は宇宙と同一のものと考えられていて、とても大切にしていました。長い間大きな戦争もなく、平和な世の中が続いたというのも、そこに関係があるのだと思います。

━━マヤの性教育は、どんなものだったのですか。

夏:マヤでは、7歳ごろから、自然の美しさを教えることから性教育がはじまるんです。思春期になると、人間の性交がスピリチュアルな感覚で表現された絵文書を見せながら教えていきます。最終的には、男性が結婚可能な年ごろに近づいたところで、女性の神官が1対1で性交の実技教習を、1年近くかけて行っていたそうです。

━━神官ということは、位が高い方ということですよね。

夏:その通りです。マヤは男女平等な社会でしたから、男女の神官がいたんです。

━━大人の女性に性のこころ構えと技術を教わるというのは、理にかなっていると思います。日本にも、昔、夜這いの習慣があって、親は息子が年ごろになると、村の未亡人のところに行かせて性の手ほどきをしてもらったという話を聞いたことがあって……。

夏:そのころの村社会で暮らす人々は先祖代々知った者同士で、人と人との隔たりがあまりなかったのでしょうね。今のように個人主義ではなくて。

━━「誰が産んだ子どもであっても、みんなの子ども」というような意識があったのかもしれませんね。大らかで、村全体がひとつの家族みたいな。今の時代、性の教科書はAVなどになっているわけですよね。「からだ」で学ぶというより「頭」で学んでいくものになってしまった、というか。もう、マヤや夜這いのような性教育は現実的に難しいのでしょうか。

夏:難しいでしょうね。現代は核家族化が進んでいますし、個人意識も強いでしょう。相手が教師の立場だとしても、交わったことで恋愛感情や所有意識が芽生えてしまう可能性もあります。さらに情報社会で、どうやっても相手が誰か特定されてしまいますよね。個人的には、そんなふうにはじまる恋愛があってもいいとは思いますけれど、「性教育」となるとよくないのではないかしら。

心身が浄化されるセックスを

━━では、マヤでは熟年世代のセックスはどんなふうだったのですか。

夏:マヤでは長老にあたる52歳以降も性生活が奨励されていました。つまり、人間の性の目的が生殖だけではないということを理解していたからなんですね。今、日本でも熟年の方にもっと性を謳歌してほしいという風潮が出てきましたよね。実際、性エネルギーを交流させることで生命力が高まりますし、病気にかかる率も下がるといわれています。エネルギーが活性化されますから。

━━夏目さんが本誌で語ってくださったような、こころもからだもゆっくり融け合って、宇宙と一体になれるようなセックスが実現したら、健康にはこの上なくよいでしょうね。

夏:深〜い、癒しになりますよ。ゆったりとしたスローな交わりは、肉体とエネルギー体ともに、より深く融け合わせることができます。そうしてお互いにエネルギー交換できると、人は心身ともに、ときにはカルマだって、浄化されるんです。

第2回に続く)

*古代マヤ文明……紀元前4世紀ごろから紀元後9世紀ごろにかけて、メキシコのユカタン半島を中心に栄えたといわれる。16世紀に侵略を受けた後、マヤのシャーマンが口伝により400年間守り続けた太古の叡智を詳しく知りたい方は、NAGAK'U奥義学校HPをご覧下さい。 http://www.nagaku.com/
◎夏目祭子さん 最新トピック!
★毎年ご好評の月イチ3回シリーズ★
◎『愛する力を高めるセクシャルパワー講座』
1〜3月クラス参加者募集中! (単発参加も可)
前半:ディープなお話とシェア会(2時間)
後半:月経血キープ力向上で布ナプ生活にも役立つボディワークレッスン
   「骨盤底筋&中心軸ウェイクアップ・ヨガ」(2時間)
※前半のみ・後半のみ参加も可
日時:
【土曜午後クラス】前半13:30〜15:30/後半15:45〜17:45
第2回 2月23日(土)
第3回 3月16日(土)
【月曜夜間クラス】前半のみ19:00〜21:00
第2回 2月25日(月)
第3回 3月18日(月)
会場:東京・新宿区のテイク・イット・イージー1号店1階
(東京メトロ東西線早稲田駅2番出口より徒歩8分)
http://www.takeit-easy.net/access.html
※くわしい内容はこちらをどうぞ
http://www.takeit-easy.net/workshop/cat62/post-34.html
http://www.takeit-easy.net/workshop/cat62/post-35.html
★バレンタイン前夜に贈る・はじめての男子会企画★
◎『Talking Bar TRUE SEX』
13の月の暦&ソウルメイトセミナーで活躍中の村上弘枝さんとのダブルナビゲーターでお届けする、“真実の性”についてカフェバースタイルでオープンハートに語り合う夜話会です☆パートナーの女性といつまでも飽きない聖なる性を10年間楽しまれている男性のお話も聞けます。
日時:2月13日(水)19:00〜22:00
会場:東京・新宿区のワンキッチン
(東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅4番出口より徒歩2分)
http://onekitchen.jp/about-onekitchen/
参加費:2600円+フード&ドリンク各1品持参(*定員約20名)
★関西出張ワークショップ★
◎『女神力*男神力〜至福を感じるパートナーシップのために』
日時:3月3日(日) 12:30〜17:00 満員御礼・受付終了
会場:サロン・ド・すおな(奈良市学園新田町2931-3)
参加費:7000円(*定員17名)
お申込先:stera888jinrink@gmail.com 竹内
◎『女神力*男神力〜至福を感じるパートナーシップのために』
日時:3月9日(土) 12:30〜17:00
会場:サロン・ド・すおな(奈良市学園新田町2931-3)
参加費:7000円(*定員17名)
お申込先:angerheartloveyou@gmail.com 竹内
◎『あなたに知って欲しい 本当の愛の セクシャルパワー&月経血キープ・
射精キープ・快適膀胱キープの技術が身につくボディワークレッスン』
日時:3月10日(日) 13:30〜16:30(17:30〜20:00懇親会)
会場:大阪市立難波市民学習センター講堂(OCATビル4階)
参加費:3000円(当日4000円) (*定員100名)
お申込先:rivernow.com@gmail.com リバーナウ.com 今川
★聖なる性の本に登場するタントリック・ツインの樹に会える屋外ワーク★
◎『縄文エネルギーを体感する春分ワークショップ』
日時:3月20日(水・祝) 13:00〜17:00
会場:千葉市花見川区の犢橋貝塚
参加費:3000円(*定員特になし)
お申込み:http://ameblo.jp/matsulico01/
プロフィール
【なつめ・まつりこ】 
作家、カウンセラー、「ヒメ・ヒコの学び舎」主宰。特に「性」と「食」の仕組みの真実の解明を得意分野とする。《からだの声を聞くアンチダイエット》提唱者として、食生活と体型に悩む人々のサポートを行い、多くのダイエッター、摂食障害経験者、医師・セラピストから支持されている。「聖なる性の真実」に基づいた「魂に響く性教育」語り部として、講演活動やワークショップも開催。著書に、『なぜ性の真実「セクシャルパワー」は封印され続けるのか』(ヒカルランド=刊)などがある。
http://ameblo.jp/matsulico01/

※夏目祭子さんインタビュー『聖なる性のはなし』は、本誌17号でご覧いただけます


※夏目祭子さんインタビュー『聖なる性のはなし』は、
本誌17号でご覧いただけます