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<終了>ささたくやTABIの音楽会&お話会

(写真=尾嶝太)

 

9/6 追記:

おかげさまで、8日(金)、9日(土)ともに、

満員御礼!となりました。

今後、キャンセル待ちで承ります。

メール、お電話でご連絡くださいませ!

 

 

サラダの本』が絶賛発売中の

ささたくやさんのイベントのお知らせです!

 

朝晩涼しく、過ごしやすくなった初秋の美濃で、

9月8日(金)、9日(土)と2日間、

ささたくやさんの音楽会とお話会を開催いたします。

 

高知・四万十在住、TABI食堂でおなじみのささたくやさん。

馬と共に中米を旅したり、

インディアンの人々と生活をしたり、

グアテマラで瞑想中心の生活をしたり、

世界60か国以上を旅しました。

 

9月8日(金)の「TABIの音楽会」は、

世界の旅で出会った楽器と、

ご自身の声を使った独自のスタイルで演奏します。

カリンバの爪弾き、ディジュリドゥ、ホーミー……。

 

さらに、さささんはこの夏、トゥヴァ共和国へ

ホーミーを学びに旅してきたばかりだそうです!

そんなトゥヴァでの旅行の話や

さらにパワーアップしたホーミーやディジリドゥの音色を

たっぷり楽しんでいただけます。

 

心地よい振動に身をゆだね、さながら瞑想のような時間と空間に、

ぜひ、浸りに来てくださいませ!

 

9月9日(土)の「TABIのお話会」では、

今までの旅から学んだ知恵、独学で学んだ靴づくりのこと、

それぞれの旅先で出合った人々のことなど、

旅中に撮った写真たちとともに、お話を聞かせてくれます。

 

 

ぜひ、秋の香り漂う美濃に、

あそびにお越しくださいませ!

 

 

〈日時〉

◆9月8日(金)

TABIの演奏会:18:00~20:00

 

◆9月9日(土)

TABIのお話会:17:00~20:00

 

<定員>

各日、先着15名さま

 

<ご参加費>

ドネーション

※「ドネーション」について、下記のささたくやさんの

ことばをご一読くださいませ

 

〈開催場所〉

「エムエム・ブックス みの」のあるうだつのあがる町並み某所

(ご参加いただける方に、ご連絡いたします)

 

〈ご予約方法〉

・店頭にて:エムエム・ブックス みのでお申込みいただけます

・お電話:0575-46-8168(営業時間 12:00-17:00)

・メール:event@murmurmagazine.com(担当やまだ)

下記のようにメールをお送りください

 

***

 

件名:「ささたくやTABIの音楽会 or お話会」予約希望

本文:

・お名前(ふりがな)

・電話番号

・メールアドレス

・生年月日

・ご在住の都道府県

・ご参加希望の会(8日|金 TABIの音楽会 or 9日|土 TABIのお話会)

・ご参加人数

 

***

 

【TABIのお話会にむけて】ささたくやさんのことば

今までに旅を通して本当に様々なスペシャルな体験をさせてもらってきた。そして、そのスペシャルな体験の中に身を投げ出すためには、決断に準備、そして行動をしてきた。決断をしたときから物事は動き出す。

こうして、自分の体験に耳を傾けてくれる人たちにお話をすることも、また大切なシェアという形なのかもしれない。ぼくの体験をみんなとシェアしたいと思う。

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日本での大学生時代から旅を始めたぼくは、大学を卒業してもまだまだ旅がしたかった。けど、世間一般的にはその行為は、認められるものではなかった。もちろん、一般的なものから外れてしまうのは怖かったし、将来への不安もいっぱいあった。その目に見えないプレッシャーに自分を押し殺さなければいけないとさえ思った。けど、心の声を無視することは出来なかった。そうしてしまうことが、その先で一番後悔してしまうことになってしまうとわかっていたから。

旅立つ前の、両親との話し合い、それはとても苦しいもので、今でも心にとても強く残っている。「これから、おまえはどうやって生きていくんだ』、子を心配する親の言葉。ぼくは両親の問いかけに、答えらなかった。「それを見つけに、旅をしにいくのです。」父は最後に言った、「お前の人生だ、思う存分やったらいい。その場の欲求の解消だけの旅をしては駄目だ。継続的な旅をしなさい、旅の経験がこれからどんどんとその先に繋がっていくように。そして、これからはお前一人で生きていくんだぞ。」この言葉を旅中に何度と思い返したことか。この言葉のおかげでぼくは、〈旅を旅で終わらしてはだめだ、旅を生活にしなければ〉、という決意が生まれた。旅を生活にするためには旅先でお金も稼がなければいけない。このハングリー精神のおかげで、旅で音楽を奏で、手をつかってものつくり、靴もつくった。お金を稼ぐ術を身につけていったのだ。今までの旅で身につけてきたことが、今、日本にいても生活の糧となって紡がれていっている、父のあの一言のおかげだ。

ぼくは大学の卒業認定をもらうと、卒業式にも出ずに日本を飛びたった。それから、馬に乗って旅をするという、夢だったジプシーのような生活に飛び込んでいく……

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【ドネーションについて】

TABIのイベントでは、音楽会やお話会など「カタチ」のないものはなるべくドネーション形式で行いたいと思っています(「カタチないもの」とは、はきっりと言えば、料理等のように経費がかかるものではなく、「もとで」がゼロで出来るものです。もとでがゼロのものならば、自分自身に負担がかからずに快く納得して気持ちよくできるというのが、いまの私の現状です)。

ドネーションで会を行っている理由を、ここで明確に説明します。

「お金」とはとても便利なツールであること。そのツールをどういった意識で、気持ちで、扱うかということがあります。

◎まずは、お金第一に物事のやり取りが行われると、主催者側としても結果得るものがとても少なくなる可能性があること。お金とは一人一人の境遇によって持っている額が異なると思います。しかし、ただ唯一の「お金」という物差しでだけでさまざまな可能性が狭まるのはとてももったいないです。人によっては、お金ではなくそれ以上の何かを差し出せる可能性を持っているかもしれません。そしてその人が真に正直な心で差し出したものを受け取ることで、何かが生まれてくる可能性があるのを実感しています。

◎旅のお話会を催すという目的は、「自身のために、他者のために、そこで新たな可能性が生まれること、新たな出会いが生まれること。」であります。また、いままで僕がさまざまな機会で受けて来た恩恵を次の人に渡す行為でもあります。その目的のためには、その行為に対して「金額を設定する」ということは、自分の心の中で疑問が生まれてきてしまいます。自分に正直で在れるようにと、心の声を大切にします。

◎ドネーションという形で金額を設定しないということで、一人一人が「お金を払う」という行為を自発的に考えるきっかけになって欲しいという思いもあります。また、「いくら払うか」、「いくら払えるか」ということも自分の心に正直になって考えてもらいたいです。もちろんドネーションというのは任意ですので、全くお金を払わないというのも結構です。しかし、ドネーションを受けとる側も、もちろんこの社会で暮らしている以上はお金は大なり小なり必要であり、そうした相手を思いやる気持ちも、もちろんそのドネーションという行為の中に含まれていると思います。

◎ドネーションという形で、今の自分が心より納得して催しを行っている経緯は、今までぼくが出会った人々の姿から受けてきた影響でもあります。お金優先ではないコミュニティーの在り方に、確かなものがあること、そこから先に広がって行く大きな可能性が含まれていることを目の当たりにして来たのです。その未来への光りを、すこしでも自発的に実践して行きたいです。

◎以下の文章は、以前に伊豆で自給自足を営むDionと一緒にパーマカルチャーワークショップを行ったときに記載したものです。このシャーマンのお話にも、さまざまなレベルにおいて、大きな意味が内包されています。

『先住民の癒しの文化において、シャーマンやメディスンマンの立場の人たちは、決して自分たちの癒しの見返りに報酬を求めたりはしません。というのも、このような人たちは、自分の特殊な能力は天から授かったものであり、他者に施す癒しそのものも授かったものであると心で理解しているからです。もし、仮にシャーマンやメディスンマンが、自分の施しの見返りに金額を提示するようなことがあれば、もはやそれは天から与えられた神聖なギフトではなくなってしまうのです。こうしたギフトは人から人へと譲り継がれて行かなければなりません。もしその流れが淀んでしまえば、その力は毒となりうるでしょう。このシャーマンやメディスンマンが持っているメディスン(薬)の力を持続していくためには、あくまでギフトとしてあり続けなければいけないのです。同時に、そのコミュニティーで一緒に暮らす人々もシャーマンやメディスンマンが自分たちのところへ特別なギフトを運んできてくれることを深く理解しているのです。彼らの暮らしの物質、社会、そして精神面においての滋養をもたらしてくれるギフトです。人々がシャーマンやメディスンマンに差し出すギフトは、物質的生活を支えることです。こうして各々が自分たちが与えられたギフトを理解し、お互いに助け合いコミュニィーとしての暮らしを営んでいます。』