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終了 木工家・川合優展を開催中!(〜19日)

 

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エムエム・ブックス みのでは、

岐阜在住の木工家・川合優さんの展示会

「SOMA Masaru Kawai」を開催中です。

 

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現在、日本中どこの山にも杉や檜が生えていますが、

それらは全て、先人の手によって一本一本植えられたものです。

しかし今の我々は、そんな身近にある木を使おうとせず、

海外の森林を伐採した木材ばかりを使っています。

かつては美濃を流れる長良川にも、

上流で伐採した杉や檜を筏に組んで流していた風景がありました。

木を育て使うことが、よりあたり前に生活に溶け込んでいた時代です。

今展では、そんな日本の針葉樹でつくったものを、

再び感じて頂ける機会になればと思います。

 

                          (川合優)

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今回の展示会では、川合優さんが今秋スタートした

針葉樹でつくるブランド「SOMA」の作品を展示しています。

「SOMA」とは、今ではほとんど聞かなくなってしまったそうですが、

杣(そま)、つまり山の仕事をする方たちのことだそうです。

 

作品は、 屑入れやお皿、様々な用途の箱などの小さなものから、

棚や椅子、鏡などの大きなものまで……

すべての作品が本当に、魅力的なものばかりですが、

実は、今回、ぜひ! ご覧いただきたい作品があります。

 

それは、川合さんが近くの古い神社(洲原神社)から

(倒木をきっかけに)譲り受けた、

樹齢約500年のすばしい杉を製材、加工した作品です。

 

直径約50センチの大きな丸太が、はたしてどんな作品に仕上がっているのか!

ぜひ、ご自身の目で確かめてみてください!

(とは言いましたが、ご都合が悪かったり、

岐阜まで足を運べないかたもいらっしゃると思います。

また、このことについては近々、写真と一緒にご紹介させていただきますね)

 

また、先日9月11日(日)には、

川合優さんと三浦豊さん(森の案内人、庭師)による関連イベント、

「森歩きの達人と行く、美濃の森散策」を開催いたしました。

当日は、雨の予報だったにもかかわらず、なんと一日中、快晴でした!

森の案内人の三浦さんにひとつひとつ丁寧に説明をしていただきながら、

美濃の街や山を散策しました。

 

ひとりひとりが勉強できることや、感じることの多い、

とても、とても充実した会になりました。

 

町の片隅で見つけた小さな草から、大きな木まですべて、

三浦さんの言う、「街は森に還ろうとしている」ということばを深く感じ、

そして、そんな草木の強い生命力に励まされました。

 

今回の川合さんの展示作品もまた、わたしたちの身近な木が使われています。

見て感動するだけでなく、ひとつひとつ手で触れ、香りを感じ……

目を閉じると、まるで、森の中で木に触れているかのような感覚に。

 

そんな感覚を、きっとおひとりおひとりに味わっていただけるはず。

すてきな体験になること、まちがいなしです!

 

さらに!

来週の9月18日(日)、9月17日(土)は、

「川合優さんに教わる、木偶づくり」のイベントを開催します。

9月18日(日)は満席となりましたが、9月17日(土)は2席空いております!

ご興味のある方はお早めに、ご予約ください!

ご予約はこちらまで。

メールアドレス:event@murmurmagazine.com)

 

みなさまのお越しを、

こころよりお待ちしています。 

 

【開催日時】

「SOMA Masaru Kawai」

9月10日(土)〜19日(月・祝)

平日12時−17時 土日祝10時−17時

※展示期間中のお休み: 9月13日(火)