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みれいニュース

0120|人智学再び|共同体|海くんの平和道場!

R0059247

 

 

 

 

「ここドルナッハで、何よりも入念に訓練され、教えられるものは、

ゲーテ的観察態度とは何か、ということである。

自然界でかたちづくられつつあるもの、それは

植物の葉でも、赤ん坊の歯でも、ひとつひとつ取り上げて、

『じっと見つめて考える』ことなのだ。

それをただ物質的に分析するだけの方法とは異なって、

ゲーテ的観察態度とは、『直観』でなければならない。そして

ゲーテの次の命題につらぬかれていなければならない。

『生きた自然界には、全体との結びつきのないものは、何ひとつ生じない』」

 

 

「シュタイナーの人間観の結果を、手っとりばやく見てみたいと思うならば、

その人間観に共鳴するひとびとと付き合ってみることだ。

『自由の哲学』に従って、断固としてあらゆる道徳的なお題目を超えたところで、

そして、いやみな宣伝もぬきにして、彼らは模範的な行動をする。

弱い人や障害をもった人、病人、学校にかよう者、そういう人々に

彼らが手をさしのべるとき、わざとらしさがない。

自分でしっかりと見ているやり方、まっすぐ立ってほんとうにやりぬくという

姿勢なのだ。それを感じとるためには、

彼らが作っている7つの病院、12の治療施設、数多くの老人ホームや

障害者の村、そしてもちろんヴァルドルフ学校に行ってみるとよい」

 

『シュタイナーの学校・銀行・病院・農場 アントロポゾフィーとは何か』

(ペーター・ブリュッゲ=著 子安美知子|クリストリープ・ヨープスト=訳)より抜粋

 

 

みなさん、こんにちは!

年末年始から何となくシュタイナー関連の本を

まとめて読みはじめて、

何回か目のシュタイナーブームがやってきています。

 

ヴェーダの森で

久しぶりに、TM教師の方々と長い時間を過ごして

思い出したのが、

ヴァルドルフ学校(シュタイナー学校)の教師たちとの

極めて高い類似性でした。

 

すごく似ている。

 

瞑想的に(両者の瞑想の意味は、異なるとは思いますが)

意識の世界や精神の世界を大事にして、

ある部分修行的に生きているせいなのかどうなのか。

 

ずっと一定に保たれている朗らかさ、

気持ちの良い気高さ、

中立性、積極性、穏やかさ、柔らかさ、

でも、同時に、たくましさもある……。

もちろん、個人差はあるかとは思うのですが。なんか、そんな感じ。

 

そういうわけで、シュタイナーのことをあれこれ思い出して、

本をあらためて読み始めたのですが……。

 

 

いやあ、

人智学(アントロポゾフィー)やアントロポゾーフたちのこと、

学校もわかる、農場も何となく、医療も想像がつく、、、

となるのですが、

銀行、、、経済のこととなると、すごいですね。

 

 

あまりこれまで

人智学の考えをベースにした経済や、銀行について

あまり読んだりしたことがなかったのですが、

これは、すごい。

 

お金の問題を前にした時に、

無私のわたしになれるかということもだし、

自身のエゴとか、そういったことを

どう手放せるか……。

 

20名ほどで共同で預けている、プールしたお金を

そのメンバーが使うわけですが、

どんどん服を新調する人、ヨットを買うという人、

借金の肩代わりをするという人、、が現れた時、

こころを乱さないでいられるか???

 

しかも苦行難行ではなくて……

「善人」ぶるのでもなく、

共産主義ということでもなくて、

共同のお金を、メンバーたちのことも考えながら

使っていくとか、使う人たちを見守るとか、、、

ううむ、なるほどーとうなってしまいます。

 

と!言いながらも、

エムエム・ブックス、

マーマーマガジン編集部も

超・部分的ではありますが、

「お金」について、

もっと自由な発想で取り組めないか、

少しずつ考えてやれることからやってきました。

 

公表できない部分もありますが、、、

まずもって、わたしが代表を務めていた頃から

アルバイトの人に、タイムカードはつけませんでした。

全部、自己申告制。

たくさん書いても、わかりません。

すべてその人の友愛的精神とでも言うのでしょうか。

それに依拠し、提出をしてもらっていました。

 

あと、現在、編集部の手づくりランチの材料費は、

完全にスタッフ(食べる人)のドネーションで賄っているとか……。

 

まあ、ちいさなことではありますが、

あまり「世間的にこうだ」というような考えから

自由になって、

自分たちのチームの大きさとか、

現在のメンバーの状況とか、

そういったことに併せて、ものごとを

極めて流動的に、しかし、軸はしっかりもって、

決めていくようにしています。

 

その時の構成員に合わせて

意識の鍛錬をしていくというような感じ。

(鍛錬と言っても苦行じゃないですよ〜)

 

こうした態度は、やはり、

アントロポゾフィーの本を読んでいると、

そこはかとなく、自分自身の意識の深い部分に

影響を受けて、

行っていることかもしれないなあと思ったりします。

 

この本にもでてきますが、

人智学をベースにした化粧品会社ヴェレダ(みなさんもよくご存知の)などは、

儲けすぎないように、とか、

社長の賃金は、最低賃金の7倍を超えないようにするとか

(この本が出た頃の話です)

そういう取り決めもあったとか。

 

共同体とか、あと、こう、数名で何を推し進めていくときに、

ものすごい頑固でもダメだし、

ものすごい「ドウデモイイ!」って感じでもダメだし、

何というか、

極めてやわらかい思考と、

芯にあるあたたかな、かつ、たくましい思考と、両方が

凛とあるというか、確固としてある、ということが

必要だなあと思います。

何より、周りの人たちへの静かな感謝が、いつもある、

そういう人で溢れている必要があるというか。

 

それは、冒頭にもあるように、

自然を観察すること(本当の意味で)

などから滋養を得て、

成長していける思考の感覚なのかもしれないなあと思います。

 

 

「自分が」「自分が」と自分のことしか考えないのもダメだし、

かといって、「自分に何も考えがない」というのも厳しいですし、

「世間体」を考えた行動でまとまるほど

もう単純な時代でもないですし、

誰か強いリーダーが居て、

その人の言いなりというのも古い感じがするし、

なんというか、

あたらしい時代、人がたくさん集まる場所には、

本当の意味で成熟のようなものが、

必要とされるなあと思います。

 

あの、2014年の

マーマーなフェスなどは、

本当にそういう思考や行動が集まった場所、

成熟が400人分集まるとどうなるか、という

場所だったようにも思いますが……。

 

重なりのないところに重なりができる凄さ……。

思い返してもすごい場でした!!

 

 

と!!

マーマーなフェスといえば、

あのフェスを成功に導いた

大切な人がいます!

 

そ!

海・ソーヤーくん。

 

海くんが、いよいよ、

千葉のいすみ市に、

(フォーメン2号のパーマカルチャー特集で、

編集者の岡澤浩太郎さんが書いてくれた)

ブロックスのような場所を

つくろうとしています!!

 

 

どどん!

 

パーマカルチャーと平和道場

さらに詳しくはこちらへ!

 

 

 

ちょっぴり海くんのメッセージを紹介しますね。

 

「今年の4月にイスミ市(千葉)に引っ越してから数ヶ月後、

様々な縁で2600坪の土地を見つけて、

『パーマカルチャーと平和道場』を2017年の春から

本格的にはじめたいとおもっている。

Greenz.jpの鈴木菜央さんや

TUPを日々支えているメンバー、

そして多くの若者とチームを組んで

試行錯誤しながら準備を進めている。

道場は、これからの時代を生きるのに必要な技術を学び、

「消費者」から「文化の創造者」になるために、

 

 

 

1、自分と世界の探求

2、暮らしをつくる技術

3、社会をつくる技術をコミュニティー

 

 

 

として学べる場所にしたい。

そして辛いときや絶望したときの

拠り所(養生の場)という役割もビジョンの重要な部分。

 

2600坪の敷地には築100年は経っていそうな

立派な古民家の周囲には穀物小屋、

道具小屋、ちょっとした広場、森、竹林、畑があって、

春までに古民家を人が住めるように改修したい」

 

 

ということです! 養生の場!! 必要!!!

 

クラウドファンディングが、あと12日! だそうです。

目標金額まで、あと136万円くらいかな?

 

詳しくはこちらを見てくださいね。

 

 

 

 

こういう場所で

自分も学びたいという方。

休める場所を都会の近くに持ちたかったという方。

パーマカルチャーを学びたいという方。

コミュニティーでのコミュニケーション始め

具体的な技術を学びたい方。

いろんなあたらしい時代の動機に応える、

そんな場所になりそう。

 

なんか、昔のコミューン、みたいなのより

もっとオープンで、明るくて、いい意味でてきとうで、

ネガティブな意味での「宗教」がない、

でも、光に照らされている、

そういう場所になりそうですよね!

 

日本に来て、

ゲリラ瞑想をしたり、

パーマカルチャーを伝えたり、

非暴力コミュニケーションを教えてくれたりしていた

海・ソーヤーくんが、

満を持して、

今度は「実践の場」をつくることに、

すごくあかるい未来を感じています。

というか、必然の流れ! ですよね。

本物の自由が実践される場。

まさに、「あたらしいひかり」って感じがします。

 

ぜひ、みなさん、

クラウドファンディングをはじめ、

興味をもった方は、

ご自分なりに、コミットしてみてくださいませネ!

 

***

 

 

と、そんなことを考えていたら、

先ほど、美濃のうだつの上がる町並みで、

ある方と出会い、

どうも近くに「マチュピチュ」みたいな場所があるよ!

とすてきな情報をゲットしました。

 

そう!

岐阜ってマチュピチュみたいな場所がたくさんあるみたいなんです。

 

すごいでしょう。

 

ディープ・岐阜、です。まさに。

 

 

いつか、わたしたちも

マーマーな養生施設、

つくれたらすてきです。

 

 

***

 

 

年末年始、なかなかごっつい毒出しが

あちこちで起こっているようですけれども、

出たら、出たでおしまい。

最高のクリーニングの好機、として、

そうして、本当に、

自分自身に戻る、本来の自分の仕事をする、役割を果たす、

と、そういうことが

まさに迫られている感じがします。

もう、自分自身に戻るしかないですね。

メッセージは、どんな時でも、自分のうちにあります。本当です。

わたしもクリーニングを続けたいと思います。

 

 

さて!

エムエム・ブックスみのでは、

来週、「てのひらワークス」さんの、

靴の受注会があります!

 

 

 

 

まだお席があります。

きになる方は、ぜひチェックしてみてくださいませ!

 

 

あと!

みれいセレクト、

年始のセール今日21時までです。

ぜひチェックしてみてくださいませね。

 

 

 

 

わたしは、来週にもいよいよ1年の計画を立てようかなと思っています。

大きい計画は立てているのですけれども、

細かな計画を、旧正月前に、、と思っています!!

 

 

みなさんも、

どうぞ、よい週末を

お過ごしくださいませ!

 

 

 

 

 

海・ソーヤーくんとほぼ同じ髪型にした(わたしは人工的に!)

服部みれい、ど、えした!

 

 

おまけ

 

懐かしい

イアン・ソーヤーくん(15号などで登場!!)のメッセージ!!

(平和道場への応援メッセージ! あいかわらず!! 日本調!!)

 

 

デトロイトにいるんだってー!

元気そう!! お話ししたい!!

イアンくん、メールくれたらうれしいです!

 

アメリカのれいこさんには、またメールします!

(遅くなっていてごめんなさいー)

 

 

 

チャオ酢論!