まり〜

(わたしはマリイを呼ぶときこうして書きたいのだ。声にだして呼ぶときもそんな気分で呼んでいるのだ。)
に、はじめてあったのはついこないだで。
その際、まり〜に向かって「えっ!あのマリイですか?」とゆった。
そのとき「マリイ」は正直まだみていなくって
(ごめん)
なんだけど、ある昼下がりの頃。
無性に「マリイ」をみてみたいとおもって。
「マリイ」の中身実態なにも知らないで買ったんだよね。


わたしね、ぶっちゃけ、写真の良し悪しってあんまりよくわからないんです。
難しいことよくわかんない。
何がイケてんのかさっぱりわかんない。
実はみんながサンゴーサンゴー言っててもよくわかってないよ。
でもそれでいっかな、っておもってんのよ。
大丈夫。問題ないんだよね。


一哲さんってさ。
いまどき人が言わないようなことを
平気で恥ずかしいようなことを
口にするの。
なんか、そうゆうのすっごいよくって。
写真と一所懸命一所懸命向き合っているよね。
(いや、みんな一生懸命やってんだろうけどさ)
でさ、すっごいうれしそうに「いい写真撮れた」ってゆうわけ。
で、すんごいいつも笑顔でニコニコしていて。
でも一回怒らせたことがあって(笑)でもでもまたそのあと今にも泣きそうな顔でやっぱりごめんみたいなこと言っていて(笑)
このひとのことそんな知らないけど器用になんて立ち回れないし、わかんないけど生きるの下手くそなんだろうなって勝手におもっちゃって。
なんかそうゆうひとが懸命にいとおしいとおもうものやしゅんかんばっかりを撮ってきたんだなって(なんかそんな表現さえ稚拙だなっておもうんだけど)すごいグッときちゃってさ。
なんかよくわかんないけど泣きそうになっちゃったんだよね。
泣きたくないから泣かなかったんだけどね。

だって一哲さん、まり〜のことだいだいだいだいだいすきじゃん。


松岡一哲とマリイみたいに
わたし、と、あなた、になれたらいいなっておもったの。

「わたしたち」
になんてなれなくって全然よくって
「わたし」と「あなた」でいいなって
おもったんだよね。


なんかとにかくわかんないけどいいな〜って。
まあ根本的にこのひとたちのことがすきなんだとおもうよ。

たかやまより
髙山エリ|たかやまえり|Eri Takayama
スタイリスト。ファッション誌や女優のスタイリングのほか、2015年 NHK連続テレビ小説「まれ」、2018年 映画「リバーズ・エッジ」など映像作品の衣裳全般も手掛ける