番外編☆わたしの手帖 2016 種とりの話
こんにちは!
『わたしの手帖 2016』、たのしんでいただいてますでしょうか?
超自信作の『わた手』ですが、
なんといっても注目していただきたいのが、
ボリュームたっぷりの付録(なんと80ページ!)。
ここでは、付録の番外編として、
「野口勲さんに聞いた! 種と種とりの話」(20〜21ページ)でご紹介した
固定種トマトの種とりのしかたを、
もう少しくわしく、写真とともにお届けします。
紙数の関係で掲載できなかった写真や、取材時のこぼれ話も必見!
手帖をお使いの方も、もちろんそうでない方も、
固定種の種とり、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
◼トマトの種とりのしかた
1 完熟したトマトの上部を切り、中の種とゼリーの部分を取り出します(スプーンですくってもきれいに取れます)
<種とりこぼれ話>
トマトはギリギリまで木につけたまま完熟させて、収穫してからも、涼しい場所で4〜5日追熟させます。果肉は腐っても種は腐りません(収穫してからも種は成長していきます)。果肉がぶよぶよしてくるまで置いておくと、種が実っていきます。
2 取り出した種とゼリーをビニール袋などに入れます。雨を避けて2〜3日発酵させると、ゼリーが分離して、種が取り出しやすくなります。発酵は、常温の涼しい場所で行います
3 2をボウルにあけて水洗いします。もし袋の中でかびが生えていたら、その部分だけとりのぞきます。ごみを取りのぞきながら、水がきれいになるまで繰り返します
4 種をザルにあけて、天日にあてて乾燥させ、さらに数日、陰干しをします
<種とりこぼれ話>
固定種のミニトマトなら、そのまま干してドライトマトにして、冷蔵庫で保存しておくだけでOK! 春になったら、そのまま植えると数十本の芽が出ます。そして弱いものは枯れるなどして、自然に選別され、いいものが残ります。自然の循環を手軽に体験できます。ぜひお試しくださいね!
◼固定種の種を買うなら
ところせましと並べられた固定種の種、種、種! 日本各地の伝統野菜の種がずらりと並び、見知らぬ野菜の姿や味を想像するだけで、ワクワクしてきます。わからないことは、スタッフの方が丁寧に教えてくださるので、初心者の方でも安心です。
野口のタネ/野口種苗研究所
埼玉県飯能市小瀬戸192-1
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