インタビュ―☆わたしの手帖 #5 東野翠れん
“じっくりと生活に向き合うことの助けになっています”
こんにちは。編集部員の川口ミリです。
昨年末にスタートした「インタビュー☆わたしの手帖 2016」も最終回。
ゲストは、写真家、文筆家、モデルと多方面で活躍中の、
文科系女子のあこがれ、東野翠れんさんです。
『わたしの手帖 2016』(略して『わた手』)を気に入ってくださったと聞き、
さっそくお話をうかがいたいとオファーさせていただきました。
聞けば、特に惹かれているポイントは「ことば」だとおっしゃいます。
今回はそのわけを、実際の使いかたとともに、わたしたちに教えてくれました。
――翠れんさん、はじめまして!
はじめまして!
――さっそくですが、『わたしの手帖 2016』の好きなところを教えていただけますか?
はい。みれいさんのことばが、そこかしこに記されているところが好きです。
――マンスリーカレンダーの毎月の扉や、ウィークリーカレンダーページの右上など、はっとするようなことばが散りばめられていますよね。以前の手帖とこの『わた手』とで、使いかたは何か変わりましたか?
「何時にどこどこ」というように、予定だけを書き込むことは減り、「こんなことを軸にして過ごそう」というアイデアのような書き込みが増えました。メモしているうちに、今やりたいこと、やったほうがよいこと(!?)や、からだの状態や変化についてのことまで気づかされたりして、とてもおもしろいです。
――へえ! 具体的には、マンスリーカレンダーとウィークリーページをそれぞれどのようにお使いになっているんですか?
時期の全体が一度に見えるマンスリーカレンダーに実際の予定を書いています。ウィークリーカレンダーには、先ほどお伝えしたような、もっとぼんやりした抽象的なことを書いています。
――自分との打ち合わせをされているんですね!
そうですね! さらに自分と向き合いたいときには、より書き込める『わたしのダイアリー』を使いたいと思っています……!
――手帖とダイアリーとを組み合わせて使っていただけてうれしいです! さて、おしゃれな翠れんさんにお聞きしたいのですが、『わた手』のデザインはいかがでしょうか……?
どこかなつかしい表紙の色合いが好きです! 大きさも、とても気に入っています。いつもお財布と一緒にポーチに入れ、持ち歩いています。
――中身は、使ってみていかがですか?
とても使いやすいです。付録編の、美濃と岐阜の観光案内を読み、想像をふくらませるのが好きです(笑)。あとは「13の月の暦」のツォルキンが気になります!
――日ごとのツォルキンが示す計6つのワード、意味深いですよね。はじめにも、みれいさんのことばのことをおっしゃっていましたが、翠れんさんは、『わた手』のことばの部分を特に気に入ってくださっている感じがしました。
子どもが3歳になったのですが、会話を通してコミュケーションをするようになり、再び、ことばと向き合うようになりました。というのは、2年間くらい、ことばがあまり重要に感じない時期があったんです。そんな変化の中、『わたしの手帖』はごく自然に生活の中に落ちつきました。
――たしかに『わた手』は、ことばを自由に読み、また自由に書くのに最適なツールですね。
今は、ことばを通して、イメージを重ねることのたのしさをや大切さを再確認しているところです。この手帖が、じっくりと生活に向き合うことの助けになっています。
――すてきなお話をありがとうございました!