インタビュ―☆わたしの手帖 #4 服部福太郎
“男性も『わた手』をつかったら、僕みたいに変わる可能性がきっとあります”
こんにちは。編集部員の川口ミリです。
「インタビュー☆わたしの手帖 2016」4回目では、初の男性ゲストとして、
エムエム・ブックス社長の服部福太郎さんの登場です。
男性の間ではまだまだビジネス手帖が優勢で、
『わたしの手帖 2016』(略して『わた手』)の男性ユーザーは
まだ決して多くないのでは?
……ということで、今回の福太郎さんのインタビュー記事は、
『わた手』が気になってらっしゃる男性、そして
パートナーに手帖のプレゼントを画策中の女性に、
ヒントがきっとあると思います。
――福太郎さんも、今までインタビューしてきた方々と一緒で、『あたらしい自分になる手帖』から、みれいさんの手帖をつかってきたんですよね?
そうです! 最初は、2012年にみれいさんの編集ゼミに通いはじめた頃に買いました。
――『わたしの手帖 2016』を紹介するzine『裏手帖マー』では、ご自分のことを「手帖フリーク」とおっしゃっていましたが、ほかの手帖と比べて、みれいさんの手帖のどこが好きですか?
ところどころにみれいさんのことばが散りばめられ、読みものになっているところです。
――印象に残っている読みものがあれば、教えてください。
「本来のわたしになっていくときに起こりうることリスト」です。『あた手』だけでなく、『わた手』の黄色い付録編にも載っています。「名前が変わる」、「仕事が変わる」、「住むところが変わる」など10つの項目がありますが、最初に買った「あた手」を使い終わった頃に振り返ってみたら、僕自身、そのすべてが変わっていたんです!
――それはすごいですね……。『わた手』を使用しているみなさまにも、1年後、ぜひ振り返ってみていただきたいですね!
はい! 気づけば変化していた、ということ、たくさんあると思います。
――それでは、『わた手』の話に移ります。まずデザインがだいぶ変わりましたよね?
重量感が好きですねえ。軽すぎず、重すぎず。重さについては、「持っている」という感じもないといやなんです。このコンパクトさに、この重さ……すごくいいです。
――以前の『あた手』もかわいくてすてきでしたが、それよりもだいぶ、男性が持ちやすいデザインになったかもしれないですね。
そうですね。マーマーボーイはマーマーガールに比べたらまだ少ないですが、男性も『わた手』をつかったら、僕みたいに(人生が)変わる可能性がきっとあります。もしかしたら、変化の振り幅という意味では、女性よりも大きいかもしれません!
――たしかに、自分との打ち合わせをする男性って、まだ少ないかもしれませんね。
男性だとどうしても、ビジネス手帖を使うことが多い。でも『わた手』をつかって、男性も自分の中に眠る女性性も自分の中から引き出せるようになったら、より内面がつよくなれるんじゃないかなと思います。これからの時代は、男性も女性性をうまく取り入れたらいい。個人的には、活躍しているビジネスマンこそそうあるべきだと思っています。
――『わた手』は仕事用にしても便利なところが多いですよね。
ウィークリーカレンダーは、1週間の予定が見開きで見られるのがいいですね。「13の月の暦」のメッセージもパッと見ることができますし。
――13の月の暦を生活の中に取り入れてみて、いかがですか?
奥が深くて、今も未知の暦です(笑)。だけど、メッセージを読むというだけでもいいかなと思っています。今も、何らかの作用を自分にもたらしているかもしれないし。ちなみに、『わた手』の見返しには、自分の誕生日のKINを、ホ・オポノポノのはじまりのことばと一緒に描き入れてみました。
――お、かっこいいですね! カレンダーは、どういう使いかたをされてますか?
マンスリーには予定を書いています。ウィークリーはいろいろと試してみてます。
――へえ! どんなことを試してきたんですか?
昨年12月に使いはじめた頃は、『わたしのダイアリー』発売前ということもあって、日記として使っていました。『ダイアリー』を手に入れてからは、その日会ったひとの名前リストを書きました。「けっこうな人数に会ってるなあ」と思いながら(笑)。その次は、その日思いついたアイデアをメモしました。
――かなり変遷があったんですね。
で、結局今は、事細かなTO DOリストに落ち着きました。
――前回インタビューした山田さんもそうだといってました。この使いかた、いいですよね!
今はビジネス手帖っぽい使いかたになってきてます。内面のことも、『ダイアリー』があるからあまり書いていない。でも、また変わる可能性もありますね。
――ほかに、『わた手』で好きなところはありますか? すごくマニアックな部分でもいいです。
見返しのデザインと素材感が気に入ってます。いい色の厚紙! 特に「所有者おぼえ」のデザインがすごく好きです。
――たしかに、この感じはなかなかないかもしれないです。ところで、特製ペグシルは白をつかっているんですね。
白だけじゃなく、全3色を気分によって交代で使っています。芯が丸くなってきたら、とっきんとっきんにしつつ……(笑)。
――ペグシル上級者!(笑) 最後に、読者のみなさまへコメントをいただけますか?
『わた手』はどう使ってもいいです。きまじめにやってもいいし、そうじゃなくても、どう使うかは自分次第。何も書かないまま、余白が1〜2週間続くこともありますよね。そんなときに自分を責めたりせず、「あ、わたし、こういう期間もあったんだな」と、それすら振り返りのきっかけにするような余裕を持って、たのしく1年間の相棒にしていただけたらうれしいです。僕がすごく変わったように、とてもパワーがある手帖だから、お守りとして持っているだけでもいいと思う。とにかく自由に、気楽に、使っていただきたいです。