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読者の広場

0729|あたらしく、自由になっていきます

 

本日は、神奈川の読者・msさんからの

お便りをご紹介します。

msさんが「あたらしく、自由になっていきます」と

思うに至った、そのエピソードが綴られます。

 

 

みれいさんをはじめて知ったのは、

冷えとりをはじめた頃でした。

冷えとりのことをいろいろと調べているうちに、

ネットで『マーマーマガジン』に出合い、

2010年だったかな……、

その頃から『マーマーマガジン』をはじめ

書籍を拝読しています。

 

一度だけ、女性のからだと食事に関するセミナーに参加して、

お会いしたことがあります。

そのときは緊張して、会釈だけでした。

 

先日、『わたしらしく働く!』を読みました。

その前に、稲垣えみ子さんの『魂の退社』を読んでいたこともあり、

みれいさんの本を読み終わった瞬間に大泣きしました。

(毒出しかも!?)

 

おふたりの共通意見として、

「仕事=合掌/会社」でも「仕事=お金」でもないこと、

「働く=人のために働く」ということを

強く感じました。

 

そして、「みれいさんの今までの著作は、

こうやってできあがってきたんだ」としみじみ思い、

「自分のふがいなさ」「努力の足りなさ」などの

自己否定的な感情とともに、

「わたしはまだこれからやれる」

「わたし、やらないと!」という

自己肯定的な気持ちも湧いてきました。

 

それというのも、

『あたらしい自分になる本』

はじめて読んだときから数年経っていますが、

遅ればせながら、

ここにきて大きな変化が見えはじめたのです。

これまでも、ちょこっとしたことは起きていたのですが、

ここ数か月間の変化はすごいのです。

自然を味方につけるということは

こういうことかと実感する日々です。

 

たとえば、先日、引越したのですが、

引越し日はあいにくの雨……だったのですが、

荷物の搬入搬出時には雨がやんだり、

引っ越し業者が来る時間も予想していた通りだったり、

友だちとの断れない約束に行きたくなくなったら、

友だちのほうからキャンセルされたり、と、

自分が思った通り、よい方向にことが進むことが

多くなりました。

 

 

そして、昨日、ついに来ました!

 

わたしは、どちらかというと

便利すぎる世の中に疑問をもっていて、

24時間営業のコンビニやネット通販に対し、

否定的な態度をとっていました。

 

自分では、それらに依存しているつもりはなく、

利用頻度は低いと思っていましたし、

引越し先についても、あえて、

前よりも不便な立地を選ぶつもりでした。

だから、引越先の条件にも、

「コンビニ徒歩◎分」は、

入っていませんでした。

それが、引越先から徒歩1分のところに

たまたまコンビニがあったのです。

 

そうすると、

引っ越したばかりでお店がわからないことを理由に

(完全なるいいわけです……)、

コンビニの利用頻度が上がり、また、

いろいろと生活雑貨をそろえるのにも

ネット通販のA社の利用頻度があがってきたのです。

なんだか、自分の中に、モヤモヤした

ダークな感情がうずまいてきたのです。

 

そして、ついに、ことは起こりました!

 

その日はたまたま、

「A社があれば、どんな土地でも暮らせるよね」と

便利社会に対する皮肉をこめて、話していました。

 

夜になって、わたしは積んでおいた

A社で注文して、届いた荷物を開けました。

それはポスターフレームだったのですが、

「やっとお気に入りのポスターを貼れる」

と思ったのもつかの間、

フレームはがっつりと折れていました。

おそらく、配送途中の破損だったのでしょう。

 

すぐにA社に連絡をとったのですが

(21時なのに連絡がつくのもすばらしく便利です)、

怒りを爆発させてしまい、大クレームに発展!

 

結局、返金というかたちになったのは

「さすがA社」的です。でも、

対応者にも問題があったのです。

その方の一方的な対応に、怒りは増長され……

「もう二度とA社は利用しません」と、

メールしました。

 

そもそもネット通販は一方通行的なものなのに、

そこに怒った自分に笑えました。

 

(付け加えれば、A社へ不信感をもち、

問い合わせたのは二度目でした。)

 

そこまできて、はっと気づいたのです。

 

わたし、「A社を使うのをやめたかった」、

「何でもいいから怒りたかった」、そして何より、

「このフレーム好きじゃない、返品したい」ってことに……。

 

たぶん、稲垣えみ子さんだったと思うのですが、

新聞のコラムで

「買い物は投票です。応援したい人に一票入れる行為です」

とおっしゃっていて、すとんと腑に落ちたのです。

 

そう、ちょっとでも安く買おうと思って、

よく探しもしないで、A社に依存していた

自分を反省しました。

製品をつくった方や、そこで働く人たちについて

考えたこと、ありませんでした。

損しないことばかり考えていた自分が恥ずかしい……。

 

手に入らないものを無理に手に入れようとは、もうしません。

「自然に任せていれば、きっと向こうからやってくる!」

そう信じることにしました。

 

それで今朝、見事にスマホを家に忘れました

(スマホもいつか手放したいもののひとつ)。

 

これで確信しました。

「わたしは、どんどんあたらしくなる」って。

そして、「みれいさんに手紙を書く」って。

 

手紙は、いつも書こう書こうと思っていましたが、

「出しても自己満足になってしまいそう」

なんて思っていました。

 

だけど、今回のエピソードだけは報告したいと思って

思い切って、手紙をしたためました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

 

宣誓!!

わたしはこれから、

好きな自分、嫌いな自分、だめな自分、

すべての自分を受け容れて、そして許します。

さらに、どんどんあたらしく、自由になっていきます。

 

みれいさん、これからのご活躍をたのしみにしています。

 

(msさん|神奈川県)