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読者の広場

『わたしらしく働く!』を読んで(7/19)

 

このたびは、

仙台でアートをされている読者さんが、

『わたしらしく働く!』を読んで

送ってくださったお便りを、

紹介させていただきます。

 

 

はじめまして!

いつも『マーマーマガジン』やみれいさんの本を読んで、

ふむふむ……と色々と学んでいます。

 

『わたしらしく働く!』を読ませていただいて、

本当に勇気をもらいました。

 

 

わたしは今、32歳です(もうすぐ33歳)。

 

20代は本当に何も考えず、

興味がある事に体当たり!でした。

 

でもやはり、

30代にさしかかるにつれて

「自分の人生について

もっとしっかりしなければ……」

なんて考えはじめて、

何だか、自分に対して

少し窮屈な状況を、あえて

仕向けていたと思うんです。

 

 

わたしは、アート作品をつくっていて、

活動しながらも収入も必要なため、

リラクゼーションの仕事をしています。

 

「リラクゼーションは収入のため」

と割り切ってはいました。

でも、アートの方がうまくいってないと、

「リラクゼーションの方に

重きを置いたほうが

自分のためなのでは?」

 

などと思いはじめて……。

 

でも、どっちつかずに

芯が定まらないまま

グラグラし続けていました。

 

 

ただ、ふしぎなことに、

リラクゼーションのほうへ熱が入っても、

何かしらのかたちで

行き止まりになることが起きます。

 

その点、アートのほうは

何もしていない期間が長いにしても、

何かしら、水面下で進展があります。

自分も、ふと気づけば、

作品のために、手を動かしています。

 

 

ちなみに、『わたしらしく働く!』の中で、

みれいさんが、“リムジン”に乗らなかった体験について

書かれている箇所があると思うのですが、

わたしも似たような経験をしたことがありました。

 

だから、その部分をお風呂で読みながら

ポタポタと涙をこぼしました。

「わたしと似た境遇の人がいるんだ」

と思ったら、何だか、泣けてきたんです。

 

 

そんなこんなを経て、わたしはまたあたらしく

わたしの人生を、わたしらしいやりかたで

スタートしています。

今は仙台にいますが、

元々住んでいた東京へ戻ろうと思っています。

 

まだまだ模索中ですが、

わたしにとってのインスピレーション源であり、

成長できる街で、おおいにたのしもうと思っています。

 

 

わたしは3.11のあと、

ひとつの物語をつくりました。

制作していたその“日々”を

作品のかたちにして、

今東京で開催中の展示で

発表しています。

 

 

長い、長いお手紙を読んでくださり

ありがとうございます。

これからも、わたしたちの

こころが目覚めるような活動を

たのしみにしています!!

 

本当に、ありがとうございます。

 

夏が少しずつ近づいてきている仙台より

 

(こうじさん|宮城県|32歳)