冷えとりガールズ

#17 秋の「生マー」冷えとりガールズ大祭 レポートその1 ソックス重ねばき編

#17 冷えとりガールズの集い

 

初回アップ|2009年10月30日

 

みなさん、こんにちは!

先日、東京渋谷・ピコバーで行われた「マーマーガールズ公開座談会2009年秋」、

(勝手に)別名「冷えとりガールズ大祭」でお話しした内容を

ダイジェストでお届けいたします。

冷えとりをこれからはじめようかなと思っている方から、

ビギナーの方、ぜひ参考にしてください。

文=服部みれい(『マーマーマガジン』編集長)

 

ソックスはこうして重ねています

生の「冷えとりガールの集い」では、まず、わたしがどうやって靴下をはいているか、実際に、その日はいているものをいったん脱いでから、はいて、お見せしました。
当日はいていたものは

1枚目 絹の5本指ソックス
2枚目 綿の5本指ソックス
3枚目 絹の先丸ソックス
4枚目 綿の先丸ソックス
5枚目 フェアトレードのウール100%のごついソックス

ふだんは、1~4枚目をはいて、さらに、3と4枚目と同じ素材と形のソックスをもう一回(ここで6枚になる)、そこに、ウールやアルパカのソックスを2~3枚重ねています。
つまり、全部で8~9枚はいているということになります。
絹綿の混紡ソックスなどもはいたりしますが、基本は、このように、絹綿の重ねばきを6枚して、さらにウール、という具合です。
当日は、靴はサボをはいていました。サボは、かかとがないのでソックス重ねばきのときにとてもむいていると思います。

ちなみに、いま、いろいろな重ねばきソックスが売られていますが、足首をしめつけるものは、最終的にはおすすめできません(入門編として、2枚くらいの重ねばきをしたりするのにはいいと思いますが)。

本誌第5号「夏の冷えとりファッション」でご紹介した、子すずめ・くらぶの重ねばきソックスのように、1枚1枚がとても薄くて、ふんわりとやさしく足を包むものがおすすめです。これは、この秋から、マーマーマガジン編集部でも取り扱うことになりましたので、販売がはじまりましたら、またおしらせしますね。

 

はきかたは、こうしています

ふだんは、半身浴をして、お風呂からあがってすぐに、まず靴下からはきはじめます。靴下を重ねばきして、レギンスを、これまた絹、綿と3枚ほど重ねばきしたあと(レギンスでも、靴下と同じような状況をつくります)、しばらく上半身は、裸でいるか、薄着でいます。
寝るときも、下半身は真冬のかっこう、上半身は絹のタンクトップか半そでです。

このコーナーのはじめのころのコラムでも書きましたが、生まれてはじめて、この重ねばきソックスをはいた日の翌朝、部屋が、すごく臭かったのを覚えています。当時、アーユルヴェーダの解毒法なども積極的にやっていたので、一気に、足から「気」として毒素が出たのかもしれません。窓をすぐにあけないといられないほど、「ムンッ」としていました。
ちなみに、寝ているときは、特に毒素が出やすいのだとか。というわけで、外ではくのはちょっと、と抵抗のある方は、寝るときだけでも試してみてください。

 

靴下がやぶれるわけ

本誌最新号の進藤幸恵さん(冷えとりアドバイザー)の連載でも「靴下が破れるわけ」が掲載されていますが、しばらくはいていると、靴下が破れてきます。それも、一番外側ではなくて、1枚目や3枚目が破れてくる。それは、「気」として出てきた毒素によるもの、といわれています。破れる箇所によって、内臓のどこが悪いのかがわかります。

よく「かかとが破れる」という人がいますが、これは、腎臓、膀胱、生殖器関係の毒によるといわれています。わたしは、最初かかとが破れて、いまは、足の側面(小指の外側からかかとの手前あたりまで)が破れますが、これも、同じく腎臓、膀胱、生殖器関係の毒だそうです。かかとよりも、もう少し弱い毒だと聞きました。詳しい理由は、本誌最新号をぜひご覧ください。かかと以外の破れる箇所の説明も掲載されています。

また、当日会場では、「1枚目ではなくて、3枚目が破れるわけは?」との質問がありました。後日、進藤幸恵さんに聞いたところ、毒の量が多いため、1枚目でもちこたえられなくて、2枚目、3枚目とバトンタッチしていった結果、3枚目で破れるのではということでした。おもしろいですね! 破れる箇所や何枚目が破れるかは、変化していきますので、ご自身で観察してみてください。
(ご質問くださった方も、ぜひ、今度は1枚目が破れるようになった! とか変化があったら教えてくださいね。)

わたしの知り合いで、がんを患ったことがある人は、靴下が破れるのもとても早かったです。寝たきりの方など、3日でビリビリに破れてしまったという例もあります。

 

ファッションはどうする?

「重ねばきソックスをはくと、パンプスがはけない」という声もあって、「確かに!」と思います。わたしも実は、パンプスのおしゃれが好きで、冷えとりをはじめる前はパリの女の子をきどって、はだしでパンプスをよくはいていました。
いまも、どうしても、というときはストッキングがきらいなので、(なんと)はだしでパンプスをはきます。でも、年に2~3回くらい。時間も短いです。そして、その日は、いつもの何倍も時間をかけて半身浴をします。冷えて冷えて、しかたがないからです。

それ以外の日は、靴下をたくさんはくファッションを楽しんでいます。
いまは、ショートブーツでかわいいものもたくさんあるし、いろんな工夫で冷えとりファッションを楽しめます。
いろいろ着飾って、自分でいくら「おしゃれ」と思っていても、からだが冷えて顔色が悪かったり、こころがブス子だったら、ぜんぜん「おしゃれ」じゃありませんものね。
ぱっと見たときに受けるよい印象、というのは、内側から輝くように溢れる魅力があってこそ、だと思います。
それには、「冷えていないこと」が本当に大事だと思います! 冷えとりガールは、もう、そのままで美しいし、かわいいし、魅力的になるはずなのです。

とはいえ、技も大事! 本誌次号でも、「冬の冷えとりファッション」の提案をしますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

チャオ!

 

「秋の生マー2009」会場の様子