冷えとりガールズ

#16 自律神経失調症、流産を経て 冷えとりで、ふたり目の子を妊娠 Hさん(35歳)

#16 冷えとりガールズの集い

 

初回アップ|2009年9月11日

 

28歳で自律神経失調症になってしまったHさん。

その後、お子さんを出産するも、妊娠中は体調がすぐれず、

たいへんな思いをしたといいます。

「冷え」を自覚しつつも何もできなかったというHさんですが、

「冷えとり健康法」をはじめて、ほどなくふたり目の子を妊娠。

ひとり目の子の妊娠のときと、冷えとりをしてからの妊娠は違うと聞き、

レポートしてもらいました。

Hさん、おねがいいたします。

 

仕事のストレスで自律神経失調症に

2009年の年明けから、冷えとり健康法をしています。もともとわたしは社会人になった20代の頃から、アロマセラピーや玄米食、足裏マッサージ、温泉巡りなど、自然な方法で健康を維持することに興味があって、いろいろ試してきました。

その反面、ストレス解消のために、スナック菓子や甘いものを食べ過ぎたり、外食ばかりしたりと、不摂生な食生活をすることもしばしばで、結局、あまり元気ではありませんでした。いつもからだが冷えていて、イライラしていました。

そんな生活を続けた結果、28歳のときに、仕事でのストレスがきっかけで、自律神経失調症になってしまいました。それから何年もの間、ひどいめまいに悩み、からだはますます冷えて体温が35度台になりました。また、その頃に結婚したのですが、生活環境が一変した影響から心身のバランスが取れなくなり、さらに仕事でのストレスはひどくなり、1年後には職場で人目もはばからず泣き続ける状態になって、1か月間休職することになってしまいました。

 

妊娠中もからだにトラブル

その後、体調が回復してきたので復職し、間もなく息子を妊娠しました。心待ちにしていた妊娠でしたが、さまざまなトラブルがありました。妊娠4か月頃からおなかが張りはじめて、8か月のときに切迫早産で約1か月間入院しました。入院中はずっと点滴をして、洗面とトイレ以外からだを動かすことが禁じられていたので、退院する頃には、階段一段すら登る筋力もなくなっていました。

出産時は、陣痛とともに足がとても冷えて、病院に電気アンカを用意してもらいました。なんとか無事に出産したものの、産後はなかなか体力が戻らず、少し出かけるだけですぐに疲れてしまいました。育児休暇を取っていたのですが、復職できるだけの体力と気力がなくなってしまい、結局退職しました。その後、また妊娠したのですが、そのときは6週で流産してしまいました。

 

家族でスタート

からだが冷えていると自覚していながら、冷え性を改善できないままでした。温泉やマッサージでは一時的に改善するものの、結局また冷えるし、からだを温める食べ物を摂るように気をつけても、冷やす食べ物にも手が伸びてしまう……、この繰り返しでした。

そんなことから冷えとりを試してみようと思ったのです。靴下を重ねてはくこと、半身浴をすることの2つを実行するだけだったので、とても簡単にできそうに思えました。

また、夫も冷え性なので、わたしに付き合って冷えとりを試すことになりました。夫は、肩こり、腰痛、足のつま先のしびれ、頻繁に風邪をひくなど、いつもからだのどこかが不調でした。数か月に1回は腰痛や風邪で仕事を休んでいました。

さらに息子の冷えとりもすることにしました。進藤幸恵さんのお話では、子どもは靴下2枚の重ねばきでも効果があるということだったので、息子は絹と綿の靴下2枚を重ねばきさせて、半身浴をしっかりするようにしました。

 

早々と夫と息子に効果が!

冷えとりの効果は、すぐに夫に表われました。数日のうちに腰痛が改善し、足のしびれがなくなりました。それから以前ほどからだが疲れなくなり、風邪をひかなくなりました。冷えとりを始めてから、腰痛や風邪で仕事を休まなくなりました。

夫は冷えとりで体調が大きく改善したので、知人に冷えとりの効果を紹介しています。寒冷じんましんに悩んでいた知人は、冷えとりをしたら、じんましんが出なくなったそうです。

また、息子もよく風邪をひいていたのですが、冷えとりを始めてからあまりひかなくなりました。熱が出てもすぐに下がり、以前よりもからだが強くなったようです。

 

再び念願の妊娠

一方、わたしはまた妊娠したかったので、靴下の重ねばきと、おなかに絹の腹巻をすることにしました。冷えとりをしてみると、からだがとても温まり、今までの自分のからだがどれほど冷えていたのかよく分かりました。冬は下半身が温かいので上半身は薄着で快適にすごせましたし、夏になってからは、冷房の強い場所にいてもからだが冷えすぎることがなくなり、わたしも風邪をひかなくなりました。

そして冷えとりを始めてから半年になる頃に、また妊娠しました。今は5か月目ですが、息子を妊娠していたときと比べるとからだは冷えませんし、おなかもあまり張りません。先は長いので油断は禁物ですが、無事に出産できるように、以下のことを実行、計画しています。

・今までどおり、冷えとりをする
・食事はよく噛んで食べる
・毒出しのお茶を飲む
(どくだみと、げんのしょうこの煎じ茶や、ルイボス茶を、安定期に入ってから)
・陣痛を待つ間、足湯をする
・生まれたあかちゃんに、靴下を重ねばきさせて、冷えとりをする
(息子が新生児のとき、足がとても冷たかったので)

 

「冷えとりは気持ちいい」は本当でした!

冷えとりは足が温かいばかりでなく、絹の靴下のおかげで足がいつもさらさらして快適です。普通の靴下一枚をはいているときの方がよほど足が蒸れ、時間が経つと冷えましたし、湿った靴下が不快なので、帰宅するとすぐ裸足になっていました。入浴は、夏はシャワーを浴びるだけでしたが、今年の夏は半身浴をしっかりしています。半身浴をすると、湯冷めしにくいだけではなく、肌がしっとりします。

進藤幸恵さんも言われているように、冷えとりはとにかく気持ちがいいのです。靴下の重ねばきも半身浴も生活の一部に定着しました。からだの毒がどんどん出ているのか、靴下はいまだに破れ続けています。冷えとりを続けて、家族みんなの体調がどう変化していくのか、楽しみにしています。

 

☆レポートしてくださった方:H さん

35歳、主婦。

夫(36歳)と息子(3歳)の3人暮らし。

2009年の年明けから家族で冷えとり健康法を実践中。

現在妊娠5か月目。