冷えとりガールズ

#9 冷えとりレポート2 わたしは「ハレ」依存症!?

 

文|服部みれい 初回アップ|2009年3月27日

 

前回、冷えとりの会のレポートを届けてくれたE子さん。今回は、その後編をお届けします。冷えとり健康法のもうひとつのポイント、「食べすぎないこと」についてのレポートです。では、E子さん、よろしくおねがいいたします!

 

食生活の乱れが冷えを呼ぶ

さて、冷えとりのもうひとつの重要な要素「食べすぎない」ということに関しては、いまいち声が小さくなってしまうわたしでしたが、やはりこの日の幸恵さんのお話を聞いているうちに、無意識に習慣としているじぶんの食生活がどれだけ冷えを呼ぶものなのかに気づかされました。

幸恵さん曰く「冷えとりをしながら、たくさん食べてしまうのは、せっかく川をきれいにしているのに、上流からまた新たなゴミをどんどん投げ込むようなこと」。

マーマーマガジン編集部で酵素玄米や具沢山のお味噌汁、おいしいおつけもの、などのお昼をいただきながらお話を聞いていたのでなおさら思ったのです が、こういう食事がこんなにしあわせに感じられるのに、なんでせっせとからだを冷やすような食べものばかりを選んじゃうのだろう??? これは「からだが冷えているともっとからだが冷えることがしたくなる」という法則が見事にあてはまるわけですが、だとしたら断ち切れるのは自分だけです。

 

自分への本当のご褒美とは?

幸恵さんのお話を聞いた帰り道、なんとなく立ち寄ったデパ地下には「ご褒美」的な食べものの大洪水。それがまた誰かのからだをモリモリ冷やしていくのかと思うと頭がクラクラしました。

(本誌&別マー連載中だった)カワムラタマミさんのクラニオ日記にも「ハレ」と「ケ」について書かれていましたが、もうこの「ご褒美」の洪水は完全に「ハレ」依存症! 「ハレ」は人生を華やかにはしてくれるかもしれないけど、「ケ」という土台がしっかりしていてこそはじめてたのしめるものだったはず。

冷えとりを知ってしまった今、自分の不調の原因がそこにはないだなんて、わたしにはもういえません。 本当に「自分にご褒美」をしてあげるなら、まずからだの冷えをとってあげないとね!(キラーン)ってこころで思いながら、デパ地下を後にしました。

翌日、2時間の半身浴(新記録です!)。風呂場の窓を開けてひんやりとした空気を感じながらじんわり汗をかいていくのは、理屈抜きに気持ちがいいものです。

わたしの冷えとりは、大切な誰かの冷えとりでもあると、しつこいですが信じているのです。

 

☆レポートしてくださった方:E子さん
夫と子どもの三人暮らし。すてきな本と音楽が死ぬまでそばにあってほしい!と思うほどの、本好き、音楽好き。昨年秋、流産をきっかけに、冷えとりをスタート。