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新米社長福太郎便り

69 デスクワークをやめる

 

 

 

 

夏の夕方、ガーデンで静かに腰をおろすのは、人生最大の喜びのひとつです。

それは他にはない瞬間、過去にもなく、将来にもない瞬間です。

また、その場所は、他にはなく、この宇宙にさえそっくり同じところのない場所です。

(中略)

しかし、ガーデンにいて直接感知できるものは、

実際に起こっていることのごく一部にすぎません。

とてもちいさい虫があなたの手の甲を這っているかもしれません。

ちいさすぎて簡単には見つかりません。

ようく見てください。

目に見えるガーデンのうしろにあるミクロの世界の水平線から、

あなたは覗いています。

そこでは、先ほどの虫は巨大動物です。

その先の世界はさらにちいさくなり、一方、数や種類は多くなります。

ダニ、菌類、原虫類、バクテリア、ウィルスなどがいて、

それぞれの複雑な社会に組み込まれています。

(中略)

最近、生物学の分野には、

最小の微生物から地球全体まで、

生物界全体がひとつの系の一部であるとする見方があります。

これは、もっとも偉大な洞察のひとつといえるでしょう。

なぜならば、生物界は一体であり、一体のものとして進化してきたからです。

あなたのガーデンは、この基準からいうと、

非常にちいさいものと非常に大きいもののちょうど中間にあたります。

そして、そこから両方に延びている道を、

少しは見ることのできる位置にあります。

 

(『ナチュラルガーデンブック』ピーター・ハーパー=著 、産調出版=刊より抜粋)

 

 

みなさま、こんにちは!

前回のブログでもお伝えした通り

デスクワークが減り、土いじりばかりしだした福太郎です。

そんなことを言いながら、ここ3日間ほど東京に出張に行っておりました。

 

でもどこに行っても、誰と会っても

土のこと、庭のこと、田んぼのこと、小屋のことを考えたり、話したり

お店に行っても、庭や小屋で使えるものばかりを探してしまいます。

 

東京から美濃に帰ってきて、このブログを書いているのですが

ほんとうにデスクワーク、つまり机の前に座って仕事をするのを

やめてみようと思います。

なのでこのブログは玄関の土間の腰掛に座って書いています。

他にも冷蔵庫の上にパソコンを置いて立ちながら書けるな、とか

パソコンや書き仕事ができそうな場所を探してみると・・・・

意外にもいくつかありそうで、なんとかなりそう、と

なんだかひとりで楽しい気持ちでおります!!

 

冒頭で引用した『ナチュラル・ガーデンブック』は

東京出張中にお伺いしたブッククラブ回さんで見つけたものです。

まだ最初の方しか読めていませんが、とっても面白いです!

 

 

この瞬間の時間と空間は今しかない、という感覚(BE HERE NOW!)

そしてすべては一体であり、両方に延びる道がみえている、という感覚

(ぼくはこれを「すべて繋がっている」感覚だと思いました)

このふたつの感覚、まだ自分の庭では感じたことがないけれど

自分の田んぼに居るときに、たまんなくなる時がよくあって

その時の感覚はこのふたつの感覚だなぁ〜、だと思いました。

 

 

まずはこの感覚たちを自分たちの庭(会社の庭)と

自分たちの家(会社)でも感じられるように・・・

 

自分でもよくわからないけれど笑

とりあえずデスクワークをやめますっ!!!!

 

 

デスクワークをやめるとどうなるのか??

その経過もこのブログでお伝えしていきます!!

 

(福太郎)