murmurbooks

新米社長福太郎便り

向き合うことで気づくこと by萌

どしゃぶりの雨があがり、夏の暑さがもどってきた美濃。

とんぼの姿も見かけるようになり、秋の気配も感じます。

 

 

マーマーマガジン編集部の棚には

全国各地に500店ほどある、

お取扱店さんひとつひとつに関する

連絡先やお便りを保管しているファイルがずらっと並んでいます。

 

それらを“カルテ”と呼んでいて、

お店の方からいただいたお便りなども

大切にしまってあるのです。

 

今、そのファイルの整理整頓作業を

スタッフのまきさんとともに進めています。

 

実はわたし、資料の整理に苦手意識がありました。

ずらり並んだカルテを前に

できるかなぁ・・・と不安がよぎったとき、

 

福太郎さんがこう言いました。

「ぼくが頼んだ通りにやらなくていい。

ふたりで協力しあうことで起きる化学反応があると思うから」

 

そうか・・・

任された通りにやらなくてはと、

無意識のうちに思っていたことに気がつきました。

(思いこみ!)

 

そしてさらにこう聞かれました。

 

「お店側の立場だったら、

どんなふうに保管されていたらうれしい?」

 

ほう!

そんな視点をもって

資料の整理について考えたことはなかったです。

 

“どんなふうに収納されていたら使いやすいか”

というこちら側の視点に加えて、

“どんなふうにされたらうれしいか”

という、お店側に立った視点の両方を考えてみると、

整理の方法だけでなく、

このしごとに向き合う気持ちも変わってきました。

 

相手の気持ちを考えること。

大切なこととして、

いろんな場面で言われることですが、

その時々の自分の状態(忙しさや、こころの余裕など)によって

忘れてしまうこともあります。

 

自分の視点+相手の視点で

見えていなかったことに気がついたり、

あたらしい方法が見つかるということ。

改めてこころにメモしたのでした。

 

 

一日目はコツをつかみきれなかった整理整頓も、

黙々と手を動かすうちにスムーズにできる方法を発見し、

いつのまにか熱中していました。

 

隣にいた山田さんにハサミを貸したとき、

それまでずっと使っていたハサミを手放し、

カッターを使って作業してみたら、

こっちの方が楽ちん!と気づいたこともありました。

 

あるもので工夫したり、使う道具を変えることで

スムーズに進んでいくこともあるなぁと感じたり、

一見すると同じ作業の繰り返しのような仕事にも

発見がたくさんありました。

(こちらが愛用しているカッターです。昔からある日本製のもので、手に入りやすいかと思いますが、わたしは山梨の八ヶ岳のふもとにある文具のお店PAPYRUSさんで買いました! 愛らしい素敵なお店です。)

 

カルテに一日中向き合った日の帰り道。

ふと浮かんできたアイデアがあります。

 

それは、

全国のお取扱店めぐりレポートを

ブログで掲載させていただくというアイデアです。

 

カルテを整理することで魅力的なお店やひとを知り、

まだ行ったことのないところにも興味がわいてきました。

旅先やお出かけするときには、

ちょっと立ち寄ってみるのもたのしそうです。

 

福太郎さんに相談したところ、

北海道から沖縄まで、

本当にたくさんのお取扱店さんがいらっしゃるので、

全国にいるマーマーガール&ボーイのなかで

レポートを書いてみたいひとがリレー形式で書くのもよさそう!

という話にもなりました。

 

以前、福太郎さんが

いな暮らしのことをブログで紹介してくださったことがありました。

お店側としてとてもうれしかったですし、

ブログをきっかけに来てくださった方もいました。

レポートを書く側も、読む側も、

全国のお店に行ってみるきっかけになれば、

またあたらしいつながりもうまれていくかもしれません。

 

わたしもぜひ、このレポート役をやってみたいなと思っています。

 

マーマーマガジンを取り扱うことになったきっかけを尋ねたり、

どんな工夫をして販売しているか聞いてみると、

自分のお店で並べるときのヒントにもなりそうです。

 

また、旅先でお取扱店さんを訪問すれば、

その土地に暮らすマーマーガール&ボーイと出合えそうです。

その土地のおいしいもの、おすすめの場所など

教えてもらいながら、レポートするのもいいですね。

(観光案内所にはないような、ディープな情報も知っているかも?)

 

さっそく東京に帰ったら、

お取扱店さんめぐりをしてみたいと思います。

 

もしやってみたい!という方がいましたら

ぜひこちらまでご連絡ください!

info@murmurmagazine.com

 

(鈴木萌|いな暮らし)